世界的に知名度が高いSONYグループが運営しているSRE不動産。
売却と購入のそれぞれに専属スタッフがつく「エージェント制度」や、最新データを自動的に学習し常に最新の推定価格を算出する「AI査定」などが高く評価されています。
特に不動産を売却する人にとっては有利な「エージェント制」を採用しているので、サービス対象エリアに住んでいる人は要注目です。
業界内でも高い注目を集めるSRE不動産について解説します。
SRE不動産株ってどんな会社?

SRE不動産は創業が2014年と歴史の浅い会社ですが、前身はソニーグループの「ソニー不動産」なので、知名度や実績等の安心感は十分にあります。
日本ではあまり馴染みがない「エージェント制度(※)」を導入していることでも、お客様ファーストの営業方針であることが良くわかります。
(※エージェント制度に関してはこの後のブロックで詳しく解説します)
不動産の売買をメイン事業としていますが、所有不動産の資産活用や相続対策など、豊富な経験な知識を持つ「資産コンサルティングのプロフェッショナル」がサポートしてくれるサービスもあります。
会社名 | SREホールディングス株式会社 |
所在地 | 東京都港区北青山3丁目1-2 青山セント・シオンビル2F |
設立日 | 2014年4月 |
電話番号 | 03-6274-6550 |
代表者 | 西山 和良 |
資本金 | 資本金 3,584,703千円(2021年3月31日現在) |
従業員数 | 136人 |
宅地建物取引業者免許 | 国土交通大臣(1)第9297号 |
ホームページ | https://sre-realestate.com/ |
SRE不動産の支店一覧、対応地域
SRE不動産は多くのメディアや雑誌などで紹介され、高い注目を集めていますが、一つ大きな弱点があります。
それはまだ対応エリアが全国まで広がっておらず、一部地域に限られることです。
2022年7月現在、SRE不動産を利用できるのは東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、兵庫県、京都府、奈良県に限定されています。
事業所 | 所在地 | 連絡先 |
---|---|---|
青山本社 | 東京都港区北青山3丁目1-2 青山セント・シオンビル | 03-6274-6550 |
南青山オフィス | 東京都港区南青山1丁目1-1 新青山ビル東館2階 | 0120-213-919 |
銀座オフィス | 東京都中央区銀座7丁目2-22 コリドースクエア銀座7丁目4階 | 0120-796-919 |
池袋オフィス | 東京都豊島区南池袋2丁目-27-8 南水ビル5階 | 0120-213-955 |
吉祥寺オフィス | 東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目15-9 岩﨑吉祥寺ビル 7階 | 0120-213-770 |
横浜オフィス | 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-23−2 TSプラザビル11階 | 0120-213-977 |
大阪オフィス | 大阪府大阪市中央区伏見町2-1-1 三井住友銀行高麗橋ビル8階 | 0120-213-811 |
サービスエリアに関しては徐々に増えていっているので、今後全国へ広がることが期待されています。
SRE不動産の事業内容は?

