モダンインテリアで大人の空間を。ワンランク上の暮らしを目指そう!

日本だけでなく、世界中で大人気のテイストであるモダンインテリア。
無駄をそぎ落とし、機能美にあふれたアイテムを用いたスタイルは、ホテルやオフィスといった公共の場だけでなく、今では一般家庭の中でも多く見られます。
ものや情報があふれる時代となり、一体何が自分にとって必要なのか、見失ってしまいそうになる今だからこそ、暮らしに本当に大切なものだけを選ぶ事が出来る、確固とした美意識を持つ大人に支持を得ているスタイルと言えるでしょう。
いろんなものを手放したら、きっと部屋だけでなく心まで美しく自由になれる。
そんな大人のスタイルのモダンインテリア、自宅に取り入れてみませんか?
ここではモダンインテリアに必要なヒント、そしてスタイルや似合うアイテムを実例を挙げてご紹介します。
コーディネートのコツを得たら、今日からきっとモダンインテリアの達人に!

目次

1.モダンインテリアとは

2.モダンインテリアのカラーリング・テクニック

3.モダンインテリアに似合う家具の素材・フォルム

4.モダンインテリアに必要なスペースは?

5.新しいモダンインテリアってどんなスタイル?
☞シンプルモダンは、エレガンスと優しさがミックスされたスタイル
☞クラシックモダンは、上級者だけがチャレンジ出来るスタイル
☞ナチュラルモダンは、自然と都会の融合スタイル!
☞北欧モダンで、ぬくもりとクールさをミックスした部屋に
☞和モダンが作り出す、最先端と伝統の融合がいま新鮮!

6.モダンインテリアに欠かせないアイテムを見つけよう!
☞モダンインテリアには、クリア素材でアクセントを
☞観葉植物もスタイリッシュに
☞アートパネルで一気にセンスアップ!
☞流行りのファーは、外せない!
☞解放感を感じさせるソファを選ぼう
☞コンパクトな部屋では、空間を意識させるソファがおすすめ
☞グラマラスなソファをワンポイントに
☞ダウンライトとペンダントライトで、おしゃれな空間を演出
☞間接照明で、ムーディなスペースを作り上げる
☞ダイニングチェアで、個性を生かした部屋作りを
☞モダンインテリアにパーフェクト! デザイナーズチェア
☞大人にふさわしいベッドルームをプロデュース!
☞カーテンは、縦のラインを強調しよう

7.モダンインテリアの収納テクニック
☞オープンラックは、色にこだわって収納しよう
☞見える収納では、抜け感を忘れずに

8.大人の女性にこそふさわしい、モダンインテリアでエレガントに暮らす

1.モダンインテリアとは

モダンインテリアの言葉自体はよく聞くけれど、本当はどんなスタイルの事を言っているのかご存知ですか?
モダンインテリアはその時代によってイメージが異なり、はっきりとこれだと定義するのが難しいスタイルですが、20世紀以降に起こったモダンアートの発想がインテリアのジャンルに取り入れられた事が発祥ではないかと言われています。
モダニズムはそれまでの装飾を多く施した華美なデザインにとらわれず、合理的かつ機能的な芸術を追及したムーブメント。
文学、美術、建築に花開いたものが、住居の中に取り入れられたものがモダンインテリアと言えるでしょう。
時代が移り変わり、たくさんのスタイルが生み出された後も、モダンインテリアは少しずつかたちを変えながら、今の生活に似合ったテイストで現存し、未だ高い人気を得ています。
キーワードは昔と変わらず、無駄なデザイン、華美な装飾を省き、非日常的な美しさを日々の暮らしに生かしたスタイル。
このモダンインテリアは一見とてもシンプルに見えて、色使いのバランス感覚、上質のものを見極める確かな目、レイアウトの技術など、非常に高度なテクニックを要します。
モダンインテリアを生活に取り入れている人は皆、素晴らしいインテリアのセンスを持った人ばかり。
このワンランク上のスタイルを是非自宅に取り入れて、理想の暮らしを送ってみましょう!

