白い壁を美しく飾ってみよう! 壁のインテリア実例集

お気に入りの家具や雑貨で家のレイアウトをキメてみても、ちょっぴり気になるのが殺風景な白い壁。部屋の四方に広がる大きな面積を占める壁をデコレーションしてみれば、今までとはがらりと違うインテリアにきっとなるはず!
棚の中の飾りつけとは違う大きさに最初はとまどう事もありますが、壁は自分だけのギャラリー。インテリアのセンスアップのためにも、おしゃれに装飾したいですよね。
ここでは壁をアートに変えてしまった凄腕インテリア実例集と、すぐにでも真似してみたい素敵なアイデアをご紹介します。

目次

1.写真で壁をディスプレイ
☞同じサイズの写真を飾る
☞サイズ、カラーの違うフレームを使い、レイアウトに変化を
☞上級者のレイアウトで自宅がアートギャラリーに
☞簡単DIYで気軽に写真をディスプレイ

2.壁に新たな棚を付けて、おしゃれに飾ろう!
☞ナチュラルなテイストが優しいコーディネート
☞コンパクトでもインパクト大! 小さめウォールシェルフ
☞明るくポップに! 木箱をリメイク
☞センスとアイデアに脱帽! オリジナリティ溢れるウォールラック

3.使い方は無限大! 紐を使ってインテリアのセンスアップに
☞紐と板壁インテリアのダブルコーデ
☞観葉植物のある暮らしを目指そう

4.イメージチェンジはこれで決まり! 壁紙で新しい部屋へ
☞壁紙スタート地点は小さな場所から
☞壁紙と雑貨でショップのようにディスプレイ
☞大胆な壁紙も使いこなそう!

5.真っ白い壁は自由なキャンバス!今日から素敵に飾ってみよう

1.写真で壁をディスプレイ

写真でディスプレイ

出典:https://jp.pinterest.com/pin/566116615642887636/

壁の装飾と聞くと、最初に思い浮かべるのは写真を飾ることではないでしょうか。好きな写真、あるいはイラストなどを額縁に入れて飾るというのは、壁の装飾に初めてチャレンジする方にもトライしやすい方法です。
でも小さなサイズの部屋でもいざ壁の前に立ってみると、意外にも大きな面積をどのように写真でデコレートすればいいのか迷ってしまうこともありますよね。
1枚のフレームだけでなく、数枚の額縁を飾る場合には、中に入れる写真の選び方だけでなく、フレームをどのように配置するのかという、レイアウトも大きなポイントになってきます。意識せずに好きなものを好きなように飾っていると、遠目から見た場合にバランスがおかしくなってしまう場合も。
ここでは写真をさまざまなレイアウトで飾っている実例をご紹介します。お気に入りを見つけたら、最初は同じようにデコレート。それから自分のセンスを生かして新たなレイアウトにトライしてみて下さいね。

同じサイズの写真を飾る

こちらは同じサイズの写真をリビングの広い壁に飾ったコーディネートです。少し寂しげだった壁も、写真を飾ることで部屋を引き締め、雰囲気作りにも大いに役立っていますね。
こちらのレイアウトは一番の基本、縦と横のラインを合わせたもの。同じサイズ、同じカラーのフレームを使い、写真はモノクロで統一、写真のテーマも合わせて選んでいるのでまとまりがあり、モノトーン調を用いた部屋のインテリアとの相性も抜群。
初めて壁のデコレーションにチャレンジする方で、大胆なレイアウトにはちょっとためらいがある方におすすめの飾り方です。

サイズ、カラーの違うフレームを使い、レイアウトに変化を

色合いが違う縁、異なる材質、サイズもばらばらなフレームを使って、ちょっと高度なテクニックを用いてレイアウトした例がこちら。フレームはさまざまでもバランスよく飾られているので、思わず目を惹く壁のインテリアとなっています。
こちらは配置している縦のセンターラインが統一されているので、額縁の大きさはまちまちでもすっきりとまとまっているところがポイント。このように、サイズやカラーリングが違うフレームを使用し、縦・横で均等にレイアウトしない場合は、センターラインと呼ばれている、縦、あるいは横の中心のラインを揃えて配置すると見た目にも美しいバランスに。
同じサイズのフレームのデコレーションの一歩先をチャレンジしたい方におすすめのレイアウトです。