SRE不動産の事業内容は大きく以下のように分けられています。
- 不動産の売却サポート
- 不動産の購入サポート
- 資産活用のサポート
それぞれのサービス内容について詳しく解説します。
不動産の売却サポート
SRE不動産の柱となっているのが不動産を売却するサポート事業で、一般的な不動産でいうところの売却仲介にあたります。
SRE不動産では独自の売却サポートシステムを確立し、高値売却につながる提案をしてくれます。
特に売却価格の査定においては、業界最高水準AIを導入しており、膨大なデータから適切な推定売却価格を算出してくれます。
高く早く売るためのAI査定
AI査定とは、人間では処理できないほどの膨大なデータや様々な条件などを考慮し、売却の推定価格を「AI=人工知能」が導き出してくれるサービスのことです。
具体的には以下のような情報から査定価格を算出してくれます。
- 同じマンションや周辺の類似マンションの流通状況や市場の動向
- 階数、部屋の広さ(専有面積)、築年数、 間取り、バルコニーの方角などの住居条件
- 最寄りの駅やスーパー、学校までの距離などの立地条件
- 住居中、空室、賃貸中などの入居状況
不動産の売却においては販売戦略の違いで、成約価格に数百万円の差が出ることも珍しくないため「査定」と「販売戦略」が不動産売却の重要なポイントとなります。
SRE不動産では、業界最高水準の「A I=人工知能」を活用することで、膨大に蓄積されたビッグデータを用いて客観的且つ正確な査定価格の算出が可能です。
不動産の購入サポート
SRE不動産では不動産の売却だけでなく、不動産購入時のサポートもお願いすることができます。
内見した物件の数が5棟以下であったり、ご自身で購入物件を見つけてきた場合などは、仲介手数料から5万円を割り引いてくれるシステムなど、SRE不動産独自のサービスも展開しています。
ただし、SRE不動産では自社の売却物件は紹介してもらえませんので、他社が売りに出している中古住宅や中古マンションの中から物件を見つけなければなりません。
ですので、不動産購入においてはSRE不動産だけでなく、他の不動産会社と併用しながら物件を見つけてもらうのが賢い利用法と言えます。
資産活用のサポート
SRE不動産では、所有している不動産の活用から運用見直しまで、幅広いサポートを行っています。
また、所有不動産の節税や相続対策についても、資産コンサルティングを専門にしているプロに相談することができます。
賃貸サポート
SRE不動産には賃貸管理の専門部署があるので、賃貸経営や管理はもちろん、売却と賃貸経営で迷っている人にも専門スタッフがしっかりサポートしてくれます。
賃貸として不動産活用する場合でも、SRE不動産は管理専門ですので、一般的な不動産会社のように貸し手と借り手の両方をサポートするのではなく、貸し手となる不動産オーナーを専属サポートしてくれます。
節税・相続対策
「不動産の相続について相談したい」、「節税をしたい」、「財産を円満に分割したい」など、節税や相続に関する様々な悩みを、SRE不動産提携の弁護士事務所、税理士事務所とともに解決にむけてサポートしてくれます。
節税や相続に関する個別相談も無料ですので、悩みがある人は一度相談してみましょう。
SRE不動産の強みはどこか?

SRE不動産の最大の強みは「家やマンションが高く売れる」ことです。
なぜSRE不動産だと家を高く売ることができるのか?その理由はこれから説明する「エージェント制度」にあります。
「エージェント制」を採用している数少ない会社
SRE不動産のエージェント制度とは、売主専属のスタッフが売却のサポートをしてくれる制度のことです。
本来、不動産会社の多くは、売主と買主を同じ不動産会社、同じ営業マンが担当します。
家の売却を相談されたA社が、自社のお客さんから買主を探すことで、売主と買主の双方から仲介手数料をもらうことができるからです。
これを俗に「両手仲介」といいます。
※下記画像の「下側」が両手仲介の例です。

