壁を彩り愛猫も喜ぶ。スタイリッシュなキャットウォークをDIY!

空前のペットブームと言われて久しいこの頃ですが、皆様のおうちではペットは飼われていますか?

今では猫を飼っている人の数は、犬を飼っている人の数に迫る勢いだそうです。
そして猫を飼っている人は一匹だけではなく、2匹、3匹といった多頭飼いをする人も多いです。
筆者のわたしもご多分に漏れず、元野良猫の保護猫兄妹を2匹飼っております。

ペットショップで猫グッズを買おうとすると、その値段が結構高いことに驚かされたりしますよね。
特に値段がするものが、キャットタワーやキャットウォークで、1万円を超えるものがザラにあったりします。

でも、今時の猫は完全室内飼いが多く、狭い家やマンションの中では運動不足に陥りがちです。
どうにか猫たちに室内でも楽しく運動をしてもらいたいと、思いついたのがDIYで作れるキャットウォークです!

キャットウォークを壁面にDIYすれば、値段も安く上がるし、猫たちにも喜んでもらえると考えました。

しかしネット検索をするも、おしゃれなキャットウォークDIYアイディア写真はいろいろ出てくるものの、詳しくその作り方を解説したページはなかなか見つけることができませんでした。

そこで今回は、手探りでおこなったキャットウォークDIYの作り方をご紹介したいと思います。
手探りだけに、ちょっと失敗もしましたので、これからDIYをする人の参考になる記事になったかと思います。
ぜひお目通しくださいね。

目次

1.今人気の男前DIY素材「足場板」を探しに行こう!

2.足場板をカットして棚にしよう

3.できあがったキャットウォークを壁面に取り付けてみた

4.失敗したところを改良してできあがり!

5.まとめ

1.今人気の男前DIY素材「足場板」を探しに行こう!

いくら猫のためのDIYだとは言え、キャットウォークは室内につけるものです。
それも一番過ごす時間の多い、リビングになります。
できればおしゃれに、スタイリッシュなデザインにしたいですよね?

そんなことを考えながらぼんやりTVを見ていると、目に留まったのが「シューイチ」(日本テレビ)。
KAT-TUNの中丸雄一さんが、「まじっすか」のコーナーで、DIYをしていたのです。

中丸雄一さんがしていたDIYとは、武骨な水道管のパイプと「足場板」で、今流行りの男前インテリアなハンガーラックを作るというものでした。

建設現場などで使われるという足場板ですが、今時のDIY素材としてかなり人気があり、中古ながら値段も普通の板よりもちょっとお高めになっているのだとか。

わたしはそのかっこいい足場板にすっかり魅了されてしまい、足場板を使ったキャットウォークにしたら、男前でスタイリッシュになるんじゃないのかと思いついたのです。
レインボー倉庫外観足場板を検索すると、ネットショッピングサイトでも購入できるようでしたが、サイズ感や傷み具合をちゃんとチェックしたいのと、大きいものなので送料を節約したいという理由があり、近くで直接購入できる場所を探しました。

家から一番近かったのが、下北沢にある「レインボー倉庫」

全国にあるわけではないので、行ける人は限られているかもしれませんが、ショップとアトリエ、オフィスが一体となったスペースでした。

池尻大橋横浜の磯子にも支店があり、広島に本社のある会社のようですので、これから全国に広がってくれることを期待したいです。
レインボー倉庫ポスターレインボー倉庫の入り口に貼ってあったポスターです。
どうやらネットショップもあるようなので、遠方の方は利用するとかっこいい足場板が手に入るかと思います。
レインボー倉庫板2ありました!
レインボー倉庫の入り口に置いてある足場板です。
これはアメリカから輸入した足場板のようですが、ヤレ具合がかなりかっこよく、値段もそんなに高くはありません。

