8畳ワンルームを徹底攻略!一人暮らしのおすすめレイアウト

決して狭いわけではない、8畳ワンルーム。でも「あと少しだけ広かったら…」と住んでいる人の悩みは尽きません。それでも8畳というのは、アレンジ次第で自分だけのお城を素敵にコーディネートすることが出来る大きさです。今いち自分の部屋に納得がいっていなかった人は、おしゃれなレイアウトを参考にイメージチェンジにチャレンジしてみませんか?

1.8畳ワンルームのレイアウト
☞ベッドを窓際に置いたレイアウト
☞ベッドを壁際に置いたレイアウト

2.ベッドのサイズ選びは慎重に!
☞SSサイズも見逃せない!部屋を広く見せるベッド

3.8畳ワンルームでソファのある暮らし

4.大きめのソファを置いたレイアウト
☞個性派ソファが映えるコーディネート
☞ナチュラルなテイストが優しいコーディネート
☞ホテルライクにクールに暮らす
☞家具の高さを合わせてスッキリとさせる

5.小さめソファを置いたレイアウト
☞シンプルを極めて、居心地のいい空間へ
☞たくさんの家具を置いてもスッキリ!小さめソファの活用法

6.ソファを置かないレイアウト
☞モノトーンの美しさが際立つレイアウト
☞ソファの代わりになるものでコーディネート
☞癖になる柔らかな感触!ビーンクッション
☞BOHOスタイルにチャレンジ!

7.8畳ワンルームの攻略法とは?

1.8畳ワンルームのレイアウト

8畳ワンルームで考えるのが、どのレイアウトにすれば部屋を有効に使うことができるのか、ということ。8畳の大きさは地域や建物によって変わって来ますが、一般的には3.6m X 3.6m と言われています。部屋の中で一番大きな家具はベッドになりますから、これをどこに置くかで印象が随分と変わって来ます。レイアウトを決める時は、まず初めにベッドをどこに置くのかを決めてみましょう。

ベッドを窓際に置いたレイアウト

床のあたたかな木目と、家具のテイストがばっちり合ったコーディネートのこちらのお部屋は、ベッドを部屋の一番奥に置いて、スッキリと見せている素敵なレイアウトです。ベッドを窓側に置くと、手前のスペースが広々と使えるのがよく分かりますね。
ベッドのサイズはSSからセミダブルで80~120cm ですから、8畳ワンルームの部屋のサイズ、3.6m x 3.6m からベッド幅を引いて、2.4m~2.8m X 2.4m~2.8mがたっぷり使えるサイズとなります。
これだけのスペースがあれば、ソファを置いて対面にTV台などを備え付けてリラックスな時間を過ごすことも可能です。端から端までたっぷりとしたスペースを使いたい方におすすめのレイアウトになります。

ベッドを壁際に置いたレイアウト

こちらは同じお部屋でベッドを壁際に置いてみたレイアウトです。お部屋の雰囲気にぴったりマッチしたブラインドが部屋をシャープな印象に引き締めていますね。
ベッドの縦のサイズは平均195cmなので、8畳ワンルームのサイズであればベッドを壁際に置いても、ベッドの横には1.95m X 2.4m~2.8mのスペースが残ります。
また、手前にも1.65m X 3.6mの空間があるので、サイズの違う家具をいろいろ置くことが可能です。L字もしくは逆L字型のスペースを活用すれば、ベッドスペース、デスクワーク、リラックスタイムなど様々なシーンを使い分け、メリハリの効いたレイアウトが作り上げることが出来るでしょう。

2.ベッドのサイズ選びは慎重に!

睡眠はストレスの解消にもなり、心からくつろげる最大のリラックスの時間。快適な眠りを得るためにもベッド選びは慎重にならざるを得ませんよね。まして8畳ワンルームに置くとなれば、サイズも充分に考慮して選ばなくてはいけません。
通常、ベッドの縦幅は195cmとなり、シングルベッドの横幅は90~100cm、セミダブルは120cmとなります。一人暮らしならシングルベッドで大丈夫なわけですが、やっぱり手足を伸ばしてゆったり寝たいという方や、友達やパートナーの方が泊まりに来る場合など、シングルよりもセミダブル、という方もきっといるはず。
大きさ的には数十センチの差になりますが、僅かな差が大きく影響するのがベッドのサイズ。あまり買い替えることのない大型家具だけに、後悔はしないようにベッドのサイズは慎重に選びたいですね。

