今日から素敵にイメージチェンジ!狭いバルコニーをおしゃれに飾るインテリア術

インテリアにこだわる方でも、エクステリアはおざなりになっている方はいませんか? 「だって我が家は庭があるわけじゃないし、住んでいるマンションのバルコニーは狭いし…」と思っている方。
マンション暮らしの狭いバルコニーだって、センスとアイデア次第できっと大変身してくれるはず。ここでは自分流に素敵にアレンジしている皆さんのバルコニー・コーディネートをご紹介します。

始めは床や柵のアレンジから挑戦!

バルコニーの気になる点は床や柵。冷たいコンクリートの床は味気なく、安全性を重視した柵は趣味に合わないと思っている方も多くいるはず。一番頭を悩ます点ではありますが、ここを変えるとガラリとイメージチェンジが可能です。
床材は天然木を使用したパネルウッドや、手入れが楽なタイル、自然を感じさせるフェイクグリーンなど様々。柵とのコンビネーションも考慮して、是非自分のテイストにぴったり合ったものを選びたいですね。

ウッドパネルですっきり、広々

スペースに限りがあるバルコニーをスッキリ見せてくれるコーデがこちら。床と家具に木材を使用したことで、全体に統一感が生まれています。スクエア型のパネルウッドを敷いた床に、敢えて置くものを排除すると広々と見える効果があるので、ちょっぴりグリーンを育てるのが苦手な方や狭いスペースに悩んでいた方におすすめの使い方。

シンプルをモットーにコーディネートして、バルコニーはくつろぐ場所と決めてレイアウトするのも一つの方法です。柔らかな木のぬくもりを感じさせるバルコニーは、お天気の良い日や夕暮れ時には自宅でカフェ気分を味わえそう!

木のぬくもりで、和モダン

リゾート地のホテルの一角にあるような、ノスタルジックな気分を満喫できそうなバルコニーがこちらです。床には壁のラインに沿ってナチュラルな木の板を敷き、家具の素材も合わせて木製を配置。

こだわりがうかがえるポイントは、テーブルとチェアの脚部をシックなアイアンテイストのフレームにしているところ。木材との相性も抜群で、大人カラーのブラックが引き締め効果もバッチリ。
床に敷いたゴザやラタンの座椅子、ランプに至るまで選び抜かれた雑貨がまとまりのある統一感を生み出しています。マンションのバルコニーはスペースに限りがあるため、趣味のテイストがバラバラだと雑多な印象を与えがち。
すっきり落ち着いた雰囲気を出したいときに参考にしたいコーディネート です。

木材とグリーンのベストマッチ

こちらの床板は明るいカラーが爽やかな雰囲気です。せっかく敷いた床板のイメージにあまり合わない、味気ないマンションのバルコニーの柵。大切なグリーンや雑貨を飾るのに、見た目に納得がいかない場合はDIYで板壁作りにチャレンジしてみませんか?

こちらのレイアウトはバルコニーを素敵に変身させたお手本にしたいコーデです。大切な植物たちも、限られたスペースのバルコニーだと日光をきちんと浴びられる場所に置けるのかで悩む方も多くいるはず。
こちらは板壁に空間を作り、ハンギング式で植物を自在にコーディネートできるところが大きなポイントです。これならお気に入りの雑貨も一緒に飾ることができますね。
板壁やトレリスなどを柵に付ける場合には、強風のときにも対応できるよう、しっかりと固定しておくことが重要です。

バルコニーに箱庭を

こちらは小さめのウッドパネルを床に敷いて、柵には手を入れず、元のままのかたちを生かして光を存分に取り入れたコーディネート。床材のパネルウッドに使った落ち着いたシックなカラーが、バルコニーのレンガタイプの壁の色と見事に調和しています。ポイントは全体をウッドパネルだけでなく、清潔感を感じさせる白い砂利を敷き詰めたことで、新たな表情を持つ小さな箱庭のような空間を作り上げているところ。

小さめのテーブルを置いたことで、バルコニーも広々として見えますね。椅子はアウトドアシーンで活躍するキャンプ用チェアを用いて、家にいながら解放感ある雰囲気づくりに役立っています。
グリーンとの相性のいい雑貨のカラーリングも是非参考にしたい点ですね。

大人のシャビーシック

こちらは暖かい風合いを持つホワイトを基調とした、バルコニーにぬくもりを感じさせるコーディネートです。白はグリーンを美しく見せてくれるカラー。かすれた色合いのシャビーシック感がたまらない雰囲気です。