いきなりかなり気に入りましたが分厚すぎて重さがあったので、壁面に取りつけるのはちょっと厳しそうでした。
レインボー倉庫板1狭いショップの中に入ると、そこは全面足場板です。
これらは国内で使われていた足場板のようですが、値段も他所よりは良心的なのではないでしょうか?
憧れの足場板がいっぱいのショップなので、選ぶのにも苦労しました。
レインボー倉庫板3今回は使いませんが、こんな味のあるペンキのついた小さい端材もあります。
変わった足場板は「キャラクター」と呼ばれ、マニアックな人気があるそうです。
板アップわたしが購入したものは、800円(税込み)の板を2枚です。
サイズも15cm×100cmほどで、壁面にコンパクトに収まってくれそうです。

[店舗情報]
“レインボー倉庫 WOODPRO/SHIMOKITA
東京都世田谷区北沢2-19- 5“

棚板が決まったので、次は棚受けです。
まずはネットで検索をしてみましょう。
錆びついた棚受けわたしが気に入ったのは、この錆びついた棚受けです。
味があり、男前インテリアな足場板にしっくりとなじんでくれそうです。

本当に気に入ったので、すぐにネットで購入してもよかったのですが、東京の江戸川区にリアルショップもあると書いてあったことから、ちょっと遠いですがショップのほうにお邪魔してみることにしました。
とうい店内個人ショップなので外観の写真を撮るのは遠慮しましたが、店内の金物コーナーはこんな感じです。
他にはヴィンテージの食器や照明、家具なども置いてありました。

錆びついた棚受けも大・中・小とサイズが揃っていました。
わたしが選んだのは、小サイズの棚受けです。
とうい足場板そして、こちらにも足場板がありました!
本当に人気なのですね。
何に使うというあてはなかったのですが、今後のDIYの素材として、日本の家屋から取り外されたという渋い板を2枚購入しました。

とても優しそうで人当たりのいいオーナーさんのいる、素敵なものが詰まったショップでした。お近くの方はぜひ行ってみてくださいね。

[店舗情報]
“Zakka store towi
東京都江戸川区平井5-4- 7 サンハイム1F“

2.足場板をカットして棚にしよう

板全体2本棚板にする足場板は、レインボー倉庫で購入したこちらの2本
大きさは15cm×100cmです。

キャットウォークにするには6枚の棚板をつけたいので、板はそれぞれ30cm30cm40cm三等分にすることに決めました。
足場板は表面にでこぼこができているので、猫が乗ったときに爪が引っかかり、スリップもしなさそうだと思います。
板にキズ板には直角定規などを使って、正確な位置にしるしをつけます。
わたしはくぎを使ってしるしつけをしましたが、目打ちなどでもやりやすいと思います。
板のこぎりのこぎりは、先ほどつけたしるしに沿って動かすとずれることなくカットできるでしょう。
のこぎりは目の細かいものを使ったほうが、切り口がきれいに仕上がります。

わたしは切りくずで室内が汚れないようにガレージで作業をしましたが、もし室内でのこぎりを使用する場合は、下に新聞紙などを敷いてください。
板やすりセット足場板がカットできたら、猫がケガをしないように、切り口をやすりでなめらかにしていきます。
板木工用やすりはじめに、木工用やすりを使って、切り口のバリを取っていきます。
板紙やすり次に紙やすりです。
切り口がなめらかになるまでやすりがけをしましょう。
板足付けセットカットした板には、あらかじめ棚受けをつけることにしました。
こうすることで室内での作業をスムーズに進めることができ、時短になります。
板足付けドリルドライバーを使って、棚受けを取りつけていきます。
ここの木ネジは、板の表面に出ない長さのものを選んでください。
猫棚6つこれで、6枚の板に棚受けをすべてつけました。
この時点で、かなり男前インテリアぽい渋い感じにできたので嬉しくなります。

3.できあがったキャットウォークを壁面に取り付けてみた

キャットウォークビフォー棚板を取りつけてキャットウォークにするのは、リビングにあるこの一角です。
もしもキャットタワーを置くならば、ここしかないかな?と考えていた場所になります。
アンカーと木ネジここで、壁面への物の取りつける際の秘密兵器の登場です!
左の白いものが「アンカー」です。

