100均だけでキッチンがここまですっきり!賢くやりたいキッチン グッズ収納術

皆さんは、キッチンにあるものを上手く整理整頓できていますか?
キッチンにはお鍋やフライパンといった調理器具をはじめ、食器や調味料、スパイス類など細かいあれこれがありますよね。

これらをすっきりきれいに整理しようとすると、なかなか大変。
実際に私のうちは料理や掃除をするのにも支障が出てしまうほど乱雑になりがちでした。
でも、毎日の料理を作るところでもあるし、キッチンはできるだけ整理整頓して清潔に保ちたい場所でもあります。

この記事ではそんな散らかったキッチンを、100均ショップのダイソー商品だけを使って、使いやすくすっきりまとめる収納術をご紹介していきたいと思います。

目次

1.キッチンの吊り戸棚をなんとかしたい!

2.ダイソーで収納グッズを探そう

3.スパイスラックを100均グッズで作る

4.とにかく吊り戸棚の中を片づけたい!

5.流し台下収納スペースを活用しよう

6.まとめ

1. キッチンの吊り戸棚をなんとかしたい!

皆さんのお宅では、キッチンにある大きな吊り戸棚って活用できていますか?

吊り戸棚って、考えてみれば結構ジャマ。
目の上にあるので圧迫感があるし、窓が小さくなるので暗い感じになるし、なにより背の低い女性には高すぎて手が届かないので使い勝手もよくないですよね。
実際に、私も吊り戸棚を全然活用できていませんでした。

右棚ビフォー

ご覧のように我が家の吊り戸棚の中は、ひどいありさま。
めったに使わないやかんや、キャンプでしか出番のないような大きなダッチオーブンも無駄に場所を取っています。
使い捨てのお箸やカトラリーなど、細かい小物に至ってはビニール袋に突っ込まれ、棚に押し込んでいるだけ…。

でもこれではいけない!と今回決意しました。
これだけの大きさのある収納スペースなのだから、上手く生かせばもっともっとたくさん収納できるはずだし、すごく便利に使えるはず!

この機会にごちゃごちゃの吊り戸棚、流し台下のデッドスペース、キッチンカウンターに出しっぱなしで散らかっていた調味料やスパイス類も全部片づけてしまうことに決めました。

2. ダイソーで収納グッズを探そう

ダイソー大型

訪れたのは、100均ショップのダイソー。
今回は東京郊外にある大型店をネットで調べて行ってみました。

吊り戸棚の中などは外からは見えないので、100均グッズを賢く活用したいものですよね。
ダイソーの大型店には、思った通り収納グッズがいっぱいでした。

収納とはあまり関係がないのですが、小さい店舗ではあまり見ないような北欧っぽい柄の鍋つかみや、かわいいふきんなども発見しました。
大型店に来てみてよかったです。

今回の本題の収納には、キッチングッズコーナー収納用品コーナー文具売り場コーナーが役に立つと思います。

ダイソー棚

まずキッチングッズコーナーで見つけた、「折りたたみラック」
これは流し台下のデッドスペースを活用しようと選んだもの。

上手く使えば便利なはずの流し台下も、吊り戸棚の中と同じく、ものが多く乱雑になってしまっていました。
ラックを置けば、棚の上下にも、ものを整理してしまうことができるはずです。
それにこのラックはプラスチック製なので、汚れてもすぐに拭けるし清潔そうです。

ダイソーネット

狭いところの収納によく使われる網目の大きいワイヤーネットは、シンク下の収納扉の裏に取りつけようと思い購入しました。

ワイヤーネットにはいろいろなサイズがありますが、あらかじめ収納扉の裏のサイズは測ってきてあります。
扉より少し小さめの、40cm×26cmのものを選びます。
さらにワイヤーネットに取りつけるために、通気性の良さそうなメッシュカゴも3つ購入。

ダイソーラック

これは「スリム積み重ねラック」というダイソーのキッチン商品です。
散らかった調味料のボトルや、スパイス類を置けるラックが欲しいと思っていたので、こちらはふたつ購入しました。
名前の通り積み重ねることが簡単にでき、これで散らかったキッチンカウンターがすっきりするはずです。

あとは文具売り場。
事務用品のA4ファイルケースふたつと、ペンなどを収納するためのメッシュのボックス4つを買いました。
これらの事務用品を上手く使って、ごちゃごちゃだった吊り戸棚の中も整理整頓して片づけようと思います!