床材は敢えて柵に垂直に配置し、メリハリの効いた印象に。柵に取り付けた板壁は長さを変えて抜け感を漂わせており、白いカラーと相まってバルコニーをエアリーな雰囲気に作り上げてます。
お天気の良い日には、素敵なカフェ気分を楽しめるテーブルとチェアも、小さめサイズを選んだことで狭苦しさを感じさせません。
白をメインカラーにした場合、植木鉢や飾る雑貨に目が行きやすくなります。ギッシリ詰め込むのではなく、引きを計算しつつ素敵にディスプレイしたいところです。

ライトを効果的に使う

バルコニーで過ごす時間を楽しめるのは日中だけではありません。辺りを美しく彩ってくれる夕暮れのひと時や、プライベートな時間を過ごしたい、街に夜が訪れたとき。
室内だけでなく、小さなバルコニーのスペースでも、おしゃれに飾り付ければ自宅でオープンバーの気分を楽しめます。そんなときに活躍してくれるのがライトの存在。
アイデア次第で、自宅での夜の過ごし方が変わって来そうです。

自宅でバー気分

自宅にいながらホテルの最上階のラウンジでくつろいでいるかのような雰囲気が素敵なコーディネートがこちらです。落ち着いたラタンの家具と、様々な観葉植物がしっくりマッチ、南国のおしゃれなバーのような印象です。

ライトを効果的に使い、外に繋がる場所であるバルコニーの良さを最大限に生かしたお見事なレイアウト。灯りの絶妙な配置は是非真似してみたいテクニックですね。
イルミネーションライトやソーラーライトなどは、いまさまざまなバリエーションが展開されており、エクステリアを幻想的な雰囲気で演出してくれる強い味方。
バルコニーに置く場合はケーブルや防水加工の点を重視して、デザイン性はもちろん安全性も重視して選びましょう。

眺望を借景としたインテリア術

今の住まいを決めた理由はバルコニーからの眺望だと言う方もきっといるはず。毎日お気に入りの景色を眺めることができる中で、眺望を借景としてインテリアに上手に活用されている方がいらっしゃいます。
今まで景色は眺めるだけだったという方に是非見て頂きたい、自然の恵みを見事に取り入れた素敵なコーディネートをご紹介します。

燃ゆる緑をバルコニーの一部に

バルコニーの向こうに見えるのは、緑のまぶしい絶景! ただそれを眺めるだけでなく、自宅から続く景色の一部のようにコーディネートしているバルコニーがこちらです。
部屋の中から山へ向けての視線の流れに沿ってグリーンを上手に配置、ベランダも山の緑も同等に美しく心を癒してくれる眺めになっています。
バルコニーのガーデニングでも大き目なサイズの観葉植物を置くことで、バルコニーというサイズの枠に囚われない自由な雰囲気を作り上げていますね。
カフェテーブルとチェアに使った赤いカラーが緑の中の素敵なアクセントに。風景とバルコニーを存分に楽しめるコーディネートです。

大人のモダンインテリア

見事な景色に思わずうっとり! 朝・昼・晩と、いつ見ても飽きることのない美しい景色を眺めることができるこちらのバルコニーは、モダンにまとめたファニチャーがぴったりマッチして、大人の雰囲気を演出。ものを多く置かず、シンプルにまとめたバルコニーは景色との調和も見事で、スタイリッシュな空間になっています。
大人っぽい雰囲気を目指す方や、モダンなイメージのインテリアにまとめている方は、こだわりを持って選び抜いた家具をどう配置するかが腕の見せどころ。
こちらは無駄をそぎ落とした洗練されたインテリアの中で、アクセントカラーとして取り入れたシックなレッドが効いており、バルコニーで素敵な時間が過ごせそうです。

サンシェードを活用したインテリア術

バルコニーの屋根が途中までしかなかったり、日中の日差しが眩しくてガーデニングやバルコニーでの時間を楽しめないときもありますよね。あるいは外からの視線をシャットアウトしたいときなどに活躍してくれるのがサンシェードの存在。
バルコニーに付けるのは難しそう…と思っている方、必見です。こちらはサンシェードを使って素敵にコーディネートした例をご紹介します。

エレガントでコージーな雰囲気に

こちらはディアウォール材と日よけカーテンを使い、DIYで素敵なバルコニーのスペースを作り上げたコーディネート。天井と床を木材で突っ張らせるジョイント材を使ったことで、どこも傷付けることなく素敵な空間になっています。このように棚や間仕切りができるディアウォール材は賃貸の方にも強い味方。
透け感のあるサンシェードは柔らかくあたたかな雰囲気で、日差しを優しくカットし、心地よい太陽の光を楽しむことができそうです。
サンシェードの雰囲気に合わせてグリーンも小さめで儚げなものを選んだことで、バルコニーの印象がひとつにまとまった好例。統一感を出すためにお手本にしたいディスプレイですね。

