二人暮らしのおすすめインテリア。レイアウトやコーディネートで狭さも克服!

二人暮らしインテリア

長く一緒に暮らすカップルも、生活を共にしてまだ間もない二人も、心の奥底にある気持ちはきっと同じ。一人よりも二人で一緒に過ごしたい。
そんな気持ちでスタートした二人暮らし、相手を思いやる心に変わりはなくても、住む場所によってはちょっぴりため息をつく日もあるかもしれません。
二人で住むには狭い、収納が少ない、間取りや家具の配置に納得がいかない…。

住居をパーフェクトな条件で揃えられる人たちはむしろ少数派。
お互いの気持ちが冷める事なく、二人にとって居心地の良い家にするためにも、困った点が多少あっても、二人のアイデアとセンスでクリアしていきたいですね。

ここでは二人暮らしの方へ送る、おすすめインテリアやレイアウトをご紹介します。今の二人の住まいに少し不満がある方も、これから二人暮らしを始める方も要チェック!

世界で一番快適な、スウィートホームを二人で作り上げて下さいね。

間取りから知る、二人暮らしのおすすめレイアウト&コーディネート

二人暮らし・間取り

二人暮らしをしている人たちは、それぞれの年齢や状況によって、住まいのかたちはさまざま。ひと部屋しか個室のない家で暮らすカップルもいるでしょうし、お互いが個室を持てる二人もいるでしょう。
たくさんのスタイルがある二人暮らしですが、どんなサイズの家に住もうとも、お互いにとって一番心が安らぐ場所であって欲しい気持ちに変わりはありません。

もし、一緒に暮らす事によって、一人でいる時よりも住み心地が良くないと感じたら、きっと模様替えのタイミング。
お互いの気持ちが今よりもっと深くなるように、一緒に心地良い家へ変えていきましょう。
ここでは間取り別に知る、おすすめレイアウト&コーディネートをご紹介します。今住んでいる家の間取りでちょっぴり納得がいかない方は、ヒントをもらって下さいね。

1K、もしくは1DKで暮らす二人暮らし

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1DK・間取り

1K、もしくは1DKで暮らすカップルは、きっとまだ同居したての若い二人なのではないでしょうか。もう少し広い家に住みたくても、今は節約第一! と決めている二人もいるかもしれません。

もし1K、あるいは1DKで二人暮らしを始めるのであれば、こちらの間取りのようにキッチンがクローズタイプのものがおすすめ。
個室に充分な広さがあれば良いのですが、そうもいかない場合には、オープンタイプのキッチンではベッドルームの中に料理する場があるように感じられてしまいます。

また、個室がそこまで大きく無い場合は、クローゼットの大きさも要確認。二人で暮らし始めると思いがけないほど、荷物がある事に気付くはず。
収納の事で喧嘩しないよう、お互いに荷物は厳選し、それがきちんと収まる収納場所がある事を確認しておきましょう。

1K、1DKの二人暮らしにおすすめレイアウト

1K or 1DK おすすめレイアウト
1K、もしくは1DKの間取りでは、個室の主役はベッドになってしまう事がしばしば。しかしベッドを前面に押し出したレイアウトでは、せっかくの休日もだらけたままで、終わってしまう事もありそうです。
また一日を終えた夜も、すぐにベッドにごろり、と横になるのではせっかくの二人の時間もちょっぴり淋しい。
そんな時は、ベッドとリラックスエリアを分ける事!
間仕切りやファブリックなどを用いてベッドを見えないようにするのが一番の方法ですが、個室のサイズによってはそうもいかない場合もありますよね。


そんな時はこちらのコーデを参考にしてみてはいかがでしょう。ベッドサイドテーブルを、敢えて違う方向へ置いた事で、しっかりと区切りの役目を果たしています。

とても小さな家具ですが、その視覚効果は抜群。ひとつしか個室がない中で、ぜひ覚えておいて欲しいテクニックです。

1LDKで暮らす二人暮らし

161008_LS麻布_間取り図

1LDK・間取り

おそらく二人で暮らすのに、一番ぴったりと来るのが1LDKの間取りではないでしょうか。
プライベートな寝室を完全に分け、二人でくつろぐ事が出来るリビング・ダイニングエリアが完備された1LDKは、多くのカップルが選ぶ間取り。

