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中古マンション購入と新築マンション購入の流れの違いとは?

中古マンションの購入と新築マンションの購入では、購入の流れが根本的に異なります。

大きく異なる点は、自分が購入する物件の「情報収集」「物件見学と交渉」、 そして「申込~引渡」までの手続きです。

今回は、中古マンションと新築マンションの購入方法において、上記3点の何が異なるのかを具体的に解説します。

目次

1. 情報収集の方法
 1-1. 中古マンションは不動産会社へ
 1-2. 新築マンションは情報誌や広告

2. 物件見学と交渉
 2-1. 中古マンションは現地へ
 2-2. 新築マンションはモデルルームへ

3. 申込~引渡し
 3-1. 中古マンションは個々で行う
 3-2. 新築マンションは周囲と合わせる

4. まとめ

1. 情報収集の方法

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まず、「情報収集」の方法の違いから解説します。

物件を購入するときには、中古マンションも新築マンションも自分で情報を集めますが、主流としている情報源が異なります。

1-1. 中古マンションは不動産会社へ

中古マンションは、主に不動産会社へ自分の欲しい物件情報を集めにいきます。
ただし、SUUMOやHOME`Sなどの不動産ポータルサイトやチラシを見て不動産会社を選ぶパターンと、「近くにあったから」などの理由で不動産会社を選ぶパターンがあります。

いずれにしろ、中古マンションは新築マンションほど、広告展開を行うワケではありません。

仲介を担当している不動産会社によっては、お金のかかる広告はせずに、自ら印刷して自ら投函する程度の広告に抑えている場合があります。

大抵の中古マンションはREINSというサイトへ物件を登録します。
REINSへ登録すれば、広告をしなくても、別の不動産会社へマンションの売却をしていることは告知できます。
そのため、広告なしでも購入者は不動産会社を介して、物件情報を知ることができるのです。

一般的に、中古マンションの情報量は新築マンションよりも少ないので、中古マンション購入検討者は自分たちだけで集めた情報では不足します。
そのため、不動産会社に物件情報を求めに行くというワケです。

1-2. 新築マンションは情報誌や広告

一方、新築マンションの購入検討者は、基本的に自ら新築マンションの情報を集めます。

新聞折り込みやチラシなどの紙媒体や、中古マンションと同じく不動産ポータルサイトからも情報を集めます。

新築マンションは、不動産ディベロッパーが売主となって広告活動を行うので、 中古マンションの売却時よりも広告物は多いです。
また、中古マンションと異なり「仲介してくれる会社」があるワケではないので、自分で情報を集めざるを得ないとも言えます。

ただ、「仲介してくれる不動産会社」に近い存在として、「naviカウンター」のような、物件情報が集まる場に直接来訪することもあります。
naviカウンターとは、一戸建ての「住宅情報館」のように、色々な不動産会社の物件情報が集まっているところです。

naviカウンターに行けば、自分の欲しい物件の条件(エリアや予算など)を提示すれば、担当者が物件をいくつかピックアップしてくれます。
その上で、物件を見比べて来訪予約をその場で入れてくれるという仕組みです。

2. 物件見学と交渉

見学

中古マンション購入と新築マンション購入の2つ目の違いは、「物件見学と交渉」になります。

「物件見学」は、前項の情報収集で目当ての物件があった後に、その物件を見学しにいくことです。
「交渉」は、物件見学後に売主と価格などの交渉を行うことをいいます。

2-1. 中古マンションは現地へ

中古マンションの場合は、その物件を仲介している不動産会社に連絡を入れて、直接物件を見学しに行きます。
不動産会社によっては車を用意してくれて、1日で何物件か回ることも可能です。

また、中古マンションは、当然ながら建物が既に完成しています。
そのため、実際に居住中の部屋を訪問するので、その場に売主がいることも多いです。

見学後の交渉内容は、売買金額引渡し日に関してです。
要は、購入者側から値引き交渉をしたり、引渡し日の都合を自分に合わせたりする交渉をするということです。
実際には、仲介してくれる不動産会社に要望を伝えて、売主と交渉してもらうという流れになります。