モノトーンでシャープにキメる

こちらはモノトーンカラーのセンスが光るバルコニーです。サンシェードにはブラック X ホワイトのカラーを使い、縦長に配置されたストライプのパターンが、バルコニーを引き締まったシャープな印象に。
お手本にしたいのは、ベランダに置かれた雑貨のカラーリング。バルコニーの床は白をメインに、雑貨やポットも白と黒のモノトーンを見事に使いこなし、それぞれがバランスよく飾られています。
室内のカラーもモノトーンでまとめているので、バルコニーも違和感なくリビングルームの延長線としてしっくり馴染んでいるディスプレイ。
ついつい増えてしまいがちな雑貨類。お気に入りのものは全部飾りたいところですが、スペースを有効に使うためにも、少し抑え気味に飾った方がすっきりとして見えるでしょう。

バルコニーをリビングの延長としたインテリア

多くの場合、バルコニーはリビングルームの続きにあるもの。カーテンを開ければ丸見えになってしまうバルコニーは、おしゃれにデコレートすれば、リビングルームの続きの間として活用することが可能です。
ちょっぴり部屋の大きさに不満があったリビングも、バルコニーも合わせれば大きなサイズに変身! リビングとバルコニーを上手にコーディネートした例をご紹介します。

落ち着いたカラーが魅力的

シックで落ち着いた色合いのダークウッドな家具を用いた、渋めコーディネートのリビングルームの延長にあるようなバルコニーがこちらです。ガラス扉があるだけで、見た目は続きの部屋にしか見えません。
違和感なくバルコニーをコーディネートするには、こちらのようにエクステリアの家具や色合いに統一感を持たせること。また、家具の高さも気にしておきたいポイントです。
リビングとバルコニーに置く家具の大きさがあまりに違うものだと、バラバラの印象を与えがち。マテリアルやカラー、導線のバランスを見事にアレンジしたこちらのコーディネートは、バルコニーの家具選びに悩んだときに参考にしたいものです。

気になる存在の隠し方はコレ!

バルコニーには自分で選んだものではないのに、置かなくてはいけないものもありますよね。それをいかに上手に隠し、バルコニーのインテリアに溶け込ませるかはアイデアやセンスによって随分と変わってきます。
ご紹介するコーデを参考に、今まで気になっていた部分をお気に入りに変えてみましょう!

室外機をおしゃれに変身!

バルコニーのインテリアの場合、いつも悩みの種になるのが室外機の存在。エアコンはなくてはならないものだから、それとセットになっている室外機も必ず必要になってくるのですが、あまりに無機質で味気ない室外機はおしゃれなバルコニーには向かないものですよね。
今は室外機を隠すための室外機カバーも多く販売しているので、これで上手に隠し、室外機だってバルコニーのインテリアの一部にしてしまいしょう。
こちらのコーデは室外機をテーブル代わりにした素敵なアイデア。お天気の良い日はここで食事にすれば、おしゃれなオープンカフェに早変わり!
室外機カバーを利用するときは、熱を放出できるように吹き出し口が取り外しできたり、蓋のないものを選ぶようにすることもポイントです。

カラーを上手に取り入れる

インテリアのコーディネートでも難しいのが色の使い方。バルコニーではグリーンを取り入れることが多いため、緑色にあった色と思うと無難なカラーを選ぶ方も多いはず。
ポップな色合いやカラフルな雑貨が好きな方や、ちょっぴり冒険したい方にお手本にしたいコーディネートをご紹介します。

ロマンチックなカラフルコーデ

狭いマンションのバルコニーを広く見せるためには、メインのカラーは白やウッディ調にまとめがち。カラフルな色合いを使いこなすのはハードルが高いと二の足を踏んでいる方に、是非見て頂きたいのがこちらのコーディネートです。
ポップな色合いを数多く使っているのに、しっかりと統一感を持たせてまとめ上げたところはお見事のひと事。まるで海外のインテリア雑誌のワンシーンのような素敵なディスプレイになっています。
色使いのセンスに優れた方が多いインテリア上級者のコーディネートは、雑貨や家具のカラーリングを是非真似してみたいところ。
初めてカラフルな色合いに挑戦する方は、メインカラーを決めた後に、差し色として12色取り入れるところからスタートすると失敗はなさそうです。

真似したい! 海外編・バルコニーのインテリア術

日本人には思いつかない、ハッとさせるインテリアを見せてくれる海外のコーディネートやディスプレイ。海外の家はみんな広く、狭いバルコニーのある家は少ないから… と思う方、欧米でだって、全ての人が庭付き一軒家に住んでいるわけではありません。
自宅のマンションやアパートメントに小さいベランダしかなくても、オリジナリティにあふれ、可愛くアレンジしている方が多くいます。
ここでは海外でバルコニーを素敵にコーディネートしているものをご紹介。 真似したくなるヒントがきっとあるはず!

