同棲しているカップルにおすすめの間取り&インテリア

同棲カップルにおすすめインテリア

少しでも、長い時間を一緒に過ごしていたいから。
結婚前に一緒に暮らし始める理由はカップルによってさまざまでも、根底に流れる想いはきっと一緒であるに違いありません。

お互いに違う場所に帰るためにさよならを言うよりも、外で過ごした時間の後も、同じ家に帰りたい。
喧嘩があっても、きっとすぐに元通り。未だ熱の冷めない距離感が、同棲の素敵なところです。

そんな同棲中のカップルに向いている家の間取りやインテリアはどんなものが良いのでしょうか。
今まで一人暮らしであった方や、実家で暮らしていた方は、二人で暮らした事によって起きる色々な問題点に悩んでいるケースもあるかもしれません。

ここではこれから同棲を考えている方や、いま同棲中で住まいに悩みがある方におすすめしたい、間取りやインテリアをご紹介します。
二人の住居の悩みも、二人一緒に考えればきっと解決出来るはず。今の二人の住まいにちょっぴり納得がいかない方は、是非ヒントをもらって下さいね。

同棲中のカップルにぴったりの間取りを知ろう!

同棲カップルの間取り

結婚前に一緒に住もうと決めた二人には、『取りあえず』という事で、あまり住む家の間取りについて、深く考えない方もいるかもしれません。

しかし住まいは生活の中で長い時間を過ごす場所。
二人のライフスタイルに合っていない間取りを選んでしまうと、せっかくの二人のスウィート・ホームで一緒にいるのに、些細な事でお互いの存在にイラっとしてしまう事も。

二人で暮らす事を決めた際に、住まいはしっかり考慮して選びましょう。
お互いの荷物はどれぐらいの量なのか、ベッドルームやキッチン、リビングといったエリアにどれぐらいのスペースが必要なのか、考えなくてはいけない事がたくさん!

ここではさまざまな間取りと、選ぶ際の注意点をご紹介します。同棲をスタートする前に、今までのそれぞれの暮らしから得た、お互いの生活習慣をよく考慮して、二人にぴったりの間取りを探してくださいね。

ワンルームの間取りは、同棲に向いている?

一緒に住もう、と決めた二人の中には、新たな家を探さずに、どちらかの家に越して来てしまった、というカップルもいるかもしれません。
その際に相手の家がワンルームだった、という二人や、あるいは将来のために少しでも家賃は節約したい、と考えたカップルの場合には、ワンルームを選ぶ事も。

でも実際には、ワンルームは同棲カップルにはあまりおすすめ出来ない、というのが現状です。
ワンルームの部屋のサイズが大きめであれば良いのですが、6畳~8畳といった一人暮らし向きのワンルームでは、二人が住むには小さ過ぎると言えるでしょう。

生活に必要な家具、二人用のベッドや食事をするテーブル、そして二人の生活用品といったものを収納し、二人が家の中でいる状態では息苦しさを感じてしまう事も。
また、喧嘩になってしまった際に、同じ部屋にいると冷却期間をおけない場合も出て来ます。

もし今は諸々の事情でワンルームを選ぶという場合には、単身者向けではないワンルームで、部屋は出来るだけ広く、キッチンがベッドルームとは離れたレイアウトになっている間取りがおすすめ。
また、お互いの荷物を出来るだけ減らし、ベッドエリアは常に綺麗な状態を保つよう心がけましょう。

同棲している二人が過ごす1K、もしくは1DKの間取り

1K/1DK間取り

 

同棲をするのは初めて、という二人や、今までは実家暮らしだったという若いカップルが選ぶのが多い間取りが1K、もしくは1DK。

これは個室ひと部屋にプラス、キッチン、もしくはダイニングキッチンがある間取りの事を指します。
眠る場所と料理をする場所が分かれているのは、生活にメリハリを持たせ、かつ料理をする際の匂いが充満しないのは大きなポイントです。