2.モダンインテリアのカラーリング・テクニック

モダンインテリアのメインカラーとして使われる色は、白、黒、そしてその中間色であるグレーなどが基本と言われています。
黒をメインカラーとすると、全体的に引き締まった印象に、ホワイトを基調とすると、清潔感あふれるスタイリッシュな空間作りに大活躍。
また、アクセントカラーとしてよく用いられるものが三原色、つまり他の色の組み合わせで作る事が出来ないカラーである赤、青、黄色です。
これらはブラック&ホワイトの中で非常に冴える色なので、部屋に入った時に最初に視線が向かうフォーカルポイントに使うと、部屋を引き立て、またシャープに印象付けてくれるでしょう。
ただしこのアクセントカラー、使い過ぎは厳禁。
壁にかける絵やファブリック系のアイテムなど、部屋の中の10%以下に用いると、全体に美しく洗練された部屋としてまとまります。
なお、メインカラーを決める時は部屋のベースカラーである床、壁、天井の色も非常に大切です。
カラーリングの割合は、ベースカラーに70%、メインカラーに20%、アクセントカラーに10%、が基本。
これらを考慮し、自宅のモダンインテリアにふさわしい色を選んでみましょう。

3.モダンインテリアに似合う家具の素材・フォルム

部屋作りの中で欠かせないものが、テーブルや椅子といったさまざまな家具。どのようなアイテムを選ぶかで、部屋の雰囲気が決まって来ます。
ではモダンインテリアに合う家具のデザイン、フォルムや素材はどういったものを選べば良いのでしょうか。
まずデザインとしては装飾に無駄がなく、直線が生かされているシャープなラインが特徴的なものが、モダンインテリアの部屋にぴったりマッチしてくれるでしょう。
そしてモダンインテリアのスタイルに欠かせないのが、部屋に漂う解放感。
そのため家具は脚部が細かったり、床からの高さがあったりと、ある程度のスペースを感じさせるものを選ぶのがおすすめです。
家具の素材としてはクローム、ステンレス、メタル、ガラスといった無機質であり、光沢を感じさせるものが白や黒のメインカラーの中で美しく映えてくれます。
また、ツヤを持つ鏡面仕上げの家具も現代的な印象を作り上げてくれるでしょう。

4.モダンインテリアに必要なスペースは?

モダンインテリアと聞いて、最初に思い浮かべるのは圧倒的な解放感ではないでしょうか。
機能美に優れた家具、スタイリッシュな色使い、厳選された美しい雑貨…。イメージとして浮かぶモダンインテリアは、生活感を感じさせないホテルライクなクールな部屋。
ごちゃごちゃとものがあふれ、部屋は家具でぎっしり、という印象とは対極の立場にあるに違いありません。
床や壁などに開放的なスペースを感じさせ、ゆったりとした空間が必要となるモダンインテリア。
ミニマルライフを具現したかのようなテイストを部屋に取り入れる場合には、ある程度のスペースが必要となります。
もし部屋のサイズに納得がいかない場合には、ものや家具を減らし、ゆとりを感じさせるスペースを作りましょう。
また、家具も圧迫感を感じさせるものを選ぶのはNG。ミニマリズムを意識して、モダンインテリアがふさわしい空間にして下さいね。

5.新しいモダンインテリアってどんなスタイル?

現代的なイメージが強いモダンインテリアですが、意外にも歴史を持っています。
時代の流れとともにそのスタイルもさまざまな変化を遂げて来ており、他のテイストと混じり合い、淘汰され、さらに新しいテイストになって誕生したものもたくさん!
ここでは特に今、注目を集めているモダンインテリアの新たなスタイルをご紹介します。今まで想像していたモダンインテリアとは違うスタイルが見つかるかもしれません。
お手本にしたいテイストのコーディネートが見つかったら、自分だけのモダンインテリアの部屋作りは完成間近。
自分の暮らし方や好みにぴったり合ったスタイルを見つけて下さいね。