ライトとシェードで異空間に

美しくライトで彩り、バルコニーを異国情緒あふれる空間に創り上げたコーディネートがこちらです。ランタンやイルミネーションライトをバランスよくアレンジし、キャンドルやソーラーライトなどの異なる灯りがそれぞれ見事にマッチング。
床のモロッコテイストのタイルと、ラタンの家具の相性もバッチリですね。シェードは撥水加工を施した布地を使えば、簡単に屋根の代わりになってくれますよ。キャンバス地などの生地を使えば雰囲気も抜群。
狭いバルコニーだって、ちょっとしたアイデア次第で、他に例を見ない個性的なインテリアを楽しめそうです。
 

花やグリーンを生かしたディスプレイ

鮮やかな色使いに思わず目を奪われるバルコニーがこちらです。賃貸だと変えられない壁の色を見事に生かし、ポップなカラーが見ていて楽しくなるような明るい空間にしています。
飾られた植物たちが花開くときは、きっとこのバルコニーで過ごすのが一番嬉しい季節。ピンクや紫と言った花たちも素敵なエクステリアの一部になっています。
小さなテーブルとチェアの差し色の入れ方、ラグのカラーリングもお見事。難しい色の組み合わせを難なく使いこなし、個性的なインテリアに作り上げています。
ちょっぴり無難な色の使い方に飽きて来たとき、きっと参考になるに間違いなしのコーディネートです。

女子のあこがれ!フェミニンなコーデ

優しい色の使い方、木製の椅子と床板のコンビネーション、そしてフェミニンなムードいっぱいのハンモックと、女性らしい雰囲気にあふれたバルコニーがこちら。エレガントさが漂うムードが魅力的です。
ハンモックの生成りの色合いを生かしたラグやチェアカバーなど、シックな色合いの選び方はさすが。ロマンチックなインテリアを目指している方はぴったりのコーディネートですね。
ハンモックを吊るすのは、天井の強度の問題などなかなか条件をクリアするのは難しいですか、今は自立式ハンモックも多く見受けられますので、バルコニーでハンモックを楽しむときは真似してみたいコーディネートです。

ファブリックや雑貨を効果的に使う

エキゾチックな雰囲気がたまらないインテリアがこちら。床板やチェア、壁などは無骨さを感じさせる素朴な造りですが、こだわり抜いて選んだ雑貨の数々で、シックなオープンレストランのような雰囲気に。
ベランダとはいえ決して手を抜かず、室内と同じようにディスプレイをすると、ここまでおしゃれになることができるお手本です。ピンクを基本とした暖色系のカラーの中に、ポップなブルーの差し色も美しく映えていますね。
インテリアにこだわる方で旅行好きの方なら、旅先のあちこちで購入したものを上手に組み合わせてみて、このコーデのように異国を感じさせるインテリアにチャレンジするのはいかかでしょうか。
 

オリエンタルなムードのディスプレイ

 海外のインテリアの中で、オリエンタルな雰囲気でデコレートしているものを見かけることはありませんか? 全てを模倣するのではなく、お気に入りの国のテイストを自分なりの解釈で上手く取り入れてみると、異国情緒漂う素敵なインテリアに変わります。こちらはどこか和の雰囲気を感じさせるバルコニーのインテリア。外部からの視線を避けるためにセッティングしたのはバンブーの観葉植物。板壁でふさぐのと違い、空気の流れを感じさせて居心地のいい空間に。グリーンを仕切りの代わりにするのは是非真似してみたいアイデアです。

バルコニーを飾るときに覚えておきたいのは、観葉植物もインテリアの一部になるということ。自分の趣味にあった形状を持つグリーンを選んで、置く場所や植えるポットにもこだわりを持って選びたいですね。

今日から素敵にイメージチェンジ!

狭いという理由から、せっかくのバルコニーも、今までは洗濯物を干したりするだけの実用オンリーだった方はいませんか? ご紹介したコーディネートを見るように、センスとアイデア次第で、今あるスペースを変身させることは可能です。
雑貨やグリーンの配置に自分のセンスをフルに使って、素敵なバルコニーにイメージチェンジ! どんなバルコニーにしようかと、イメージづくりに悩んだときは、今回のコーディネートを参考にしてみてくださいね。

- 2016年08月23日