1Kはキッチンのスペースが4.5畳以下、1DKであればダイニングキッチンが4.5畳~8畳のスペースがある間取り。
そしてダイニングキッチンの4.5畳はダイニングテーブルを置いてギリギリ、というサイズです。

1Kか1DKか、どちらの間取りが向いているかは、家賃や場所、環境などを考えるのはもちろん、二人が住まいでどれぐらい料理や食事をする頻度が高いか、生活の中で重要なポイントかを踏まえた上で、選ぶ事をおすすめします。

また、ベッドやテーブルを置く二人で過ごす居住空間では窓の大きさや光彩の入り方も要チェック。部屋があまり大きく無い場合に、窓から入る明かりが少ないと、余計部屋が狭く見えてしまいます。
また、居住空間が多少狭くても、広いベランダがある部屋であれば、エクステリアで部屋を広く見せる事も可能。部屋のサイズや収納と一緒に、窓も必ずチェックして下さいね。

1LDKの間取りなら、二人でゆっくり過ごせそう!

1LDKの間取り

同棲をするカップルに最適な間取りと言えるのが1LDK。
眠る場所であるベッドルームと、料理をする場所であるキッチン、それにくつろぐ場所であるリビングルームや食事をするダイニングが分かれているのが魅力的な間取りです。

これならゲストが来ても、もてなすエリアとプライベートをきっちり分ける事が出来、少し一人になりたい時も、息抜き出来る空間があるというのは見逃せないポイントです。

1LDKも間取りによってさまざまなタイプがありますが、荷物が多いカップルであれば収納がどれだけ確保出来るのかどうかを要チェック。
収納個所が少ない場合は、必要な大きさのクローゼットを置くスペースが確保出来る部屋なのか、調べておくのも大切なポイントです。

また料理をするのが好きな方であれば、キッチンからリビングダイニングへの移動のしやすさを考慮しましょう。
更にキッチンはオープンタイプなのか、セミクローズド、あるいは別室になったものと分かれています。
料理をする時には、どれが自分にとって一番使いやすいタイプなのか、事前に知っておきましょう。


理想の間取りである1LDKだからこそ、細かい点にまで気を配って二人にぴったりな物件を探してくださいね。

大人のカップルにおすすめ! 2LDKの間取り

2LDKの間取り

同棲中のカップルで、2LDKを選ぶ事が出来るのは、きっとある程度生活に余裕がある大人の二人。
1LDKではなく、2LDKを選ぶ理由はカップルによってさまざまだと思いますが、どんな間取りである2LDKを選べば良いのかは、何故2LDKを選んだのかをじっくり考慮しておく事が部屋選びの大切なポイントとなってきます。

もしカップルのうち、一人が家で作業をするためのワークスペースとして1部屋必要であるために2LDKを選んだのなら、その部屋はもう一部屋と離れていた方が良いのかどうか。
あるいは個室のうち1室を、二人共同で収納個所として使うのなら、サイズはどれぐらいを必要としているのか、等。

あまり用途は考えていないけど、広い方が良いと思い2LDKを選んだ際にも、その部屋をどのようにして使うのかで、広さや位置、採光の取り入れ方などが大きく変わっていきます。

何も決めずに選んでしまうと、せっかくの2LDKの一部屋は開かずの間になってしまう事も。サイズや配置がさまざまな2LDKだからこそ、選ぶ前にその部屋で何をしたいのか、明確にしておく事をおすすめします。

広さはバッチリ! 3LDKの間取り

3LDKの間取り

同棲という形態を取りながら3LDKを選んだ二人は、いずれは結婚というゴールが見えているからチョイスした方が多いのではないでしょうか。
あるいは、自分の空間はどうしても必要という二人もいるかもしれませんね。
3LDKというスペースがあれば、一部屋はベッドルームに当て、もう二部屋はお互いが好きな事に使えるので、スープが冷めない距離感で、喧嘩も少なくて済みそうです。

しかしこの広い空間が逆にマイナスになってしまう事も。
最初に3LDKを選ぶ前に、個室の3室はどのようにして使うのか、お互いに分かり合っている事が大切です。
また、3LDKはそれぞれの個室がどこに配置されているか、あるいはどんな大きさかは、間取りによって随分と差があります。
部屋数は多いのに、それぞれの個室が狭い、というケースや、ある部屋は窓が小さく暗い雰囲気だった等。

