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働く女性に優しい「女性向け住宅ローン」を活用しよう!

女性向け住宅ローン」という言葉を聞いたことがありますか? その名の通り、女性が住宅ローンを組む際に色々な特典があるローンです。 今は昔と違い、子供が出来ても夫婦共働きで仕事を辞めない女性も増えてきましたし、シングル女性もマンションの購入をすることが増えてきました。 そうなると必然的に男性だけではなく女性がローンを組むケースも少なくありません。 女性向け住宅ローンはそんな働く女性に優しい住宅ローンなのです。今回はその女性向け住宅ローンを詳しくご説明致します。

目次

1. 住宅ローンとは?
 1-1. 住宅ローン概要
 1-2. 民間銀行 変動金利
 1-3. 民間銀行 固定金利
 1-4. フラット35

2. 女性向け住宅ローン
 2-1. 金利などの優遇
 2-2. 保険関係

3. 女性向け住宅ローン 具体例
 3-1. 三井住友信託銀行「エグゼリーナ」
 3-2. りそな銀行「凛next」
 3-3. 八千代銀行「プリンセス」

4. まとめ

1. 住宅ローンとは?

住宅ローン

そもそも女性向け住宅ローンをご説明する前に通常の住宅ローンとはどんなものか?をご説明致します。

1-1. 住宅ローン概要

住宅ローンとはその名の通り住宅を購入するために組むローンの事です。 住宅という大きな買い物をするため、色々なローンと比較しても金利はずば抜けて低い設定になっています。 例えば車のローンであれば金利1.5%~3%の設定の中、住宅ローンは2016年2月現在では0.5%台の金利からあります。
他にも住宅ローンには、基本的に「団体信用生命保険※」が付保されています。 この団体信用生命保険とは、ローンを借り入れた方が亡くなったり高度障害になったりしてしまった時には残債分の保険が補填されるという保険です。
当然他のローンと同じく借入には審査が必要で年収や自己資金、会社の規模など細かく審査をされます。 そして審査が通り、(団体信用生命保険が必須加入の住宅ローンは)健康体であれば住宅ローンの借入の実行が出来るという仕組みです。
※付保されていない住宅ローンもあります。

1-2. 民間銀行 変動金利

さて、住宅ローンの概要をお分かりいただいた後は住宅ローンの種類のご説明です。 メガバンクをはじめとした民間銀行には「変動金利」というローンがあります。 変動金利の「変動」とは金利が時期によって変動するという意味で、その時々の金利を反映します。つまり、支払額が一定ではなく変動していくと言う事です。
金利は毎月変わるワケではなく、5年に1回見直されます。 その見直すときに基準になる金利は「短期プライムレート」という金利で、簡単に言うと日本銀行(以下、日銀)が民間銀行に貸し出しをする金利(政策金利)と連動します。 つまり日銀の打ち出す金融政策をダイレクトに受けると言う事です。
例えば昨今導入された「マイナス金利政策」に連動して日銀の政策金利も下がる事が予想されるので、政策金利に連動する住宅ローンの変動金利も恐らく下がっていくと予想されます。

1-3. 民間銀行 固定金利

続いて固定金利です。こちらは金利が変動ではなく「固定」されます。固定期間が2年や3年の短期間のものから10年以上の長期間のものもあります。 金利自体は変動金利と比べて高くなりますが、少なくとも規定期間内は世の中の金利がどうなろうとも変わらないので、支払額が変わらないという安心感があります。
固定金利は新発10年物の国債に連動しますので、変動金利よりはダイレクトに政策金利の影響は受けないです。 何故なら国債の金利は政策金利というよりは需給バランスで決まるからです。 但し、例えばマイナス金利導入により国債に買いが集まる可能性があり、 (預金金利が下がったので預金をしているよりは国債を買った方がお金は増える可能性が高いため)買いが集まれば国債価格上がり国債の金利は下がります。 つまり、結果的に国債の金利に連動している固定金利も下がると言う事です。

1-4. フラット35

民間銀行ではなく独立行政法人が運営する「住宅支援機構」が貸し出しをしている住宅ローンです。 CMもやっているので皆さまも聞いたい事があるかもしれませんが、「フラット35」という商品を扱っています。 この商品は35年間(借り入れ期間は選べます)金利が変わらない住宅ローンになりますので、前項の「民間銀行 固定金利」とイメージが似ています。
民間銀行と違う点は「団体信用生命保険」と「審査」の2点です。団体信用生命保険は必須加入ではなく任意加入になります。 民間銀行であれば団体信用生命保険は金利に含まれているので別途お金がかかることはありませんが、住宅支援機構の団体信用生命保険は1年毎に、ローンとは別に保険料が発生すると言う特徴があります。 他の民間保険会社でも同じような保険を代替できるので、フラット35を利用する方は団体信用生命保険に加入しない方も多いです。
2点目の「審査」についてです。簡単に言うと、民間銀行より審査が緩いのがフラット35の特徴です。 民間銀行は借入者本人の勤務先や自己資金率、転職回数など色々な角度から審査しますが、フラット35は年収と借入金額の2点を重視します。 つまり既定の範囲内であれば会社の規模や自己資金率などは関係なく借入を起こせると言う事です。

