寝室にぴったりなインテリア。風水も意識して、お気に入りのコーデを探そう!

寝室のおすすめインテリア

あなたの寝室のサイズは6畳、それとも8畳? さまざまな大きさがある寝室ですが、誰にとってもプライベートな時間にリラックスする場所であり、安らかな眠りを得て、一日のスタートを送る部屋。
一日の約1/3の時間を過ごす場所でもある、大切な寝室のインテリアはどんなスタイルでまとめていますか?

家の中でも最も重要な時間を過ごすベッドルームのインテリア。寝ていることが殆どだからといって、おざなりにしてしまっている人、あるいは何だか今のコーディネートにしっくりこない方。
大好きなシーンを演出出来ていない寝室は、そろそろ模様替えの時期かもしれません。

憧れのスタイルはシンプル、それともナチュラル?
大好きな北欧スタイルや海外のインテリア雑誌に出て来るようなベッドルームにしたいと思っている方に、ここではおしゃれで居心地の良い寝室のインテリアをご紹介します。

運気をアップさせるためにも、風水のテクニックも身に着けたい。快適な睡眠を得るためにも機能面でも優れていて、かつカッコ良さも際立つベッドルームにしたい方、必見です。
ヒントになるコーディネートを見つけたら、早速自宅の寝室に取り入れて下さいね。

目次

1.好きなスタイルを見つけよう! 寝室にぴったりなコーディネート
☞インダストリアル・テイストで、クールなムードを演出!
☞モダン・インテリアのベッドルームで、大人の雰囲気を楽しもう
☞ナチュラルテイストの寝室なら、ゆっくりとくつろげそう!
☞寝室でだって、カラフルな色を楽しみたい!

2.問題点を克服したい! 狭いベッドルームを広く見せる
☞ヘッドボードで広く見せる
☞同じテイストの家具を揃えてみよう
☞カラーリングのテクニックを使おう

3.寝室のインテリアに風水を取り入れて、運気をアップ!
☞寒い足元をあたたかく! ラグで運気をアップさせよう
☞カーテン選びは寝室で大切なポイント!
☞寝室に観葉植物を取り入れる
☞清潔感がカギ! いつも美しい寝室を目指そう

4.カラーマジックを使いこなす。寝室にぴったりな色を探そう!
☞大人の寝室を演出! グレーを基調としたベッドルーム
☞ポップカラーで元気を作る寝室に
☞やっぱり白が好き! ナチュラルな寝室の人気NO.1 カラー
☞大人カラーの黒を取り入れたベッドルーム

5.ベッド以外の家具で寝室をコーディネート
☞これからはヘッドボードに注目!
☞おしゃれな寝室を目指すなら、間接照明を利用しよう
☞ベッドルームに椅子を用いてリラックススペースを

6.お気に入りのインテリアで、美しいベッドルームを作り上げよう!

1.好きなスタイルを見つけよう! 寝室にぴったりなコーディネート

お気に入りのスタイルを見つけよう

今の自分の寝室を見渡すと、何だかまとまりのないインテリアになってしまっている方はいませんか?
一番初めに購入したベッド、後から好きになったテイストで買い求めたクローゼット、バーゲンでつい手を出したベッドカバー。

とりとめもなく集めていたら、なんだかちぐはぐとした印象になってしまったベッドルーム。ベッドやワードローブなど、大きめサイズの寝室の家具はそうそう買いなおすわけにもいかず、模様替えもどこから手を付けていいのか分からない。

そんな思いを抱いたままで、いまいち納得出来ない寝室だと、ただ毎日、寝るためだけの時間を過ごす場所になってしまいます。
お気に入りのスタイルを探し当て、小さなところからイメージチェンジ。少しずつでも寝室を大好きな場所に変えるためにも、これから目指していきたいテイストや雰囲気を明確にしておくことが大切です。

ここでは寝室に人気のある、インテリアのスタイルを集めてご紹介します。好みのテイストがあったら、そのスタイルに合ったものを段々と揃えて行って、いつかは憧れのベッドルームになるよう、今からスタートしてみましょう!

インダストリアル・テイストで、クールなムードを演出!

