【北川景子主演:家売るオンナ第9話】”風水NG”は断り文句に使われがち?部屋と占いと不動産屋の関係

昨夜も放送されました家売るオンナ。第9話「三軒家流・二世帯住宅爆売りプロジェクト始動!」、皆さまご覧になられましたか?

9話は初!ナイジェリア人の方がご登場です!
ビクトルを演じたルネさん、実は美加演じるイモトアヤコさんが司会をやっていた「世界番付」のカメルーン人の代表だそう。繋がってますね~!
ところで、ナイジェリアでは太った女性がモテルるっていましたが、真相はどうなのでしょうか。

ということで調べました。
<”とくに肥満の女性を称える国トップ10″>
第1位:南アフリカ
第2位:アフガニスタン
第3位:タヒチ
第4位:ナウル
第5位:モーリタニア
(※「toptenz.net」調べ)

・・・だそうです!
肥満は美しさや富の象徴と考えられている国も多いようですね。(筆者は初耳のお国が多いですが・・・)
確かに日本でも「ぽっちゃり」をテーマにしたアイドルやアパレルブランドが話題になりました。
これから日本の価値観も変化していくのかもしれませんね!

遅くなりましたが本題に入りましょう!

9話は結婚の代名詞?ともいえそうな永遠のテーマ「嫁と姑問題」。
形式上は家族になったといえど、相性が良くない場合は根本的に解決しきれない問題が多そうですね。

先週の第8話での週刊誌デビューに続き、今回も週刊誌記者に追われたことがきっかけで、二世帯住宅の売却依頼を受けた万智。犬猿の仲である嫁と姑をまとめて一緒に住ませたい万智の、とっておきの”心理”作戦とは!?

早速あらすじを見てみましょう!

(ドラマを見たい方は、日テレオンデマンドhulu、9月14日までは日テレ無料(TADA)でご覧になれます。)

家売るオンナ9話のあらすじ

※ネタバレしておりますのでご注意ください。

いつものようにチラシの配布に向かう美加(イモトアヤコ)が出会った週刊新代の記者から依頼を受け、二世帯住宅の売却を担当することになった万智(北川景子)。
同じ頃、足立と庭野はそれぞれ担当するお客の家探しに苦労していた。今回も購入につながらないまま営業所に戻った足立(千葉雄大)と庭野(工藤阿須加)。そこへ「雨宮」と名乗るお客から電話が入る。二人の担当するお客はどちらも「雨宮」であり、親子だったことが発覚する。親子ながら別々に営業所に来ていること、内覧を繰り返しながらも購入を決めないことから、親子関係が悪く、物件に対する不満ではない別の理由があると予想する万智。

しばらくして、行きつけの餃子屋で出会った外国人・ビクトル(星野ルネ)が部屋探しのため万智を訪ねて来店する。そこでビクトルが彼女だと紹介した女性は、なんと足立が担当した雨宮夫婦の娘・波留(八木優子)だった。波留は、受け入れてもらえないと思い両親にビクトルを紹介できずにいた。留学生であるビクトルが帰国の際には、両親の面倒は弟にまかせ、一緒にナイジェリアに帰国するつもりでいるという波留。売買専門の万智だが、二人で住める賃貸物件も探すことに。

その後、庭野が担当する雨宮息子夫婦の内覧に同行する万智。いつまでたっても家の購入を決心しない夫・憲一(竹森千人)に本当に家を買う気があるのかと追い詰める妻・礼(MEGUMI)。憲一は両親との同居を考えているのでは?と問う万智だったが、姑・智代(鷲尾真知)と犬猿の仲である礼が、同居はあり得ないと強く否定する。内覧を終え営業所に戻った万智は、庭野と足立に雨宮家の仲介から手を引くようにと命令する。二つの雨宮家をまとめ、担当している二世帯住宅を売る万智の考えだった。

