掃除してすぐにカビを発見してしまったという経験はないでしょうか。
この間綺麗に掃除したのに、もう生えたの?!という事があった方はカビが生えやすい負のサイクルにはまってしまっているのかもしれません。
では、どのように掃除をすれば、カビが生えにくくなるのでしょうか。
そこで、カビが出来にくくなる掃除方法をご紹介致します。
目次
1.掃除方法の前に
2.あると便利な掃除用具
3.あると便利な洗剤
4.掃除する順番を守って衛生を保つ
5.天井から掃除をしていく
6.換気扇を掃除する
7.ライトを掃除する
8.壁の掃除をする
9.鏡の掃除をする
10.蛇口の掃除をする
11.シャワーヘッドの掃除をする
12.シャワーホースの掃除をする
13.浴槽の掃除をする
14.床の掃除をする
15.椅子の掃除をする
16.排水口の掃除をする
17.入口の冊子の掃除をする
18.ゴムパッキン箇所を掃除する
19.浴室が乾いたらすること
20.まとめ
1.掃除方法の前に
そもそも、なぜカビはそのままにしておくと良くないのでしょうか。
カビはそんなに悪いものなのか、こちらで調べてみました。
室内微生物汚染ダニ・カビ完全対策【井上書院】によると、カビは皮膚や目、呼吸器や外耳道から侵入し、感染すると、気管支喘息やアレルギー性鼻炎、結膜炎などが引き起こされるそうです。
そして、カビが脳や肺にまで侵入して感染してしまう場合もあるそうです。
一度感染してしまうと治りにくくなり、気管支喘息やアレルギー性鼻炎などは長期的に続く可能性があり、カビが原因でもその原因がカビとは分からずに治療されている方も多いのではないでしょうか。
どこにでも存在していて特に害をもたらさないと思っていたカビは、繁殖し発育してしまうと、恐ろしい脅威を奮うようになるのです。
小さなお子さんがいる家庭や抵抗力が弱っている方などは、ちょっとした菌でも感染してしまうので、掃除はこまめにやっておいたほうが良さそうですね。
では、どのように掃除をすることが一番衛生的に保っていられるのでしょうか。
2.あると便利な掃除用具
使う掃除用具として、スポンジ、雑巾の他にあったら便利なのが、メラミンスポンジや冊子用ブラシやシャワーの穴用ブラシなどです。
メラミンスポンジは水をつけて擦るだけで頑固な水アカも取れます。
冊子用のブラシは、ペットボトルを装着し、中に水や洗剤を入れることが出来るので、とても便利です。
メーカーによってブラシの長さが変わるので、長いと掃除するときに力が入りにくい場合があるので、自分に合った長さにブラシをカットすると使いやすくなります。
シャワーの穴用ブラシもシャワーの穴の他に細かい隙間に出来た汚れにも使えるのであると便利です。
あと、フローリングワイパーもお風呂掃除では重宝します。
他にあると重宝する掃除用具として、使い古しの歯ブラシやストッキング、いらなくなったポイントカード(プラスチック製)や割りばしとキッチンペーパーです。
ちょっとした細かい掃除や掃除用具の補填として使えます。
3.あると便利な洗剤
掃除用洗剤としてあったら便利なのが、酸素系漂白剤です。
塩素系漂白剤が使いにくいところを掃除するときや、排水溝の除菌・消臭にも使えます。
カビキラーのようなカビ取り剤は塩素系漂白剤で次亜塩素酸ナトリウムが主成分なのですが、これは強い漂白力があり、カビにも強く効くのですが、他の洗剤などと合わせると有害なガスが発生したり、人の肌に触れると荒れてしまったりと害もあります。
その点、酸素系漂白剤は塩素系漂白剤に比べて、漂白力は落ちるのですが、カビ取りに効果があるだけではなく、毎日の洗濯などの漂白・臭い取りなどにも使えて人の肌にも優しく万能なので、ひとつ持っていると重宝します。
他には、重曹、クエン酸があると便利です。
重曹は磨き粉や脱臭剤としても使えて、クエン酸はミネラル汚れ・アンモニア臭などの脱臭に使えます。
4.掃除する順番を守って衛生を保つ
床を掃除した後に、壁を掃除したりすると、壁についていた目に見えないカビや汚れや床に落ちてしまい、せっかく掃除をしても繁殖しやすくなります。
ですので、上、横、下の順番で掃除をしていきましょう。
ここでは、天井、壁、床の順番で掃除をしていきます。
5.天井から掃除をしていく
カビや汚れは、目に見えていない所にも存在しています。
