家族で住むならやっぱり憧れるのは、それぞれにプライベートなスペースを持てる、部屋数の多い間取り。
4LDKというサイズであれば、夫婦もゆとりのある空間の中で、子どもたちの成長も見守ることができますね。さらに4LDKであれば子どもが数人いるという家族で暮らすのにも、充分に余裕があるスペースです。
しかし部屋数は足りていても、各部屋の位置や大きさ、そしてインテリアをどうすれば良いのかが気になるところ。家族が集まるリビングやダイニング、キッチン以外でも、残りの4つの個室をどう使うのかなど、疑問もいっぱい。
すべての部屋が家族全員がお気に入りの場所となるには、どのような点に注意し、どんなインテリアを目指せば良いのでしょうか。
ここでは家族で暮らすマンション住まいの理想の間取りとも言える、4LDKを選ぶ際に気にしておきたいポイントや、おすすめのインテリアをご紹介します。
LDK、そして4つの個室、どの部屋も家族全員にとって、いちばん居心地の良い場所にするためのヒントをもらってくださいね。
目次
1.4LDKとは
2.4LDKに向いている家族構成
3.4LDKの住まい、気にしておきたいチェックポイント
① LDKの大きさ、使いやすさを確認する
② 4つの個室の使用目的、大きさを確認する
③ 収納の確保はできているか確認する
④ 窓の大きさや明るさ、住まいの周囲の環境をチェックする
⑤ 家電が使いやすい配線になっているか
4.実際の間取りから知る、住みやすい4LDK
① 各部屋のサイズを抑えた間取り
② 各部屋にゆとりのある間取り
③ マスターベッドルームが大きい間取り
④ 個室はサイズを抑え、バルコニーが特徴的な間取り
5.4LDKのインテリア
6.リビング&ダイニングのインテリア
① 高さを合わせる
② テイストやカラーを合わせる
③ 必要な家具を理解する
7.使いやすいキッチンを目指す
① 外にものを出さない
② 見せる収納はゆとりを持って
③ LDに続くキッチンは、統一性を意識する
8.住み心地の良い4LDKを求めて
4LDKとは
4LDKとは住まいの中にLDK、つまりリビング、ダイニング、キッチンがあり、さらに4つの個室がある住居のことを指します。LDKがあり、さらにプラス4つの個室と聞くと、想像するのはとても大きな住居になりますが、やはり気にしなくてはならないポイントもたくさん。
4LDKの住まいを選ぶ前に、なぜ4つの個室が必要なのか、各部屋はどれぐらいの大きさが必要なのか、また家族の人数や生活スタイル、さらにどれぐらいの年数をその住居で住むことになるのかなど、さまざまな点を明確にしていく必要があるでしょう。
4LDKに向いている家族構成
4LDKで住むにあたり、問題なく住める家族構成とはどんなものでしょうか。4LDKは4つの個室があることから、大人2名に個室をそれぞれ1部屋、そして子ども2人にも1室ずつを。
あるいは夫婦ふたりで1室、そして子ども3人まで個室を持つことができる大きさです。つまりこの間取りで問題なく住める家族構成は夫婦プラス子ども1人から3人までの3人~5人家族と言えるでしょう。
もちろん個室の大きさによっては、兄弟、姉妹によって子ども部屋を共有することも可能です。さらに4部屋というのは、子どもの数によって、あるいは子どもが巣立ったあとに、夫婦のどちらかの両親との同居もできる個室数であるのも、見逃せない大きなポイントになります。
このように4つの個室は子どもが3人までであれば、大きくなるまではそれぞれに個室を与えることのできるサイズ。4LDKという住まいで暮らす年月をどのように送るかをクリアにしておけば、4つの個室を無駄にすることもなく有効に使えるに違いありません。
さまざまな家族構成に対応できる4LDKは、どの家族にも憧れとも言える間取り。そんな住まいで心地良い時間を過ごすためにも、家を決める前にこれからその住まいでどのような生活を過ごすのか、将来のプランをクリアにしておくことをおすすめします。
4LDKの住まい、気にしておきたいチェックポイント
子どもにはそれぞれ個室を与えてあげたいから、夫婦の寝室以外にも書斎やワークスペースが欲しいから……。住まいに4LDKのタイプを選ぶ理由は、各家庭によってさまざまです。
けれど住居は一度決めたあとには、そう簡単には変えることができない大きな決断。あとで後悔しないように、決定の前に気にしておきたいポイントをしっかり分かっておくことが大切です。