シンプルモダンは、エレガンスと優しさがミックスされたスタイル

シンプルな暮らしを目指す人々が増え、インテリアにもそのスタイルを取り入れている人も多いはず。
無駄なものを捨て去り、選び抜かれた上質なものを使う。これはモダンインテリアのベースとなる発想です。
でもモダンインテリアでは、その無機質さが気になる、アイテムの質感やカラーリングに変化を付けたい。
そんな希望から生まれたスタイルが、シンプルモダンと言われ、今ブームを呼んでいます。
全てを白や黒といったスタイリッシュなイメージが強調されるカラーだけでなく、淡い色彩を取り込み、部屋にあたたかみと潤いをプラス。
ツヤや光沢といった都会的な質感に、ナチュラルな素材感をミックスさせる。シンプルさを追求したスタイルに現代的な美しさを織り交ぜたシンプルモダン・インテリア。
いま多くの人から絶大的な人気を得ている新しいスタイルと言えるでしょう。

クラシックモダンは、上級者だけがチャレンジ出来るスタイル

クラシックモダンという言葉を聞いて、ちょっと首を傾げた方もいるのではないでしょうか。
モダンという現代的なインテリアと、クラシックスタイルは相反するのでは? と考えても不思議ではありません。
しかしモダンインテリアは意外とも思えるテイストと上手く融合する事が出来るスタイル。
その装飾を排除したシンプルな美しさを、時代を経てさらに洗練されたデザインとミックスすると、非常にエレガントな個性を発揮する事が出来るのです。
部屋全体のカラーリングをモダンインテリアでまとめ、家具や照明などといったアイテムにクラシカルなデザインを使うと、インテリアのグレードがさらにアップ。
クラシックモダンは非常に高度なインテリアのテクニックが要求される、上級者こそチャレンジ出来るスタイルです。
デコラティブな家具と組み合わせるのは特に難易度が高いので、初めにトライするのは優雅さの中に直線的なラインや幾何学パターンなどを取り入れたアール・デコ様式のデザインがおすすめ。
現代的なデザインとも見事に調和し、部屋の中に美しいコントラストを描いてくれるでしょう。

ナチュラルモダンは、自然と都会の融合スタイル!

自然が持つ優しさをインテリアに取り入れ、生活に癒しを与えてくれるナチュラルインテリア。
世界中で長く愛され、幅広い年代に支持されているスタイルですが、ナチュラルな素材で出来た雑貨や家具を数多く使うスタイルから、少し周囲を整理して、静寂な空間を欲する時が来るかもしれません。
ナチュラルインテリアが与えてくれる癒しと潤いの雰囲気はそのままに、ものを整理し、すっきりとした空間へ移行したテイストが、今ではナチュラルモダンと言われ人気を呼んでいます。
モダンインテリアとナチュラルテイスト、都会的ムードと自然派テイスト、一見すると反対のスタイルでは? と思うかもしれませんが、家具に用いるフォルムはどちらもシンプルであり、過剰な装飾がないのはどちらも一緒です。
ナチュラルモダンは自然の豊かさを失わなずに、シンプルなコーディネートを目指す方におすすめのスタイルと言えるでしょう。

北欧モダンで、ぬくもりとクールさをミックスした部屋に

日本のみならず世界的に流行となった北欧テイスト。
日々の生活の中にもしっかりと定着し、インテリアだけでなく、食器やキッチンツールなど、さまざまなジャンルでその影響を伺う事が出来ます。
シンプルかつ大胆なパターン、そして個性的で空気感を感じさせる優雅なフォルム。そのシンプルで美しいラインはモダンインテリアともバッチリな相性です。
北欧インテリアは鮮やかな色調や、パッと目を惹くオリジナリティあふれる柄なども有名ですが、モダンインテリアと組み合わせる時は、カラーリングに要注意。
あまりにたくさんの色を使うと、モダンインテリアのクールなイメージが生かしきれません。
カラーリングの基本を押さえつつ、北欧スタイルの解放感を上手にブレンドしてインテリアに取り入れたいですね。

和モダンが作り出す、最先端と伝統の融合がいま新鮮!

古くから日本の住居として親しまれて来た和室。最近では洋風のデザインの家具や照明などのアイテムに合わないと敬遠されがちですが、和室こそがモダンインテリアに似合う事をご存知ですか?
余計な装飾を排除し、真っすぐなラインが放つ美しさが特徴的な、和室の造り。
これが現代のモダンファニチャーと組み合わせると、静寂な中に凛とした輝きを生み出し、改めて新鮮さを感じさせてくれるでしょう。
逆に海外からの評価がとても高い、和とモダンインテリアのベストマッチ。自宅の中に和室があって、どうも上手く使いこなせていない方は、是非モダンインテリアを取り入れてみては如何でしょうか。
ふたつのスタイルの個性を尊重しつつ、インテリアのセンスがワンランクアップする和モダン。今の時代にこそおすすめのスタイルです。

6.モダンインテリアに欠かせないアイテムを見つけよう!