上級者のレイアウトで自宅がアートギャラリーに

こちらはさまざまなフレームを用いて、大胆な配置を施したウォール・デコレーション上級者のコーディネート。センターラインこそ合わせていないものの、数枚のフレームのラインをさりげなくまとめ、きちんとした統一感を出しているのはさすがのテクニックです。
インダストリアルな雰囲気を感じさせる間接照明や、ぬくもりのあるインテリアにもぴったりマッチ。皆のくつろぐソファのエリアを、部屋の中心となる効果をもたらしています。
このように数多くの額縁を、ラインを少しずつずらしながらもまとまりのあるレイアウトにするのは難しいところですが、非常にバランスの良いこちらのコーディネートは是非真似してみたいところ。
アートギャラリーのようなシックな部屋を目指す方におすすめのレイアウトです。

簡単DIYで気軽に写真をディスプレイ

写真はいっぱい飾りたいし、交換も気軽に楽しみたいという方におすすめ! ナチュラルテイスト満載な、フレームを使わないでおしゃれに写真を飾る方法をご紹介します。
好みの長さに切った板を壁に貼り、板の両端にネジを付け、そこにワイヤーを通して写真をピンチで挟むだけの簡単ディスプレイ。これならDIYと言ってもとっても簡単、ハンドメイドが苦手な方もすぐにチャレンジ出来る方法です。
薄い板を使えば両面テープで壁に貼り付けるだけでOKなので、釘を打つこともなく、壁を傷つけないので賃貸の方にもぴったりなアイデア。
写真は季節によって、あるいは新たに好きな写真が手に入った時にすぐに交換出来るところも嬉しいですね。

2.壁に新たな棚を付けて、おしゃれに飾ろう!

壁に飾ることが出来るのは、写真や絵画だけではありません。棚を新たに壁に付けて、好きな雑貨でディスプレイ! まるでお気に入りの雑貨屋さんのようにお部屋を素敵にイメージチェンジすることが出来ますよ。
キャビネットの中に飾るのとは違い、オープンに見えるディスプレイはインテリアのセンスを磨く絶好のチャンス。今まではガラス扉の向こうにしまってあった大切な雑貨も、皆の注目を浴びて、また輝きを放つはず。
ここでは新たな棚を壁に付けて、おしゃれにディスプレイしているコーディネートをご紹介。雑貨の置き方、選び方やレイアウトなど、きっと役に立つヒントがいっぱいです。

ナチュラルなテイストが優しいコーディネート

こちらは木製の棚を壁に作り、素晴らしいバランスで雑貨が配置されたおしゃれなディスプレイ。柔らかな木のぬくもりを感じさせるあたたかな木目調のカラーをメインとして、マットなブラックのアクセントカラーがデコレーションを引き締める、絶妙なスパイスになっています。
選び抜かれた雑貨も、どれも優しく素朴さを漂わせているナチュラルな風合いのものばかり。詰め込み過ぎずに置かれた雑貨は、それぞれのマテリアルを尊重し合いながらお互いの個性を引き立てています。
好きで集めた雑貨はたくさんあるけれど、どうやって飾ったら可愛く素敵に見えるのか、悩んだ時に参考にしたいコーディネートですね。

コンパクトでもインパクト大! 小さめウォールシェルフ

壁に作り付ける棚は小さくても放つインパクトは充分です。日本の住居の壁は殆どが白をベースにしているため、ちょっとした装飾でもパッと目を惹く素敵なアクセントに。
こちらのコーディネートは幅も狭く、小さめの棚を付けていますが存在感はバッチリ。飾った雑貨もコンパクトなものでまとめ、コーナーに飾ったグリーンも鮮やかで、部屋に潤いをもたらしてくれそう。
このサイズなら、オープンの棚に雑貨を飾るのには地震のことを考えるとちょっとためらっていた方にも安心してトライができそうです。こちらのコーデのように細い板を使えば、壁に打ち付ける釘も小さめのもので済みますね。
壁に棚を付けるのは初めての方や、大きな棚を付けるのはちょっと不安、と言う方におすすめの方法です。

明るくポップに! 木箱をリメイク

ちょっとしたアイデアで、棚も作れて部屋も明るくお色直し! こちらは木箱をペイントし、底の部分にウォールペーパーを貼りつけて、おしゃれな棚を作り上げたDIY。カラフルで、元気が出そうな色合いが部屋に彩りを与えてくれています。
壁に数色のカラーを使う時は、どんな色を使えばいいのか悩むところですが、こちらはウォールペーパーに使われている色をペイントのカラーに選んでいるので、バランス良くまとまっていますね。
DIYの素敵なところは自分の好みに作品を仕上げる事が出来るところ。またイメージチェンジしたい時はカラーを気軽に変えられるのも魅力です。
木箱の棚はDIYが苦手な方も楽に挑戦出来そう。壁に新たに棚を作る時には最初にチャレンジしてみたい方法ですね。