ここでは住まい選びには欠かせないポイントをご紹介します。4LDKの住まいを考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
① LDKの大きさ、使いやすさを確認する
リビングやダイニングは家族が集う、その家のメインルームともいえる場所。また毎日の食事を作る大切な場所とも言えるキッチンを含め、このLDKは住む人みんなにとって使いやすい大きさ、場所である必要があります。
4LDKと聞くと、ついそれぞれの個室の場所やサイズを考えがちですが、子どもはやがて巣立っていくもの。それまでの限りある時間を過ごすLDKは、家族全員が集まりやすく、そして過ごしやすい場所であって欲しいですよね。
また、今は小さなお子さんも高校生や大学生にもなると、両親を追い越す背丈になることもしばしばです。その年になる子どもと一緒に4LDKで暮らすなら、家族全員が一緒の時間を過ごしても、息苦しくない大きさが求められます。
ただでさえ、リビングやダイニングにはソファやテーブルといった大型家具が集まる場所。必要な家具を置くことができ、さらに家族全員が動きやすいサイズを確保できる大きさが求められます。
4LDKの住まいを決めるときには、一番最初にチェックして欲しいエリア、それがLDKとなるでしょう。お気に入りの物件を見つけたら、手持ちの家具のサイズを測り、間取りに書き込んで大きさをチェックしたり、家具の周囲にどれぐらいのスペースを取れるか確認してみましょう。
② 4つの個室の使用目的、大きさを確認する
家のメインルームとなるLDKの確認も大切ですが、4つあるそれぞれの個室のサイズや使いやすさも重要なポイント。まず、その4つの部屋をそれぞれどうしたいのかを分かっておくことが必要です。
4LDKの住まいを決める前に、誰がどの部屋を、どれぐらいの期間、どのような状況で使用するのかを予め計画しておきましょう。
たとえば夫婦の寝室はダブルベッドや収納家具などを置けるスペースがあるのか、子ども部屋は子どもが何歳になるまで使うのか、家具を大きなものに買い替える必要があるのかなど。
また、個室の部屋をゲストルームとして使う場合も、そのための必要な家具や大きさなどを明確にしておくことが大切です。
せっかくある4つの個室、すべての部屋を無駄なく有効に使いたいもの。子どもたちが巣立っていったあとにその部屋をどうするか、両親の同居はあるのかなど、長い目を持ってプランを立てていくようにしていきましょう。
③ 収納の確保はできているか確認する
どのような広さの家に住んでいても、常に住まいの問題では上位に上がるのが収納です。たとえ家族全員がゆったりと感じられるサイズの部屋であっても、収納が少なければその分、新たに収納家具を増やさなくてはいけません。
収納家具に割くスペースを考えたら、たとえ個室のサイズが小さくても、備え付けの収納が多い家の方が広く感じる場合も出てくることも。
今まで住んでいた家で、どれぐらいの量の収納が必要であったかを明確にし、新たな住居で必要とする収納の大きさをしっかりと分かっておきましょう。
また、せっかくの収納スペースも使いづらかったり、あるいは無駄に大きいのも考えものです。子ども部屋と決めた部屋の収納場所が手が届きにくい高さにあったり、必要以上に大きな収納スペースに安心してものが増えてしまったり。
それぞれの家庭にとって使いやすく、現在、そして将来的にも常にジャストサイズとなる収納のサイズを確保できるよう、事前のしっかりとした下調べが必要です。
④ 窓の大きさや明るさ、住まいの周囲の環境をチェックする
間取りも気に入り、各部屋の大きさや収納もバッチリ!そんな理想の住まいに巡り合えた方も、必ずチェックしておきたいのが窓の大きさ、そして周囲の環境です。
できれば大きく、たっぷりと日差しの差し込む大きな窓が良いと思って決めた物件も、逆に眩しすぎたり、夏は暑すぎたり。
また、隣接した建物が近すぎてせっかくの窓もプライバシーを考慮すると、常にカーテンを閉めていなくてはならない、などという問題が起こることもあり得ます。逆にこの場所に窓はいらない、と感じたエリアが暗すぎたりと、窓は生活環境を大きく左右する重要なポイントに。
また一日の日照時間や季節によっても、与える印象が大きく変化してくる窓の存在。周囲の建物も変化を遂げるものと考え、どのような条件であれば過ごしやすい家となるのかをじっくりと考慮することが大切です。