将来の事を見据え、子供のために個室を用意しているのであれば、どんなサイズの個室で、家のどの場所に配置されている部屋が必要なのか、把握しておく事が大切。
そしてお互いがそれまでに、そこでどんな生活を過ごすのかを二人でじっくり検討しましょう。

一度住んでしまうと引っ越しはなかなか億劫になってしまうもの。大きな3LDKという空間だからこそ、失敗のないように選びたいですね。

同棲カップルにおすすめ! 二人にぴったりな寝室のインテリアを探そう

寝室のインテリア

もっと二人で一緒にいたいから、結婚前に暮らし始めたカップル。そんな二人のプライベートなエリアであるベッドルームのインテリア、どのようにしていますか?

ベッドルームの個室のサイズはカップルによってさまざまではありますが、悩み事は共通している事が多くもあります。筆頭に上がるのは寝室が納得のいかない大きさであるという事。

そして狭い寝室の場合には、ベッドのサイズも注意して欲しい点です。
部屋を広く見せようと、小さめのベッドを購入してしまうと、一緒に寝ていても過ごしにくい、疲れが取れないなどの問題点が。
ベッドはなかなか買い替える事の無い大型家具ですから、お互いの身長や今までのベッドの大きさをよく熟考して購入するようにしましょう。

また、サイズの小さいベッドルームでは、ベッドを置いたら部屋で圧迫感を感じるようになった、なんて事も。
でもサイズに問題のあるベッドルームでも、インテリアによって広く見せる事は可能です。

ここではベッドルームの問題点を克服した実例をご紹介します。二人で一緒に過ごすベッドルームが素敵な部屋になるように、今の寝室にちょっぴり不満がある方は参考にして下さいね。

白を使って寝室を広く見せる

白を使った寝室

日々の疲れをゆっくり癒し、心地良い睡眠を得られれば、明日もきっと元気に仕事に行ける。
寝室は知らず知らずのうちに身体に溜まった疲れをほぐし、明日へのパワーの源を作り出す重要な部屋であると言えるでしょう。
少々スペースに問題がある部屋でも、カラーリングのコツやレイアウトの仕方などで、随分と印象が変わって来るもの。ヒントを実例コーデから早速もらってみませんか?

こちらは心を癒すカラーの代表、白を上手に使ってコーディネートしたベッドルームです。
白は光をお互いに反射し合い、部屋を広く見せてくれるカラー。壁や天井、床といったベースカラーに白を使い、家具はそれに合わせて鏡面仕上げでモダンな雰囲気に。
ファブリックにアクセントカラーとしてグレーやベージュ、ブラウンと言った大人カラーを使い、部屋全体を柔らかな雰囲気に仕上げています。

さらに部屋をバランス良く見せるコツとして、家具の高さを合わせている事がポイント。視界がスッキリとしており、実際よりも広く見せる効果を放っている事が分かります。部屋のサイズが小さいと悩んでいる方にきっと参考になるレイアウトでしょう。

大胆な色遣いで、メリハリの効いた寝室に

寝室に大胆な色を
過ごしやすい寝室、と聞くと、選ぶカラーのお約束は白やベージュ、グレーと言った柔らかい色合い。それでも個性派の方は、寝室であってももう少し冒険したいと思うもの。

しかしベッドカバーやカーテンなど、面積の大きいファブリックを使うベッドルームでは、あまりに派手な色合いを多く使うと、なんだかごちゃごちゃとした印象を与えがちです。
もし寝室に大胆な色合いを使ってオリジナルな部屋作りを目指すのであれば、こちらのコーディネートには真似してみたいヒントがいっぱい!