インダストリアル系ベッドルームクールでスタイリッシュ、メンズライクな武骨さをインテリアに取り入れたスタイルであるインダストリアル・テイスト。
日本では独自に男前インテリアというジャンルも生まれ、ブームを巻き起こしたスタイルです。

ラインを直線的にキリリと描いたフォルムを用いるこのスタイルでは、寝室のメインファニチャーとなるベッドやクローゼットなど、そのかたちのシンプルさが強調され、部屋をすっきりと美しく見せてくれる効果が抜群。

さらに、このインテリアの大きな魅力は異なる素材やカラーの組み合わせによって、新たな一面が見られるというところ。
フォルムの曲線がシャープであり、機能性を打ち出したデザインのアイアン素材で出来た家具に、ナチュラルさを感じさせる木目調のアイテムと合わせたり、クールな雰囲気のメタリックやマットなブラックカラーに、柔らかなアイボリーやベージュカラーをミックスしたり。

家具とファブリック、という異なる素材を使いこなすベッドルームにはぴったりのスタイルで、どちらの個性も尊重し合い、お互いが映えるカッコ良さ満点の寝室となるでしょう。

モダン・インテリアのベッドルームで、大人の雰囲気を楽しもう

モダンなベッドルーム
過剰な装飾を排除し、暮らしの中で本当に必要なものを選び、バランス良く室内にレイアウトする高度なテクニックを要するモダン・テイスト。
色遣いから家具の選び方まで、全てにおいてシックな雰囲気が要求される大人のインテリアですが、その分モダンなベッドルームはエレガントで、ホテルライクな過ごしやすい場所になってくれるはず。

モダンインテリアで必要なのは、部屋の中に流れる解放感。ラインは出来る限りシンプルに徹し、広い空間を作り上げましょう。
広さに問題がある寝室でも、カラーの組み合わせや家具のフォルムで幾らでもモダン・スタイルにする事が出来ます。

落ち着いた夜の時間を楽しむ事が出来るモダンな寝室にするためには、収納も大きなキーポイント。
見せる収納の場合には、ものをぎっしり詰め込むのではなく、スペースを意識して。またベッドはロータイプ、ファブリックのカラーは圧迫感を感じさせないクールな色合いを選ぶ事をおすすめします。

ナチュラルテイストの寝室なら、ゆっくりとくつろげそう!

ナチュラルテイストの寝室

柔らかなぬくもりと、暖かな雰囲気を部屋にもたらしてくれるナチュラル・テイスト。自然の優しさを感じさせるスタイルは、流行に惑わされる事もなく、どんな世代にも大人気のテイストです。

特にゆっくりとした時間を過ごしたいベッドルームに、その居心地の良さそうな印象はぴったり。
フェミニンなムードを演出してくれるナチュラル・テイストを寝室のインテリアとして取り入れている人も多いのではないでしょうか。

これからナチュラル・テイストの寝室を目指すなら、メインの家具であるベッドにはやっぱり自然素材を用いたいもの。
しかしこのスタイルはベッドやクローゼットといった大型家具のマテリアルだけでなく、雑貨やベッドカバー、カーテンといったアイテムに自然素材で出来たもの、あるいはその風合いを感じさせるカラーリングを使えば、自然とナチュラルな雰囲気を作り出してくれるので、小さな場所からアレンジしやすいスタイルと言えるでしょう。

自然素材のアイテムに似合うオフホワイトやベージュ、アイボリーと言った癒しカラーを使って、質の良い睡眠を得られるベッドルームのインテリア、トライしてみませんか?

寝室でだって、カラフルな色を楽しみたい!

ポップなベッドルーム

明るいカラーが大好きな人は、ちょっぴり物足りなく感じてしまうのが、色やデザインを抑えめにしたシンプルなライン。
そんな時にポップでキュートな色合いを寝室に使えば、少し元気がない時でも気持ちをアップさせてくれそうです。

また、カラフルな色合いを好む人以外にも、たとえばあまり窓が大きくない寝室や、隣接した建物の関係でカーテンはいつも閉めっぱなし、といった自然の採光を得られない部屋では、明るい色彩は部屋に彩りを与えてくれる力強い存在になるでしょう。

ただし複数のポップカラーを使う時は、カラーリングのバランスに気を付けて。目に鮮やかな色合いを数多く使ってしまうと、逆に息苦しく感じさせることも。
特に寝室はベッドカバーやカーテンなど、ファブリックのサイズが大きいので、ここに明るいカラーを使うとインパクトはかなり大きなものになります。