⑤ 家電が使いやすい配線になっているか
間取りにうるさい方でもつい見落としがちなのが、室内の配線です。便利な世の中になるにつれ電化製品が増えていく現代では、配線がどの場所に、必要なものだけあるかどうかは必ずチェックしなくてはならないポイントとなるでしょう。
家電を多く使うキッチンでは、炊飯器、電子レンジやコーヒーメーカーなど必要なものが置けるそばに配線が配置されているかを、要確認。子ども部屋や夫婦の寝室、書斎を予定している部屋では、家具を置こうと思った場所に配線があったりするケースもあるので注意が必要です。
また、リビングではTVを置く場所も予め配線を確認しないと置けない場合もありますよね。そして掃除機など、常に使用しているものではない電化製品では、住み始めて初めて使いづらさに気づいたりもします。
配線は今住んでいる住まいでどの場所にあれば便利なのかを良く分かっておくこと、また気に入った住居の間取りに電化製品を置く場所を想像し、使いやすい場所に配線があるかどうか必ずチェックしておきましょう。
実際の間取りから知る、住みやすい4LDK
4LDKに住むことを考えている方にとって最重要とも言える家の間取り。LDKを広く確保するのか、個室の大きさはどうするのか、玄関の位置、廊下の場所など、気にしなくてはならないポイントがいっぱいです。
家を決めるときはただでさえ多くの問題を解決していかなくてはなりません。あまりにもたくさんの間取りを見ていると、いったいどんなタイプの住居がぴったりなのか、迷ってしまうこともありますよね。
ここでは実際の4LDKの間取りをタイプ別にご紹介し、それぞれのメリットや向いている家族構成、生活スタイルをご紹介します。夢の空間である4LDKの理想の間取りを探している方は、ぜひ参考にしてくださいね。
① 各部屋のサイズを抑えた間取り
こちらの4LDKはリビング・ダイニングに13畳、セミクローズドタイプのキッチンには3.2畳の大きさを持つ間取りです。また4つの個室は、4.5畳が2室、6畳と5畳の部屋が1室ずつとなっています。
それぞれの部屋のサイズが少し小さいのでは?と感じる方もいるかもしれませんが、各個室にそれぞれ作り付けの収納が配置されていること、また6畳と5畳の部屋には大きめサイズのウォークインクローゼットが作り付けられていることに注目です。
各部屋の大きさが多少小さくても、収納スペースをしっかり確保してあるところは大きな特典です。その分収納家具を置く必要がなく、部屋を有効活用できるため、実際に使用する場合には部屋が広く感じられるでしょう。
また、リビングの隣に4.5畳の部屋がふたつありますが、こちらを子ども部屋にすると、子どもたちが個室にいてもすぐそばで様子を伺える利点もありますね。
こちらの間取りはお子さんが小さいころに向いていると言えますが、子どもが中高生になり、TVの音がすぐ聞こえるリビングの隣では勉強に集中できない、という場合には玄関側の個室と交換するという方法もあります。
13畳のLDKは、夫婦二人、成長した子ども二人でも充分なサイズ。ただしお子さんが3人いる家族構成では、子どもが大きくなった場合に手狭に感じることがあるかもしれません。
② 各部屋にゆとりのある間取り
こちらは最初にご紹介した4LDKと同じく、家全体が縦長のかたちをしている間取りです。最初にご紹介した間取りと違う点は、まずその大きさ。メインルームであるLDKは逆L字型をしており、リビング・ダイニングは15.1畳の広さをキープしています。
オープンタイプでカウンターのあるキッチンは5.5畳と使いやすい大きさで、とてもゆとりのあるLDKとなっています。
また、この住まいの特徴は、6畳の和室がリビング・ダイニングのすぐそばに配置されており、ふすまを開けていれば、続きの間としても使え、存分に開放感を味わえる間取りであること。
その大きさも6畳と、ゲストが来ても楽に過ごせるサイズなところも嬉しいですよね。残りの3つの個室は7.6畳、6.4畳、6畳と、どれも充分な広さがあり、子どもが成長しても問題なく使える大きさと言えるでしょう。
こちらの間取りにおすすめの家族構成は、和室を予備の間として使うのであれば、夫婦二人に子どもは1~2人。誰にとっても居心地の良いサイズと言えそうです。また子どもが3人という場合でも、LDKの隣の和室を個室として使えば問題はありません。
③ マスターベッドルームが大きい間取り