2. 女性向け住宅ローン

女性向け住宅ローン

ここまでで通常の住宅ローンについてご理解頂けたと思います。

では、女性用住宅ローンは通常の住宅ローンとは何が違うのか?各金融期間によって特典は異なりますので、代表的な特典を挙げておきます。

2-1. 金利などの優遇

一番多いのは金利の優遇です。店頭金利より、所定の金利を優遇してくれるという特典があります。 その他にも繰り上げ手数料(詳細は後述します)を無料にしたり、出産・育児休暇中にローン支払い額を抑える事ができたりという特典もあります。
特に将来的に出産や子育てに伴い会社を辞める可能性がある方にはこの金額的な特典は嬉しい要素です。

2-2. 保険関係

そして、保険についても手厚くしてくれる金融機関も多いです。
例えば出産、育児の時には支払いの補助をしてくれる保険に無料で加入が出来たり、「3大疾病付特約(詳細は後述)」に本来の加入条件よりも優遇して加入出来たりという特典があります。
女性ならではの病気を網羅し、いずれ迎える可能性のある出産・育児のための手厚い待遇は有り難いものです。

3. 女性向け住宅ローン 具体例

それではいくつか実際の女性向け住宅ローンをご紹介します。

3-1. 三井住友信託銀行「エグゼリーナ」

エグゼリーナ

※ 本サービスは2018年8月1日をもって、新規お申し込みの受付は停止しています。

この女性向け住宅ローンには女性に優しい特典が二点あります。
一点目は、借入金額が1,000万円以上で借入期間が10年以上の女性はメットライフ生命の保険に加入する事ができるという事です。 特典の内容は、万が一、怪我や病気などで入院した場合には1日当たり1,000円を受け取れるという保険内容です。 その保険料は銀行が負担してくれると言う事で働く女性には嬉しい特典になっています。
二点目は、将来ご出産された場合には、出産後半年以内に申し出ると、申し出から一年間金利を0.1優遇(低く)してくれるというサービスです。 年間で数千円、借入金額によっては一万円単位で変わってきますし、ご出産後は何かとお金がかかる時期ですので、これは女性だけでなくご家庭に優しい特典になります。

3-2. りそな銀行「凛next」

凛nxxt

この女性向け住宅ローンには女性に優しい特典が四点あります。
一点目は「金利の優遇」です。借入の全期間特別な優遇が受けられます。
二点目は「繰り上げ返済手数料無料」です。繰り上げ返済とは、まとまったお金を元本の返済に充てる事です。 それにより「借入金額」が減りますので、期間を短縮するか、期間はそのままで支払金額を減らすかを選ぶことが出来ます。 銀行にもよりますが、この繰り上げ返済をする際には手数料がかかる場合もあるのですが、凛nextを利用すればその繰り上げ返済手数料は無料という事になります。
三点目は「ローン返済支援保険」です。万が一、怪我や病気で就業できなくなった場合に、住宅ローンの月々返済をこの保険で支援してくれます。保険料は銀行が支払ってくれます。
四点目は「3大疾病保障特約」です。「がん」の診断を受けたらローン残高が0円になるとう特約を、金利に0.15%上乗せするだけで加入が出来ると言う内容です。 女性特有のがんである、乳がんや子宮頸がんなどにも対応していますので、女性に優しい特典であります。 更に3大疾病の残り二つである「心筋梗塞」と「脳卒中」と診断されても保険で住宅ローンが完済されます。

参考 りそな銀行「凛next」

3-3. 八千代銀行「プリンセス」

プリンセス

※ 八千代銀行は2018年5月1日をもって他行と合併し「きらぼし銀行」になりました。それに伴うサービス変更などについては当該サービス事業者へお問い合わせください。

この女性向け住宅ローンには女性に優しい特典が四点あります。
一点目は「審査基準の軽減」です。勤続年数2年以上、年収は200万円以上でマンションなら床面積30㎡以上からこの住宅ローンを利用できます。
二点目は「繰り上げ返済手数料無料orハウスサポートサービス」です。この二つから選ぶことが出来ます。 前者の「繰り上げ返済手数料無料」に関しては先述した内容と同じなので割愛させて頂きます。 後者のハウスサポートサービスは住宅内で起こったトラブルに24時間対応するサービスの事です。 30分以内の処置内容に限り無料で受け付けています。これも女性の一人暮らしの方などには心強いサービスです。 三点目は「出産育児休暇中の特別措置」です。住宅ローン利用者が出産・育児休暇を取得している期間中は最大で1年間は元金返済を据え置いて利息のみの支払いに切り替える事が可能です。
四点目は「金利優遇」です。こちらも先述した内容と同じで住宅ローン金利が優遇されるという内容のサービスです。

4. まとめ

いかがでしたでしょうか。住宅ローンの概要を踏まえ女性専用住宅ローンについてもご理解頂けたかと思います。 社会的に、今まで以上に女性がどんどん活躍していく社会になりますので、女性専用の住宅ローンも今後増えていくものと思われます。
マンションを購入する際に住宅ローンを組む場合には一度立ち止まって、女性向けのローンを調べてから再度住宅ローンを検討してみてください。

※ 本記事は2016年03月時点の内容になります。
※ サービスの詳細内容は各社のホームページをご覧ください。

中古マンション購入に掛かる費用や手続きの流れについて知りたい方は下記のページをご参照ください。
中古マンション購入の流れと注意点、費用の目安などについて

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