3. スパイスラックを100均グッズで作る!

ラック畳
うちに帰ってさっそくしたことは、スパイスや調味料をきれいに整理して置くためのラック作り
ふたつ買っておいた「スリム積み重ねラック」を重ねて使おうと思います。

それまで醤油ボトルやみりん、塩コショウなどはキッチンカウンターの作業スペースに適当に置いていて、そのため料理もしにくく、ごちゃごちゃしていて見た目も悪かったのです。
このラックなら、はめ込むだけで、上にも積み重ねられるので、とっても便利そうです。

ラック広

ラックを組み立てて、二段になるように重ねたところ。
思ったよりも調味料がたくさん置けそうです。

ラック

これで、調味料やスパイスがすっきりきれいに整理整頓できました。
このラックは背があまり高くなかったので、醬油ボトルやみりんなどの背の高いものは上に乗せました。

もしかしたらサイズの違うラックもあるのかもしれませんが、お店では目につきませんでした。
ダイソーでついでに買っておいた、重みがあり便利そうなキッチンペーパー立ても並べて、キッチンカウンターをすっきりさせることができました。

4. とにかく吊り戸棚の中を片づけたい!

そして一番気になっていた、あの乱雑だった吊り戸棚の番です。
ここはどうしたかというと、買っておいた事務用品が活躍してくれました。

右棚アフター

いったん中のもの全部を取り出し、まずほとんど使わないやかんやダッチオーブンなどは一番上の段に収めます。
本当に使わないものは処分するのが一番なのでしょうが、年に一度くらいは使うかもしれないものは捨てにくいですよね…。

右棚アップ

中段にはA4ファイルケースを横向きに寝かせて置くと、奥行きも高さもぴったり。
ここに、普段はあまり使っていない大皿を縦にして並べることができました。
これで、食器棚にほとんど使わない食器がなくなったので、食器棚もついでにすっきりしました。

下段にはボールペンなどを入れる事務用品の収納ボックスを重ねて置き、その中にはビニール袋に押し込んであった、使い捨ての割りばしやカトラリー類を入れることにしました。
ファイルケースも収納ボックスもメッシュになっているので、通気性もよさそうで大満足です。
あまったスペースには、コレクションしているオールドタッパーウェアをしまいました。

余談になりますが、オールドタッパーウェアとは昭和の時代に日本で爆発的に流行った食品を保存するケース。
ギザギザのふたが有名です。

タッパーウェアは、皆さんのご実家にも子供のころにあったかもしれませんが、現在では人気セレクトショップのBEAMSで復刻版が売られたり、ヴィンテージショップでは当時ものが高値で販売されていたりするコレクションアイテムなのです。

左棚ビフォー

しかし、ごちゃごちゃにものを押し込んでいた吊り戸棚は、実はひとつだけではありません。
その隣にももうひとつ吊り戸棚はあり、ここも同じく乱雑でした。

ここの中には、飼っている猫のエサやペットシートなど、猫グッズを入れています。
キッチンでエサを食べさせるのでここに猫グッズを置いているのは便利ではありますが、おやつ類はバラバラにビニール袋に突っ込んであるわ、ペットシートは手の届きにくい中段に置いてあるわでもうぐちゃぐちゃ。
ここも、猫のためにもついでにきれいに片付けます。

猫アフター

猫グッズ類はこのようになりましたが、いかがでしょうか?