ファブリック系のメインカラーと、ポイントとして使うアクセントカラーの割合に気を付けて、雑貨などの小さいものの色合いも厳選して下さいね。

2.問題点を克服したい! 狭いベッドルームを広く見せる

狭いベッドルームを克服する

寝室における悩み事のナンバーワンは何といっても部屋のサイズ。住まいの中でも最も大きい家具であるベッドを入れる事を考えると、スペースに関する問題が出て来る事が多いようです。

寝室に当てる部屋のサイズは6畳、8畳が多くを占めており、このサイズであればダブルベッドは普通に置けるはずなのですが、クローゼットやドレッサー、デスクやサイドテーブルといったサブの家具を置こうと思うとちょっと大変。

あるいは部屋のサイズによっては、ベッドを置いたら部屋はもういっぱい、歩くのにも難しい! そんな悩みを抱える人もいるかもしれません。
予め広い部屋を選べるのであれば問題はありませんが、部屋のサイズは変えられない、引っ越すことも難しいという方はまずベッドのサイズから確認しましょう。

一人暮らしであれば、シングルベッドよりも小さいサイズも出ています。ほんの10センチほどの差になりますが、このわずかな差が寝室での動線ではもちろん、視覚的にもかなり大きな差となります。
カップルの方もダブルベッドと言ってもセミダブルからキングサイズまでその大きさはさまざま。二人の身体と部屋のサイズに合ったベッドを最初に探すことをおすすめします。

もしベッドを買い替える事の出来ない方は、これからご紹介するコーディネートのテクニックを要チェック。
部屋の大きさを変える事は出来なくても、広く見せるテクニックを覚えれば、きっと今より居心地の良いベッドルームに作り上げる事が出来るはず!

ヘッドボードで広く見せる

広く見せる

寝室のかたちはその住まいによってさまざま。正方形のベッドルームもあれば、長方形の寝室も存在します。
でもどんなかたちの部屋であれ、スペースがそこまで大きくない寝室だと悩みは一緒。
ものがぎっしり詰まっているようで、部屋にいて圧迫感を感じたら、コーディネートやレイアウトを変える機会かもしれません。
ベッドを始めとして必要な家具を入れた後に、どのように広く見せるかは色や家具の配置次第になります。

たとえばこちらのコーディネート。長方形の部屋の長い側面に合わせ、ストライプのヘッドボードを配置。ただこれだけで奥行きを感じさせるコーディネートになっています。
ヘッドボードはベッドを選ぶ際につい見落としがちになりますが、インテリアのアクセントとしても活躍し、かつ視覚効果も放ってくれる重要なアイテム。

既にヘッドボードが付いているベッドであれば、壁にアートパネルなどをデコレートすると、狭く感じていた寝室も、広く見せる効果あり。今までヘッドボードについて気に留めていなかった方もぜひ挑戦してみて欲しい方法です。

同じテイストの家具を揃えてみよう

同じテイストの家具で揃える

寝室に絶対必要な家具はベッドを筆頭とする寝具類。でもその他の家具はどのようにして選んでいますか?
サイズ重視はもちろんのこと、素材やスタイルも決して忘れてはならない重要なポイントです。
部屋の大きさに納得がいかない場合でも、同じテイストで家具を揃えた部屋はそれだけでまとまりがあり、スッキリとして見えるもの。

こちらのコーディネートでは、部屋のベースカラーとなる床のフローリングのカラーに合わせ、寝室の家具を木目調のマテリアルで統一。
また、収納に使うボックスは自然素材で揃え、メインカラーは木の色合いとぴったりマッチするホワイトを選ぶなど細かい点にまで気を配り、ベッドメインの寝室でも解放感を感じさせるコーディネートになっています。

ただ、家具は全てを一度に買う場合は少なく、徐々に増やしていくもの。全てを同じテイストで揃える事が難しい場合もありますよね。
もしインテリアの趣味がよく移り変わる方は、違うデザインの家具が欲しくなっても、素材を合わせて家具を買い足すようにしておくと、トータルバランスのある美しい部屋になるでしょう。