それだけにその間取りは多種多様で、これが一番のおすすめ! とは言い難いところがあります。
キッチンはオープンタイプなのかクローズタイプなのか、LDKとベッドルームの大きさなど、それぞれのカップルのライフスタイルや好みのよって、選び方は大きく変化してくるでしょう。

それでもこれだけはチェックして欲しい項目が、LDKと個室に充分なサイズの窓がある間取りかどうか。
人間だって植物と同じ。太陽を必要とする生き物です。たとえ寝室では夜眠るだけ、という二人でも、窓の小さな部屋で寝起きしていると息苦しさを感じて来るはず。

これから二人で暮らす1LDKを探す方は、サイズや収納ももちろんですが、窓や採光を必ずチェックして下さいね。

採光の少ない寝室のおすすめコーディネート

ベッドルームを明るく見せるコーディネート

全ての部屋に納得のいくサイズの窓がある間取りがおすすめとは言っても、予算や環境によっては、窓が小さい家に住まなくてはいけない場合もあるかもしれません。
あるいは隣の建物との都合によって、窓に充分なサイズがあっても普段は開けられない、もしくはカーテンはいつも閉めっぱなし、というケースも。

そのような状況の家の場合におすすめコーディネートはこちらです。
自然の光が少ない部屋に、強烈な色彩を使うと重い印象を与えますが、こちらのコーデではクールな雰囲気をもたらすグレーと、光を跳ね返す力を持つ白を上手く使い、スタイリッシュで明るい部屋に。
またダウンライトとペンダントライトを組み合わせて、灯りを上手にコントロールしています。

もし柔らかい印象の部屋を目指すなら、壁紙はウォームカラーを使ったり、ファブリックにふんわりとしたマテリアルを使えば、息苦しさも薄らぐはず。
採光の取り入れ方に問題を抱えている方におすすめのコーディネートです。

カップルで暮らす2DKの間取り

2DK間取り

2DK・間取り

意外にも二人暮らしに人気のある間取りが2DK。リビングエリアが無い間取りですが、個室が2部屋あるのが魅力的で、生活の時間帯が違うカップルに大人気。

寝室がお互い別であれば、眠る時間に差が出ても相手を起こしてしまう心配もありません。またどちらか一方が在宅ワーカーである場合など、自宅で集中する時間が欲しい二人にとっても、魅力的な間取りです。

あるいは衣類や趣味の持ち物が多かったりすると、1室を寝室に、もう1室をクローゼット代わりに使うなど、使い道が色々あるのも大きなポイント。

2DKのネックとなるのが、やはりリビングに相当するエリアがないため、ソファなどを置いてくつろぐスペースが取れない事。
個室のうち1室をリビングエリアにする方法もありますが、2DKの間取りの部屋を選ぶ時は、DKの大きさを充分にチェックしましょう。

あまりにもDKのエリアが狭い場合、ダイニングテーブルを置く事すらままならない場合も。
お互いの生活スタイルを充分に考慮した上で、好みのDKサイズがある間取りを選んで下さいね。

2DK、狭いダイニングキッチンのおすすめコーディネート

狭いDKのコーディネート

2DKの最大の難点、リビングエリアがない代わりに、やっぱり広めのダイニングキッチンが欲しいもの。2DKに暮らすカップルは誰しもそう願うものだけど、なかなか希望通りにはいかない場合もありますよね。

もしDKエリアが狭い場合、ダイニングテーブルは小さめサイズを選ぶのは鉄則。
でも小さい、シンプル、などあまりにも趣味とかけ離れてしまうと、暮らしているうちにダイニングキッチンはあまり好きではないエリアになってしまいます。
二人で一緒に過ごすせっかくのディナータイムも台無しに。

もしDKが狭く悩んでいても、ダイニングキッチンに個性を出す事はもちろん可能。こちらのコーデは壁に鮮やかなターコイズブルーを使い、爽やかかつスタイリッシュな印象に。
さらにダイニングチェアに個性的なデザインを用いて、ポップでキュートなダイニングに変身!
ダイニングテーブル横に、長い鏡を設置したのも部屋を広く、明るく見せる効果を放っています。

