住宅ローンの過去推移と今後について

オーバーシュート型コミットメント

「長期金利操作付き量的・質的緩和」の二つ目の軸は「オーバーシュート型コミットメント」です。オーバーシュート型コミットメントとは、簡単にいうと「物価上昇率が2%を達成するまでは異次元緩和はやめません」と宣言していることです。

具体的には、生鮮食品を除く消費者物価指数(CPI)の前年比上昇率が、安定的に2%を超えるまでは異次元緩和をやめないと約束しています。狙いは、金融緩和を長期間にわたって行うという安心感を、国民に植え付けることです。

住宅ローンにもたらせる影響

結論からいうと、今までの話で分かった通り、以下の理由により住宅ローン金利は低水準を維持すると考えられます。

1.マイナス金利政策が維持・拡大される可能性が高い

2.「長期金利操作付き量的・質的緩和」の導入により、金融緩和は今後も維持・拡大される可能性がさらに上がった

要は、未だに目標であるインフレ率2%上昇は達成できていない状況というのが大きいです。達成できてないからこそ2016年9月の時点で、長期金利操作付き量的・質的緩和に踏み切りました。そこで、金融緩和は持続がすることを宣言しましたので、少なくともインフレ上昇率が安定的に2%上昇するまでは、金融緩和は続くと思われます。

そのため、日銀が打ち出す金融政策は、今後も金融緩和の方向性になると思われます。金融緩和の方向性になれば、今までのように銀行は優遇幅を維持・拡大する可能性が高いです。それは、住宅ローン金利が低水準で推移することを意味しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。このように、住宅ローン金利は時代によって変わってきます。それは日銀の打ち出す政策により左右されやすいです。しかし、日銀の打ち出す政策が成功するとは限りません。時には失敗することもありますので、政策が方針転換することも考えられます。

そのため、住宅ローン金利は今後も低水準を予想しますが、もちろん「絶対」ではありません。大切なのは、今後も絶えず日本経済を注視することです。時代の流れに合わせて住宅ローン金利は変わっていきます。

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