4畳から8畳まで。子供部屋にぴったりなレイアウトを探そう!

子供部屋のレイアウト

まだまだ小さな赤ちゃん、と思っていたら、子供の成長のスピードは少し寂しくなるほど早いもの。
いつの間にか、個室を欲しがるようになった子供のために、子供部屋について考えるお母さんもいるに違いありません。

小さな頃は勉強机にベッド、それにクローゼットがあれば充分、と思っていても、子供が大きくなるにつれ、必要な家具は増えていきます。

小学生に上がる前から、もしかすると大人になるまで使う事もある子供部屋。子供の成長を育む場所として、そして想い出の場所として、大切なスペースを造ってあげたい。

初めての子供部屋、まだお子さんが小さい場合には、レイアウトやコーディネートの担当はきっとお母さんになるでしょう。

インテリアは室内を彩る以前に、ベッドや机の置き方次第で、ぐんと印象が変わるもの。子供部屋の大きさを、本当に生かしたレイアウトであれば、きっと使いやすく居心地の良い場所になるに違いありません。

でもそうかといって、一度決めたレイアウトはなかなか変える事がないのが事実。今回は、4畳から8畳までの子供部屋で、実際に家具を移動させなくてもひと目で分かる、ヒントになりそうなレイアウトをご紹介します。

何だか子供部屋にいても、集中力が出ないみたい、あるいは使いづらそうと感じたら、ここでレイアウトを再チェックしてみて下さいね。

<目次>

1.成長に合わせて家具を買い替える?

2.兄弟・姉妹で、子供部屋を共有する場合はどうしたらいい?

3.子供部屋にぴったりなレイアウトを探すには

4.4畳の子供部屋に似合うレイアウトはどれ?

5.子供部屋に多い4畳半を、どう生かす?

6.5畳の子供部屋、各種レイアウトを知ろう

7.スペースも充分、追加の家具を置く事も可能! 6畳の子供部屋のレイアウト

8.広さを有効活用したい! 8畳の子供部屋のおすすめレイアウトは?

成長に合わせて家具を買い替える?

子供部屋、家具

子供が小学生にもなると、必ず必要となるのが勉強用のデスク。でも小学1年生と、高校生では必要となる机の大きさや高さは異なり、またそれに合わせて収納家具の容量も変化します。
また、小さめのサイズで充分だったベッドも、中高生ともなれば大人用サイズでなくてはなりません。

子供部屋を造る時は、いずれ家具は成長に合わせて買い替えるのか、あるいは大人用サイズを予め用意するのか、よく考慮してみましょう。

家具を子供の成長に合わせて買い替える方は、その都度、部屋の大きさとの組み合わせを確認する事が大切です。

何度も買い替えるのはもったいないと思う方も、子供が大きくなり、インテリアに興味を持ち出す年頃になると、小さい時に使っていた家具では満足出来ない、という場合もありますから、お子さんの希望とともに、よく考えて家具を選んで下さいね。

兄弟・姉妹で、子供部屋を共有する場合はどうしたらいい?

子供部屋を共有

赤ちゃんの頃から、子犬のようにじゃれ合って来た仲良しの兄弟・姉妹も、年頃になると自分専用の個室を欲しがる事があるかもしれません。
けれども家の大きさによっては、子供たちはひと部屋をシェアしなくてはならない場合もありますよね。

でも中高生ともなれば、たとえ二人でひと部屋を共有するとはいっても、その中でもプライベートな空間を欲する事が出て来るでしょう。

ここでは子供部屋をシェアする場合、どの大きさであれば二人に必要な家具がすべて収納出来るのか、また、そのレイアウトもご紹介します。

二人の子供たちが仲良く部屋を共有出来るよう、ぴったりなレイアウトと部屋のサイズを探してみて下さいね。

子供部屋にぴったりなレイアウトを探すには

レイアウトを探すには

子供部屋の大きさや家具のサイズ、窓やドアの位置に備え付けの収納は、それぞれの家によって違うもの。

また、ベッドや机などの場所を決め、暮らし始めてしまうとなかなか模様替えにトライするのは難しいのは、子供部屋でも同じです。

レイアウトを決めるには、ベッドや机といった大型家具も、あちこち移動させて、どこにどの家具を置けば一番しっくり来るのかを自身で理解する事ですが、そう簡単には出来ないもの。そんな時にはPC上で、自分でレイアウトを作成出来る3D Sweet Homes が便利です。

今回はこの3D Sweet homes (sweethome3d.com)を使い、4畳から8畳のそれぞれの部屋に、ベッド、机をメインとしてさまざまなレイアウトを作成してみました。

どの部屋にも同じサイズの家具を入れており、ベッドは縦180cm X 横幅90cmで作成し、勉強机は横幅100cm X 奥行き 50cm で作成しています。

4畳の子供部屋に似合うレイアウトはどれ?

