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今注目のシニア向け分譲マンションとは!?

医療の発達や食生活の充実は、世界中で人々の平均寿命をぐんと伸ばしました。

もちろん日本も例外ではありません。喜ぶべきことですが、一方で人口を占める65歳以上の比率が過去に例のないほど大きなものとなり、少子化も含めて社会問題となっています。 しかし、せっかく長生き大国になったのなら老後も思い切り充実した時間を過ごしたいもの。 そうした人たちに今注目されているのが、「シニア向け分譲マンション」です。

ここでは、シニア向け分譲マンションって何?という基本的なことから、メリット・デメリット、ほかの物件との違いなどを紹介していきたいと思います。

シニア向け分譲マンションとは?

シニア

シニア向け分譲マンション、略してシニアマンションとも呼ばれるこの物件は、その名の通り高齢者向けにつくられ提供されている分譲マンションです。 入居する高齢者が快適に過ごせるよう、さまざまなサービスや施設が付帯しているのが特徴です。

施設面での例を挙げると、各戸の室内はもちろん、マンションの細部に至るまでのバリアフリー化されているところが通常のマンションとは大きく違うところです。
段差をなくし、車いすでも楽にドアを開閉できるよう引き戸になっていたり、トイレには手すりをつけられていたりします。 こうした何気ない工夫がシニア層の日々の生活を円滑にしてくれます。
また、大浴場やレストラン、プールやスポーツジムなどのレクリエーション施設の充実も見逃せないポイントです。 レストランがあれば一人暮らしの高齢者の方も栄養が偏ることはありませんし、何よりほかの入居者の方と交流が持てて活気が出ます。
こうした、ほかの入居者との交流という点では大浴場がついているシニア向け分譲マンションもいいですね。中には天然温泉を引いているというところもあるようです。 また、いつまでも若々しく元気でいたいという人には、プールやジムなどの運動施設がついた物件を選ぶと良いでしょう。
このように、マンション内で何不自由なく暮らせる設備がシニア向け分譲マンションには整っています。

そして、こちらも忘れてはならないのがサービス面。高齢者の方の日々の心配といえば、ご自身やパートナーの健康不安でしょう。
その点、シニア向け分譲マンションでは、マンションに看護師さんが常駐していたり、協力医療機関と提携した入居者向けの医療サービスが受けられるところもあります。 フロント係やコンシェルジュによる見守り体制や各戸に緊急用回線が設けられているのも、万が一の場合に備えられて心強いですね。
また、掃除や洗濯のお世話をしてくれるマンションもあるようなので、まさにいたれりつくせり。 こうしたサービスが受けられる分、シニア向け分譲マンションへの入居は、一定以上の年齢であることや自立した生活ができることなど、条件のあることが多いので、入居を考えている人は注意が必要です。
費用面はそのマンションの設備やサービスにもよりますが、一般的なマンションに比べると高額であることが多いようです。

シニア向け分譲マンションのメリット・デメリット

メリット・デメリット

シニアライフを充実させるさまざまな設備とサービスを配したシニア向け分譲マンションですが、通常のマンションと同じようにメリット・デメリットは当然あります。 では、どんな点があるのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

まずは、メリット。
先の項でも触れたように、シニア向け分譲マンションの最大のメリットは、バリアフリーの入居スペース、ほかの入居者との交流ができる大浴場やレストラン、プールやスポーツジムといった施設面での充実が上げられます。
また、フロント係、看護師さんらによる見守り体制や、食事や掃除などの家事代行などサービス面の安心感も大きなポイントです。 これらのサービスにより、老後の日常をストレスなく暮らすことができます。
それ以外に、分譲であるため賃貸物件のように家賃ではない点も資産という点で安心です。 例えばこれが有料老人ホームであった場合、シニア向け分譲マンションを購入するのと同じくらいの入居費用を払ったとしても資産的価値を持つことにはなりません。
しかし、シニア向け分譲マンションの場合には所有権を持つことになるので、住宅ローンを利用したり、売却・賃貸など資産として活用することも可能です。

次に、デメリットを見ていきましょう。
先ほどメリットとして、シニア向け分譲マンションは資産として持つことができるとご紹介しましたが、 サービス・施設面で非常に充実しているシニア向け分譲マンションは購入価格が数千万円から数億円と、一般的なマンションに比べ高額な傾向にあります。
また、ほかのマンションと同じように、購入費用の他に管理費・修繕費を支払う必要があります。このうち管理費は、マンションごとにかなり差があります。 サービスの度合いによって高くなると思ったら良いでしょう。 つまり、シニア向け分譲マンションの購入から住み続けるにあたっては、通常のマンションよりも高額な費用がかかることがあるということです。
また、シニア向け分譲マンションには入居に一定の条件があります。 多くは年齢と健康状態なのですが、介護レベルが「自立」から「軽度の要介護」である必要があり、重度の介護が必要になると退去をする必要が生じます。
シニア向け分譲マンションは徐々に増えていますが、全国的にみればまだまだ少ないのが現状。そのため、物件の選択肢が少ないというのもデメリットの1つです。

普通の分譲マンションと何が違う?