特にカビは、床や壁に比べて天井は生えにくいようにおもわれがちですが、天井や換気扇に存在しているカビが落ちてきて、壁や床に付着することで、何回カビ取りをしても、すぐに生えやすくなっている場合があります。
天井を掃除するというと手は届かないし、掃除するのが億劫になり、分かっていてもなかなかやる気にならないこともあるのではないでしょうか。
中には、天井にカビが生えていても、カビ取り塩素系漂白剤だと液垂れが心配でそのまま放置してしまっている方もいらっしゃるかもしれません。
そこでおすすめしたい方法が、フローリングワイパーと酸素系漂白剤です。
酸素系漂白剤を、100gを500ccの水に溶かしたものを雑巾にしみ込ませ、垂れてこないくらいに軽く絞ります。
そして、フローリングワイパーにセットし、天井の端から丁寧に拭いて行きます。
その後、20分程置いたのち、水拭きを2回ほどするとカビが落ちやすくなります。
どうしても、擦っても取れないカビは、軽く湿らせたティッシュにペースト状にした酸素系漂白剤を付けて、カビに付着させて1時間ほど置いたのち擦り洗いをしてみましょう。
本当に根が深いカビに関しては、酸素系漂白剤でとるのは難しいので、塩素系漂白剤をスポンジなどに浸み込ませて、カビにつけていきましょう。
そして、液垂れしない程度にティッシュにも浸み込ませ、カビに付けたあとにサランラップで上から覆い、20分から30分ほどしてからしっかり水拭きをしましょう。
カビが繁殖しにくくなると、フローリングワイパーでただ拭くだけで済むようになるので、天井掃除もそこまで苦にならなくなります。
6.換気扇を掃除する
換気扇内にカビが存在していると、換気扇を使用したときにカビの胞子が浴室内に広がり、カビが発生しやすくなります。
換気扇掃除は、取り外せるタイプのものは取り外して清掃しましょう。
摂り外れないタイプのものは、掃除機などで埃を吸い取ります。
とり切れない汚れやほこりは、歯ブラシなどで擦り取りましょう。
歯ブラシが入らないサイズのものは、わりばしにキッチンペーパーをまいたものを使用すると綺麗に取れます。
このとき、重曹を小さじ1杯に水100mlをよく溶かしたものを歯ブラシやキッチンペーパーを巻いたわりばしに付けて磨くと綺麗になりますし、洗い流す必要もないので面倒がなく、万が一、液垂れしても心配もないので安心して使えます。
7.ライトを掃除する
ライトを掃除するときも、換気扇掃除で使用した重曹を水で薄めたものをスプレーすると余計な汚れが落ちやすくなります。
ライトを掃除するときは、感電などの恐れもあるので、電気を消して行いましょう。
外側と内側の両方を綺麗にするとお風呂場も明るくなります。
8.壁の掃除をする
壁にお湯をかけて、石鹸カスや皮脂汚れを浮き上がらせます。
そして、スポンジに浴室用洗剤をつけてこすり落としていきます。
こすり洗いで落ちない頑固なカビには、天井のときに使用したカビ取り方法で取っていきましょう。
石鹸カスや皮脂汚れはカビの栄養分になるので、しっかり落としておきましょう。
9.鏡の掃除をする
鏡に付いた白い水アカは、一度付くと落ちにくいものです。
この水アカ汚れは、酸性成分のあるものを使うと落ちやすくなります。
ここでは、クエン酸を使用します。
クエン酸小さじ1杯に水200ml加え、よく混ぜます。
それを鏡全体にスプレーして、20分ほど置いたあとに、クエン酸のパウダーをつけた雑巾でこすり落としていきます。
もし、それでも落ちにくい場合は、いらなくなったストッキングや表面加工されていない鏡の場合は、メラミンスポンジ(激落ちくん)で擦ると落ちやすくなります。
クエン酸を使用するときの注意点は、塩素系漂白剤と一緒には使わないことです。
塩素系の物質と一緒になると有害なガスが発生して非常に危険なので、気をつけましょう。
10.蛇口の掃除をする
鏡の時と同様にクエン酸を使用します。
ここでも、クエン酸をスプレーして雑巾やスポンジで擦り落としていきます。
もし、落ちない場合は、先ほど同様にストッキングやメラミンスポンジを使用します。
他のやり方として、プラスチック製の厚手のいらなくなったポイントカードを斜めに切ったものでこすり落としても効果があります。
その時に、クエン酸のパウダーを振りかけながら、擦り落としていくとより落ちやすくなります。
11.シャワーヘッドの掃除をする
気が付かないうちにカビが繁殖しやすい場所のひとつがシャワーヘッドです。