不満が出やすい狭いDKも、アイデアとセンス次第で素敵な場所へチェンジが可能。料理を楽しく、美味しい食事が出来るエリアへの変化を希望している時に、参考となるコーディネートです。

二人で暮らす2LDKの間取り

2LDK間取り

2LDK・間取り

荷物の多いカップルも、たまには一人でゆっくりとした時間を過ごしたい大人の二人にも、きっと満足出来るのが2LDKの間取りではないでしょうか。

一人で1部屋使っても良し、寝室は一緒でもう1部屋をワークスペースにしたり、ホビールームにしてみたり。
また、上記の間取りのようであれば、ゲストが来た時は開放してリビングダイニングのスペースを広げる役目も果たしてくれます。

2LDKで二人暮らしをする時は、ふたつの個室が狭いケースもありますから、個室でどのように過ごすのか、予め分かっておく事が大切。
寝室は一緒、もう一部屋は多少狭くても大丈夫という場合には、マスターベッドルームの大きさをじっくりと検討する事。
あるいは二人がそれぞれの個室を使う場合には、お互いにどれぐらいのスペースが必要なのか確認しておきましょう。

家はそうそう簡単に引っ越せるものではありません。これから2LDKで暮らすカップルは、後で悔いのないように充分に間取りについて考えて下さいね。

せっかくの2LDK、リビングダイニングのメリハリはどうつける?

リビングダイニングにメリハリを

理想とも言える間取り、2LDKで二人暮らしを送る事が出来るのは、とてもラッキーな人たちに違いありません。
お互いにとって充分なスペース、そしてスープの冷めない距離感と、カップルで暮らすために必要事項が全て揃っている間取りと言えるでしょう。

そんな2LDKのメインルーム、リビングダイニングではどんなインテリアを心掛けていますか?
リビングとダイニングが分かれている間取りは少なく、多くの場合は1室に食事をする場所とリラックスするエリアが同居しているのではないでしょうか。

ここにメリハリを効かせ、シーンを見事に区切ったコーデがこちら。デザインやフォルムの違うチェアを用いて、自由な雰囲気に作り上げており、またファブリックの使い方も素敵です。
もしLDKが長方形の場合、リビング用とダイニング用の家具を平行に置くとシーンの使い分けが難しい場合も出て来ます。
そんな時は、個性的なラグを上手く使って、異なるシチュエーションを演出してみましょう。

ラグは大きな面積を使うため、目にパッと飛び込んでくるアイテム。そのためつい無地などの無難なデザインを選びがちですが、たまには思い切って冒険してみるのもおすすめです。
きっと見違えるLDKが出来上がるはず!

狭さや収納の悩み事もこれで解決! 笑顔のある二人暮らしへ

二人暮らし・収納

ずっと一緒にいたいから、誰と一緒にいるよりも心地良く過ごせるから、二人でいるのがとても自然だったから…。
二人暮らしを始める理由はさまざまですが、誰よりも大切な人と一緒に暮らせる事が出来るのは、とても幸せな事。
二人で暮らす家に、初めて足を踏み入れた時は、二人にとって忘れられない瞬間だったに違いありません。

でも最初は二人の素敵なお城だった家も、住み慣れて来るとどうも気に入らない点が。
「二人で住むには狭すぎる」「二人用にしては収納が少ない」そんな声も聞こえてきます。
すぐに理想の家に移ることが出来るなら、悩みを抱える事もありませんが、そうそう家を変わるのは難しい。


ここでは二人暮らしにありがちな問題点を考慮しながら、どのように変えればもっと心落ち着く場所になるのかご紹介します。

いま住んでいる家の気になる問題も、ちょっとした工夫でベストプレイスに変わるはず!

キッチンの問題点をクリアしよう!