4畳の子供部屋のレイアウト

4畳の部屋、と聞くと、ちょっぴり小さいのでは? と思う方もいるかもしれませんが、子供部屋に必要なベッド、そして勉強机はきちんと収まるサイズです。

地域によってサイズは変わりますが、今回の4畳は江戸間の6.18㎡ で間取りを作成しています。奥行きは約2.7m、 横幅は約2.3m 弱の、長方形の部屋となっています。

4畳の子供部屋、ベッドを横向きに置いたレイアウト

4畳の子供部屋・横寄せ

こちらはベッドを横向きにし、窓のある壁際に沿って配置したレイアウト。
ベッドの足元から壁までは約46㎝ と生活動線である60㎝ は取れていないので、ベッドへの移動は足元からは難しく、また家具を新たに置く事も厳しいレイアウトとなります。

しかしドアのある壁からベッドまでは約170㎝ の空間があり、4畳という大きさの部屋を生かしたものであると言えるでしょう。

ただし、こちらの配置法では、ベッドと勉強机という最低限の家具しか置く事が出来ないので、まだそこまで収納を必要としない年齢のお子さんに向いたレイアウトとなります。

4畳の子供部屋、ベッドを縦に置いたレイアウト

4畳の子供部屋・縦寄せ

こちらは室内の中で長い奥行きに沿って、ベッドを縦に配置したレイアウト。
ドアのある壁からベッドまでは約86㎝、勉強机までは約210㎝、小さな本棚までは約75㎝ の距離が取れています。

また、ベッドと並行に置かれた小さな本棚までは約109㎝ とどの家具の周囲にも、生活動線がきちんと確保されている事が分かります。

ベッドを横向きにした際には置く事が難しかった本棚も、長い側面である壁に沿ってベッドを配置すれば、置く事が出来るレイアウト。

4畳というサイズでは、勉強道具といった持ち物が増えた年頃の子供に向いているレイアウトはこちらになります。

子供部屋に多い4畳半をどう生かす?

4畳半のレイアウト」

子供部屋の大きさの中でも、よく用いられているのが4.5畳、いわゆる4畳半のサイズです。大きさは地域によって異なり、江戸間で6.98㎡、中京間では7.44㎡、京間で8.2㎡ となります。

今回のレイアウトでは江戸間の6.98㎡ を使用し、ドアから対面の窓までの縦のラインは約3ⅿ、横幅は約2.3ⅿ となっています。

4畳半の子供部屋、ベッドを横向きにしたレイアウト

4畳半の子供部屋・横寄せ

こちらは4畳半の子供部屋に、ベッドを窓側の側面に沿って置いたレイアウトです。
4畳の子供部屋とほぼ同じと言えますが、0.5畳分大きくなっているので、そこへ本棚を配置する事が出来ました。

荷物が少なく収納家具もあまりいらない低学年から、本や雑誌など、ある程度の収納が増える年齢まで、使えるサイズであるのが4畳半と言えるでしょう。

4畳半の子供部屋、ベッドを縦に置いたレイアウト

4畳半の子供部屋・縦寄せ

4畳の子供部屋では必要な家具も置け、生活動線も確保出来た、ベッドを縦に置いたレイアウト、4畳半のサイズの部屋ではどうでしょうか。

こちらも同じく、それぞれの家具の周囲に必要な動線がしっかり取れている配置法となります。また、収納家具も4畳の部屋よりは大きめのキャビネットを置く事が出来ました。

4畳半の子供部屋の場合、子供が成長し、収納力のある大きめの家具を必要とするのであれば、長い壁のラインの合わせてベッドを配置するのが正解と言えそうです。

子供部屋をシェアするのには4畳半からスタート?

