3人家族で快適に暮らしたい! 理想の間取りや広さを要チェック!

3人家族の間取り

大切なパートナーとの暮らしにやって来た待望の赤ちゃん。これから大きくなっていく事を考えると、3人家族ではどんな間取りの家に住めばいいのか悩む事もありそうです。

自由な時間を過ごしていた独身時代や、問題があってもクリア出来た大人だけの暮らしと違い、赤ちゃんの時代から、小学生、中学生、やがて大人の仲間入りとなる高校生や大学生まで、いったいどんなスペースであれば、3人で快適に暮らしていけるのでしょうか。

もちろん、子供だけでなく、大人二人もそれぞれが居心地の良い場所となる住まいを見つけたい。

ここでは3人家族のファミリーに向けて、おすすめの間取りや、快適な暮らしを送るためにはどんなポイントに注意したら良いのかをご紹介します。

3人家族の理想の間取りを知りたい方や、今の3人での暮らしをもっと快適なものへと変えたい方は、ヒントをもらって下さいね。

<目次>

1.住まい選びには、譲れない点、妥協できるポイントを見つけよう

2.その家で家族が暮らす月日、それぞれの年代を知ろう

3.3人家族で1LDKに暮らしてみれば

4.3人家族で2LDKに住む場合

5.3人家族、プライベートを保つには必要なのは3LDK?

6.3人家族、ママにとって快適な間取りとは?

7.暮らしやすい間取りを選んで、3人が快適に暮らせる家へ

<目次終わり>

住まい選びには、譲れない点、妥協できるポイントを見つけよう

3人家族・住まいの選び方

どんな3人家族にも、それぞれの理想の間取りがきっとあるはず。でも住まいに関するすべての願いを叶える事は、なかなか難しいに違いありません。

限られた予算の中で、通勤・通学に便利なエリア、リビングやダイニングの広さ、子供部屋の大きさや夫婦の寝室の位置、そして日当たりなど、出来る限り希望に近いところを探していかなくてはなりません。

住まいを決めるのは、賃貸であっても、購入する場合でも、一生の中で大きな決断となるはず。その為には、住まいを選ぶ際に、「ここだけは絶対に譲れない」というポイントを明確にしておきましょう。

ファミリーによっては、たとえ狭くても住むエリアが第一重視という場合もあれば、多少不便でも広い家に、というケースもあるかもしれません。

快適な暮らしを手に入れるためには、何が自分たち3人家族にとって重要なのかをしっかりと見極める事が大切。
家を選ぶ前に一番重要視したいポイントを、夫婦二人できちんと理解しておきましょう。

また、「この点は妥協しても良い」という点についても、明確にしておく事が必要です。
「大きなリビングルームがあるのなら、夫婦の寝室は多少狭くても我慢出来そう」、あるいは「子供が小さい時だけの住まいなので、小さめの家でも大丈夫」etc

家を探す時は、たくさんの条件の中から決断しなくてはなりません。住まいに関する重要な希望や、譲歩出来そうなポイントを、あらかじめしっかりと把握しておくと、住居選びはきっとスムーズに行えるでしょう。

その家で家族が暮らす月日、それぞれの年代を知ろう

その家で暮らす年代を知る

3人家族、とひと口に言ってもそのライフスタイルはさまざまです。
まだ赤ちゃんが生まれたばかりの新米パパとママの暮らしもあれば、子供は勉強や部活に忙しい時代、大人二人も仕事や家事に追われる年代。
あるいはあと数年で子供は独立していき、両親ともに比較的時間が自由になる時など。

住む人の年代によって、住まい選びは変わってきます。子供が小さいうちは1LDKでも問題のない場合や、あるいは小中学生の時代には、家族の絆が深まるようにLDKの広い間取りを選ぶなど、選択肢もさまざま。

また、ママがフルタイムで働くのなら、キッチンの位置や水回りも動きやすい間取りが重要な点となってきます。さらに子供の荷物が増えてきたら、備え付けの収納もチェックしなくてはならない項目。

賃貸で暮らす場合には、家族3人がその家で暮らす期間はどれぐらいなのか、子供が幾つになるまで住むのかを知っておく事はとても大切なポイントとなるはず。

また、購入を考えている方は、子供が巣立った後もその家に住むのか、子供部屋はどうするのかなど、その家で家族が暮らす年代をよく知っておく事が、賢い住まい選びのキーポイントとなりそうです。