キッチンの収納

食事は人間にとって、生きる上で欠かせないこと。でも美味しいものを食べるのは喜びでもあります。
二人暮らしの素敵なところは、美味しいものを一緒に楽しむ相手が同じ家にいるということ。
さらに好きな人に料理を作って「美味しい!」と言われるのは、何よりも嬉しい言葉ですよね。

そんな二人の幸せな時間を作り出す場所がキッチン。広々とした作業台で、たくさんのキッチンツールやお気に入りの食器に囲まれて料理をするのは、料理を愛する人の憧れでもあります。
でも現実は、狭いキッチンに小さな収納。そんなスペースに恵まれないキッチンであるのなら、早く整理整頓の極意を学ばないと、大切な場所もごちゃごちゃと乱雑な場所になってしまう事も。

ここでは狭いキッチンの問題点をクリアにするアイデアをご紹介。出来そうで行動を起こすのは難しい片付けも、美味しい料理を作る大切な場所へ変えるためにチャレンジしてみましょう!

限りあるスペースを使って、収納場所を作ろう!
キッチンに新たな収納場所を

いま住んでいるキッチンの収納はどのようなタイプですか? そしてそのサイズに満足しているでしょうか。
大きな家に住み、インテリア雑誌に出て来るようなキッチンをお持ちの方には決して分からない問題が、収納不足。
これがキッチンの悩みナンバーワンに違いありません。
それでも備え付けの収納家具が大きかったり、新たに家具を置けるキッチンであれば、そこまで悩みは大きくないはず。

問題は、今ある以上の家具は置けないというキッチンの場合です。もしこれ以上収納が増やせない、という方も、もう一度キッチンをじっくりチェックしてみて下さい。
壁に余分なスペースはありませんか? もし壁が手つかずのままであれば、こちらのコーディネートのように、棚を新たに作る、吊るす収納法にチャレンジしてみるなど、まだ収納の場所が作れるはず。

また、オープンの棚やハンギングは『見せる収納』。ちょっぴり整理整頓が苦手な方も、すぐ目の前に飛び込んでくるエリアが汚いと片付けようという気になるはず。
どこかに簡単なDIYで収納が作れないか、自分のキッチンを再度見直して下さいね。

おしゃれなキッチンを目指すなら、キーポイントは統一感!

キッチンの収納ディスプレイ

ものが溢れるキッチンでは、作業の効率もはかどりません。特に二人とも働いているワーキングカップルでは、そこまで料理に時間がかけられない事も。
スムーズに手早く、限りある時間の中でパパッと料理をこなすなら、使いやすくスッキリとしたキッチンが一番です。

自分ですらどこに何があるか分からない、というところまでキッチンがカオス化してしまったら、今あるものが本当に必要なのか、じっくり見直すチャンスです。
使いやすく、かつインテリア的にも優れたキッチンにするためには、厳選されたキッチングッズのみを置く、また統一感のあるコーディネートにする事を忘れずに。

とは言っても、通常キッチングッズは一度にすべてを購入する事はなく、料理上手になるにつれて、徐々に増えて行くもの。
その間に流行の移り変わりもあり、全てのツールを同じもので揃えるのは難しい事もありますよね。


ポイントはカラー、素材を重視して揃えてみる事。

この二つが揃っていると、違うブランドのものでもまとまりが出て来ます。
また、こちらのコーデのように表に出す収納法をチャレンジする方は特に、統一感のあるグッズを置くとキッチンがスッキリとして見えるでしょう。

どうしてもものが減らせない方へ。カウンターを作ってみよう!

キッチンカウンター

最近の住居で良く見かけるのがセミクローズド・タイプのキッチン。
これはオープンキッチンでありながら、キッチンとダイニングの間にカウンターが置かれているタイプです。
このタイプであれば、生活感あふれるキッチンが丸見え、という事もなく、また新たな収納場所としても活用出来ますね。
でもオープンキッチンの家に住んでいる場合、キッチン収納がなくて困るという方もいるかもしれません。

また、料理好きな人の中には、キッチングッズも食器類もどれもお気に入りのものばかりで、厳選する事なんて絶対無理! と思っている方もきっといるはず。
そんな場合、もしスペースが許されるなら自分でカウンターを作ってみるのはどうでしょう。DIYが苦手な方でも、下の部分には収納家具を、そして上には天板を付ければ簡単に自作のカウンターが出来上がり。