SSサイズも見逃せない!部屋を広く見せるベッド

ワンルームの部屋で何が重要なポイントになるかは、人それぞれ。快適重視の方もいれば、見た目が一番気になるという方もいるでしょう。ベッドのサイズも多少部屋が狭くなっても広い寝心地を楽しみたい方はセミダブル、それよりも部屋を広く有効に使いたい方はシングルベッドを選ぶはず。
もし部屋を広く使いたい方で、参考にしていただきたいのがこちらのコーディネートです。ベッドはSSサイズを使い、他の家具もコンパクトなサイズに合わせて、8畳ワンルームとは思えないほど広々とした印象を見せています。
SSサイズのベッドはスモールシングル、セミシングルなどとの名前でも呼ばれ、サイズは横幅80cmとなり、シングルやセミダブルよりもかなり広く部屋を使うことが出来ます。
初めはベッドが小さいと感じる方もいるかと思いますが、一人であれば充分に眠れるサイズ。8畳ワンルームの大きさが気になるという方は、こちらも候補のひとつに考えてみてはいかがでしょうか。

3.8畳ワンルームでソファのある暮らし

一人暮らしの醍醐味は、自分だけの居心地のいい空間を作り上げることができること。中でもソファはそのゆったりとした座り心地で身体をすっぽりと包んでくれて、好きなテイストの紅茶を飲んだり、お気に入りの映画を観たりと、自宅で過ごす時間を特別なものに変えてくれるはず。
でも8畳ワンルームという大きさを考慮すると、ソファを置くのにためらいのある方もいるかもしれません。どんなレイアウトにすれば、カッコよく、おしゃれに見えるかは気になるところ。
ここではソファを置いて素敵にコーディネートしているお部屋をご紹介します。

4.大きめのソファを置いたレイアウト

ソファの上に乗って膝を抱えてもまだスペースを感じられる、ゆったりサイズのソファがあれば、リラックス度も随分と違うはず。ゲストと一緒に座れたら、親密度が増すこと間違いなし!
一人暮らしだからって、シングル用や、小さ目のソファにこだわることはありません。今は1.5人用などのソファも増えているので、大きめサイズのソファだって、8畳ワンルームに置くことは充分に可能です。
ソファをワンルームのメイン・ファニチャーにするのであれば、思いきり自分の趣味を反映させてみましょう。ただしサイズの大きいソファは面積も取ればインパクトも大。
他の家具をコンパクトなサイズにするなど、窮屈さを感じさせないように考慮してくださいね。

個性派ソファが映えるコーディネート

思わず目を惹くポップなソファが部屋の中心となり、アメリカン・ヴィンテージを感じさせる素敵なコーディネートがこちらです。つい無難なカラーを選びがちな大型家具にシック&スタイリッシュなパッチワーク柄を持ってきたインテリア上級者ならではの高度なテクニック。
差し色となったブルーは爽やかでありながら大人びた色合いで、部屋を上品な雰囲気にまとめています。ホワイトをメインとした他の家具とのサイズのバランスもお見事。
大きめソファを購入したい方には是非お手本にしてほしいレイアウトですね。

ナチュラルなテイストが優しいコーディネート

シャビーシックなテイストや、ナチュラルな雰囲気が好きな人にはたまらない、優しい印象を与えてくれるほっこりとしたコーディネートがこちらです。ベースカラーと呼ばれる、部屋の中で一番面積の大きい床の色に家具を合わせているので、すべてがしっくりと馴染んでいます。
ソファには落ち着いた色調であるグレーを使い、心を癒してくれそうな空間になっていますね。他の家具のマテリアルや色合い、雑貨やファブリックの使い方など、すべての雰囲気が統一されたコーディネート。
趣味がぶれたり、さまざまなテイストが入り混じって部屋が雑多な印象になってしまう方は、参考にしてみてはいかがでしょう。