3人家族で1LDKに暮らしてみれば

3人家族で1LDKに暮らす

3人家族、と言えば住んでいる人の数は3人という事になりますから、LDKにプラス個室がひとつ、という間取りの1LDKは狭いと感じる人もいるかもしれません。

しかし子供が小さいうちは、子供部屋を与えてあげても使う事があまりない、という声があるのも事実。

勉強はダイニングルームのテーブルで、遊ぶ時はリビングルーム、眠る時はパパとママと一緒の寝室で。
この年頃では、せっかくの子供部屋が物置となってしまうケースも出て来そう。

もし、子供は小さいうちは賃貸暮らし、いつかは理想の新居を購入! と考えているのなら、小学校に入るまではその資金を溜める目的で、1LDKという間取りを選ぶのもひとつの案となるでしょう。

ここでは3人家族で暮らす1LDKをご紹介します。どんなサイズの1LDKを選べば良いのか、自分のライフスタイルに合った間取りを探して下さいね。

やっぱりおすすめ! LDKが広い間取り

1LDK・LDKの広い間取り

子供が小さいうちは個室もいらない、と思っていても、大人二人の暮らし、そして好奇心いっぱいで家の中を動き回る子供がいる生活では、やはりそれなりのスペースが必要となるもの。

カップルだけの暮らしでも、1LDKでは少々狭さを感じているのなら、子供が小さい間だけと期間限定で住む1LDKにも、ある程度の大きさを求める家族もいるに違いありません。

こちらの間取りはLDK、そして寝室に充分な広さがあり、また収納スペースもバッチリ。これぐらいの大きさであれば、子供が小さい時からある程度の年齢までは住んでいける広さです。

小さな赤ちゃんの時代とは言っても、家族が増えればそれに伴い荷物だって増えていきます。1LDKに家族3人で住む場合には、それに対応出来るLDKや収納量をキープ出来る間取りを探してみましょう。

3人家族、小さい1LDKに住むのなら?

狭いリビング

3人暮らしでは小さいサイズと思われがちな1LDK。
もちろんリビングや寝室が広い間取りに住むのが理想ですが、それがなかなか難しい場合もありますよね。

カップル時代と同じサイズの1LDKに住まなくてはならない場合は、子供が増えるとそのスペースに頭を悩ます事もあるかもしれません。

3人家族であまり大きくないサイズの1LDKに住む場合、攻略法は何と言っても荷物を極力減らす事。
これ以上荷物を減らす事は出来ない! と思う方も、今ある家具をじっくり検討してみてはどうでしょう。

たとえば寝室が小さい場合なら、ベッドは撤去し、布団で眠るスタイルにチャレンジしてみる、あるいは大型家具であるソファのない暮らしにトライしてみる。

こちらはリビングルームに、ビーンクッションを用いているコーディネートですが、ソファを置かない事で広く見え、狭いLDKの場合にはおすすめの方法です。
ただでさえ子供が小さい時は、ソファの上から落ちないかなどの心配もあるけれど、これなら大丈夫なはず。

フロアに直接置ける大きめのクッションや、あるいは積み重ねて片付け可能のクッションであれば、子供がはしゃいでいても安心、また片づければリビングを広く使える利点も。

1LDKで狭さに悩んでいたら、もう一度大型家具の必要性を考えてみるのがおすすめです。

3人家族、2LDKに住む場合

3人家族で2LDKに暮らす

子供が小学生ともなれば、やはり個室を欲しがる年代。
小さな頃は子供部屋をもらっても、まだまだママにべったりだった子供も、成長してティーンともなればプライベートな空間が必要となるでしょう。

また、子供であっても大きくなるにしたがって、荷物だって大人並みに増えていきます。

そのためにもやはり、3人家族で暮らすのであれば、子供に個室を、そして大人二人の寝室を、と考えると、2LDKが最小サイズと言えるかもしれません。

ただし、将来2LDKでは手狭になりそう! と考える方も多いはず。でも家は住み始めてみないとそのサイズの良し悪しは分からないもの。
そのためにも3人家族で
2LDKに暮らす場合は、賃貸からスタートするのがおすすめです。

ここでは家族3人で暮らす2LDKの間取りをご紹介します。
どんなサイズの部屋があればいいのか、自分たちのライフスタイル、そしてその家に住む期間を良く把握して、ぴったりの間取りを探して下さいね。

子供が成長した家族は、やっぱり広さが重要!?