後日、足立が担当する雨宮親夫婦が来店する。万智は庭野に雨宮息子夫婦を営業所に呼ぶように指示。さらに万智は波留とビクトルも招き、雨宮家全員を営業所に集合させる。そこで波留は正式に両親にビクトルを紹介、ビクトルのナイジェリア帰国についていくと宣言する。家を出ていくという波留に、それまで言い争っていたはずの礼と智代は、波留とビクトルの結婚に断固反対し、手を取り合い一致団結。すべては共通の敵を作ることで、仲の悪い二人をまとめるための万智の作戦だった。

礼と智代は、帰宅してからも波留に結婚をやめるよう説得を続ける。波留が家を出ていくことで義父母の面倒を見なくてはならなくなることを恐れる礼と、家のことをよくしてくれていた波留がいなくなることに不安を感じる智代。そんな二人に対しわがままだと一喝する万智。雨宮家は性格や嗜好がよく似た、似た者同士の集まりであることを指摘し、本当は理解しあえる関係のはずなのだから考えを改めるよう促す。万智は雨宮家をそのまま二世帯住宅の内覧へ案内する。遠くて近い、近くて遠い、つかず離れずの距離感を保った家が雨宮家にとって最適であるという万智に、雨宮家は二世帯住宅の購入を決めたのだった。

不動産の裏話は、業界の人に聞いてみよう

不動産業界9話のテーマは「二世帯住宅」の購入でした。
義父母との同居、ご家族、ご夫婦で一度は話題にあがったことがあるのでは?
結婚生活に大きく関わることなので、結婚がちらつき始めた段階で、パートナーの方とお話される方も多くいらっしゃるかと思います。

そこで今回のテーマは「二世帯住宅の購入について」。
さらに、雨宮家・男性陣の「南向きの8畳間は不吉」の真相を探るため、今回も不動産業界に身を置く方々にお話を伺いました。

<ご協力いただいた方々>
Aさん(不動産業界歴6年)
Bさん(不動産業界歴8年)
Cさん(不動産業界歴10年)
Dさん(不動産業界歴3年)

「二世帯住宅の取引は多くありません。特にドラマのように中古物件だとなおさらですね。」(Aさん)
二世帯住宅自体は需要が低く、めずらしい例だと思います。二世帯住宅の形は、ドラマのようにきっちり2つの家が分かれているものは珍しく、フロア別で仕切っているものの方が多いと思います。ドラマでは中古物件でしたが、購入者が注文をして新築で建てることが一般的な流れです。

「弟が二世帯住宅を探していましたが、かなり苦労していました。プライベートを完全に区切れる家がなかなか見つからなかったようで…」(Bさん)
なんとBさんの弟さんは、実際に二世帯住宅を検討されていたとのこと。親御さんと住むため中古物件で探していたようですが、完全にプライベートを区切ることができる二世帯住宅はなかなか見つからなかったそうです。家は毎日の生活の場。妥協はできないところですよね。その点、ドラマの家のように顔を合わさずに生活できる設計の家は、最も理想に近いかもしれません。

「最近ではマンションで隣同士の部屋を買って住むご家族のほうが多いです。昔は、マンションで二世帯住まいを希望のお客様の要望を受けて、部屋の壁を壊したり階段をつけたり何でもありだったみたいです。今は無理ですが。(笑)」(Aさん)
一方、最近はドラマのような二世帯住宅型の戸建てを買う方よりも、マンションで隣同士の部屋で購入される方のほうが多いようです。現在は対応できないそうですが、昔は新築でマンションを2部屋購入したお客様が、二世帯用にアレンジすることもあったようです。確かに隣同士の家であれば、それぞれの夫婦のプライベート空間も確保できますし、まさに万智の言う適切な距離感を実現できそうです。

二世帯住宅を買う前に、必ず考えてほしいこととは

二世帯住宅―“二世帯で住むなら、二世帯住宅用の戸建てではなくマンションを2部屋購入する方が断然良い”と、本日お話を伺った4人の営業マンが口をそろえて言っていました。どうしてなのでしょうか?