こちらのコーディネートのように、キッチンにカウンターがあるだけで、驚くほど収納場所が増えるのが分かります。
アイデア次第でキッチンを生まれ変わらせることが出来るカウンター、ものがどうしても減らせない方におすすめのアイデアです。

目覚めも爽やか! 狭いベッドルームを攻略しよう

二人暮らし・ベッドルーム

毎日の仕事に追われる二人にとっては、ベッドルームはただ眠るだけ、という部屋になる事もしばしばです。
それでもぐっすり眠って疲れが取れれば、明日からまた頑張れる。

一緒に暮らしていても、同じ時間を過ごす事が少ない二人だって、隣に眠るパートナーの体温だけで安心出来るはず。
そして疲れを払拭した休日には、朝から一緒に思いきりアクティブに楽しむ事も出来ますね。

でも毎日の睡眠の時間をきちんと取っていても、寝心地の悪いベッドルームの場合はどうでしょう?
いつまで経っても疲れは取れず、せっかくのウィークエンドもゴロゴロとしたままで終わってしまいそう。


寝室はベッドや寝具の心地良さも非常に重要な問題ですが、インテリアだって同じ事。落ち着かない中で寝ていたら、本当に睡眠が取れているのか分からない事だってあるかもしれません。

お互いのどちらかでも今のベッドルームに納得がいかない場合は、レイアウトやコーディネートの見直し時。二人で安心して快適な眠りを味わえる寝室作りに挑戦してみましょう。

狭い寝室を広く見せるテクニック

ロータイプのベッドを活用

二人暮らしの寝室は、その部屋の広さによって印象ががらりと変わって来ます。
クイーンサイズのベッドを置いても、まだ部屋のスペースに余裕がある場合のベッドルームもあれば、セミダブルのベッドを置いたらギッシリ! というケースも。

もし狭さで悩んでいるベッドルームの場合、部屋を広く見せるお約束、ロータイプのベッドがおすすめです。
こちらはベッドはもちろん、寝室に置く家具はすべて低めで揃え、天井までの高さをしっかりと確保し、開放感を感じさせるコーディネート。

そしてベッドルームに必要な、存在感が重厚なファブリックアイテムも、ぬくもりを感じさせるカラーを選んだ事で、落ち着いた雰囲気を作り上げています。

ホワイト X ブラウンの組み合わせも大人ムード満載で、シックな印象がとっても素敵。

部屋の大きさは変える事が出来ませんが、たとえスペースに問題がある部屋でも、コーディネートやレイアウト次第で視覚的に広く見せる事は可能です。
テクニックを知って、ベッドルームの気になる狭さを克服してみましょう。

自然の光や景色を利用しよう!

窓を生かしたベッドルーム

住む家を決める際に、つい後回しになりがちな窓の存在。しかし窓が住まいに与える影響は計り知れないものがあります。
たとえ狭い家であっても、窓が大きく、眺めの良い景色を毎日見る事が出来るだけで、精神的にどれほどリラックスできることでしょう。

もしこれから二人暮らしを始める方は、リビングエリアの窓や景色だけでなく、ベッドルームの窓も必ず確認する事をおすすめします。
寝室にそこまでスペースを割けなくても、こちらのコーディネートを見て頂くと、窓が室内に与えてくれる解放感を存分に感じられるはず。

窓の前面にベッドを配置し、ベッドルームに足を踏み入れた途端に感じられるエアリーな雰囲気。こんな素敵な空間であれば、寝室が家で一番のお気に入りの場所になりそうです。

カラーリングは窓からの採光や景色を損なわないために、敢えて抑えた色合いを使った事で、さらにオープンエアーな雰囲気を味わえる。

窓の存在を存分に生かしたい方におすすめのコーディネートです。

狭いベッドルームをコージーなスペースに

狭いベッドルームを居心地の良いスペースに

二人暮らしの住まいの問題で常に上位を占めるのが『部屋が狭い』という問題。
それぞれの人生を経て来た二人が一緒に暮らすわけですから、持ち物だって一人暮らしの頃からは、予想もつかない増え方です。