これをあらかじめ壁面にねじ込んでからそこに木ネジをねじ込むと、強度が増すという便利な部品になります。
壁穴あけ後まず壁面にドリルを使って穴を開けます。
棚板をあらかじめ壁面に置いてみて、棚受けに開いている穴の位置をくぎや目打ちなどでしるしつけをしておきます。

棚受けをいったん外し、そのしるしをつけた位置にドリルで穴を開けるとうまくいきます。
壁アンカーねじ込みドリルで開けた穴に、秘密兵器のアンカーをプラスドライバーを使ってねじ込みます。
これでアンカーひとつにつき、30kgもの引っ張りの強さに耐えられるようになるのです!

猫の重さは一匹4~5kgですから、これでじゅうぶんな強度のキャットウォークがつけられるというわけです。
キャットウォーク壁取り付けいよいよ、壁面に木ネジを使って棚板を取りつけていきます。
木ネジは先ほどのアンカーの中にねじ込んでください。
キャットウォーク壁3枚この方法で、どんどん棚板を壁面に取りつけていきましょう。
わたしは棚板を上下30cm間隔で取りつけました。

一番下と一番上の棚板が40cmにカットしたもの、そのほかはすべて30cmにカットしたもので、長さを変えて壁のアクセントになるようにするつもりです。
キャットウォークアフターこれが、棚板をすべてつけ終えてキャットウォークができたところです。
キャットウォーク完成くろキャットウォークができあがったとたん、猫たちが近寄ってきて、まず黒猫が匂いを嗅ぎながら登っていきました。
キャットウォーク完成しろそして黒猫の妹の白猫もやってきて、上手にてっぺんまで登ってくれました!

しかし、ここで、はたと気づきました。
猫たちも気に入ってはくれたのですが、やはり手探りでおこなったDIY。
15cm×30cmの棚板は、成猫にはかなり小さかったようなのです。

見た感じも、棚板から猫の身体がちょっとはみ出している状態で、乗っかっているだけならまだしも、方向転換をしたり上でくつろいだりするのにはほど遠いように見えました。

決定的だったのが、二匹がキャットウォークの上でじゃれていた時に、黒猫がキャットウォークから転落してしまったのです!
猫は着地が上手なので、もちろんケガもなく、ぴたっと降りてくれましたが、万が一足を痛めてもかわいそうです。

これは、棚板を付け替えたほうがよさそうだな…と考えました。

4.失敗したところを改良してできあがり!

改良版板後日向かったのはレインボー倉庫。
やっぱり足場板の魅力は深かったです。
今度は個性の強い、キャラクター板を購入しました。
950円(税込み)を2枚です。

サイズは20cm幅なので、前のものより5cm幅広になりました。
その足場板を、また30cm・30cm・40cmにのこぎりでカットします。
切り口には前回と同じくやすりをかけて、なめらかにします。
棚板なし棚受けまず、すべての棚板を外します。
棚受けはそのままで、棚板だけを大きなサイズのものに取り換えようというわけです。
棚板比較元の棚板と新たにつける棚板を比較すると、この通り。
全然違いました。
これなら、猫も上に乗りやすくなると思います。
改良版ねじ入れ新しい棚板を、壁面に取りつけてある棚板に木ネジで留めつけていきます。
改良版完成これで、改良したキャットウォークのできあがりです!
かなり棚板部分が広くなったので、猫が飛び乗ったり方向転換をしたりするのも楽にできそうです。
キャットウォーク猫二匹猫たちもすぐ飛び乗ってくれました。このあと二匹で遊んでいました。

5.まとめ

今回は手探りで進めていった、キャットウォークDIYの失敗談と改良のやり方を書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?

やはり、DIYは計画性が大事。

とは言っても、やってみなければ気づけないことが多々ありました。
この記事が、キャットウォークをこれからDIYする方のヒントとなることができれば嬉しく思います。

- 2017年11月27日