こちらの間取りはパッと見て主寝室である個室が11畳と、とても大きなサイズであることに注目です。マスターベッドルームは、ダブルやクイーン、あるいはキングサイズのベッドを置く夫婦の寝室になることが多いはず。
二人のベッドを置いたら部屋はぎっしり、という間取りよりも、夫婦の寝室はやはりある程度のスペースは必要ですよね。また今は家族で住む4LDKと言っても、子どもたちが巣立っていったあとは、いずれは夫婦二人の生活になることがあるかもしれません。
そのときに二人で一緒の寝室であることに変わりがない場合、やはりゆったりとした大きさのベッドルームであることが理想です。一緒に過ごしつつも、お互いのスペースをキープできる。大人の寝室を求めている方にぴったりのサイズと言えるでしょう。
また、この間取りのもうひとつの特徴とも言えるのが、キッチンがクローズドタイプであること。
最近ではオープンタイプ、もしくはセミクローズドタイプのキッチンが多いですが、料理をするときの匂いが気になる方や、ゲストが来たときにも丸見えとなってしまうキッチンはちょっと……という方に根強い人気のあるクローズドタイプのキッチン。
大きさも6畳ということで使いやすい広さで、プライバシーも守りつつ料理に専念できる間取りとなっています。
④ 個室はサイズを抑え、バルコニーが特徴的な間取り
こちらの間取りはメインルームのリビング・ダイニングは12畳と、ご紹介する間取りの中では一番小さなサイズとなります。キッチンはリビング・ダイニングからドアはなく繋がっているものの、視線を塞いでくれるセミクローズドタイプ。
そして個室はそれぞれ4.3畳、5.2畳、5.3畳、6.5畳と、4つとも他の間取りに比べると少々小さめサイズと言えるでしょう。特に4.3畳の個室は子どもが幼稚園、小学生といった年齢では問題はありませんが、中~大学生といった年齢になると少々狭さを感じる大きさかもしれません。
もし子どもの数が1~2人でしたら、4.3畳の個室は子どもが小さいときに使用するか、あるいはリビング・ダイニングの続きの間として利用したり、家族で共有の部屋にする、大人の書斎にするなどもおすすめです。
この間取りの嬉しい利点はバルコニーが広いこと。住まいを取り囲むようにした造りになっているので、部屋に差し込む自然の採光を楽しんだり、ガーデニングを趣味にしてみたりと、さまざまな楽しみ方がありそうです。
こちらの間取りのように各部屋の大きさが限られている場合には、大人2人に子どもは1~2人といった家族構成におすすめです。
4LDKのインテリア
憧れの4LDKに入居となると、真っ先に考えたいのがインテリア。今まで使っていた家具を使用しつつも、新たなスタイルに挑戦したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
これまでの暮らしを少し変えて、気分一新、憧れのスタイルで揃えてみたいと思う方も多いはず。ですが部屋数は増えても、リビングやダイニング、キッチンの大きさは、今までの住居とあまり変わらないという方もいるかもしれません。
そこでここでは、4LDKの住まいをさらに充実したものにするために、住みやすい4LDKのインテリアのコツをご紹介します。どれも簡単で、すぐにトライできるものばかり。4LDKの暮らしをさらに居心地の良いものにしたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
リビング&ダイニングのインテリア
4LDKという個室の多い家にとっては、リビング、そしてダイニングは家族が一緒に過ごす大切な部屋。家族それぞれが自分の部屋では好みのインテリアにしていても、みんなが集まる部屋は誰にとっても長く過ごせる、快適な場所であって欲しいですよね。
でも、夢の間取りである4LDKに住むと言っても、リビングやダイニングが希望通りの大きさでないという場合もあるかもしれません。もう少し広かったら、この場所に窓があったら、ドアは他の位置の方が使いやすいかった……。
そんなふうに、あまり今の間取りに満足していない場合でも、ちょっとしたインテリアやレイアウトを変えてみれば、見た目の印象や使い心地をもっと良くすることは可能です。
ここではリビングやダイニングをさらに快適にするヒントをご紹介します。今住んでいるリビングやダイニングを見渡して、気になる点があったらさっそく模様替えにチャレンジしてみませんか?