しかし、売主と買主を同じ営業マンが担当するって変ですよね。
売主は当然少しでも高く売りたい、でも買主はその逆で少しでも安く買いたいのですから、双方の利害が一致するわけありません。
裁判でいうなら刑罰を軽くしたい弁護側と、適正な刑を与えたい検察側のようなものです。
こうした不平等をなくすため、SRE不動産では「両手仲介」を廃止し、どちらか一方しか担当しないエージェント制を導入しています。
つまりエージェント制とは、言い換えれば「片手仲介」のことであり、売主から見れば「物件を高く売ることだけに集中してくれる担当者」ということになります。
これは売主にとって明確なメリットと言えます。
本来ならこの片手仲介こそ、公平な不動産売買においての理想形だと言われており、実際にアメリカをはじめ諸外国の多くは法律によって両手仲介が禁止されています。
100%売主の見方をしてくれる会社
前述したように、SRE不動産の売却専属エージェントは100%売主の味方をしてくれます。
これは非常に重要なポイントで、この片手仲介を採用していることで「物件の囲い込み」に合うリスクがなくなります。
物件の囲い込みというのは、他社から問い合わせがあったとき、あたかも自社のお客さんが検討中(商談中)であるように偽装して、他社からのお客さんに物件を紹介しない行為のことを言います。
これは先に説明したように、売主と買主の双方から仲介手数料をもらうことができる「両手仲介」を狙っているためです。
しかしSRE不動産に売却をお願いした場合、自社のお客さんから買主を探すことはしません。
よって必然的に片手仲介となるため、物件の囲い込みにあう可能性は無くなるということです。
囲い込みされると売主が損をする
囲い込みをされてしまうと、早期売却が難しくなるだけでなく、売却価格まで不当に値引き交渉されてしまうことが多くあります。
売却希望額2,000万円のマンションを例に考えてみましょう。
2,000万円の希望額に対して、自社で紹介したお客さんは1,800万円なら購入してもよいと言っていたとします。
ですが他社から紹介されたお客さんは、満額の2,000万円でも購入したいと言ってくれました。
このとき、どうしても自社のお客さんに買って欲しい営業マンは、他社からの紹介を断り、売主に「問い合わせ件数も少ないので200万円ほど値下げしてはどうか?1,800万円ならすぐ売れるはずです」と打診してくるのです。
その結果、2,000万円で売れるはずのマンションが不要な値下げにより1,800万円で売却することになってしまいます。
これも売主にとっては非常に大きなリスクになるので、囲い込みがないSRE不動産は安心して利用できる仲介業者と言えるでしょう。
SRE不動産の公式サイトによれば、同社を利用した人の満足度は93.2%と非常に高い水準となっています。
SRE不動産を利用した人の口コミ評判

内覧件数が3倍になった

神奈川県
最初は何もわからず、ただ家の近所にあるというだけで不動産会社に売却をお願いしていました。
1度媒介契約というのを更新したから期間は6ヵ月くらいだったと思います。
その6ヵ月で内覧に来てくれた人は11組でしたが、最初の1ヵ月に6組の人が来てくれたので、2か月目からは月に1組くらいだったと記憶しています。
別にそのときは6ヵ月で11組が少ないとも多いとも感じませんでしたが、SRE不動産に売却をお願いするようになって内覧数が2ヵ月で20組になりました。
しかも、最初の売出し価格よりも気持ち価格を上げての売出しだったので最初は不安でしたが、担当の方が「この価格でも大丈夫です」と自信満々に言ってくれたのが心強かったです。
エージェント制度が決め手



東京都
SRE不動産では売却時に専属の担当さんが付いてくれるエージェント制度があると聞いて、マンション売却をお願いしました。
私も不動産に関しては素人ですが、今はネット時代ですので、検索をすればいろいろな情報を入手することができます。
私が一番懸念していたのが「物件の囲い込み」と言われる手口でした。
これをされてしまうと、早期での売却も難しくなるだけでなく、値下げ交渉などをされてしまうという不安がありました。
ですがSRE不動産では売主と買主の両方を仲介する「両手仲介はしません」と断言されていましたので、ここは信用できる会社だと即決しました。
担当者がハズレだった



東京都
都内マンションに住んでいたけど、子どもたちも大きくなってきたので郊外の一軒家に住み替えです。
建売住宅を購入予定だったから、とにかく早くマンションを売却することが希望でした。
友人からSRE不動産を紹介されたので相談に伺いましたが、担当してくれた営業さんが新人さんなのか知識や経験面で不安が募ってしまいお断りしました。
専属の営業マンが付いてくれる売却エージェントは良い制度だと思うけど、自分たちのように営業マンに不安を感じてしまったら、もうどうすることもできません。
そういう点ではエージェント制度も良し悪しなんだと思います。
安心と信頼のSONYブランド



埼玉県
ちょっと前までソニー不動産だったことからも、SRE不動産が天下のSONYグループであることはマンション売却をお願いする中で大きな決め手の1つでした。
いくら他の不動産会社さんが高い査定価格を出してくれても、やはり高額な不動産売買ですので、本当に信頼できる大きな企業にお願いする安心感を私たちは選びました。
結果、その選択肢は間違っていませんでした。
売却に至るまでの説明、売買契約に関する不安、売却後の手続きなど担当の営業さんが解りやすく説明してくれましたので、安心して全部おまかせすることができました。
売却と賃貸