ホテルライクにクールに暮らす

こちらは大きさの違うソファを2種類置いて、シンプル&モダンの家具で揃えたことで、ホテルのような佇まいがクールな印象を与えてくれるコーデです。デスクやダイニングテーブルを置かずにソファをメインの家具としたことで、ワンルームにありがちな生活感を一蹴。非日常の美しさを感じさてくれるレイアウトです。
ホテルライクの雰囲気を目指すときは、雑貨の使い方も重要なポイント。スタイリッシュさとモダンをテーマに、大人のイメージを壊さないようにデコレートしたいですね。

家具の高さを合わせてスッキリとさせる

大きめサイズのソファを置いた場合、大切なのが他の家具とのバランス感覚。家具の高さがバラバラだと部屋もごちゃごちゃとした印象になりがちです。
こちらはソファ、ベッド、テーブルやチェストなどの家具のバランスが見事に調和されたコーディネート。視線の流れるラインが合っているので、部屋を広く見せてくれています。
部屋に備え付けのクローゼットがなく、新たに背の高い家具を置かなくてはいけない場合は、出来るだけ低い家具から遠ざけることがポイント。
ソファやベッドを部屋の奥に置いた場合は、入り口近くに設置するようにすると部屋が広く見えるでしょう。

5.小さめソファを置いたレイアウト

ゆったりとした大きさのソファの居心地の良さは想像できるけれど、やっぱり8畳ワンルームの中に置くと、かなりの面積を取られてしまうことに躊躇する方もきっといるはず。
ソファだけでなく、他の家具にもスペースを使いたいと考えている方は、もちろん小さめなソファでも、一人暮らしであれば問題はありません。その分空いたスペースで自分の好きな家具を置いて楽しむことができるので、やっぱり小さめソファは一人暮らしの方には強い味方。
ここではコンパクトなソファを素敵にレイアウトしているお部屋をご紹介します。

シンプルを極めて、居心地のいい空間へ

一人用のフロアソファがとっても気持ちよさそうなこちらのコーディネートは、ベッドやソファ、サイドテーブルなどのカラーリングをマッチさせて統一感を生み出した好例です。
それぞれの家具は流れるような曲線が特徴的で、オーガニックな雰囲気の漂う部屋に。センターテーブルやTV台もロータイプを選んでいるため、部屋を広く見せる効果を存分に生かしています。差し色となったラグの色使いも素敵ですね。
シンプルさを追求し、心落ち着く空間へと作り上げたコーデは、小さめのソファでもゆったりとくつろげることを表しているようです。

たくさんの家具を置いてもスッキリ!小さめソファの活用法

ワンルームでの一人暮らしは、ひと部屋に必要なものをすべて詰め込まなくてはいけません。ベッドの他にも、テーブルやAV機器、チェストやTV台などさまざまな家具が必要になってきます。特に女性は化粧用品や雑貨類など、いつの間にかに増えてしまった細々とした小物類をどう収納するのかも重要な問題ですよね。
8畳という限られたスペースに、たくさんの家具を置くと部屋は狭く見えがちですが、こちらはソファや家具を置いてもスッキリ見えるワンルームではお手本にしたいレイアウト。小さいソファを選び、家具もコンパクトなタイプにしたことで、たくさんの家具を置いても狭苦しく見えないところがポイントです。
お気に入りの雑貨でデコレーションを楽しみたい方はきっとこちらのコーデが参考になるはず!

6.ソファを置かないレイアウト

一人暮らしをスタートした方の中には、深く理由を考えずにソファは部屋に置くものと決めてしまっている人はいませんか? 実家のリビングにソファがあったから、インテリア雑誌で可愛いソファを見つけたから、他の人も置いているから… デスクワークを多くする方や、くつろぐときはテーブルに椅子で問題ない方もきっといるはず。
8畳ワンルームというサイズの中では、ソファを置かないレイアウトも候補のひとつにあげてみましょう。家具の中ではベッドの次に大きなサイズでインパクトを放つソファですから、自分の生活様式に必要ないと思って排除すれば、その分空いたスペースを大きく使える利点が付いてきます。ソファ代わりにクッションを活用するのも見逃せないアイデアですね。
ここではソファのないレイアウトと、ソファ代わりのアイテムをご紹介します。