カラーリングのテクニックを使おう

カラーリングをまとめてみる

寝室が狭いと嘆いている方は、忘れてはいけないのがカラーリングのテクニック。好みのデザインだから、あるいはそのアイテムが好きだから… という理由だけで色彩の組み合わせを考えずにものを置くと、なんだかごちゃごちゃとしてまとまりのない印象を与えてしまいます。

狭い部屋ではメインカラーは淡い色合いを選ぶのが広く見せるコツ。メインとして選んだ色は室内の色彩の約20%ほどを配置し、アクセントとして選んだ差し色は10%以内と決めてしまいましょう。

こちらのコーディネートは清潔感があるホワイトをメインカラーとし、アクセントにはほんの少しだけの色を使っているので、たとえベッドでいっぱいになってしまうような寝室でも、広く見せる効果がバッチリ効いています。
また収納も、ぎっしりとものを詰め込むのではなく、そこにある程度の空間を作り上げるとすっきりと見えるのが分かります。

寝室はベッドカバーやカーテンなど、大きなファブリックの占める面積が多い場所。この色合いをどう決めるかで、部屋に与える印象が変わって来ます。
狭い場所ほど、鮮やかな色合いはアクセントカラーとして使うのがベターと言えるでしょう。

3.寝室のインテリアに風水を取り入れて、運気をアップ!

寝室のインテリアに風水を取り入れよう

寝室のインテリアを考える時に、気になるのが風水。普段はそれほど気にしていなくても、何だか最近調子が悪い、嫌な事が続いて起きている、運気が落ちているような気がする…。
そんな時は大好きなインテリアに風水を取り入れてみませんか? ほんの些細な事をするだけで、運勢の流れが変わっていくかもしれません。

寝室はただ寝るためだけの場所でなく、一日の疲れを安らかな睡眠でほぐし、明日からの活力を得るための場所。
また、人間が過ごすの一日24時間のうち、1/3に該当するのは睡眠時間であると言われていますから、寝室は家の中でも一番長い時間を過ごす、非常に重要な場所でもあります。
ちょっぴりアンラッキーな事が続く、という人は、ここで寝室の気の流れを変えて、運気のアップを図ってみませんか?

ここではすぐにでも取り入れることが出来る、風水を意識した寝室のコーディネートをご紹介します。
これならすぐにトライ出来そう! というポイントが見つかったら、早速インテリアと一緒にチャレンジしてみて下さいね。

寒い足元をあたたかく! ラグで運気をアップさせよう

風水・足元にラグ

最近の住まいの床で多いタイプがフローリング。見た目もスッキリとして掃除も簡単、ということでフローリングの床をメインにした住居が増え、家を決める時にも床は絶対フローリングで、という方も多いのではないでしょうか。

夏は涼しく快適に過ごせるフローリングですが、冬は足元が寒くて… という方はいませんか?
実は風水としては寝室の寒い足元はNG。頭を載せる枕元は涼しく、足元は暖かくすると、気の流れが良くなると言われています。

もしフローリングで足元の寒さが気になると言う寝室では、ベッドから足をおろす場所にラグを用意してみましょう。
こちらのコーデは足元に柔らかいラグを置いて、冬でも気兼ねなくベッドから出る事が出来るレイアウト。ベッドカバーとの色合いもぴったりマッチして、居心地の良いベッドルームに作り上げています。

冷えは女性にとっても大敵。健康と風水、そしてインテリアのアクセントとしても効果抜群のラグを寝室にこそ利用してみましょう。

カーテン選びは寝室で大切なポイント!

カーテンはその面積の大きさからも、与えるインパクトがとても大きいアイテム。その部屋のインテリアの印象を決定付けるだけでなく、風水としても大きな役割を担っています。
寝室には良い気を取り入れ、また悪い流れを開放しなくてはなりません。

おすすめなのは、こちらのコーディネートのようにレースのカーテンと2重にした取り入れ方。これなら良い気を寝室に取り入れたままにしておけるはず。
また、ベッドカバーとカーテンの色を合わせる事も重要なポイントです。こちらのコーディネートのようにしてみると、インテリア的にもまとまりのある印象で、落ち着いた雰囲気になること間違いなし!

色もメインカラーとしてファブリックに暖かなベージュを選んだことで、運気アップ、そして安らかな睡眠を得られそうな寝室作りに大活躍。
風水、インテリアとともに大切なカーテン選び、早速見直してみませんか?