新築マンションと比較すると、売却金額は中古マンションの方が値引きできることが多く、 逆にいうと売主も値引きされる前提で売り出し価格を設定しています。

2-2. 新築マンションはモデルルームへ

一方、新築マンションは建物完成前に売却していることが多いです。
そのため、不動産会社がプレハブやビルなどの中に「モデルルーム」をつくって販売していますので、 購入検討者はモデルルームへ予約を入れて見学するという流れになります。

新築マンションは一棟で売り出すため、複数の間取りパターンがあります。
広さも部屋によって異なりますので、色々な広さ・間取りの部屋がマンション内にあるということです。

ただ、モデルルームをつくると1つのタイプの部屋しかつくれないので、必ずしも自分の希望するタイプの部屋がモデルルームとして見られるワケではありません。
そのため、モデルルームでイメージを沸かせ、間取り図を見てイメージを膨らませるしかありません。

仮に、建物が完成していれば直接部屋を見ることもできます。
しかし、その場合には全ての部屋を開放するのではなく、「サンプルルーム」として数部屋指定して見学させるというスタイルが多いです。
全ての部屋を見学可能にしてしまうと、不動産会社からすると案内が大変ですし、新築物件に傷や汚れが付くリスクが高まるからです。

いずれにしろ、新築マンションの場合は、自分の目当ての部屋を見てから購入できるケースの方が少ない点は認識しておきましょう。

3. 申込~引渡し

引き渡し

さいごに申込~引渡しの違いになります。

そもそも中古マンションは不動産会社に「仲介」してもらうのが一般的であり、 新築マンションは不動産会社を介せずに契約するという決定的な違いがあります。

3-1. 中古マンションは個々で行う

中古マンションは、売主と買主の都合や条件に合わせて、申込・契約・引渡しの日程などを定めます。
上述したように、基本的には不動産会社が「仲介」として間に入っていますので、不動産会社が日程調整などを行い、事務手続きも不動産会社が全て主導します。

また、買主は仲介に入っている不動産会社に「仲介手数料」を支払う必要があります。
この仲介手数料は契約時に半金、引渡時に半金という支払い方法にしていることが多いです。
新築マンションでは仲介手数料は発生しません。

そして、中古マンションは基本的に「現況有姿」になります。
現況有姿とは、「そのままの状態で引渡す」という意味なので、 多少の傷や汚れがあっても売主は補修したりクリーニングしたりはしません。

3-2. 新築マンションは周囲と合わせる

新築マンションは、申込~引渡までの手続きは一斉に行うことが多いです。
「申込会」、「契約会」、「引渡会」というように、不動産会社が日程を決め、集団で手続きを行います。
新築マンションは数十戸~千戸を超える場合もあるので、個々に手続きを行っていると莫大な時間がかかってしまうからです。

また、契約~引渡しまでの間に「内覧会」を行い、買主が部屋の傷や汚れをチェックします。
そして、そのチェックした項目が、修繕またはクリーニングされているかを確認してから、マンションの引渡を受けるという流れになります。

ただし、既に建物が完成している物件や、随時販売している物件などは、中古マンションと同じように個々で手続きすることもあります。

4. まとめ

このように、中古マンションと新築マンションの購入の流れは以下の点に大きな違いがあります。

  • ・中古マンションは不動産会社から情報を受け、新築マンションは自分で探す
  • ・中古マンションは現物を見て、新築マンションはモデルルームを見る
  • ・中古マンションは個々で手続きをして、新築マンションは集団で行うことが多い

最も大きな違いは、「仲介している不動産会社がいるかどうか」「建物が完成しているかどうか」になります。

中古マンション購入に掛かる費用や手続きの流れについて知りたい方は下記のページをご参照ください。
中古マンション購入の流れと注意点、費用の目安などについて

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