インテリアに結構気を使っている人でも、トイレにまで手が回らなくて、引っ越したときのそのまま…なんてことが多いように感じます。
でもトイレって案外重要。
毎日使う場所だからリラックス空間にしたいし、急に来たお客さまに見られてしまうことだってあります。
トイレはおうちの心臓部。
清潔に保って、使いやすく、欲を言えばちょっとだけおしゃれにしたいもの。
でもトイレにそんなにお金はかけられない?
そんなときの強い味方、100均ショップがあるではないですか!
今回は100均素材だけを使って、小物をすっきり収納できるリラックストイレを目指してDIYしてみました。
目次
1.バカにできない!100均ショップに行ってみよう
2.100均素材だけで作るトイレの小物入れ
3.小物入れの作り方を詳しく解説
4.作った小物入れをコーヒー染めしてみよう
5.100均素材の整理棚も付けてみよう
6.いかがでしたか?
1.バカにできない!100均ショップに行ってみよう
100均ショップにもいろいろありますが、まず訪れたのはおしゃれな小物がそろう100均として名高い「セリア」。
ネットで近くの大型店舗を調べて行ってみました。
いつも行く小さめなセリアとは違って、大型店舗は本当にものすごい品揃えでびっくり!
時期柄ハロウィンコーナーもあり、見ているだけで楽しめます。
子供が喜びそうな、にぎやかなハロウィングッズをしばらく眺めて楽しんだ後は、いよいよお目当て商品のお買い物。
キッチングッズコーナーではミニサイズの「桐カッティングボード」2枚をカゴに入れました。
何に使うのかはまだナイショです。
次にガーデニング用品コーナー。
こちらでは、「チェーンフックロング」と、壁面に付ける棚用の「アイアンウォールラック」2枚を見つけました。
こまごましたディスプレイ用品もいくつかカゴに入れます。
そしてインテリア用品コーナーでは、アンティーク調のプッシュピンを発見し、かわいかったので購入することに決めました。
他にも衝動買いしたくなる商品がたくさんありましたが、我慢我慢…。
レジに行くと全部合わせても1,000円ちょっと。
こんなに買ったのにと驚きますよね。
セリアを出て、次に向かったのは100均ショップの王様、定番人気の「ダイソー」です。
こちらも大型店舗に行ったので、セリアに負けず劣らず品ぞろえが豊富。
300円で販売されていたトイレのカバーやマットもおしゃれだったのですが、今回は買いませんでした。
こちらで何を探していたかというと、「桐すのこ」。
これを2枚購入しました。
実はセリアにも桐のすのこはあったのですが、サイズが小さい気がして買うのをやめ、ダイソーに来てみたのです。
でも、ダイソーのすのこもサイズは同じ感じでした。
パッケージが違うだけで、同じすのこかもと思ったのですがどうなんでしょう?
これならセリアでまとめて購入すればよかったな、駐車場代のほうが高かったよね、と思いながらの帰宅でした。
2.100均素材だけで作るトイレの小物入れ
それでは、うちの2階にあるトイレのBeforeの状態です。
トイレットペーパーホルダーやタオルハンガーはインテリアショップで購入したものに自分で付け替えたものの、ほかは手付かずのまま…。
地味だし、掃除用具も床にむき出しで置きっぱなしのお恥ずかしい状態。
この掃除用具類を収納するものが欲しかったので、思い切ってDIYすることにしたのです。
用意した材料はタイトル通り、100均素材だけです。
本体は先ほど購入したカッティングボードと桐すのこで作り、飾りにはアンティーク調プッシュピンとガーデニング用チェーンフックを付けることにしました。
3.小物入れの作り方を詳しく解説
他に用意する用具は下記です。
・金づち
・のこぎり
・小さなくぎ類
うちには全部あったので、今回購入はしませんでした。
くぎも以前ダイソーで買っていた、たくさん入っているくぎセットでまかないました。
すのこをカットするときに木くずが出るので、床に新聞紙を敷いていざ作っていきます。
まずはじめに、桐すのこを3本と1本にのこぎりで切り分けます。
家にあったのこぎりは目が粗かったのでちょっと切りづらかったです。
もしも、このためにのこぎりを新たに購入される場合、細くて目のこまかいものがおすすめ。
※写真を撮りたかったのでDIYが得意な夫にさせましたが、女性ひとりの力でも作れそうでした。
切り分けた3本のほうとカッティングボードを合わせると、測ったようにぴったりで一安心。
ここらあたりで、カッティングボードをどう使うのかもバレたかと思います。
実は、小物入れの側面に使用するのでした。
くぎ打ちをするのは、端のこの3か所。
あらかじめくぎを先に打っておきます。
なぜあらかじめくぎを打っておくかというと、そのまま打つと金づちで打つ衝撃で、木と木がどんどんずれてきてしまうため。
あらかじめ打っておいたほうが正確に打てました。
カッティングボードは薄くて安定が悪いので、分厚い本を土台に置いてくぎ打ちします。
端っこのため、太いくぎだと木が割れる恐れがあります。
小さな細めのくぎをおすすめします。
これを、四隅ともおこないます。
すべての角をくぎ打ちし終わったところ。
バリがどうしても気になるかたは、木工用やすりや紙やすりで面取りすると滑らかになります。
今回は時短のため、省きました。
すのこの余った部分2本を使って、小物入れの底の部分を作ります。
側面と同じようにあらかじめくぎ打ちしておきます。
底が付き、すべての面が組みあがりました!