① 高さを合わせる
リビングルームはお気に入りの家具ばかりを選んで過ごしているけれど、何となく圧迫感を感じている方はいませんか?さほど狭い間取りでもなく、大きなサイズの家具でもないのに、どうして?と感じる方がいるかもしれません。
もしリビングの広さに合った家具を収めながらも、息苦しさを感じるようであれば、家具の高さを揃えてみるのがおすすめです。あまりにも高さのバランスが異なる家具を並べたり、背丈の高い家具がたくさん壁際に置いてあると、四方を取り囲まれた感覚を持つはず。
おすすめはロータイプの家具。背丈はできれば目線よりも下、それもダイニングテーブルのラインに来る高さに合わせ家具を選べば、多少リビングのサイズが小さかったり、あるいは家具が多く配置されても圧迫感は感じません。
もし収納の関係で、背丈の高い家具を置かなくてはならない場合は、写真のように抜け感のあるものを。また配置する際にも周囲とのバランスを考慮してください。重厚感を感じさせる、どっしりとした家具はスペースに余裕がある場合におすすめです。
② テイストやカラーを合わせる
リビングルームのように大きな部屋をコーディネートするときに、重要なポイントとなるのがトータルバランス。これを忘れてしまうと、どんなに素敵な家具や雑貨を集めてみても、雑多な印象が拭えません。
まとまりのある、美しい統一感に満ちた部屋にするポイントは、ひと部屋のスタイルを決めて、それに準ずる家具を選んでいくことと言えるでしょう。
しかしインテリアには流行があり、自分の好みも時間と共に移り変わっていくはず。新たに家具を買いなおしていく際は、素材、あるいはカラーを決めて選んで行けば、たとえテイストが変化しても、調和のとれた部屋となるに違いありません。
こちらの部屋はナチュラルなスタイルをベースに、家具の素材は木目調や天然素材のものをチョイス。季節によって変わる雑貨はボタニカルなグリーンを意識して選び、どれもがしっくりとまとまっています。
このように基本となるスタイルを決めておく、あるいは家具の素材やカラーを統一していけば、たとえ趣味が変わってもトータルコーディネートの美しいリビングを常にキープしておけるでしょう。
③ 必要な家具を理解する
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リビングやダイニングはただでさえ大きな家具が集まる部屋。ダイニングテーブルに人数分のチェア、ソファにセンターテーブル、TVボードやキャビネットと、必要な家具をすべて配置すると、リビング・ダイニングは家具でぎっしり!なんてことも。
もしリビングやダイニングの大きさに満足していない場合は、一度すべての家具の必要性を見直してみませんか?もしかすると、今の生活スタイルにそれほど必要としていない家具があるかもしれません。
「リビングにはソファがあって当然だから」「ダイニングにはテーブルを置かなくちゃ」といった固定観念を捨て、これまでの暮らしをじっくり考えてみましょう。
たとえば家族でゆっくり過ごす場所はどこでしょうか。ダイニングに家族が集まり、食事を終えたあともそこでゆっくりしている、あまりソファには座らない、という家庭でしたら、ソファを撤去してみると、ずいぶんと広いスペースができることになります。
また、ダイニングでは食事を終えたらすぐにソファに移動、家族でゆっくりTVを見る、という家ではダイニングテーブルの代わりにカウンターで食事をする、という方法にすれば大きめサイズのソファを置く余裕ができるかもしれません。
もしリビングやダイニングを窮屈に感じ出したら、家族のメンバー全員がのびのびと過ごせるように、家具の必要性をいま一度考え直してみませんか?