モノトーンの美しさが際立つレイアウト

モノトーンはその淡い色調で部屋をスッキリと広く見せてくれるのに役立つカラー。清潔感があり、スタイリッシュに見せてくれる効果もあるので、利用している人も多いのではないでしょうか。
こちらは白をメインとして、差し色にはグレーを使った、モノトーンの美しさが際立つコーディネートです。あえてソファを使わず、椅子を用いたことで部屋はシンプルにまとまり、またコンパクトで抜け感がある家具を配置したことで実際よりも広い印象を与える部屋になっています。
ソファは横、奥行きと想像以上にボリュームのある家具なので、ワンルームの中に置かないと、かなりスペースができることが分かるレイアウトです。
ソファを置くか置かないかで悩んでいる方は、こちらのレイアウトを参考に、広さを取るか、ソファの快適さを選ぶか考えてみてはいかかでしょうか。

ソファの代わりになるものでコーディネート

自宅でのデスクワークの時間が長い方や、プライベートなリラックスタイムはPCに向かうことが多い方はソファを置かずにデスクやテーブル、チェアを置いている方もいるかもしれません。
でもソファがないとちょっぴりワンルームの部屋がもの足りない… と思っている方におすすめしたいのが、ソファの代わりになる椅子やクッション。ベッドに合わせて少し低めのサイズを部屋に置けば、統一感も出て素敵なアクセントになります。
こちらはブラック&ホワイトでまとめた中に、ワンポイントとなる椅子やクッションが部屋をクールに引き締めて、おしゃれ度をアップさせているシャープなコーディネートです。椅子に乗せたファーの使い方も見事で、部屋に飾った雑貨にもぴったりマッチ。インテリアの雰囲気を美しく盛り上げていますね。

癖になる柔らかな感触!ビーンクッション

自分だけの部屋の中ではちょっぴりだらけた格好で、心ゆくまでのんびりしたい! でもソファを置くにはスペースがないと思っている方におすすめしたいのが、ビーンクッション。一度座れば立ち上がることが難しい、人をダメにしてしまうと言われているほど心地よい弾力性が魅力的なアイテムです。
こちらはトライアングルのフォルムがキュートで、ニットの素材が優しい雰囲気をかもし出している、フェミニンなムードいっぱいのビーンクッション。
カーテンやラグ、クッションといったファブリック系のアイテムは、これを変えるだけで簡単にイメージチェンジができる強い味方。ビーンクッションも春はコットン素材、夏はデニム、秋はウール、冬はニットやファーなど季節によって変えてみるのも楽しい試み。
ビーンクッションを選ぶときは、カバーが変えられるタイプを選ぶと、気分次第で簡単に模様替えができるでしょう。

BOHOスタイルにチャレンジ!

モノトーンや淡色系の淡い色彩を使ったコーディネートは、部屋をシンプルに広く見せてくれる効果がありますが、いつも同じトーンのカラーリングだと少し冒険もしてみたくなりますよね。ソファを置かない代わりにフロアクッションを使う場合はお部屋の丁度いいアクセントになるように、カラフルな色合いの柄ものを置くと部屋がパッと明るくなります。
こちらは最近流行りのBOHOスタイルを取り入れたフロアクッション。海外のインテリア雑誌などで見かけるように、いくつか床に置くとファッショナブルなシーンの出来上がり! 使わないときは重ねてみたり、ベッドの上に置いていても絵になるクッションです。
柄やカラーに派手目なものを選ぶときは、インテリアの差し色と合わせてみると、部屋から浮き上がらずにしっくりと馴染むでしょう。

7.8畳ワンルームの攻略法とは?

8畳の基本的なサイズである3.6m X 3.6m と耳にすると、案外広いという印象を持つことでしょう。まだ家具も何もない8畳ワンルームに入ったときは、がらんとした空間に胸がときめいた人もきっといるはず。
8畳という大きさは、セミダブルのベッドも置くことが出来て、チェストやデスクといった必要家具以外にも、ソファやセンターテーブルなども配置することができるサイズ。
でもいろいろな家具が置けるサイズというのがちょっぴり手ごわいポイントになることもあります。全てを小さめの家具で揃えてみても、あれもこれもと詰め込みすぎると息苦しい印象に。
8畳ワンルームを風通しのいい、住みやすい空間へと作り上げるためにも、自分の住みたい部屋をイメージしながら、家具は厳選したものを選んでくださいね。

- 2016年09月01日