4畳半の子供部屋・2段ベッド・縦寄せ

兄弟・姉妹で子供部屋をシェアする場合、どのくらいの部屋のサイズであれば問題がないのか、気になるところです。
子供ふたりで1室をシェアする場合、勉強机がふたつ、そして2段ベッドが入るサイズはどのタイプの部屋なのでしょうか。

まず4畳では、二人分の必要最低限の家具を入れる事は出来なかったので、4畳半でチャレンジ。
2段ベッドを長い側面に沿って配置し、それと並行に机をふたつ並べて置くレイアウトであれば、生活動線も確保出来、ふたりでも問題なくシェア出来るサイズであるのが分かります。

本棚やタンスなど、備え付け以外の収納家具はあまり置けないスペースのため、子供が成長し、それぞれ荷物が増えて行くと難しいとも言えますが、ふたりでシェアする子供部屋としては4畳半がスタートラインと言えるでしょう。

5畳の子供部屋、各種レイアウトを知ろう

5畳の子供部屋のレイアウト

最近では部屋のサイズも多様化が進み、4畳半、6畳といったよく耳にするサイズ以外にも、さまざまな大きさの部屋が増えています。
5畳の部屋もそのひとつで、寝室や子供部屋などに多く使われるようになりました。

今回の5畳には江戸間のサイズである7.74㎡ を使用。窓側にそった横幅は約2.7ⅿ、縦の長さは約2.9ⅿと、正方形に近いかたちをしています。

5畳の子供部屋、ベッドを横に置いたレイアウト

5畳の子供部屋・横寄せ

4畳、そして4畳半の子供部屋では、ドアからベッドまでのスペースはあるものの、ベッドの足元や家具周辺にはそこまで空間を取れなかったレイアウト、5畳の場合はどうでしょう。

上の図のように、5畳の子供部屋にベッドを横向きに置いたレイアウトだと、ベッドの足元、また本棚までは80㎝ 以上の距離があり、またドアまでは2ⅿ 近い空間を確保しています。

ベッドはシングルサイズと言っても、縦のラインは180㎝ と非常に大きいもの。やはり5畳ほどのサイズであれば、短い壁面に沿って置いても、息苦しさを感じる事無く過ごす事が出来そうです。

5畳の子供部屋、ベッドを縦に置いたレイアウト

5畳の子供部屋・縦寄せ

ベッドのように長さのある家具を配置するのであれば、先に4畳、4畳半のレイアウトでご紹介したように、長さのある壁に沿って置くと部屋を広く使えますが、5畳の子供部屋の場合も同じです。

今回の5畳は正方形に近いかたちですが、約 2.9ⅿ もある長さに沿って縦向きに配置したこちらのレイアウトでは、収納家具をふたつ置いても、どの家具の周囲にも生活動線として60㎝ 以上確保。

ドア付近にもたっぷりとスペースがあり、解放感を感じさせるレイアウトが完成しています。

プライベートな空間も? 2段ベッドを使用した5畳のレイアウト

5畳の子供部屋・2段ベッド・縦寄せ

兄弟・姉妹で子供部屋を共有するのであれば、最小サイズは4.5畳から、というレイアウトをご紹介しましたが、0.5畳増えた5畳の子供部屋を、ふたりで使う場合がこちらです。

2段ベッドを長い壁に合わせて縦向きに配置。今回はふたつの勉強机を向い合せに置いています。
仲の良い兄弟でも、集中力を要する勉強の際にはプライベートな空間を欲しがる場合もありますよね。

こちらの場合であれば、机の中心にボードなどを入れて空間を分ければ、ひと部屋であっても自分だけのスペースを確保する事が出来ます。

少々場所を取るレイアウトとも言えますが、机やベッドの周囲にも、必要な動線もしっかりとキープしており、大きくなった子供たちにもおすすめのレイアウトとなるでしょう。

スペースも充分、追加の家具を置く事も可能! 6畳の子供部屋のレイアウト

6畳の子供部屋のレイアウト

初めは小さな子供部屋で大満足していた子供たちも、ティーンになると、大人に負けないぐらいに荷物が増えていく事も。
学校生活に必要なグッズに加え、衣類や趣味のアイテムを保管する家具やスペースが必要になっていきます。

中高生、あるいは社会人になるまで同じ部屋を使うとなると、ある程度の大きさの部屋を欲する子供たちもたくさん。
そんなニーズに応えてくれるのが、6畳サイズ。子供部屋でも人気の高い大きさを、一番使いやすいレイアウトでまとめたい!