センスとアイデアに脱帽! オリジナリティ溢れるウォールラック

工作もハンドメイドもちょっと苦手。棚を壁に付けるよりは、新しい家具を購入した方がいい… と思っている方に是非見て頂きたいのがこちらのディスプレイ。
コンクリート打ちっぱなし風の壁紙を貼り、自作で作った棚はなんとベルトでホールドしています。オリジナリティあふれるアイデアと、バランスよくレイアウトされたウォールステッカー、雑貨の飾り方などまさにプロ級のセンスの良さ。
個人の自宅内とは思えないほどのおしゃれさで、真似したくなるヒントがいっぱいのコーディネートです。

3.使い方は無限大! 紐を使ってインテリアのセンスアップに

壁を飾るインテリアには色々な方法がありますが、いま世界的に流行中なのが紐を使った装飾方法。マクラメと呼ばれるさまざまな編み方からお気に入りを選んで、タペストリーのように壁に飾ったり、上から吊り下げてグリーンを飾り、部屋に癒しや潤いを与えてみたり。
1本の紐から自由自在に作り上げた作品で、たくさんのウォール・インテリアを楽しめます。ハンドメイドが得意な方は自分で編んでみても楽しそう!
ナチュラルな雰囲気がいっぱいの紐を使ったインテリア、最初はどんなところから入ってみたらいい? ここでは紐を上手くデコレーションに取り入れて、部屋の中に自然なぬくもりを与えてくれる部屋を作り上げているコーディネートをご紹介します。

エレガントでフェミニンなムードがいっぱいの紐のタペストリーを壁に飾り、窓から入り込む日差しとともに部屋をあたたかな雰囲気で包んでくれる魅力的なコーディネートがこちらです。
生成りの持つ優しさが部屋の雰囲気作りを盛り上げていますね。タペストリーの絶妙な透け感もノスタルジーを感じさせてくれ、どこかクラシカルな味わいが。ベッドカバーなどのファブリックに用いたボヘミアンチックなテイストとも相性バッチリです。
紐のタペストリーはデザインから編み方、そして大きさもさまざま。壁に飾る時は、部屋の雰囲気にぴったり合ったテイストのものを選びたいですね。

紐と板壁インテリアのダブルコーデ

賃貸に住んでいると、壁に釘を打ち付けたり出来ないのが悩みの種。壁の装飾にチャレンジしたくても、原状回復を求められる賃貸暮らしではなかなか難しい場合もありますよね。
紐のインテリアに興味はあるけど手が出せないと諦めるのはもったいない! こちらは板壁を利用して、マクラメを使ってグリーンを飾ったコーディネートです。これなら壁を傷つけることなく、紐のインテリアにも気軽にトライ出来そう。
板壁の木のぬくもりとグリーンの優しさが部屋をナチュラルな雰囲気にしてくれて、リラックス効果も抜群。それぞれ異なる編み方のマクラメが素敵なアクセントになっています。
観葉植物もエアプランツなど、今は育てやすいものがいっぱい。初めて挑戦する方でも手軽に育てられるので、是非紐と組み合わせて、おしゃれに飾ってくださいね。

観葉植物のある暮らしを目指そう

部屋の中央にある梁に平行に配置された木製のポールに、マクラメを使って吊るした観葉植物たち。生き生きとしたグリーンが、癒し効果抜群、住み心地の良いエアリーな室内にしているコーディネートがこちらです。
自然素材の紐が持つ落ち着いた柔らかい雰囲気と、木目調のナチュラル感いっぱいのポールや梁との相性もバッチリですね。
ペットや小さいお子さんがいるご家庭だと、観葉植物を室内の床や低い棚に置いておけない場合もあるかもしれません。そんな時はこの紐を使って上から吊るすのは是非トライしてみたいアイデア。
グリーンは部屋に置いてあるだけで、居心地の良い場所に変えてくれる大切なアイテムですから、上手に暮らしの中に取り入れたいですね。