寝室に観葉植物を取り入れる

風水・観葉植物

毎日の仕事が忙しく、家に帰ったら疲れてベッドに転がり込む日々。自然を感じたのはいつの事かも覚えていない…。
お互いにハードワークなカップルや、日々の仕事に追われる一人暮らし、家の中でさえなかなかリラックスする時間が取れない方もきっといるはず。
せっかくの休日もぐったり、という疲れが取れない日々を送る人たちにとっては、グリーンをインテリアに取り入れる事は癒し効果を期待でき、しかもすぐにトライ出来る簡単な方法です。

特に風水としては、寝室に観葉植物を置く事は運気アップに欠かせません。こちらのコーディネートを見て頂くと、グリーンが部屋に与える影響の大きさが分かるはず。
ひとつ観葉植物が室内にあるだけで、ぐっと明るく、また清涼感を感じさせる部屋作りに一役買っています。

もし一日中薄暗い寝室であれば、日陰や半日蔭でも育つ品種の植物を選びましょう。また、気に入ったグリーンが太陽を必要とする品種であれば、出かける前に日の当たる場所に移してあげる事を忘れずに。
自然を感じる事が難しい都会暮らしで、リフレッシュ効果を発揮してくれる観葉植物は、きっと大きな助けになってくれるでしょう。

清潔感がカギ! いつも美しい寝室を目指そう

スッキリとした寝室

風水を意識する時はもちろん、インテリアを考える時でも、いつも清潔で美しい寝室にしておきたいもの。
ハードな一日を終えて疲れて帰って来た時に、ものが溢れ、乱雑に散らかった場所で眠る事は余計にストレスが溜まりそう。
すっきりと片付いた寝室で体を休めることは、明日への快復に向けてとても大切なキーポイントになるはず。常に掃除のしやすい、ものが周辺に出ていないレイアウトにする事を忘れずに!

特にベッド下はあまり目が届かない場所になりがち。ここにものをため込んでいたり、掃除が行き届いていないと悪い気がそこへ溜まってしまいます。
出来ればベッドの下は空間があり、掃除機もかけやすいタイプを選ぶとベター。もしベッド下に収納があるタイプを既に使用しているという方は、仕舞いっぱなしになりそうなものではなく、常に出し入れするものを収納する事をおすすめします。

綺麗に整っている状態は、家の中でも大切な部屋である寝室だからこそ、常にキープし続けなくてはいけないもの。良い運気が来るためにも、整理整頓のしやすい部屋を目指していきましょう。

4.カラーマジックを使いこなす。寝室にぴったりな色を探そう!

寝室に合ったカラーリング

インテリアのことを考える時、デザイン、サイズ、マテリアルの他に忘れてはならないポイントがカラーリング。
特に寝室はベッドという大型家具が入り、寝具に使うベッドカバーやピローケース、さらに足元のラグやカーテンなど、色彩を使うアイテムが満載。

色遣いのテクニックを把握し、カラーで個性を演出すれば、狭いスペースだったり、家具にそこまでお金がかけられなくても、充分に満足のいく寝室にする事が可能です。

逆に言うとカラーリングをおろそかにしてしまうと、寝室はまとまりのない印象になってしまいがち。
室内装飾のカラーリングは、床、天井、壁に使われているベースカラーが70%、インテリアの主役となるメインカラーに20%、アクセントカラーに10%が基本と言われています。このルールを常に覚えておく事が大切です。

ただし部屋が小さく、床の色があまり見えないという時は壁、天井の色を意識してみましょう。これらはホワイトカラーが使われている事が多く、メインカラーにさまざまな色を選べるので小さい部屋でも逆に好みの色が使えるという利点があります。

カラーリングの割合が分かったら、次はメインカラーのチョイス!
どの色が良いか決められない方に、ここで各色をメインカラーにしたコーディネートをご紹介します。
これだ! と思うカラーがあったら、自宅の寝室のインテリアをキメる色として取り入れて下さいね。