広い2LDK

子供が小さい時代では、子供部屋も収納もある程度の大きさでクリア出来ても、子供が中高生になってくると、必要なスペースは大人と変わらぬものとなってきます。

ファッションに興味津々の年頃では、子供といえど衣類の量がママより多くなる事も。また、部活動に夢中になっている子供には、通常の衣類や持ち物以外にも、それに必要なアイテムをしまう場所も大切です。

また、大人と変わらぬ背丈になった年齢の子供との3人暮らしでは、3人が快適に過ごせるように、ある程度の大きさのリビング、そして収納量をキープ出来る間取りはやっぱり魅力的。

こちらの間取りは、LDKに余裕のあるスペース、そして各個室にはウォークインクローゼットをしっかり確保。

荷物を減らそうと思っても、なかなかそうはいかない場合や、子供が独立するまで住む場合にはおすすめの間取りと言えるでしょう。

抜け感のある家具を使って、部屋を広く見せよう

抜け感のある家具を使う

子供が大きくなって来たら、ある程度のスペースがある間取りに住みたい、と思うのは誰しもが願う事。でもそうは言っても、望み通りの大きさの家に住めない場合もあるに違いありません。

もし部屋のサイズで納得がいかない場合、荷物を減らすのが一番の解決策となりますが、それ以外でも家具の配置法やマテリアルの選び方で、見た目の印象はぐっと変わってきます。

こちらはリビング・ダイニングルームの家具に、軽い質感を感じさせる木目調のアイテムを使ってエアリーな空間を造り上げ、部屋の中をすっきりと見せているコーディネート。

アイアンやガラスなどといったその他の素材など、厚みを少なく、解放感のある家具を使えば、家の中を広く見せる事が可能です。
また、こちらのコーデのように棚やキャビネットなどにはものを詰め込み過ぎない事も重要なポイント。

たとえ小さなサイズの部屋でも、家具の選び方や収納法でイメージはガラリと変わるはず!

3人家族、プライベートを保つには必要なのは3LDK?

3人家族で3LDKに暮らす

3人家族なら、子供に個室を与えてあげて、夫婦の寝室とLDKがあれば充分! そんな風に最初は感じていても、子供の成長に従い毎年増えていく荷物。

また、子供の身長によっては大人3人が暮らしているのと変わらないため、2LDKではスペース的に手狭に感じる方も多く、2LDKか3LDKか、悩む3人家族も多いはず。

また、在宅ワーカーが増えている昨今では、家族と一緒に過ごすリビング・ダイニングルームでは仕事に集中出来ない、という方や、実家の両親が泊まりに来たり、ゲストを迎える部屋があった方が便利という方も増えています。

ここでは3人家族で暮らす3LDKをご紹介します。3つの個室を無駄なく使えるよう、ちょっぴり贅沢にも感じられる3LDKを有効活用してみましょう!

3つめの個室の用途を明確にしよう!

3LDK・個室の用途を明確に

3つの個室が持てる3LDKを探すのであれば、まず3番目の部屋の目的を明確にしておく事が大切です。
仕事部屋として使うのであれば、多少狭くても
OKですから、3番目の個室は4畳~4畳半から探せるはず。

また、リビングルームの広さよりも、個室の数を優先したいのであれば、個室がリビングルームの横に位置しているタイプのものがおすすめ。

こちらの間取りではLDKのすぐ横に個室があり、ドアが解放出来るものであれば、通常はLDKの続きの間として使う事が出来ますね。

また、仕事の都合によって就寝時間が異なるなどの理由で、夫婦の寝室を分けて使う場合には、ベッドが入るある程度の大きさを確保する事が大切。

個室を見る際には窓の位置も重要な問題ですが、たとえばその部屋をウォークインクローゼットとして使うのであれば、窓が小さい部屋もチョイスに入れる事が出来ます。

このように、3人家族で3LDKを使いこなすには、それぞれの部屋をどのように使用するか、目的をしっかりと理解しておく事が大切です。

予め用途が分かっていると、その部屋に求める大きさ、位置、収納スペースなどが明確になって来るはず。
せっかくの
3LDKを無駄にしない為にも、初めに目的を把握しておきましょう。

3人家族、ママにとって快適な間取りとは?