特に個室が狭い家では、ベッドルームに収納のためのクローゼットを置いたら、残りのスペースに置けるのはベッドのみ、という状況になりがちです。
でも家具がぎっしりなベッドルームでも、工夫次第で小さいところが逆に居心地の良い場所として変える事が出来るはず。


こちらのコーディネートでは、家具の多さにも関わらず、ライトや壁紙を効果的に使い過ごしやすいベッドルームに仕上げた好例です。
ベッドルームに必要なアイテムたちを、いつもよりほんの少し変えるだけで、簡単にイメージチェンジが出来るのが分かりますね。


ライトやベッドカバー、カーテンなどは実用性だけでなく、遊び心を持ってコーディネートすれば、狭いベッドルームも二人でぬくぬくと暖かく過ごせる、コージーな巣のようになってくれるでしょう。

二人暮らしの問題点は、二人でクリアしていこう

二人暮らしの問題点

一番大切な人と一緒に住むのはとても幸せだけど、二人暮らしのカップルが一度も喧嘩をしないなんてありえません。
時間が経つにつれ、些細な事が気になったり、相手にちょっぴり不満を抱いてしまうことも。
この人ってこんな人だったの? と一緒に暮らすまでは知らなかった、パートナーの意外な一面が見えて来る事もあるでしょう。

でも同じ親を持ち、長い時間を共に過ごした兄弟姉妹でさえ、まったく違う趣味や性格を持っている事もしばしばですから、違う生活環境で過ごして来た二人が一緒に暮らすのは、全く異なるふたつの個性のぶつかり合いのようなもの。
だからこそカップルが仲良く暮らしていくためには、お互いに歩み寄る努力が必要です。

でも二人暮らしの住まいの中では、インテリアの趣味が合わない、片付けるレベルが異なる、自分ひとりの時間が欲しい…。そんな問題が出て来る事もきっとあるはず。
世界で一番大好きな人の存在に、イラっとしてしまう前に、二人暮らしで出て来た問題は、二人で一緒に解決していきたいですね。

ここでは二人暮らしのインテリアで問題になりやすい点を、どのように快適な住まいへ変えていけるのか、そのヒントをご紹介します。
思い当たる問題があったら、さっそく改善策として活用して下さいね。

自分ひとりのスペースを作る

一人用スペースを作る

一分一秒でも長く一緒にいたいと思った相手でも、同じ屋根の下に暮らし始めると、最初のアツアツモードから関係は少し変化していきます。
お互いに喋らなくても安心出来る、落ち着いた関係へステップアップ。それと同時に、一人になりたい時間が出て来る事があるかもしれません。

ハードな一日が終わって帰宅した後、ほんの少しの間だけ、一人でゆっくりとリラックス。疲れた体と心をほぐしたら、笑顔でパートナーと会話が出来る。
そのためにも家に自分だけの場所があると、とても役に立つはず。自分だけの個室が持てるのであれば問題はありませんが、家によっては一人になれる部屋がない場合もありますよね。

そんな時は部屋のコーナー、あるいは空いたスペースを利用して、一人だけの空間を作ってみましょう。
スペースによって置ける家具は変わって来ますが、シングル用のチェア、そして小振りのテーブルだけでも良いのです。

こちらのコーディネートのように、大好きな雑貨や心を潤してくれるグリーンや花を飾ってみれば、一人になって心を静かに落ち着かせる事ができる場所に。

もし一人の空間を欲しているカップルならば、ぜひ試して欲しいアイデアです。

増えて行く二人の荷物は、収納ボックスを上手く利用しよう

収納ボックスを利用しよう

一人暮らしを経てから二人暮らしに突入すると、そのものの多さに驚く事があるかもしれません。
今までは自分で欲しいものや残すものを選べていたけれど、カップルで暮らすにはお互いに収納場所を考えながら、厳選していかなくてはならない事も。

また、片付ける頻度やレベルが違うカップルだと、それがストレスとなってしまう場合があります。
自分はいつも綺麗な部屋で過ごしたいのに、相手の散らかした荷物が気になる…。