大人の寝室を演出! グレーを基調としたベッドルーム

グレーをメインカラーにした寝室

寝室でのカラーとして根強い人気を保つグレー。大人を意識したモノトーンカラーの代表格で、他の色にも合わせやすく、寝室に欠かせない居心地の良い空間づくりに大活躍。
また、ベッドやその他の家具の素材を選ばないので、モダンインテリアにもナチュラルテイストにもしっくり馴染んでくれるところが嬉しいですね。

こちらはベースカラーになる壁に淡いグレーを選び、ベッドカバーなどのファブリックにグレーのグラデーション、白、ブラウンと同じく淡い色彩を合わせて、シックなムードのコーディネート。
デコレーションしているヴィンテージ感あふれる木目調のアイテムも、グレーの色合いがその存在感を際立たせているのが分かります。

さらにワンランク上の寝室を目指すなら、ファブリックに使う素材を上質なものを選べば、エレガントさが増すベッドルームになるでしょう。

ポップカラーで元気を作る寝室に

ポップなインテリア

北欧スタイルが好きな方や、ポップな色合いが好きな方は、落ち着きを重視した寝室でもやっぱり明るい色を使いたい! そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。
鮮やかな色彩を使えば、疲れた一日を送っても明日はきっと元気になれる。でも大胆なカラーは、色の洪水になってしまいそう…。

そんな悩みを持つ方は、こちらのコーディネートがきっと参考になるはず。メインカラーは白やグレーと抑えた色をチョイスして、アクセントカラーにポップな色を。
このバランスを上手に生かした事で、シンプルでありながら生き生きとした寝室になっています。

このように派手な色合いを寝室に使う場合は、アクセントカラーとして取り入れる方法がおすすめ。あくまでも差し色としてのバランスを失わずに生かして使えば、個性的でおしゃれな寝室の出来上がりです!

やっぱり白が好き! ナチュラルな寝室の人気NO.1 カラー

ホワイトカラーの寝室

パリッとのりの効いたシーツ、お日様の匂いがするふかふかのお布団で眠ることが出来たら、ベッドから出たくないほどの幸せを感じる事ができる。
そんな寝室の一番良い点を出してくれるカラーはやっぱり白! ホワイトカラーで統一した寝室は、清潔感があり、部屋を実際よりも広く見させてくれて、開放感を味わえる部屋になるでしょう。

こちらはファブリックだけでなく、寝室全体をホワイトカラーでまとめたコーディネート。白もやはりインテリアのテイストを選ばず、クラシカルな雰囲気からナチュラル、あるいはシンプルモダンと、どんなスタイルにも対応してくれるのが魅力的です。
また、まだ色の好みが明確に決まっていない人も、初めのカラーとして白を選んでおくと、後に趣味が変わっても他の色とのマッチングにも困らないはず。

ただ、白一色だけだと少し寂しい印象を与えがちなので、こちらのコーデのように差し色を上手く取り入れると、空間がぐっと引き締まるでしょう。

大人カラーの黒を取り入れたベッドルーム

黒を取り入れたベッドルーム

ブラックはシックな雰囲気を作り出す大人のカラー。寝室をクールな雰囲気でキメたい方は、黒をメインカラーとして選んだ人もいるかもしれません。
黒は引き締め効果もあるカラーですが、実は寝室のメインカラーとして選ぶにはちょっと手ごわい色であるかも。
大きな面積を用いるメインカラーに黒を使うと、逆に部屋が狭く見えてしまうので、ある程度のスペースが必要となってきます。

もしあまり広くない寝室で、黒を使いたいのであれば、メインカラーとしてではなく、アクセントカラーにするのがおすすめ。
こちらのコーディネートは白をメインとした寝室に、ピリッとしたアクセントに黒を使い、コントラストの効いた室内になっています。

もし黒を大きく使いたいのであれば、こちらのコーディネートのようにラグなど、視線が下に向かう場所に置くのがベター。

中間地点に大きく黒を使うと狭い印象を与えますが、天井、床といった視界の上下どちらかに使う事によって引き締め効果が生まれます。

5.ベッド以外の家具で寝室をコーディネート

ベッド以外の家具でコーディネート

寝室に置く家具はベッドだけではありません。クローゼットやサイドテーブル、もっと大きなスペースがある方はデスクやチェアをレイアウトしている方もいるかもしれませんね。
その他にも照明や雑貨といった、寝室を彩るアイテムの存在も忘れてはならないもの。どんなものを選ぶかで、寝室のイメージはきっと大きく変わって来るはず。

ここではベッド以外のアイテムを、上手く寝室に取り入れて素敵なベッドルームを作り上げた例をご紹介します。
今まではベッドやファブリックに目が行っていた方も、ちょっとしたアイテムを変えてみれば、今までとは異なる新しい寝室に生まれ変わるはず!

