人気の街「恵比寿」、その魅力はどこまで本当?相場データで調査!

恵比寿」はスーモジャーナルが毎年行っている「住みたい街ランキング」でもおなじみの人気の街です。2016年度の同ランキングでは、調査開始以来5年目にして初めて、ライバル「吉祥寺」をおさえ、総合ランキング第1位を獲得しています。恵比寿が住みたい街として人気があるのは、街の雰囲気、利便性に富んだエリアであることのほか、高い資産性という点も理由にあるようです。

そこで今回マンションサプリでは、人気急上昇の街「恵比寿」(駅)について、相場情報サイト「マンションマーケット」に掲載されている中古分譲マンションのデータを用いて人気理由である利便性、資産性について調査を行いました。

恵比寿駅の利便性とは?

家探しにおいて、“利便性”を重視される方は多いと思います。その点、家から最寄り駅までの距離も重要なポイントですよね。恵比寿駅は4路線乗り入れに加え、駅周辺の商業施設も充実しており、利便性抜群の駅だと言えますが、駅近で住める家はどれほどあるのでしょうか。恵比寿駅に乗り入れる4路線の各駅と恵比寿駅で駅近マンションの数を比較しました。

調査概要
※恵比寿駅乗り入れ4路線:JR山手線、JR埼京線、JR湘南新宿ライン、東京メトロ日比谷線
※駅徒歩5分(400m)圏内に存在する中古分譲マンションが対象
※駅徒歩1分=80m換算
※データは2017年6月8日時点

恵比寿駅はJR埼京線JR湘南新宿ラインの2路線の駅のうち、駅近マンション数が最も多い駅に。JR山手線東京メトロ日比谷線においてもトップ5にはランクインしており、比較的駅近マンションの数が多い駅と言えます。とても洗練された街並みが印象的な恵比寿駅周辺は、利便性を備えつつ落ち着きある住まいを実現できそうですね。

恵比寿駅の資産性とは?

次に、恵比寿駅周辺マンションの資産性について確認してみましょう。2007年時点で存在していたマンションの、2007年当時の価格と2017年現在の価格を調査し、10年間で価格にどのような変化があったのか。恵比寿駅の所在地である渋谷区の平均㎡単価と比較してみましょう。

調査概要
※駅徒歩10分(800m)圏内に存在する中古分譲マンションが対象
※駅徒歩1分=80m換算
※データは2017年6月8日時点


10年前と現在の価格を比較すると、渋谷区全体では価格が2.6%上昇に対し、恵比寿駅周辺のマンションの価格は6.0%の上昇と、大きな差が出る結果に!渋谷区には恵比寿のほかにも人気駅が多くあるエリアですが恵比寿駅の上昇率は際立っています。街並みや立地の良さなど、常に人気を集める恵比寿ゆえの資産性の高さなのかもしれませんね。

まとめ

利便性・資産性ともに、恵比寿駅の魅力は相場データからも読み取ることができました。本調査時点での渋谷区の平均㎡単価(※駅徒歩10分圏内のマンションが対象)は¥870,419に対し、恵比寿駅は¥969,852と価格も高めな恵比寿。人気の街ではありますが、実際に住むためには予算は多めに見積もる方が良いかもしれません。

- 2017年06月21日