ここでは6畳の子供部屋に、メインファニチャーであるベッドの向きを変えたさまざまなレイアウトをご紹介します。
今回は中京間の9.95㎡ で作成、横幅は約3.65ⅿ、縦の長さは約2.73ⅿ となっています。

6畳の子供部屋、ベッドを横に置いたレイアウト

6畳の子供部屋・横寄せ

縦に長いラインを持つベッド、横向きのレイアウトは縦向きに比べ、少々家具の置くスペースが少なくなる事が気になるポイント。
しかし6畳という大きめサイズの部屋ではどうでしょうか。

こちらは窓のある横のラインに沿ってベッドを配置していますが、ベッドの足元から壁までは約90㎝ ものスペースがあり、ここへ小さめ、あるいは細身のタイプの収納家具を置く事が可能です。

さらにベッドからドアまでは約260㎝ ものスペースがあり、開放感も抜群! 勉強机以外にも、本棚やキャビネットの家具も置けて収納もバッチリ。
横向きのレイアウトでも広々と有効に使えるのが6畳サイズとなります。

6畳の子供部屋、ベッドを縦に配置したら

6畳の子供部屋・縦寄せ

6畳の大きさがあれば、ベッドを長さの短いラインに沿って置いても、家具を色々置ける配置法なのが分かったところで、今度は長い壁面に置いた場合はどうでしょうか。

6畳の子供部屋に、約3.65㎝ もある縦のラインの壁に沿って、ベッドを配置したレイアウトがこちらです。
ベッドと勉強机以外にも、大小の本棚、キャビネットが置けて収納には問題なし、ベッドからドアのある壁までは約183㎝、ベッドから机までも約127㎝ とスペースもバッチリ。

収納したい荷物も多く、でもある程度の空間も必要と考える人にぴったりなレイアウト。これなら中高生になっても、スペースや収納量、どちらも満足してもらえるはず!

6畳の子供部屋、ベッドを中央に置く場合は?

6畳の子供部屋・横・シンメトリー

ベッドを置く寝室や子供部屋のレイアウトで、すぐに思いつくのがベッドを横、もしくは縦向きにして壁に沿って置く配置法。

でもベッドを中央やアシメントリ―に配置するのは、部屋の雰囲気をがらりと変えてくれ、メリハリの効いた個性的な部屋づくりに一役買ってくれます。
6畳という大きさがあれば、解放感も残しつつ、オリジナリティあふれる子供部屋だって夢ではありません。

こちらはベッドを横向きにし、勉強机とキャビネットの間に配置したレイアウト。置いた家具は、ベッドを横向きに、端に寄せたレイアウトと変わらないので、家具を多く置きたい子供部屋にもぴったりです。

いつも同じレイアウトでは物足りない、というお子さんにもおすすめのレイアウト、6畳の子供部屋であれば是非チャレンジして欲しい方法です。

6畳の子供部屋、2段ベッドはどう配置する?

6畳の子供部屋・2段ベッド・縦寄せ

ふたりで子供部屋を共有するならば、4畳半から2段ベッド、そして勉強のためのデスクがふたつ置けるサイズとなりますが、ひとり用であれば広さは充分な6畳の子供部屋ならどうでしょうか。

こちらはベッドを縦に置き、平行に机をふたつ並べたレイアウトです。4畳半の時にご紹介したレイアウトとほぼ同じとなりますが、違う点は収納家具が増えている事。

2段ベッドの後方にキャビネットを、勉強机の真ん中に本棚を。ふたりで一つの子供部屋を共有するともなれば、収納もふたり分用意しなくてはなりません。

成長するに従い、荷物が増えて行く子供たち。ある程度の年齢までひと部屋をシェアをするのであれば、収納家具の場所を確保するためには、6畳サイズがおすすめです。

広さを有効活用したい! 8畳の子供部屋のおすすめレイアウトは?

8畳の子供部屋・レイアウト

最後にご紹介するのは8畳の子供部屋のレイアウト。8畳と言えば、大人が寝室として使うにも充分な大きさですから、さまざまなレイアウト法にトライ出来、かつ兄弟で子供部屋を共有しても問題のないサイズになります。

窓やドア、備え付けのクローゼットの位置を良く吟味して、どこにベッドを置けば良いのか、机やその他の収納家具など、子供のために過ごしやすい、ぴったりなレイアウトを見つけて下さいね。

今回は中京間である13.26㎡ で図面を作成し、大きな窓がある横幅は約3.5ⅿ、縦は約3.8ⅿ弱となっています。

8畳の子供部屋、ベッドを横に置いて解放感のある部屋に

8畳の子供部屋・横寄せ

小さめのサイズの子供部屋では、短い壁面にベッドを合わせて配置すると、生活動線が上手く取れなかったり、収納家具を置けない事も。
でも8畳の大きさであれば、そんな問題もありません。

こちらは大きな窓の側面にベッドを配置していますが、この壁の長さが約3.5ⅿ もあるため、ベッドの足元にも家具を置いても、まだ余裕を感じさせるレイアウト。

長さのある縦の壁面に沿って収納家具を置いても、中央には広いスペースを確保する事が出来ます。収納家具も多く欲しい、けれどスッキリと見せたいという方におすすめのレイアウトです。