好みのインテリア・スタイルが決まったら、実際に家の雰囲気を作り上げる時に一番楽しいのがアイテムそのものを選ぶ時ではないでしょうか。
自分の好きな家具や雑貨を選んだら、レイアウトを決め美しくデコレート。インテリアが好きな方にとっては至福のひと時ですよね。
でもクールなイメージが大切な、モダンインテリアに本当に似合う家具や雑貨って、どんなものを選べば良いの?
センスを問われるモダンインテリアだからこそ、家具や雑貨選びで失敗はしたくない。
ここではそんな疑問や不安にお答えする、モダンインテリアにぴったりなものをアイテム別にご紹介します。
まだメインの家具が決まっていない方や、あとひとつ、部屋のアクセントとして付け足すものを探している方は必見です。
実例コーディネートからヒントを得たら、美しく洗練された部屋作りに生かして下さいね。

モダンインテリアには、クリア素材でアクセントを

モダンインテリアに似合う家具の素材はスチールや金属、それに鏡面仕上げのものなど、クールさを前面に押し出したもの。
シャープな印象を持つガラスなどのクリアなアイテムは、そのスタイリッシュな雰囲気作りの手助けをしてくれる強い味方となるでしょう。
冷たさを感じさせる無機質のイメージを持ち、部屋の内部の光を吸収、反射してくれるガラスはモダンインテリアにぴったりな素材です。
ガラスの素材のアイテムは花を生ける花器や、シャープなフォルムを持つエレガントな工芸品など。
家具や室内がシンプルであるモダンインテリアには、個性的なラインやサイズの大きいものを選んで、部屋の中の美しいアクセントにしてみましょう。

観葉植物もスタイリッシュに

部屋に潤いを与えてくれるアイテムと言えば観葉植物。グリーンの存在はストレスが溜まりがちな毎日でも、自然と心を癒してくれる大切なもの。
忙しい生活の中でも家にいながらにしてリフレッシュ効果を存分に味わえる、現代の暮らしには欠かせないものが観葉植物です。
モダンインテリアの中に観葉植物を取り入れる場合には、そのグリーンの葉の形状やフォルムも見逃せないポイント。育った時の大きさやかたちを良く考慮して選びましょう。
直線を使う事が多いモダンインテリアの中では、個性的なかたちもきっと映えるはず。また、植物を入れるポットも手を抜く事はNGです。
メインカラーとの兼ね合いやポットの質感に注意して選べば、心を潤すだけでなく、グリーンは大人が暮らすモダンな室内を美しく彩ってくれるでしょう。

アートパネルで一気にセンスアップ!

ブラックやホワイト、そしてグレーやシルバーといったシンプルな色使いが基本のモダンインテリア。
部屋のアクセントになる雑貨でこそ、アクセントカラーを上手に使いたいところですよね。
部屋をワンランク上のインテリアにしてくれるのがウォールデコレーションの存在です。
モダンインテリアにはアート系の写真を飾るのが定番ですが、ここでひとつ自分のセンスを信じて冒険をしてみませんか?
他で多く見られるポートレートではなく、アーティスティックな絵画を飾れば、最先端のギャラリーのよう。
特に今流行りのアートパネルは個性的な部屋を目指す場合、格好のアイテムです。
カラーリング、レイアウト、コーディネートとインテリアに必要な、全てのテクニックが要求されるウォールデコレーションだからこそ、オリジナルなセンスを生かしてスタイリッシュに飾ってくださいね。

流行りのファーは、外せない!