違い

シニア向け分譲マンションと聞けば、自ずと思い浮かべるのが普通の分譲マンションではないでしょうか。 では、両者の間には一体どんな違いがあるのでしょうか。最大の違いは文字通り「シニア向け」であるかどうかです。

一般的な分譲マンションとシニア向け分譲マンションが共通する点を挙げると、フロントやコンシェルジュサービス、入居者の共有スペースでの触れ合い、大浴場やスポーツジムなどの設備を持っているところもある点は同じでしょう。
費用面でも、購入費用のほかに修繕積立金や管理費が必要な点も共通点と言えます。

しかし、「シニア向け」かどうかに目を向けると、両者は大きく異なるものだということが分かります。
まず、入居条件についてですが、一般的な分譲マンションであれば、購入費用、その後の管理費・修繕費などの支払い能力さえあれば誰でも入居可能です。
一方、シニア向け分譲マンションとなると、支払い能力に加えて一定以上の年齢であることを要求するところや、介護レベルが「自立」〜「軽度の要介護」であること、 認知症・伝染病疾患の有無、身元引受人の有無など、物件ごとに細かな入居条件が存在します。 健康状態が悪化し重度の介護が必要となったり、認知症や伝染病に罹った場合には、入居条件に照らし退去しなければならなくなるといった不安があるのもシニア向け分譲マンションの特徴です。

また、普通の分譲マンションにはなくシニア向け分譲マンションにあるサービスとしては、フロント係やコンシェルジュだけでなく、 常駐する看護師さんによる見守りサービスや、食事や掃除、洗濯など家事代行を受けられる点、緊急時には協力医療機関と提携して医療サービスを受けれられる点など、 老後の不安を感じさせない暮らしを実現できます。

以上をまとめると、シニア向け分譲マンションは普通の分譲マンションと比べ、ある程度健康で資金力のある、富裕層向けの物件といえるかも知れません。

サービス付き高齢者向け住宅とは違う?

バリアフリー

シニア向け分譲マンションと同じようなニュアンスを持つのが、サービス付き高齢者向け住宅です。
名前だけ見れば、どちらもシニア向けのサービスが充実した施設だということは容易に察しがつきますが、具体的にはどんな点が同じでどこが違うのでしょうか。
ここまでシニア向け分譲マンションについての説明はたくさんしてきましたので、サービス付き高齢者向け住宅がどんなものかを見てみましょう。

サービス付き高齢者向け住宅と言うのは、都道府県ごとに認可・登録された賃貸住宅のことをいいます。
住居内がバリアフリー化されているなど、一般の賃貸住宅よりも高齢者が生活しやすい設備・環境が整っていることが特徴です。 「サービス付き」という名のとおり、外部からの安否確認や生活相談など高齢者が暮らす際、安心できるサービスが付帯しています。
さらに、「特定施設入居者生活介護」の指定がある施設では、食事を始め、掃除や洗濯などの家事代行や、介護職員、機能訓練指導員による介護・リハビリ補助などもあります。 これらを見ると、有料の老人ホームなんかと似たようなサービスを受けられるところもあると言えます。
また、サービス付き高齢者向け住宅にもシニア向け分譲マンションと同じように入居条件があります。 その内容を見ると、年齢は60歳以上、介護レベルは「自立」〜「軽度の要介護」など、シニア向け分譲マンションとほぼ代わりはありません。

サービス付き高齢者向け住宅についてご紹介しましたが、ここまでではシニア向け分譲マンションとの違いはマンションか戸建てかの違いくらいしかないのでは?と思いますよね。
それ以外にも両者は「賃貸」か「分譲」かという違いがあります。
分譲であるシニア向け分譲マンションは、購入費用が数千万円から数億円に及ぶ高額な買い物となりますが、 賃貸であるサービス付き高齢者向け住宅は敷金としての初期費用を納めれば、あとは月ごとの家賃が発生します。 退去時には敷金の返還が受けられるので、入居者の権利がしっかり守られますね。 サービス付き高齢者向け住宅は比較的新規参入が多く、物件の選択肢が豊富なのもありがたいポイントです。
しかし、シニア向け分譲マンションのようにレストラン、大浴場、スポーツ施設などの共有スペースや、フロントや常駐看護師さんの見守り、協力医療機関と提携した医療サービス等は付帯しません。
入居を検討する際は、賃貸・分譲の違いや初期費用の予算、自分の生活スペースにどのようなサービスや施設があると便利かなど、総合的に考えて比較するのがよさそうです。

中古マンション購入に掛かる費用や手続きの流れについて知りたい方は下記のページをご参照ください。
中古マンション購入の流れと注意点、費用の目安などについて

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