100均素材だけで作ったので、木のゆがみで正直もっとぐらぐらするかと思いましたが、さすが品質が高くなっている今時の100均。
意外としっかりとしたものができあがったので、ちょっと驚きでした。
4.作った小物入れをコーヒー染めしてみよう
組みあがったのはよかったのですが、白木のままだといかにも100均ぽさが否めませんでした。
色を塗ることは考えていなかったため、ペンキやニス等の塗料は買っていません。
100均ショップにもペンキは売っているらしいのですが、急遽コーヒーを使って色をつけることにしました。
コーヒー染めはオーガニックで安全、自然な色になるんじゃないかと思います。
普段飲む濃さの4~5倍くらいでしょうか、適度に濃い目のインスタントコーヒーを作り、刷毛で塗っていきます。
塗っても意外とムラになりませんが、もっと小さい小物を染める場合は鍋にコーヒーを溶かし煮込むと簡単かと思います。
この小物入れだと鍋にも入らず、お風呂で染めるのも大変なため、刷毛にしました。
この方法だと、コーヒーの量が少なくて済みます。
細かいところも、刷毛の先を使って塗っていきます。
内側にも塗らないと、トイレに置いたとき白い部分が意外と目立つのでお忘れなく。
これが、3度塗りしたところ。
お好みによって色は調整してください。
コップ一杯作ったコーヒーはまだまだたくさん残っていたので、そんなに大量に用意しなくても大丈夫だったかもしれません。
コーヒーなのでムラにもならずサラサラで塗りやすいし、ペンキと違って短時間で乾きました。
ナチュラルなコーヒー色に染まり、100均ぽさがなくなりました!
小物入れの飾り付けはこれらで。
セリアで買っておいたガーデニングコーナーのロングチェーンと、アンティーク調プッシュピンです。
まず、ロングチェーンをカッティングボードの穴に取り付けます。
桐は柔らかいので、プッシュピンは女性の力でも押し込むことが可能。
お好きなデザインに配置しましょう。
これでできあがり!
掃除用具のトイレブラシやクリーナー類がすべて収まって、トイレがすっきりしました。
床掃除をするときは、チェーンを持って持ち上げられるので、とっても便利だし清潔です。
ただし、水がコーヒーを塗った部分にかかると、色落ちする恐れもあるそうです。
トイレの水がかかることはまずないと思いますが、水回りなのでお掃除のときは場所を移動させるなど、一応気をつけたほうがいいかもしれません。
5.100均素材の整理棚も付けてみよう
さて、小物整理の箱ができたので、次に予備のトイレットペーパーなどを置く棚を作ります。
このトイレには収納が付いておらず、今まで予備のトイレットペーパーやサニタリー用品をしまえる場所がなく、悩みの種でした。
こちらもセリアの、アイアンウォールラックを二段に取り付けようと思います。
シンプルなアイアンのラックが100均で買えるなんて嬉しいですよね。
このウォールラックにはビスなどは付属していませんので、以前買ってあった万能ビスを使用しました。
なぜくぎではなくビスを使うかというと、家庭の壁は梁が入っていないところは柔らかいため、くぎだと重みのあるものを乗せると抜けて落ちてしまう恐れがあるからです。
ちょっと太目でじょうぶに付きそうなビスがおすすめです。
※賃貸住宅の方は、大家さんに許可を取ってから穴あけなどのDIYはしてくださいね。
手を伸ばせば届く位置に、トイレットペーパーなどを置くことができるじゅうぶんな縦幅を取って、二段に取り付けました。
さっそく予備のトイレットペーパーを置き、セリアで買っておいたグリーンネックレスのようなフェイク多肉植物や小さなブリキの白いバケツ、黒猫の置物などで飾り付けます。
家にあった、いい香りのするボタニカルアロマキャンドル、アジサイのドライフラワーもブリキバケツに挿してディスプレイしました。
ナチュラルテイストで便利な棚ができました。
6.いかがでしたか?
Afterの全体写真はこんな感じに仕上がりました。
Beforeの写真と見比べてみると、その違いは一目瞭然!
ただ床に置いてあっただけの掃除用品もすっきりと収まり、悩みの種だった予備トイレットペーパー問題も解決。
小物もディスプレイしたので、地味だったトイレも明るい雰囲気に変身しました。
今回はシンプルナチュラルなイメージにしましたが、棚を増やして小物をもっとたくさんディスプレイしてもにぎやかですね。
ご主人のコレクションの小物などがあれば飾ってみたりすると、遊び心も出ます。
トイレがお気に入り空間になれば、ついつい長居しちゃうかもしれませんね!
マンションサプリ 編集部 - 2017年09月02日