8畳の子供部屋、ベッドを縦に置いたレイアウト

8畳の子供部屋・縦寄せ

縦のラインが長い部屋の場合、ソファやベッドなどの長方形の家具はその縦のラインの沿って置くと、部屋の中にで視線が流れ、エアリーな雰囲気をもたらせてくれる効果がありますが、子供部屋も例外ではありません。

こちらのレイアウトを見てみると、ドアから窓までに非常に大きな空間が出来ているのが分かります。その他の家具も、すべて同じ長い側面の壁に沿って配置した事で、統一感も生まれ、広々とした印象に。

このように家具をすべて同じ壁に配置する時は、あまり高低差が出ない家具を置くのがおすすめ。
本棚やタンスなどを置く場合には、部屋の奥に配置するなど、家具のラインを合わせると、圧迫感のない部屋となるでしょう。

メリハリのある子供部屋に! 8畳でシンメトリーにチャレンジ

8畳の子供部屋・横・シンメトリー
ベッドを部屋の中央に配置するのは、ホテルなどで見られるレイアウト。部屋の中にメリハリが生まれ、また、在り来たりなレイアウトに飽きた時にもおすすめです。

ただし、シンメトリーのレイアウトは縦・横の長さがある程度ないと逆に狭さを感じさせる事も。でも8畳という広々サイズであれば、問題なくトライ出来ます。

こちらはベッドを横向きに配置し、サイドには本棚、勉強机を置いて空間を区切っています。
縦側の側面に家具を配置しても、ベッドから一番奥行きのあるキャビネットまで約1.4ⅿ も距離が確保出来ており、狭さを感じる事はありません。

インテリアに興味を持ちだしたお子さんには、きっとぴったりなレイアウト。8畳という大きさの子供部屋だからこそ出来る配置法でしょう。

ふたりで共有しても広い! 8畳に2段ベッドを縦に置いたレイアウト

8畳の子供部屋・2段ベッド・縦寄せ

子供たちも小学校高学年になって来ると、部屋の狭さに不満をもらす事があるかもしれません。特にひと部屋を共有している場合には、少しでも広いスペースを欲しがるはず。

でも8畳であれば、縦、高さとボリュームのある2段ベッドを配置しても、まだまだ広さを実感出来る大きさです。

こちらは長い壁に合わせて2段ベッドを配置、その対面に机をふたつ、並べて置いたレイアウト。中央にはベッドから机まで2ⅿ 以上も空間があり、子供たちが成長しても問題なく使えるサイズと言えるでしょう。

異性で8畳の子供部屋をシェアする場合、おすすめのレイアウト

8畳の子供部屋・2段ベッド・横・シンメトリー

ふたりの子供がひと部屋をシェアする場合、年頃になるとプライベートな空間を必要とする場合もありますよね。また、異性の場合は、やっぱり自分だけの部屋を欲する事も。
そんな時はベッドを利用して、空間をふたつに分けるレイアウトにチャレンジしてみませんか?

大型家具である2段ベッドを部屋の中央に配置するのも、8畳だからこそ出来るはず。こちらは2段ベッドの両サイドに勉強机を配置。
部屋の中央に配置した、2段ベッドが壁の役目を果たし、ひとつの部屋にプライベートなエリアを造り上げる事に成功しています。

2段ベッドの周囲にも生活動線はしっかり確保。ふたりで部屋を共有しても、使いやすいレイアウトとなっています。
どんなに仲良しの兄妹でもやっぱり一人になりたい時もあるはず。そんな時におすすめのレイアウトと言えるでしょう。

一生の思い出に残る、大切な子供部屋にぴったりなレイアウトを探そう!

子供部屋にぴったりなレイアウトを探そう

壊れてしまいそうなほど小さかった子供たちも、今や自分の部屋が必要となるお年頃。
いずれ巣立っていくその日まで、一生の思い出にもなる、大切な部屋を作ってあげたいと思うのは、すべてのママの共通の願い事かもしれません。

子供に与えてあげる部屋のサイズはさまざまですが、子供にとっても使いやすく、居心地の良い場所にしたいもの。

インテリアを考える時に、最初に決めなくてはならないのが家具をどう配置するかという問題。何をどこに置くかで、部屋の印象はがらりと変わってしまいます。

いつまでも心の中に残るはずの素敵な子供部屋を造る際、ベッドや勉強机などをどう配置すれば良いのか悩んだ時は、今回の記事を参考にして下さいね。

- 2017年08月30日