壁の一面だけに色調を抑えたシックな赤を使い、家具はダークブラウンやブラックなどでトーンを抑え、どちらもメインの壁の色に見事にマッチしています。
ベッドカバーには敢えてホワイトを使った事で、清潔感がありスタイリッシュな雰囲気もバッチリ。ホテルライクな、大人のムード満点な寝室になりました。

大胆な色を寝室に使う時は、こちらのコーディネートのように、出来るだけ『引きの計算』を忘れずに。
強い色彩を使うのは1か所に抑える、あるいはポイントとして使う等。控えめだからこそ、その個性が目立つ方法と言えるでしょう。

男性に人気のカラー、黒を使いこなす

黒を使った寝室

同棲している二人では、インテリアの趣味はお互いに歩み寄りが必要です。特に男性の中には、ガールズカラーはちょっと敬遠したいと思っている方も多いはず。
そんな大人モードのベッドルームを目指す男性の人気カラーはムーディなブラック!

でも色としてインパクトの強い黒は、寝室で使うのはためらいがある方もいるかもしれません。また、部屋のサイズが大きくない寝室で黒のカラーを使いこなすにはどうしたら良いのでしょうか。

こちらは決して大きな寝室ではないけれど、黒を上手に寝室へ取り入れたコーディネートです。
ベッドカバーやピロー、ラグやカーテンといった視線を集めるファブリック系アイテムには、グレーや白を使って暖かな雰囲気に。
少なめに抑えた家具に黒を使ってシックにまとめた好例です。


また、インテリアの中で浮きやすいTVのようなAV機器も、ブラックを使ったインテリアの中でなら、しっくりと馴染んでいる事が分かります。
大人のムードいっぱいの寝室にトライしたい方は、きっとこちらのコーデが参考になるはず!

ウッディ調で暖かな寝室を

ウッディな寝室

室内のカラーリングで重要となるのが、天井、床、壁といったベースカラー。
最近ではフローリングの床の住居が多く、こちらの色を無視してコーディネートしてしまうと、どことなくちぐはぐとした雰囲気になってしまいます。

フローリングの床の場合、ぴったりな色合いはやっぱりウッディ調!
ファブリック系をブラウンにしたり、あるいは家具をウッディな雰囲気でまとめると、部屋に統一感が生まれます。

こちらのコーディネートはベッドやサイドテーブル、キャビネットといった寝室に欠かせない家具をウッディ調でまとめ、いかにも寝心地の良い、暖かな寝室になっています。
ファブリック・アイテムは淡く柔らかいホワイトで揃え、それに合わせてライトやベンチも白で統一、清潔感あふれる爽やかな雰囲気がとても素敵。

お気に入りのインテリアで揃えてみたけれど、何だかしっくり来ないと感じた時は、ベースカラーと選んだ色調が合っているか、再確認してみましょう。

カーテンの使い方で寝室を広く見せる

カーテンの使い方

二人で過ごすプライベートな寝室も、サイズによってはベッドを置いたらもういっぱい! なんてケースもありますよね。
でも寝室の狭さに問題があっても、見た目の印象を変える事は可能です。解決策のひとつ、カーテンを使った視覚マジックのコツはご存知でしょうか。

こちらのコーディネートでは、狭い空間でありながらも、カーテンの使い方で部屋を広く見せている好例です。
通常カーテンは窓枠に合った、窓より少し大きめサイズを使用する事が殆どですが、こちらは天井から床までのカーテンをチョイスし、部屋に空間を感じさせている見事なコーディネート。

また、視線を集めやすい奥にあるカーテンには、濃い色彩や厚手の素材ではなく、薄手の柔らかな素材と淡いカラーを使ったところもポイント。
ベッドと相対した緩やかな線が新たに生まれ、実際よりも広く見せる効果が抜群です。

カーテンやベッドカバーなど、実用性を重視して選ぶアイテムも、視覚効果のコツを学んで部屋を広く見せるポイントとして利用してみませんか?

二人で過ごす共通エリア、リビング・ダイニング・キッチンをコーディネート!