シンプルで美しく、スタイリッシュで洗練されている…。現代の美意識を集めたスタイルであるモダンインテリア。
でも開放的な空間の中にも、どこかにあたたかな存在が欲しくなる時もきっとあるはず。
モダンインテリアの雰囲気を損なわず、部屋のアクセントになるものが欲しい時のおすすめは、大流行の兆しが伺えるファーがおすすめ!
柔らかくてゴージャズ、あたたかくてエレガントと、モダンインテリアにぴったりなアイテムであるファーは、床の上でラグに、あるいはソファの上でブランケット代わりに、または椅子やベッドの上のアクセントにと、あらゆるシーンで大活躍。
サイズ、カラーとさまざまなタイプが出ているので、きっと好みにぴったり合ったものが見つかるはず。
モダンインテリアの室内がちょっぴり淋しいと感じたら、是非ファーを取り入れてみて下さいね。

解放感を感じさせるソファを選ぼう

モダンインテリアに欠かせないのは部屋に広がる解放感。そのエアリーな雰囲気を壊さないためにも、リビングルームのメインファニチャーであるソファも同様に、圧迫感を与えないものを選びましょう。
こちらは大きめのL字型のソファを用いていますが、ロータイプなため天井までの高さを存分に味わえる事が出来るコーディネートです。
長方形の部屋のラインを生かしたレイアウトなので、実際の部屋のサイズよりも広く見える効果もしっかり出ています。
ソファは他の家具と比べ、非常にボリュームがあるので、ハイバックよりも低めのものを、カラーリングは抑えた色調を選ぶとモダンインテリアに映えるソファとなるでしょう。

コンパクトな部屋では、空間を意識させるソファがおすすめ

モダンインテリアが好きな方が全て大きな家に住んでいるとは限りません。
広々とした解放感が大切なポイントだとは分かっていても、部屋のスペースが限られている場合もありますよね。
あまり大きな家具を置けない部屋の場合には、脚部が細く、少し高めに設定されているソファがおすすめ。床とソファの間に空間が生まれ、視覚的に広く見える効果が生まれます。
こちらは白を基調としたスタイリッシュな空間の中に、脚部が細く高さのあるソファを使った事で、シャープな印象と、エレガントさが生まれています。
コンパクトなシーンの中に存在感のあるソファを置いても、しっかりと解放感を作り出し、モダンインテリアが美しく映える部屋に。
狭い部屋ではモダンインテリアは似合わないかも、と不安な方にきっと参考になるコーディネートです。

グラマラスなソファをワンポイントに

機能的で直線を生かしたフォルム、シンプルかつ美しさをかもし出すデザインが特徴的なモダンインテリアですが、全てのアイテムをそれだけにしてしまうのもつまらない、と考える方もいるかもしれません。
スタイリッシュなイメージのモダンインテリアに素敵なスパイスとして、どこかに遊び心を取り入れたいけれど、リビングルームの中心であるソファで挑戦するにはちょっと勇気がいるかも。
でもメインソファのサブとして置く一人掛けソファでなら、楽しい冒険にチャレンジする事が出来るに違いありません。
こちらはグラマラスなソファを使い、サブでありながら主役級の存在感で、インパクトのある部屋にしているコーディネートです。
使いこなす事が難しそうな独特なフォルムも、シンプル&クールなモダンインテリアにぴったりと馴染んでいます。
オリジナリティあふれるソファや家具を使う時は、上品さを失わないデザインと、素材の良さが分かるアイテムを選ぶ事。
大人に似合うモダンインテリアの中に置くと、そのアイテムの素晴らしさがきっと際立つでしょう。

ダウンライトとペンダントライトで、おしゃれな空間を演出

インテリアの中では特に重要なアイテムであるのが照明です。モダンインテリアには目的に合わせてさまざまな光を提供してくれるダウンライトがおすすめ。
多灯使いで部屋全体を明るくしてくれるのはもちろん、見せたい箇所を局部的に照らすスポットライトの役割も果たしてくれ、アーティスティックでクールな雰囲気を演出してくれます。
しかしダウンライトだけでは物足りない、部屋のアクセントにもなる照明が欲しいと考えている方は、スタイリッシュなペンダントライトと組み合わせると、より一層おしゃれな空間を作り上げてくれるでしょう。
こちらのコーディネートのように、ダイニングキッチンにすっきりとしたシンプルなペンダントライトを用いると、また部屋に違う表情をもたらしてくれます。
部屋の雰囲気作りに欠かせない照明は、ふたつの異なるタイプを上手にミックスするテクニックを知っておくと、インテリアのグレードアップに繋がるはず!

