暑中お見舞い申し上げます~夏のマンション購入・売却戦術から秋商戦へ向けて~【マンションマニア】

マンションマニアです。暑い日が続きますが皆様はいかがお過ごしでしょうか?マンマニは8月6日にいたばし花火大会へ行き息抜きをしましたが、マンション評論家に休みはなく物件調査と記事を書く毎日です。忙しい毎日が過ごせるのも読者様あってのことです。本当に感謝いたします。

この真夏に皆様に少しでもお役に立つ記事をマンションサプリさんにて書かせていただきます。

その名も【夏のマンション購入・売却戦術から秋商戦へ向けて】です!

夏や年末年始こそがお得に買える可能性が高いことをご存知でしょうか?理由は簡単で、そんな時期に家を探す人は少ないからです(笑)動く人が少ない時期こそがチャンスなのです!今回は【中古マンション購入】【マンション売却】【新築マンション購入】に分けて説明いたします。

まずは中古マンションの購入について

中古マンションマンマニは過去に6回マンションを購入していますが、そのうち2件が中古マンションです。今思えばどちらも閑散期に指値して購入しています。直近は昨年の12月末でした。ポータルサイトを見ていてお値打ち物件を発見!すぐに問い合わせて見学したところ一番手を確保でき無事に購入することができたのです。これが12月末でなく11月だったりしたら一番手を確保できなかったかもしれません。実際に昨年の秋頃はお値打ち物件を見つけては問い合わせをして見学するも2番手以降という結果に。。そして先日ちょっとショッキングなことがありました。その2番手になって購入できなかった物件が約10ヶ月の時を経て再度売りに出ているのです!!!

当時の売り出し価格は2980万円、もちろんマンマニも満額で買う気満々だったのですが買えず・・・そして今回その部屋の売り出し価格は・・・3800万円!!しぇー!!悔しい。。。3800万円はちょっと強気の価格なので3600万円程度で落ち着くかと思いますが、それでもそこそこ得できますよね。居住中になっているので売れたらその資金で買い替えをするのかと思われます。これ、都心の話ではなく千葉県の郊外でのお話ですからね!

中古マンションの面白いところって近郊、郊外エリアでもお得な住まい選びができることなんですよね。今回紹介した部屋も住んだ瞬間から含み益があるわけですから、近郊、郊外エリアの新築マンションではほぼあり得ない話です。

ではなぜ当時そんなお安い価格で売りに出したのか?いくつか理由があります。

・所有者自身が自宅の価値を知らなかった
・売り急いでいた

ということです。

売主様は60歳を超えた女性の方でした。おそらくネットを使うこともないのか、不動産屋さんの言われるがままの価格で売りに出してしまったのでしょう。また、旦那様にご不幸があり、娘夫婦さんの自宅近くに早く引っ越したいという事情もあったようです。

・ネットを使わないため相場を知らなかった
・家の価値について調べる気力もなかった

ということが安く売りに出た要因でしょう。もちろん、そのような事情を逆手に安く買う!というのは不謹慎ですね。ただ、マンマニが伝えたいのは【中古マンションは売主個人の事情次第で価格が決まる】【夏や年末年始はライバルが少なく狙い目である】ということです。誤解なきようお願いいたします。

次にマンションの売却についてです。

花火が見えるマンションは夏が売り時?

花火が見えるマンションは夏が売り時?

今度は売り手の立場にたったお話になりますが、自宅を夏に売りに出しても内覧は少ないことはたしかです。しかし、早めに動くメリットはあります。まず、売却をする際に仲介店やネットの業者に見積もりをかけるわけですが、売却の依頼が成立しても即座に住宅検討者の目に留まるわけではありません。広告を作成してレインズという業者専門サイトに登録、その後ホームズやスーモなどのポータルサイトに掲載を依頼、見込みの既存客にDMを送信と多少なりと時間はかかります。とくに自社のHPに掲載するのはすぐにできても、ポータルサイトに関してはサイト運営会社の更新に合わせるわけですから少し時間がかかりますね。夏が終わると家を探す人が急激に増えます。不動産屋さんも年末年始までは忙しくなります。マンマニもお陰様で9月以降は住宅購入、売却相談が増えてほぼ休日なしになると思われます。

そんな秋商戦に向けて今から売却相談をして準備をしておくことは戦略的なことなのです!ショッピングセンターに行って服屋さんの商品を見てください!もう秋物商品がたくさん置いてありますよね!!考え方は同じです!

最後に新築マンションの購入についてです。

決算期も近づいてきていますし、美味しい話も出てきています。先日超大手、いや超超大手が売主の竣工済みマンションを見学したのですが、商談席につくなり「○○万円までなら頑張れます」と営業さんから提案されました。その値引き額はおよそ一割です。新築マンションの一割引きとなるとそこそこの高級車が買える金額ですから大きいですよね。それだけ近郊、郊外エリアにおいては売れ行きが厳しいのかぁと改めて実感しました。定価で購入した人と違い、メニュープランが選べなかったりとマイナスな点はあるわけですから安く買うことがすべてではありませんが、誰もがお得に買いたいという気持ちはありますよね。値引きの話はとてもデリケートなお話なので深く書くのはやめておきますが、徐々にアウトレットマンションの文字が見えてきているのも事実です。デべロッパーだっていつかは売らなくてはいけませんから会社の規模や知名度に関係なくあり得る話となります。

値引き販売時の広告イメージ

値引き販売時の広告イメージ

ただ、値引き交渉はデリケートなだけあって安易な交渉は絶対にしてはいけません。例えば先ほどのように営業さんから提案があった場合も一旦冷静になり、自身が納得できる金額を決めてください。そして交渉する際は「○○万円まで頑張っていただければ必ず買います!!」と申し出てください。必ずという部分が重要です。買うか買わないかもわからない人に最高の提案はできません。そして、交渉が成立した後に再度の要求やキャンセルはご法度です。人としての信頼を失いますし、常識的にあり得ない話です。

値引きありきのマンション購入や、お得度に集中した住まい選びは必ずしも幸せになるとは限りません。住まいを買うということはお金には換算できない【幸せ】がたくさんあります。良く話す内容ではありますが、恋愛などにおいても年収が高くて資産がたくさんある人と結婚すれば必ず幸せになれるかというとそれは違いますよね。年収400万円だろうと気が合う人となら楽しい生活が送れるはずです。いつも話すことではありますが、そこに住まうご家族と相性の合うマンションをいくつかピックアップして、その中から資産性があるものを選ぶことが住まい選び成功への近道だと思っています。

まだまだ暑い日が続きますが、家族で話せる時間が作りやすい時期だからこそ住まい探し、ご自宅の売却活動を検討してみてはいかがでしょうか?

執筆者:マンション評論家 マンションマニア

- 2016年08月09日