これからはヘッドボードに注目!

ヘッドボードでアクセント

日本の寝室のインテリアで、忘れられがちな存在であるヘッドボード。でもヘッドボードがあるかないかで、寝室のイメージは随分と違うものになるのをご存じですか?
もし今あるベッドにヘッドボードが付いていないなら、新たに自分でDIYして飾ってみれば、イメージチェンジに一役買ってくれる事間違いなしのアイテムです。

こちらは渋めのグリーンのヘッドボードを使い、部屋をヴィンテージテイストにまとめています。お揃いのカラーをクッションやピローカバーに使えば、インテリアに欠かせない統一感もバッチリ!
DIYもとても簡単で、ボードにクッションシートと布を合わせるだけというお手軽さ。これなら模様替えしたい時も、布を張り替えるだけで大丈夫。
今までヘッドボードは気にしていなかった方、寝室のプチ・イメージチェンジにぜひ活用して下さいね。

おしゃれな寝室を目指すなら、間接照明を利用しよう

ベッドルーム・間接照明

寝室で必ず必要となるものが照明です。部屋を明るくしてくれる、メインの照明だけでなく、お休み前のリラックスタイム、本を読むのに適した照明ももちろん必要。
でも実用性を重視した照明だけでなく、部屋のインテリアグッズとして最適な間接照明を上手に取り入れたら、ワンランク上の寝室が出来上がり!

こちらはコードレスのライトを使い、幾つかを床に配置して穏やかな雰囲気を寝室にもたらしたコーディネート。
今ではこちらのコーディネートのように、充電式のライトやコードレスの照明も多く出ており、寝室に複数置けば、さまざまな灯りを楽しむ事が可能です。
好みのタイプの間接照明を取り入れて、ムードいっぱいの大人のベッドルームを作ってみてはいかがでしょう。

ベッドルームに椅子を用いてリラックススペースを

ベッドルームに椅子を

広めのベッドルームがある方で、逆にそのスペースの使い道に悩んでいる方はいませんか? 空間があるからと言って、いつか使うかもしれない収納家具を置くよりは、ここに椅子を置く事をおすすめします。
ホテルなどでベッドサイドの横に一人掛けソファなどのレイアウトを見た覚えのある方もいるに違いありません。実際、寝室に椅子があると、とても役立つ事が分かるはず。

朝起きてから目覚めるまでの時間を過ごしたり、外出前にバッグの点検など、さまざまな用途で使えます。
また、おしゃれで個性的な椅子を置くと、ベッドルームの雰囲気がぐっとアップするはず!
寝室に椅子を置く時に気を付ける点は、忙しいとついそこに脱いだ衣類をかけてしまう事。これではせっかくのカッコ良い椅子を置いても台無しです。寝室に置く椅子の周囲は、いつも美しい状態をキープして置きましょう。

6.お気に入りのインテリアで、美しいベッドルームを作り上げよう!

お気に入りのインテリアで美しい寝室を

寝室はその名の通り眠る場所。一日の約1/3の時間を過ごす場所と分かっていても、その殆どを眠って過ごすわけですから、ベッドが入って寝具が揃っていればいい、と考える方もいるかもしれません。
また、寝室は他人から見られる事のないプライベートな場所なので、どうしてもインテリアを取り入れるのでも後回しになりがちです。

でも毎日眠る空間が何だか気に入らない場所だったらどうでしょう? 寝室に足を踏み入れても気持ちは乗らず、眠っていても疲れは取れないに違いありません。
質の良い睡眠を得るためにも、身体じゅうにエネルギーをたっぷりチャージして、毎朝を迎えるためにも、寝室はお気に入りのインテリアで大好きな場所に作り上げましょう。

カラーリングのテクニックや、風水で運気アップを図りたい方、ベッドだけでなく、他の家具をプラスする際にインスピレーションが欲しい方は、ぜひ今回の記事を参考にして下さいね。

- 2017年03月29日