クレジットカードにも、いろいろなブランドがあります、クレジットカードをりようするにあたり、その基礎を学びましょう。
まず知っておきたいのは、「5大国際ブランド」。
皆さんも「私はヴィトンのバッグしか持たないの」とか、「私は無印良品ブランドにこだわってます」とか、高級志向か庶民志向かの違いはあれ、みんな日常的に「ブランド」と関わりを持っているはず。
銘柄とか商標と訳されるブランド(brand)とは、企業が顧客を惹きつけ、儲けるためのいわば「看板」。各企業はそこでいかに独自性を出し、他の企業との差別化を図っています。洋服、コスメ、日用品、食品と、どんな業界にもブランドは必ず存在していて、もちろんクレジットカードの世界にもいろいろなブランドがあります。
5大国際ブランドと新興の銀聯カード
クレジットカード業界では、加盟店も多く世界的に通用するブランドのことを「国際ブランド」と呼びます。
現状、「国際ブランド」といわれるブランドは、VISA(ビザ)、MasterCard(マスターカード)、JCB(ジェイシービー)、American Express(アメックス)、Diners Club(ダイナースクラブ)の5種類。日本で目にするクレカも、ほとんどこの5つのどれかのブランドのロゴマークが入っています。
最近では、中国生まれの銀聯カードもじわじわと世界進出し、5大国際ブランドに銀聯を加えて6大国際ブランドといわれることも。日本では、中国人旅行客が多い家電量販店やコスメ、サプリメントなどを扱う店を中心に、加盟店が増加中。
三菱UFJニコス(株)や三井住友カード(株)などから発行されています。
クレカの価値を決める国際ブランド
お店のレジで、VISAやJCB、American Express(アメックス)といったロゴマークをよく見かけませんか?これはその店でVISAカードやJCB、アメックスが使える(加盟店になっている)ということ。
爺国内外問わず、使えるシーンが幅広いのが国際ブランドの大きな魅力。そのため、カード会社はこれらのブランドの使用許諾を得ること(アライアンス契約)で、自社が発行するクレジットカードの価値を高めているのです。
クレカを作る際に「ブランドはどれにしますか?」と聞かれることがあります。たとえば、同じセゾンカードでも、VISAとマスター、JCBの3つからブランドが選べるようになっているため、選ぶブランドによって各ブランド限定の特典やサービスを受けられる場合も。
それぞれのブランドの特徴は、しっかり押さえておきたいですね。
VISA(ビザ)とはどんな国際ブランド?
国際ブランドのVISA(ビザ)は、Visa International Service Associationの略称。
世界200ヵ国・地域で14,900の金融機関と提携、クレジットカード発行枚数は2億枚(2012年6月現在)という認知度、シェアともに世界No.1の、アメリカ生まれのブランドです。
日本国内でも100社を超える会社から発行されていて、加盟店も多いので、まずはVISAブランドのカードを1枚作っておくという考え方もありでしょう。
でも、同じVISAブランドでも発行会社によって利用条件やサービスの内容はそれぞれなので、VISAから選ぶ…のもけっこう大変!
VISA大手の銀行「Bank of Amもし自分が大勢派(多くの人が持っているものがいい)と思うなら、日本人のVISAカード所有者の5割以上を占めるといわれる、三井住友VISAカードがオススメ。逆にぜったい個性的な1枚を…というのなら、(株)丸井と(株)エポスカードが共同発行する101種類のデザインが用意された「エポスデザインカード」というのもあります。
VISAの歴史
1958年に、アメリカ最大手の銀行「Bank of America(バンク・オブ・アメリカ)」が設立した「バンクアメリカード」が、その始まりです。バンクアメリカードは1960年代にアメリカ全土に広まり、70年代には世界中にも進出。でも、国によってカードの名称はバラバラで、日本での名称は「住友カード」でした。
1976年、それまでいろいろな名称だったカードたちは、ついに今日のVISAへ、名称の変更とロゴの統一が図られることになりました。
以来、世界中でVISAの名称とロゴが定着、いまや世界No.1のクレジットカードとして認められているのです。
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kunihiro - 2023年06月06日