使いやすいキッチンを目指す
料理をする場所であるキッチンは、調理道具から調味料などの料理のための材料、食器やグラス類など、収納しなくてはならないものがたくさんあります。
広々としたキッチンに、大きな収納場所があれば問題はありませんが、なかなかそうはいかない場合もありますよね。むしろ理想通りのキッチンがある家に住んでいる、という人は少数派なのかもしれません。サイズや収納、そのレイアウトに悩んでいても、リフォームがしにくい場所でもあるキッチン。
今より使いやすいキッチンにしたいと考えている方のために、ここではそのヒントをご紹介します。ちょっとした変化で使いやすさもぐんと変わるはず!ぜひ参考にしてくださいね。
① 外にものを出さない
見た目にも美しく、使いやすいキッチンとはどのようにすれば完成するのでしょうか。それはきっといつも清潔感を保ち、使うべきアイテムがきちんと収納された場所。ではどうすればそんなキッチンを作り上げることができるのでしょう。
まずトライして頂きたい方法は、キッチンエリアは表に出すアイテムを減らしてみること。「でも我が家のキッチンには収納が少ないから……」という方も、いま一度キッチンの中で必要な調理器具やキッチングッズを見直してみましょう。
収納場所にしまわれている中には、普段は滅多に使わないものや、最後にいつ使用したのか覚えていないものなどはありませんか?いつかは使うから、と思っているアイテムはこの際撤去してみましょう。そうすると収納スペースが空き、いま表に出ているキッチングッズや調味料など、スッキリとしまえる場所が見つかるはずです。
調理台やシンク周りなど、ものがなくなるとそれだけでキッチンは広く、そして清潔に見える場所。家電などの必要最低限のものだけを残し、料理に欠かせないものは収納スペースへ。そんなルールを決めてみると、今まで狭く使いずらいと思っていたキッチンも、見違えるように広々と感じるはずですよ。
② 見せる収納はゆとりを持って
キッチンはものが見えない状態がおすすめ、とは言っても、大好きなキッチングッズはいつも見える場所に保管したい、という方もきっといるはず。あるいは備え付けのオープンタイプの収納が付いているキッチンでは、見せる収納にチャレンジしなくてはなりません。
ディスプレイが得意な方や、掃除は常に怠らない、という方以外でも、コツさえ掴めばキッチンで見せる収納にしていても、整然としたシーンをつくり上げることは可能です。
ひとつ目は表に出すキッチンアイテムに統一性を持たせること。調味料を入れるボトルやジャーは同じデザインのものを、キッチン家電や雑貨などはテイスト、カラー、または素材を合わせてみる。これだけで統一感のあるキッチンになってくれるはず。
そして収納場所には、ある程度のゆとりを持たせることが重要です。収納棚に上から下まで、隙間もなくぎっしりとものをしまうと、それだけで圧迫感を与えます。グラスや食器類を間隔を空け、また高さを揃えるとバランスが良く、見た目もスッキリとなるでしょう。
③ LDに続くキッチンは統一性を意識して
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キッチンだけが独立したクローズドタイプではなく、ダイニング、そしてリビングへと続くオープンタイプのキッチンでは、料理を作る人も家族の様子が分かり、すぐに料理を出せたり、またキッチンへの移動がしやすい利点があります。
その逆に、キッチンが丸見えであるため、全体に流れるような調和を出すには、キッチンとリビング・ダイニングとのインテリアに統一性を持たせることをおすすめします。
キッチンのデザインは実用性が重視されることが多く、既にカラーや素材などが決められている場合もありますが、ひとつの部屋にまとまっているLDKの中では、キッチンだけを違うテイストにしてしまうと、どこかアンバランスな印象を与えます。
そんなときはダイニングやリビングのテイストに合わせて家電やキッチングッズも同じスタイルで選べば、ものが多いキッチンも雑然さを回避することができるはず。
LDKはそれぞれ別の目的を持った場所となりますが、全体のトータルバランスを考えてコーディネートしてみると、違和感を感じることもなく、統一感のある部屋となるでしょう。
住み心地の良い4LDKを求めて
家族が集まるLDKの他に4つの個室がある4LDKは、それぞれが個人のプライバシーを保ちながら、一緒に暮らしていける理想の空間。4LDKに住むことを考えたら、家族全員がどんな部屋にしたいか、どのような暮らしを送ろうかと、想像するだけでワクワクしてくるに違いありません。
しかしそんな夢の4LDKも実際に住んでみると、リビングの大きさや個室のサイズ、窓の配置やキッチンの収納など、もう少し考えてみるべきだった、と悔やむ部分が出てきてしまうかもしれません。
住まいは一度決めてしまうと、なかなか簡単には変えることのできないもの。あとで後悔しない為にも、家族の生活スタイルに合っているかどうか、しっかりと考慮して選びたいですよね。
どんな4LDKを選べば良いのか、注意したいポイントや気になるインテリアなど、悩んでいる方はぜひ今回の記事を参考にしてくださいね。
マンションサプリ 編集部 - 2018年08月26日