ママにとって理想の間取り

広いリビング、使いやすいキッチン、ゆったりとした寝室と子供部屋。理想の間取りの家に住みたい! と、家を決める前に願う事はみんな一緒のはずですが、全てを希望通りに叶える事は、どの家庭でもなかなか難しいですよね。

それでも、少しでも快適な暮らしに近づけるよう、理想の間取りを探す前に、チェックすべきポイントを知っておくと便利です。ここではどんな間取りが自分の暮らしに必要なのかをご紹介します。

たくさんの間取りの家がある中で、理想となるのはそれぞれの家庭によってみんな違うはず。

自分たちの暮らしにぴったりな間取りを見つける為に、家族のライフスタイルをよく理解して、更にどのような点に注意したら良いのかを知っておきましょう。

キッチンは対面式? それともクローズドタイプ?

理想のスタイルのキッチン

女性が長い時間を過ごす、キッチンのスタイルは家選びの中でも大切なポイント。
料理をしながら家族の様子がちゃんと見えるオープンタイプのキッチンなのか、あるいはしっかりとキッチンスペースを確保出来るクローズドタイプなのか。
どちらも利点がそれぞれあり、選ぶのはなかなか難しいかもしれません。

もし子供が小さい時代に住むなら、やはり目の行き届くオープンタイプのキッチンがおすすめです。
出来上がった料理をすぐにテーブルに運べるし、料理をしながらでも会話も弾み、ママがひとり、キッチンにこもりっぱなし、という状態も避けられます。

しかしオープンタイプのキッチンは、すべてが丸見え、という難点も。ちょっぴり片付けが苦手な方は、不意のゲストが来た時に大慌て、という事も考えられます。

また、セミクローズドではなく、完全にダイニングやリビングに続いているタイプのキッチンでは、ダイニングやリビングに調理中の匂いが充満してしまう事も。

その点、クローズドであれば、見せたくない場所はシャットアウト出来るのが嬉しいですね。

どちらも優れた点のあるスタイルですから、自分が料理をする際にはどちらを求めるか、把握してから選んでみましょう。

水回りを気にして、間取りを選ぼう!

水回り

間取りを選ぶ際に、女性であれば気にする点は水回り。水回りとは、キッチン、バスルーム、パウダールームやトイレを差しますが、それぞれが家の中のどの場所に位置しているか、というのが重要な点になります。

「さほど広い家じゃないし、そこまで気にしなくても…」そう考える方もいるかもしれませんが、ママの仕事は朝からいっぱい!

特に毎日フルタイムで働くワーキングマザーは朝は子供を起こして皆の朝ごはん、場合によってはお弁当作り。

さらに自分も着替えて化粧をしてと、朝からフル回転で動かなくてはなりません。

また、専業主婦の方も、毎日のご飯作りや家族のために洗濯など、キッチンやバスルームなどの往復を繰り返すため、この水回りが近ければ近いほど、時間の節約となります。

ポイントとしては、キッチン・バスルーム・トイレが近い事はもちろん、それらのドアの位置もよく注意して。

たとえ水回りが近い間取りであっても、ドアが不便な位置にあると、逆に動きにくい場合も。

家族の、そして自分の動線を良く考慮して、それぞれが動きやすい場所にある間取りを選びましょう。

暮らしやすい間取りを選んで、3人が快適に暮らせる家へ

3人家族・まとめ

二人だけの甘い生活から一歩進んで、二人の大切な宝物が増えた3人家族。幸せも倍になったけれど、それぞれが居心地の良い住まいを探すのは、実は大変な事業です。

けれども世界で一番大事なファミリーで過ごす場所。やがて子供が巣立っていくまでの、限られた時間を過ごす住まいだからこそ、思い出に残る大切な場所であって欲しい。

毎日を暮らす家だからこそ、3人家族にぴったりな間取りを選びたいですよね。
これから3人で暮らす間取りをお探しの方や、今の家での時間をもっと有意義なものにしたい方は、それぞれの間取りの利点や、間取りで気にしたいポイントなど、今回の記事からヒントをもらって下さいね。

- 2017年09月10日