同棲カップルにおすすめLDKインテリア

朝はそれぞれ別の場所へ仕事へ出かける二人でも、夜はダイニングで一緒にご飯。休日にはリビングでのんびり映画鑑賞、時には二人で仲良くキッチンでクッキング。
同棲中の二人だと、別々の家へ帰る事もなく、たとえ日中は離れ離れでも、家の中にいれば二人で一緒に過ごせる時間はたっぷり!

でもそんな二人の共通スペースだからこそ、お互いの荷物が溢れてしまったり、インテリアの趣味の違いで悩んだり。
でも一分でも長く一緒にいたいと思ったからこそ、一緒に暮らし始めた二人。問題点や悩みがあっても、お互いが納得できる解決策を見つけたいですよね。

ここでは二人が一緒に過ごすエリア、LDKでのおすすめレイアウトやコーディネートをご紹介します。
部屋が狭い、荷物が多い、配置方法に悩んでいる… そんな悩み事があるカップルは、ヒントになりそうなコーディネートからアイデアをもらって下さいね。

長方形リビングルームの基本レイアウト

細長いリビング
リビングルームにはさまざまなかたちがありますが、最も多い形と言えるのが長方形。このベーシックなフォームの基本レイアウトは、リビングルームの長い側面に沿ってソファを平行に置いた配置になります。

もしソファを二人分以上のサイズで購入したなら、まず最初にトライして欲しいのが、この基本レイアウト。
こちらは窓までの側面が長いタイプのリビングルームに、ソファを平行に置いて解放感を感じさせるコーディネートになっています。
ソファの前に配置したTVやTV台も、同じく平行に配置した事で、視線は入り口から窓まで流れるようにスムーズ。広々とした解放感を感じさせる抜群のレイアウトと言えるでしょう。

無機質なAV機器に合わせて、TV台やその上の本棚を黒にまとめ、反対側のソファを白にした事でバランスの良い、スタイリッシュで清潔感あふれるリビングルームが完成!
シンプルかつ居心地良いリビングルームを造る際のお手本となるコーディネートです。

バルコニー面が長いリビングルームのレイアウト

バルコニー面が長いリビングルーム

バルコニーや窓の側面が長い長方形のリビングルームは日差しがたくさん入り、明るい雰囲気いっぱいで、お天気の良い日には、二人で過ごすにはぴったりの間取りです。
とても人気があるタイプですが、窓のサイズが大きいために、どこにTVやソファを配置するのかが悩みどころ。

こちらは窓の反対側にTVを設置、ソファは窓と垂直になるよう、壁に沿って置いた事で、部屋の中央に大きなスペースを生み出し、広々とした空間を楽しむ事が出来るレイアウト。
また、センターテーブルやキャビネット、フロアスタンドの脚部が細いものを使用した事で、開放感あふれるコーディネートとなっています。

TVやソファをどこに配置するかは、いつ、どのような状況でTVを見るのか、ソファを利用するのかが大きなキーポイントに。
TVは部屋への光の入り方によって、見るのが難しい場合も出て来ます。
昼にTVを見るのであれば、TVを配置するのはサイドの壁際かコーナーに。TVを見るのは夜、というワーキングカップルであれば、窓の対面での配置でも問題はありません。
二人の生活スタイルをじっくり検討して、ぴったりのレイアウトを見つけて下さいね。

リビングダイニングには統一感を!

リビングダイニングに統一感を

最近多く見かけるタイプがリビングとダイニングが一部屋になった住居。
食事をする場所、リラックスするエリアをひとつの部屋にまとめるのに苦労されている方もいるかもしれませんね。
また、部屋の広さがそこまで大きくない場合、ダイニングテーブルやソファといった大型家具の配置に頭を悩ます事も。

こちらのコーディネートはソファとダイニングテーブルを平行に置いていますが、ラグを使った事でしっかりと場所の区分けが出来ているレイアウト。
また、室内の色調を合わせ、家具の高さを揃えた事でスッキリとして見え、アクセントカラーであるオレンジが効いていて、部屋全体に見事な統一感が生まれています。

このように生活スタイルが違うエリアをひとつの部屋に納める際に重要なのが、トータルバランス。
家具のマテリアルやカラーリング、高さを揃えると部屋はしっくりと落ち着き、過ごしやすい場所になるでしょう。

狭いLDK、どう使いこなす?