4.イメージチェンジはこれで決まり! 壁紙で新しい部屋へ

壁の装飾を使って室内のイメージチェンジを図るなら、効果的でインパクト大なのは壁紙を変える事。真っ白な壁から自分好みのデザインの壁紙に変えてみれば、まったく新しい部屋へと生まれ変わります。
今までの壁紙は業者の人に頼まないと貼れないものも多く、またその後の原状回復も難しかったため、賃貸に住んでいる方やコストを考えると二の足を踏んでいた方もいるかもしれません。
でも最近多く目にすることが出来る剥がせるタイプの壁紙や、シールタイプのものを使えば、自分で貼れて、かつ楽に剥がせる事が出来るので、初めての方でも挑戦しやすくなっています。
でもずっと真っ白な壁の生活に慣れていると、すべての壁を全面的に変えてしまうのは勇気がいるもの。そんな時は一面のみ壁紙を貼ってみたり、面積の小さな壁からスタートするのがおすすめ。
壁紙でのイメージチェンジの楽しさを知ったら、きっとその魅力の虜になること間違いなし!

壁紙スタート地点は小さな場所から

壁紙を初めて貼ってみる方は、その大きさにとまどうこともきっとあるはず。最初は小さな壁からチャレンジしてみましょう。
こちらはトイレの壁紙を新しく張り替えて、明るく爽やかな印象に仕立て上げた素敵なコーディネートです。ちょっぴりラフな雰囲気を出した板張りの壁紙と、飾ったフレームのカラーリングや雑貨もぴったりマッチして、海の香りを感じさせる場所へと変身。
壁紙を変えることで、素敵な場所へと生まれ変わりました。こんなにおしゃれなトイレなら、ゲストが来た時も安心して使ってもらう事が出来ますね。
いろいろ雑貨をディスプレイしてみても、どうもしっくり来ないと思っていた方に是非参考にして欲しいコーディネートです。

壁紙と雑貨でショップのようにディスプレイ

こちらはリビングルームの一番大きな壁を一面使い、シックな色合いの壁紙を貼り、雑貨をカッコよくディスプレイしたおしゃれなコーディネートです。トーンを抑えた渋めのブルーの壁紙に配置されたパイプや雑貨の飾り方、すべてがバランスが良くパーフェクト!
思わず目を奪われるおしゃれなセンスを存分に生かしてショップのようにシックでクールな部屋を完成させています。壁紙のカラーリングが置かれた家具の雰囲気にぴったり合って、ラグやクッションなどのファブリックのチョイスも抜群。居心地のいい空間へ仕上げています。
あまり派手な色合いや柄の壁紙を使うのに抵抗がある方は、家具や雑貨を美しく見せてくれる色を選ぶとこちらのコーデのようにシャープにまとまるでしょう。

大胆な壁紙も使いこなそう!

壁紙はつい無難な色を選びがちですが、慣れてきたら大胆なパターンにチャレンジしてみるのはいかがでしょう。花柄やポップでカラフルなものを用いると、驚くほど印象が変わります。
最初は大きな面積を占めるリビングではなく、キッチンなどからスタートしてみると、その鮮やかな変貌にきっと心ときめくはず。
こちらはキッチンの一番奥の壁を大胆なグラフィカルなパターンの壁紙で大きくイメージチェンジさせたコーディネート。キッチンのメインカラーであるブラック&ホワイトともしっくり馴染んで、存在感を放ちながらもシックにまとまっています。
派手な色合いや大胆な柄の壁紙を使う時は、その部屋のカラーリングとの相性が重要なポイントに。メインカラーと同じ色を壁紙に用いると、浮き上がることなくエスプリの効いたアクセントになるでしょう。

5.真っ白い壁は自由なキャンバス!今日から素敵に飾ってみよう

日本の住まいの殆どが白い壁であるために、今まではあまり日の当たらなかった壁の装飾。でも最近ではセンスやアイデアを駆使しておしゃれなディスプレイを楽しんでいる方でいっぱい!
今まではちょっぴり物足りなく寂しい色合いだった白い壁をそのままにしておいた方も、自分だけの個性を生かせば今日から大胆にイメージチェンジすることが可能です。
部屋の四方に施された大きく白い壁に何を飾るか、どんな風に配置するかは自分のセンスを存分に発揮出来るところ。おしゃれに大胆に、自分好みにディスプレイしたいですよね。
まだどんな感じにデコレートするか決まっていない場合は、是非今回の記事を参考に素敵なウォールディスプレイに挑戦してみて下さいね。

- 2016年09月16日