大阪府
私は九州在住なのですが、大阪に住んでいた姉のマンションを相続することになり頭を悩ませていました。
姉が住んでいたとはいえ、私は大阪に縁もゆかりもありませんので売却するか、賃貸マンションとして借りて頂くかで迷いました。
SRE不動産はAIを使った査定をしてもらえると知り、すぐに相談しました。
リモートでしたけど売却と賃貸の両方について詳しく説明してもらえました。
賃貸でも管理はすべてSRE不動産が代理でやってくれるという点に魅力を感じましたが、やはり将来的なリフォームなどに資金が必要になると思い売却することにしました。
自分が思っていたより早く買いたいという人が現れ、心配していた値下げ交渉をされることもなく、こちらが提示していた価格で気持ち良く購入して頂けました。
SRE不動産に関するよくある質問


SRE不動産に関して、今回紹介しきれなかった部分や、ネットなどでよく質問されている内容などをまとめました。
SRE不動産は会社として信頼できるの?
諸外国の多くで禁止されている両手仲介を一切廃止し、売主と買主の片方にだけ専属の担当者をつけるエージェント制度を日本でいち早く導入したのがSRE不動産です。
さらにGMOリサーチ株式会社の調査においては、「高値売却につながる」「知人に紹介したい」「サービスの先進性」という3部門でアンケート1位に選ばれています。
このことからもSRE不動産は信頼して売買を任せることができる不動産会社だと思います。
業界内で悪評が多いって本当?
SRE不動産のことを悪くいう同業者は確かに多いようです。
しかし、その大半がエージェント制というサービスに対する嫉妬だと思われています。
不動産会社の多くは「両手仲介」を目標としていますが、SRE不動産のように片手仲介を大々的にやられてしまうと自分たちの会社が悪く見られてしまうのは当然の結果です。
ですので、SRE不動産を目の敵にしている不動産会社は多く、そうした会社が顔の見えないインターネットなどで悪い噂を流しているのではないかと考えられます。
一方で利用者からの評判としてよく聞くのが、「サービス対象エリアが狭い」という批判です。
これに対しては確かにSRE不動産の弱点と言えるので、今後のエリア拡大が望まれます。
SRE不動産はソニーグループなの?
SRE不動産は、2018年6月にSRE不動産に名称を変更しましたが、それまでの社名はソニー不動産でした。
今の名前からだと少しイメージしづらいですが、ソニーグループ株式会社のグループ企業の1つです。
SRE不動産の採用募集は?年収はどれくらい?
SRE不動産では新卒採用と中途採用があり、就職先や転職先としても人気の企業です。
採用募集について詳しくは公式サイトの採用情報ページを確認してください。
2021年度の調査によるとSREホールディングスの平均年収は697万円(有価証券報告書調べ)。
全国平均の年収が436万円ですので、全国平均よりも高い水準であることがわかります。
まとめ
SRE不動産のエージェント制度は、売主や買主にとってメリットが多くあります。
諸外国の多くは不動産業者の両手仲介は禁止されているのですが、日本では今も当然のように行われています。
そもそも、売主と買主を同じ業者が仲介するというのが変な話ですよね。
本来、売主と買主の双方に立場が違うアドバイザーが付くのが理想の形だと思うので、SRE不動産のエージェント制度こそが、今後の日本でも望まれる形だと思います。
両手仲介を一切禁止することで物件の囲い込みもできなくなり、売主ファーストの売却活動ができるようになるからです。
現状ではエージェント制度を採用しているのがSRE不動産だけなので、もっと多くの会社がこの制度を採用してもらいたいところです。
もしSRE不動産の対象エリア内に住んでいるなら、まずは優先して相談したい仲介業者と言えるでしょう。