シャワーヘッドは細かいところに入り込んでいて、擦っても汚れが取りずらくなっていたりします。
そんな時に役に立つのが、100均で売っているシャワーヘッド用の汚れ落としです。
他にも細かい隙間などにも使用出来るので一つ持っていると色々な用途で使うことが出来ます。
最初に、1Lのお湯に5~10gの酸素系漂白剤を溶かし、その液に1時間ほどシャワーヘッドをつけます。
つけ置くことで、汚れが浮いてくるので、すぐに擦るよりも綺麗になりやすくなります。
歯ブラシで擦って取れなかった隙間は、シャワーヘッド用の汚れ落としで取っていきます。
12.シャワーホースの掃除をする
重曹を溶かした水をスポンジに浸み込ませて擦っていきます。
カビなどが酷いところは、酸素系漂白剤をペースト状にしたものをつけるか、ティッシュの上から塩素系漂白剤をかけてしばらく放置した後、綺麗に流します。
13.浴槽の掃除をする
浴室用洗剤をつけて丁寧に汚れを落としていきます。
浴槽は、皮脂汚れが一番付きやすいところで、皮脂はカビの栄養源にもなるので綺麗に洗いましょう。
14.床の掃除をする
床全体をお湯で濡らし、重曹パウダーを振りかけて歯ブラシやたわしなどで擦っていきます。
重曹を洗い流した後に、摂り切れなかったカビには、酸素系漂白剤パウダーを振りかけて30分ほど置きます。
その後に、歯ブラシなどでこすり洗います。
これで綺麗に摂り切れなかったカビは、塩素系漂白剤を使いましょう。
15.椅子の掃除をする
スポンジに浴室用洗剤をつけて洗っていきます。
水アカや石鹸カスが落ちにくいところは、ストッキングやメラミンスポンジとクエン酸で擦っていきましょう。
それでも落ちない頑固な石鹸カスや皮脂汚れは、蛇口にときに用いたカットしたカードかアルミホイルを丸めたもので擦るとボロボロと汚れが落ちてきます。
16.排水口の掃除をする
目皿に引っかかっている髪の毛や汚れを取った後に、歯ブラシで磨いていきます。
このとき、重曹パウダーを振りかけてから磨くと消臭効果にもなります。
そして、排水口の中も磨きます。
最後に排水口に酸素系漂白剤を100gふりかけて、コップ一杯程度のお湯を流し30分程度置きます。
そうすることでパイプ全体にいきわたり、除菌、消臭効果になります。
最後にお湯で一気に流します。
17.入口の冊子の掃除をする
冊子用ブラシを使用して汚れを落としていきます。
ペットボトルに浴室用洗剤を入れて洗っていくと楽に綺麗になります。
ですが、頑固な汚れや細い隙間の汚れは残りやすいので、落ちなかった場合は、蛇口の時に使用したカットしたポイントカードに雑巾を重ねたもので擦ると細い隙間にも入るので、汚れが落ちやすくなります。
18.ゴムパッキン箇所を掃除する
ゴムパッキンのカビは酸素系漂白剤では落ちにくいので、最初から塩素系漂白剤を使うことをおすすめします。
壁際で、液垂れがしやすい場合は、キッチンペーパーやティッシュをあててから塩素系漂白剤をスプレーすると液垂れしにくくなります。
クエン酸のところでも説明したのですが、塩素系漂白剤を使用する際は、クエン酸との併用は非常に危険なので避けましょう。
19.浴室が乾いたらすること
カビが増えやすい条件として、以下の3つがあげられます。
①温度が15~30度で湿度が70%以上か水分が多い。
②人の皮膚や皮脂、石鹸カスやごみや埃が多い。
③酸素が多い。
この3つの条件が揃っていればカビは繁殖・発育が出来ます。
ですので、一度浴槽全体を綺麗にして、乾いたら、カビの生えやすいところ、例えば、タイルの目や水分が逃げにくいところなどにロウソクを塗っておきましょう。
ロウソクでコーティングすることで、水分をはじき、栄養分となる皮脂や石鹸カスもつきにくくなり、酸素も取り込みにくくなるので、カビの繁殖を防ぐことが出来ます。
他には、毎日出来る対策として、入浴後には、シャワーなどで壁や鏡にもついた皮脂や石鹸カスをこまめに洗い流すようにすることで、カビの育ちにくい環境を作りましょう。
20.まとめ
いかがでしたでしょうか。
これから湿気の多い時期がしばらく続き、カビにとっては繁殖しやすい時期になります。
早めにこまめに手入れをすることで綺麗なお風呂場を保つことが出来ます。
一度試してみてはいかがでしょうか。
マンションサプリ 編集部 - 2017年07月29日