リビングダイニング・テーブルを小さめに

初めて二人で暮らし始めたスウィートホーム。最初は嬉しい事ばかりだったのに、暮らしていくうちに不満が出て来てしまう事もしばしばです。
二人暮らしの住まいの問題点のナンバーワンは何と言ってもそのスペース。
特に生活に欠かせない家具が集中するLDKの大きさに満足出来ていない場合だと、家具がぎっしり、二人でいると息苦しさを感じてしまう事も。

もしLDKが狭い場合には、二人の暮らしの中で、どんな時間が最も大切なものなのか、じっくり考慮する必要がありそうです。
忙しい毎日を送るカップルで、そこまで食事や料理にかける時間が取れないならば、キッチンやダイニングは出来るだけ物を少なく、また、小さな家具を揃える事がベター。

こちらはオープンキッチンの向かいにガラストップのダイニングテーブルを配置、椅子はスツールタイプでシャープな雰囲気に。
その分、ソファはゆったりめで、リビングでの時間を大切にしたいカップルにぴったりのコーディネートです。

どんなに大好きな家具やトライしたいインテリアがあっても、部屋のサイズと合わない場合は、諦めなくてはならない事も。
狭さに悩んでいる二人であれば、どの家具を部屋のメインにしたいのか、一緒に考えてみて下さいね。

暮らしやすいLDKは、動線を生かしてレイアウト

動線を生かしたリビングダイニング

さほど大きくないLDKに住んでいるのなら、気にしなくてはいけないのが生活動線です。
動線とは人が動くラインを指しますが、キッチンからダイニングテーブルまでの移動、ダイニングテーブルからソファまでの移動など、今のLDKで動きはスムーズに行えていますか?
椅子の出し入れがしにくかったり、ソファからキッチンまでの移動の途中に障害物があるなど、楽に動作を行えない場合には、レイアウトをもう一度見直す機会かもしれません。

こちらはオープンキッチンからリビングダイニングまで繋がったタイプのLDKですが、ダイニングテーブルとソファの配置ラインを揃えた事で、中央に大きな空間を作り、動きやすいLDKになっています。
また色彩や家具の高さを合わせた事で、あまり大きくないLDKでもすっきりとして見えるのが分かります。
どんなに素敵なインテリアでも、使いにくい配置やサイズはNG。動線を生かしたレイアウトを心掛けて下さいね。

空いたスペースでは、生活感を感じさせないコーデで遊ぼう!

空きスペースに二人のコーナーを作る

ちょっぴりLDKに余裕がある場合、空いた空間に何を置くのかは大事な問題。
部屋を広く見せるために、家具を出来るだけ少なくするのも良いですが、ソファやダイニングテーブルと言った必要不可欠な家具だけでなく、ちょっぴり遊び心を発揮して、二人だけのくつろぎコーナーを作るのも素敵です。

こちらは窓の近く、ソファのサイドに一人掛け用ソファを設置。おしゃれで雰囲気のある、くつろぎエリアにしています。
一緒に生活を始めると、つい家は生活感でいっぱいになりがち。そんな時にこちらのコーディネートのように、ちょっぴりいつもとは違うムードを楽しめるコーナーがあると、二人の仲もリフレッシュ出来そうです。

遊び心満点のコーナーには、実用性を求めた家具ではなく、少し冒険してみるのも楽しいかも。お互いに好きなテイストの椅子やソファで、室内をグレードアップ。
その空間が部屋全体のイメージを盛り上げてくれるに違いありません。

二人の個性が強い時は、敢えてシンプル路線を狙ってみる

リビングをシンプルに

一緒に暮らし始めて初めて分かる事もある、今まで知らなかった相手の一面。
さらにそこから愛情が発展して行けば問題はありませんが、お互いの相違が受け入れられない場合もあるかもしれません。
特にインテリアのテイストは人それぞれ。どちらも主張が強くない場合は、家具選びやカラーリングのチョイスもスムーズに決まりますが、お互いの個性が強い二人だと、譲れないシーンが出て来る事も。