相手の持ち物だからこそ、勝手に捨てるわけにもいかず、置きっぱなしの本や雑誌、洋服などがイライラの原因になってしまう事もしばしばです。

もしパートナーの整理整頓に不満があるならば、どちらにとっても片付けやすい部屋にしてしまうのが一番。
収納ボックスを利用して、出したら仕舞う、の習慣を身に付けましょう。


こちらはオフィスの収納コーディネートですが、多くのものが入っているのにスッキリとした印象。それはボックスやファイルケースなどのカラーやサイズを揃えているから。
今後も荷物が増えそうなコレクター気質のカップルであれば、収納ボックスはベーシックなタイプで、これからも同じ種類で増やしていけるものを用意しましょう。


また、カラーリングは抑えた色合いを使えば、たくさんのボックスを使っても圧迫感を感じさせません。

片付けで悩んでいるカップルは、いつ帰って来ても美しい部屋を目指して、収納法をここで変えてみませんか?

バスルームは常に清潔に保とう

バスルームの収納法

二人暮らしであれば全ての部屋が共有エリアとなりますが、お互いにそれぞれ必要な持ち物が増える場所はバスルーム。
水回りの場所だけに、常に清潔に保たなくてはいけないエリアですが、気付けばものであふれ返ってしまう危険ゾーンでもあります。

ドラッグストアや化粧品売り場に行くと、ついつい手にしてしまうアイテムたちも、本当に必要なものなのか、お互いしっかり考慮しなくてはいけません。
また毎日使うコスメやグルーミングキットなどは形もさまざまなので、並べて置いてもバランスをとる事は難しい。
さらに化粧品のブランドのロゴなども目立つ存在で、ただ置いてあるだけで、生活感がはっきり出てしまう事も。

毎日目にする場所だからこそ、バスルームを美しくしておくためにも、シンプル&スマートに、整理整頓を心掛けましょう。
化粧品関係はボックスやバスケットなどに納める、滅多に使わないものは場所を移動させる、タオルは色を揃える…。

非常に簡単なルールを作るだけで、見違えるのがバスルーム。鏡の前はいつもゴチャゴチャ、というカップルはぜひ収納法を見直して下さいね。

人の数だけ増えて行く靴はどう収納する?

ベンチタイプの靴クローゼットを活用しよう

二人暮らしを始めた時に、思わず『靴箱が小さすぎる!』と呟いてしまったことはありませんか?
一人暮らしから二人暮らしへ、家のサイズが変化しても、備え付けの靴箱のサイズはあまり変わらなかった、と嘆いている方もいるかもしれません。
靴は人の数だけ増えて行くもの。おしゃれなカップルなら特に、毎シーズン増え続ける靴を前に、悩んでいる二人も多いのではないでしょうか。

使わない靴は排除し、シーズンではないものはクローゼットへ収納はもちろんの事、もし廊下や玄関エリアにスペースがあるのなら、ベンチタイプのラックやクローゼットを置くのがおすすめです。

靴を履くのに腰かけたり、またその際に横にバッグを置いたりと、収納だけでなくお出かけ前にきっと役に立つアイテム。

下段には靴のみを収納すると決めてしまえば、さほど奥行きもいらないので、小さな空間を利用出来るところが魅力的です。

玄関はその家の顔とも言える場所。仕舞いきれなかった沢山の靴が玄関に露出しているという状況を避けるためにも、ベンチタイプのクローゼット、おすすめです!

二人にとって、一番大好きな場所を作ろう

二人暮らし・まとめ

二人暮らしを始める前は、別々の住まいへ帰るために名残惜しい時間を過ごした二人。縁あって広いこの世界の中で、巡り合えた大切な人と一緒に暮らすことが出来るのは、まるで奇跡のようなこと。

たとえ一緒に暮らし始めて長い時間が過ぎ、お互いの関係が初めの頃とは変化しても、一緒に暮らし始めた時の気持ちはいつまでも忘れる事はないはずです。

住まいの抱える問題も、二人ならきっと解決できるはず。インテリアやレイアウトなど、二人暮らしで悩んだ時はぜひ今回の記事を参考にして下さいね。

- 2017年04月10日