間接照明で、ムーディなスペースを作り上げる

モダンインテリアのイメージは、大人が過ごすムードいっぱいの落ち着いた穏やかな空間。
静かな心地良いスペースを、さらにワンランク上にするために間接照明を利用しましょう。
間接照明は主流照明と違い、新たな光を生み出すとともにインテリアの一部としても重要な役割を担っています。
夜の室内をどのように演出したいのかを考慮し、センスを駆使して個性的なライトを選びたいもの。
こちらのコーディネートはデスクライトにはシンプルなデザインを、そして床に立てかける事の出来るオリジナルなライトを用いて、特徴のある部屋を作り上げています。
ライトに使われたマテリアルもモダンインテリアにぴったりで、美しく洗練された都会的なイメージをプロデュース。
間接照明をモダンインテリアに取り入れる時に、きっと参考になるコーディネートです。

ダイニングチェアで、個性を生かした部屋作りを

モダンインテリアに欠かせないのは部屋に広がるスタイリッシュな解放感。生活をする上での皆の集まる場所となるダイニングにも、生活感を一蹴するような都会的なムードを演出したいですよね。
毎日の食事をする場であるダイニングでは、テーブル、そしてチェアもともに脚部のスッキリした、シャープな印象を与えてくれるフォルム、そして個性を感じさせるアイテムがおすすめ。
こちらは木材を使用したダイニングテーブル、そしてチェアを用いてぬくもりのある空間に。またテーブル、椅子の脚部のスタイリッシュなデザインが、シックなレストランのような場を作り上げています。
ファブリックタイプのダイニングチェアはお手入れが少し大変かも、と思われがち。だからこそ個性を大切にしたい、大人の部屋にふさわしいものであると言えるでしょう。
モダンインテリアでキメたダイニングに、少しのぬくもりをプラスしたい時におすすめのコーディネートです。

モダンインテリアにパーフェクト! デザイナーズチェア

長い年月を経てこそ、その輝きを増すデザイナーズ家具。時代を超えて今もなお世界中で愛され続ける巨匠デザイナーのチェアこそ、モダンインテリアで設えた部屋にふさわしい家具と言えるでしょう。
チャールズ&レイ・イームズ、イサム・ノグチ、アルネ・ヤコブセン、ル・コルビュジェ…。
さまざまなデザイナーが作り上げたスタイリッシュな家具は今、意匠権が切れジェネリック家具として非常に手に入りやすくなっているのも嬉しいですね。
今までは手が出せなかったアイテムが、求めやすい価格になって購入出来るようになり、さまざまなショップから、多くの製品が販売されています。
デザイナーズ家具はあるだけで部屋の主役とも言える目立つ存在となるので、必ず事前に実物を確かめてから購入したいもの。
また、コーディネートする際は、室内で他の家具とのバランスを良く見極めてレイアウトして下さいね。

大人にふさわしいベッドルームをプロデュース!

大人のムードがいっぱいの洗練されたモダンインテリアは、寝室こそが、その効果を一番発揮出来る場所。
生活感を感じさせないスタイルは、まるでリゾートホテルでくつろいでいるかのような気持ちにさせてくれるはず。
ホテルライクなイメージを壊さないためにも、寝室の家具選びは重要です。
ベッドは部屋に清々しい解放感を与えてくれるロータイプのものがおすすめ。天井までのゆとりある空間が、忙しい毎日の疲れを吸収してくれるに違いありません。
レイアウトはこちらのコーディネートのように左右対称、シンメトリーがぴったりマッチするでしょう。もちろん照明にもこだわって、落ち着いた空間作りにする事も忘れずに。
モダンインテリアの個性を生かし、美しく整然としたアダルトな雰囲気を作り上げれば、時間を忘れゆったりと休む事が出来る、大人のためのベッドルームが完成です!