住まいはお互いの好みが最も出やすい場所ですから、どちらにとっても好きではないインテリアの中で暮らす事は、結構なストレスになってしまいます。
もし、どちらもインテリアで相容れない場合があるなら、シンプル路線でまとめるのが一番!
家具やカラーリングはベーシックなものでまとめ、雑貨やライトといった小物でお互いに認め合えるものを選んで個性を出してみるのがおすすめです。

こちらは白でまとめたリビングに、デコレーション・アイテムでオリジナリティを出したコーディネート。
最初はシンプルな雰囲気であっても、過ごす月日が経つにつれ、きっと二人のテイストが上手くミックスしていくでしょう。
個性派の二人の趣味が段々と歩み寄ったら、そのカップルだけのインテリアがきっと出来上がるはず!

コレクター気質の二人におすすめ! ユニット家具

収納家具はユニットタイプで

多少部屋が狭くても、スッキリと広く見せるレイアウトやカラーリングのテクニックは存在します。
それでも基本はお互いの持ち物を厳選し、出来る限り『隠す収納』を心掛ける事。
でもそうは言っても、住まいに備え付けの収納が少ない場合や、年々増えて行く衣類や書籍、または趣味のアイテムを集めるのが大好き! というコレクター気質の方にとっては、収納はいつだって大きな問題。

もし二人で収納家具を選ぶなら、最初はユニットタイプの家具がおすすめ。
ユニット家具は味気ない、と思う方もいるかもしれませんが、後に同じテイストやサイズの収納家具を増やしたい時に大変便利なアイテムです。

こちらは収納は同じシリーズのユニット家具で揃え、まとまりのあるリビングに。壁紙や照明で個性を出せば、たとえシンプルラインの家具でも平凡な印象にはなりません。

なお、収納家具は大きなものを最初に購入してしまうと、コレクターの方はつい安心してしまい、益々ものが増えてしまうという欠点が。
最初は今ある持ち物に合ったサイズの収納家具を選び、その後に増えてしまった場合に買い足すようにしていくのがおすすめです。

さまざまなライトを取り入れて、LDKをグレードアップ!

ライトでグレードアップ

LDKにソファやテーブル、全てお気に入りのもので揃えてみたけど、どうも何かが足りないみたい。そんな時、実用性もバッチリで部屋のアクセントになるのが照明です。

主照明として、既に備え付けのライトが付いていたり、賃貸の場合には工事が必要なライトは設置出来ない場合もありますよね。
そんな時はフロアスタンドやテーブルスタンド、キャンドル式ライトなどさまざまなライトを駆使してみませんか?

こちらは部屋の中に様々なタイプの照明を用いて、おしゃれモード満載の素敵なコーディネートです。ライトはソファやテーブルといった家具に比べ、お手頃な値段で手に入れられるのが嬉しいポイント。

また、さまざまなデザインのものから選べるので、二人だけのテイストを作り上げるのに持って来いのアイテムです。

LDKで物足りなさを感じた時は、さっそく新たな照明でグレードアップを図ってみませんか?

もう少し、恋人気分でいたいから。二人で同棲を楽しもう!

同棲カップルおすすめインテリア・まとめ

結婚は人生の一大イベント。いつかは世界で一番好きなあの人と、一緒になる事を夢見ていても、今はまだお互いに、もう少し自由でいたい。
恋人よりも親密で、夫婦よりも新鮮で。同棲期間は、そんなときめきを感じる事の出来るワクワクとするような時間です。

スウィートな二人が暮らす家は、もっと二人の距離が縮まるような素敵なインテリアであって欲しい。
もしスペースに問題があっても、お互いの個性を尊重しながら二人で選んでいけば、きっとお気に入りの空間を作り上げる事ができるはず。

いま同棲している部屋のレイアウトやコーディネートに困っていたり、これから同棲するというカップルで、どんな間取りがぴったりなのか悩んだ時は、是非今回の記事を参考にして下さいね。

- 2017年05月01日