まず、よく取り出す割りには手の届きにくかったペットシートは下段に下ろしました。
下段の左側には必ず毎日取り出さなければならないエサのストックを入れ、右側にはダイソーの調味料ストッカーを置きます。
ここに猫のおやつを収納しました。

猫アップ

調味料ストッカーは持ち手があるので、高さがある吊り戸棚からでも引き出して取り出しやすくなりました。
整理ができたので、中段や上段には猫グッズ以外も収納できるようになるほどまでスペースが空きました。

すっかり空いた上段は何を収納しようか思案中です。
ここも、あまり使わないものが最適ですね。

吊り戸棚の中の収納を試して思ったことは、当たり前なのですがめったに取り出さないものから順番に上の段からしまっていくのが最大のポイント。
下段は踏み台に乗らなくても手が届くので、よく使うものや毎日使うものを入れても大丈夫です。

不便なようでやっかいに思っていた吊り戸棚も、これで便利で広い収納スペースに生まれ変わることができました!
悩みの種だったあの吊り戸棚の中が、こんなに使いやすくきれいに片付くなんて驚きです。

5. 流し台下収納スペースを活用しよう

最後に、流し台下にある収納スペースの片付けに取り掛かります。

ここも使いやすい位置にあるので、便利なようでいて我が家ではあまり活用できていなかった場所です。
予備のキッチンペーパーや掃除用のスプレー洗剤などを、雑にしまってありました。

ダイソー棚畳

ここではこれを活用することにしました。
先ほどダイソーで買っておいた「キッチン折りたたみラック」です。

ラックを置いて、流し台下のスペースを有効活用しようと思って買っておいたもの。
これの組み立ては脚をカチンと広げるだけと、とっても手軽です。

シンク下アフター

いかがでしょうか?
棚のおかげもあり、すっかり片づけられたところです。
あまり使っていない組み立て式のジューサーや、たまのお菓子作りくらいしか出番のないキッチン秤、かさばりがちな予備のキッチンペーパーも収まりました。

手前にはよく手に取る、掃除用のスプレー洗剤なども置けます。
ここでも、事務用品のペンなどを収納するメッシュのボックスが有効に働いてくれました。
小物類がぴったりサイズで収納できます。

流し台下の収納をすっきりさせるコツとしては、ラックなどを設置して下段にほとんど使わないものを置きます。
そして次に使うものをラックの上段に置き、一番使うものは手前に配置することがポイントです。
考えてみればそれは当たり前のことなのですが、使っているうちにそうならなくなっていくことも多いと思いました。

ネット

流し台下収納をデッドスペースにしないために、扉の裏にも収納を作ることにしました。
ここではダイソーで買っておいたワイヤーネットメッシュカゴ3つが活躍してくれます。

スプレー

購入したワイヤーネットの固定フックは、本来はタイル用
これを木製の扉の裏にくっつけるわけですから、つきやすいように脱脂が必要です。
私は車好きの夫が整備に使う「ブレーキ&パーツクリーナー」を使用しましたが、普通のご家庭にはないかもしれません。

その場合はキッチンの中性洗剤を薄めて拭くなどして脱脂します。
マニキュアの除光液やシンナーを使ってしまうと、扉の塗装がはがれる恐れがあるからです。

ネットアフター
どうでしょうか?
ワイヤーネットを固定フックで扉の裏に取り付け、メッシュカゴも3つつけて、お箸やカトラリー類を収納したところです。

キッチンの一番手前の流し台下収納扉の裏につけたわけですから、取り出しやすくなってとっても便利になりました。
流し台下収納は、普段から使いやすくとっても便利な場所。
ワイヤーネットを使ったりして、扉の裏まで効率的に使いたいですね!

6.まとめ

今回は、乱雑になってしまっていたキッチンをまずは反省することから始めました。
毎日料理をするところだし、料理をするからにはこまめに掃除もして清潔に保たなければいけませんよね。
すっきりと整理整頓していれば、掃除も簡単になります。

キッチンという場所は、毎日使ういわば主婦の聖域。
家族の健康の源となる場所でもあります。

誰でも気軽に買える100均のグッズを賢く活用して、キッチングッズは上手く収納し、すっきりした空間にしたいですね。
皆さんの快適なキッチン収納のヒントになれれば幸いです!

- 2017年09月17日