カーテンは、縦のラインを強調しよう

室内の大きなアクセントとなるファブリック系のアイテム。特に面積の大きいカーテンは、部屋の印象を決定付ける大切な役目を持っています。
モダンインテリアに似合うカーテンは、開放感を感じさせるために天井から床までの、縦のラインを生かしたものがベスト。
こちらのコーディネートは家具をロータイプで低めに設置、天井までの高さを強調したカーテンと美しく調和しており、部屋をより大きく見せる効果を存分に発揮しています。
また、カーテンはその質感や色も重要なポイント。モダンインテリアには派手な柄物は避け、メインカラーに準じたシックな色合いのものを選びましょう。
また、重厚な雰囲気のカーテンよりも、透け感を感じさせる素材のカーテンの方を選ぶと、部屋に圧迫感を与えずモダンインテリアにしっくりと馴染んでくれるでしょう。

7.モダンインテリアの収納テクニック

モダンインテリアを極める時に重要となるのが収納です。
空間を広く有効に使うモダンインテリアでは、ごちゃごちゃとした印象は厳禁。視線を集める場所、他人から見える場所では、生活感を感じさせる品々は、徹底的に隠す方法にトライしなくてはなりません。
でも部屋のサイズや収納によっては、全てのものをしまう事は難しい場合もありますよね。
モダンインテリアが生かせる、美しく「魅せる」収納をマスターしたい。
ここではモダンインテリアでの最重要とも言える収納のヒントになる、実例コーディネートをご紹介します。
収納やデコレーションのコツ、美しい収納の極意を学んで、より一層スタイリッシュな空間を作り上げて下さいね。

オープンラックは、色にこだわって収納しよう

モダンインテリアが好きな方の全てが、備え付けの収納場所に満足出来ているわけではありません。住まいによってはワードローブが小さかったり、新たにクローゼットを置けない場合もありますよね。
オープンタイプの収納ラックは、スペースを有効活用出来る優れたアイテムですが、モダンインテリアでキメる時はこだわりを持って収納したいもの。
室内をスマートな雰囲気でまとめているのであれば、ラックにかける衣類のカラーも厳選するべきです。
カラフルな衣類はクローゼットへ、そして室内のカラーリングの邪魔をしない色調の衣類だけをオープンラックへ。
こちらのコーディネートのように、全体のカラーに合わせた洋服だけをラックにかければ、室内の雰囲気も美しい状態でキープ出来ます。
モダンインテリアはこだわりを持つ大人だけが出来るスタイル。美意識を忘れずに、美しい収納を心掛けましょう。

見える収納では、抜け感を忘れずに

モダンインテリアでは、生活感を感じさせるものは隠す収納がセオリーだとは分かっていても、全ての品々をしまう事が不可能なケースも多々あるはず。
趣味で集めたアイテムや、知らずに溜まってしまう本やCDなどは、見える位置にとしてしまわなくてはならない場合もあるかもしれません。
リビングやダイニングなど、人から見える場所に収納をする場合でも、やはり詰め込み過ぎは禁物です。
こちらは趣味のエリアに壁一面のウォールラックで収納したコーディネート。
たくさんのものが置いてあっても、ある程度の抜け感を感じさせるので、圧迫感もなくモダンインテリアにしっくり似合っているレイアウトです。
本や食器などひとつひとつは小さなサイズでも、大量になってまとめて収納すると圧迫感は相当なもの。
収納する際には左右前後に少しずつスペースを作りながら、開放感を感じさせるレイアウトにするよう心がけましょう。

8.大人の女性にこそふさわしい、モダンインテリアでエレガントに暮らす

モダンインテリアはそのスタイルが広まった時代から、大人のためのテイストとして親しまれて来ました。
都会的、スタイリッシュ、クールというイメージが強いモダンインテリアですが、ベースとなっているのは、しっかりとものを選び抜く事が出来るセンスと自信。
そして不必要なもの、過剰なものを排除し、こだわりを持った空間を自分の手で作り上げる、という姿勢です。
まさに時間を経て、見る目を養って来た大人でなくては出来ない暮らし方。
大人が求める理想の暮らしを表しているモダンインテリア、ワンランク上のスタイルを目指している方にぴったりです。
インテリア上級者のテクニックが要求されるモダンインテリアの空間作り、コツやヒントを探している方は、是非今回の記事を参考にして下さいね。

- 2016年11月28日