「プライベート空間の確保はもちろん、将来的なリスク回避を考えても断然マンションの購入を勧めます。」(Cさん)
二世帯住宅用の戸建てを購入する場合、1つの家を共有名義で契約することとなります。将来的に売却の可能性がゼロではない以上、共有名義での契約は、離婚時と同じように、売却時に揉め事を伴う危険があります。しかしマンションを2部屋購入するのであれば、個別の物件として扱いますので、将来的に売却することになっても余計なリスクは避けられそうです。

「二世帯住宅を売るのはとても大変なこと。“売れ残るリスク“を踏まえ、しっかり検討したほうが良いと思います。」(Aさん)
また、先ほどお伝えしたように二世帯住宅自体、需要が高くないため”売れ残るリスク”がのしかかります。一般的な戸建てよりも面積も広く高額になる傾向があるため、よほど欲している人ではない限り売れにくいとのこと。さらに、築浅にも関わらず売れにくいことを理由に、土地のみの価値を反映させた、低い価格設定をされてしまうこともあるそう。遅かれ早かれいずれは先立つ親ですから、二世帯住宅を手放す時が来る人は少なくないはず。その時のことを踏まえて購入を考えたほうが良さそうですね。

「南向きの8畳間は不吉」ってきいたことありますか?

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―9話では雨宮家の男性陣が、内覧をするも購入を決めきれずにいました。その理由に「南向きの8畳間は不吉だから」と言っていましたが、ここでも聞きます。
ズバリ、「南向きの8畳間は不吉」ってきいたことありますか?

「ないです。」(全員)
やはりそうでしたか…

「風水や迷信のようなことを理由に購入をお断りされる方の多くは、違う理由が別にあるのではないかと思っています。(笑)」(Aさん)
ドラマで、雨宮家の男性陣が購入を決意できなかった本当の理由は、そもそも家を購入する気がなかったこと。それを言い出せないがために「南向きは~」と言ってごまかす姿は、とてもリアルに感じた、とAさん。本当の理由が別にあるものの、言い出せない場合の最終手段なのかしれません。もちろん、すべての方がそうではありません。しかし一部では万智が最後に言い放ったように、”不動産屋がふりまわされる”一例なのでしょうか…。

―しかし一方で、本当に風水・占いを軸に家を探す方も少なくない模様・・・

「山形県のある地域で新築マンションを売る際、運悪く”家を買ってはいけない時期”といわれるタイミングが重なり、見事に売れず苦しかったです…(笑)」(Cさん)
Cさんによると、もともとマンションが売れにくいエリアではあったそうですが、さらに追い打ちをかけるように、そのエリアに伝わる”家を買ってはいけない時期”に販売のタイミングが重なってしまったそうです。若い方はそこまでの影響はないようですが、世代が上の方になればなるほど敏感だったらしく、大変苦労されたそうです。不動産屋って大変…。

「昔担当したお客様の中には、家選びで占い師に相談される方がいました。100物件近く紹介しても、占い師からOKが出るのはその中でも2~3件。苦しかったです…(笑)」(Bさん)
Bさんのケースも、かなり大変そうですね。お客様ご本人から、ざっくりと希望条件をヒアリングし家を探したそうですが、まずは占い師に確認ということで、およそ100物件ほどの資料を送られたそうです。しかしその中で、占い師に大丈夫と言われる物件は数件。わずかな可能性の中での家探しだったようですが、最終的に家は決められたそうです。見えないものだからこそ逆に敏感になる気持ちは理解できますが、それにしても不動産屋って大変なんですね…。

さて、いよいよ次回は最終話です・・・!
営業所のメンズたちの心の拠り所、スナック「ちちんぷいぷい」が立ち退きの危機!?これまでの一般の方の家爆売りストーリーとは異なる模様です。
そして昨夜の予告でざわついた方も多かったのではないでしょうか、庭野の大胆な背後ギュッ&「そばにいろよ」。。

筆者的には最終話に、冷静沈着な万智の動揺する姿を見れるんじゃないかとそれだけで胸がいっぱいですが、立ち退き騒動に恋の決着(?)に、来週もてんこ盛りの内容になりそうで楽しみですね。

次週は最後!気合をいれてレポートいたします。

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- 2016年09月08日