市販品の材料を使用してDIYで簡単に作れるパソコン用デスク

デスクパソコン設置 パソコン用のデスクが欲しい。
移動することがあるので、簡単に分解できるものがなお良い。

そんなパソコン用デスクがホームセンターで販売されている市販の材料を使用すると簡単に作ることができますのでご紹介します。

目次

1.最初にパソコン用デスクのスケッチ図を書く

2.スケッチ図を基に材料拾い

3.ホームセンターなどで市販の材料を購入

4.購入した材料を基に設計図を書く

5.デスクの組み立て手順
☞5-1 棚用支柱の両端から、上部142㎜、下部58㎜を鋸でカットします。
☞5-2 仮組をします。
☞5-3 次に棚用支柱と棚板を固定します。
☞5-4 次に棚用支柱と天板を固定します。
☞5-5 上側の棚用支柱と天板および棚板の木ネジ結合ができたら、全体を反転させて未固定の棚用支柱を上に持ってきます。
☞5-6 5-3と同様にして、棚用支柱と棚板を固定します。
☞5-7 5-4と同様にして、棚用支柱と天板を固定します。
☞5-8 棚用支柱と天板および棚板の木ネジによる固定が完了したら、デスクを使用できるように立てます。

6.パソコンの設置

7.塗装

1.最初にパソコン用デスクのスケッチ図を書く

パソコン用デスクスケッチ図パソコン用デスクはホームセンターの家具売り場に行けばいろいろタイプが販売されています。
たてに2~3段になったものが多いです。

高さのあるものを壁際に置くと狭い空間では圧迫感を覚えますから、通常使用するデスクの位置にすべてを置くようにすると部屋に落ち着きがでます。
よく使用されている事務用の机は、幅1,000㎜×奥行700㎜×高700㎜が標準です。

パソコン用デスクの広さは、デスクトップ型パソコン、モニター、プリンターの3種類を設置できるのが最低条件です。
デスクの上で本を読んだり、レポートを書くスペースがあると、なお便利です。
この大きさを目標に、市販されていて入手しやすい材料を使用してパソコン用デスクをDIYで作ります。

製作に当たり最初にスケッチ図を描きます。
最初に机の上に置くデスクトップ型パソコン、モニター、プリンターの大きさを確認します。

・ デスクトップ型パソコン 横幅240㎜×高90㎜×奥行320㎜
・ モニター        横幅510㎜×高390㎜×奥行200㎜(台座奥行)
・ プリンター       横幅400㎜×高150㎜×奥行320㎜

この3点が机の上にしっかり収まるよう工夫します。

下側の棚にパソコンを置いて、モニターを天板の上に、プリンターはスキャン作業する際
上蓋を開閉するので、天板の上に置くようにします。
下側の棚に空きスペースがありますから、コピー用紙や書物を置くこともできるので、きれいに整理整頓できます。

2.スケッチ図を基に材料拾い

スケッチ図を基に、材料拾いをします。
材料は次のようになります。

・ 天板 横900~1000㎜×縦600~700㎜×厚15~20㎜ 1枚
・ 棚板 横900~1000㎜×縦400~500㎜×厚15~20㎜ 1枚
・ 柱  長700~900㎜ 4本
・ 木ネジ(木材接合用)

この材料でデスクを作ることができます。

3.ホームセンターなどで市販の材料を購入

ホームセンターの資材コーナーに行くと、天板や棚板用として集成材の板や、カラー塗装されている板材が販売されています。
また、棚用支柱(写真参照)が販売されています。

ホームセンターなどで市販の材料を探すと、天板や棚板用に大きさ横900~910㎜×縦600㎜×厚18㎜、横900~910㎜×縦450㎜×厚15㎜のものがあります。
棚用支柱は、縦60㎜×横25㎜×長900㎜で、棚をのせるための溝が100㎜間隔に19㎜の幅で11㎜の深さに掘られています。

無塗装の集成材、カラー塗装してあるものは、ホワイト、ブラウン、ブラックの3種類があり、好きなカラーを選ぶことができます。
集成材棚板
カラー棚板
市販材料 棚用支柱

実際に購入した製品は次のとおりです。
天板用棚板 縦600㎜×横910㎜×厚18㎜ 1枚
天板用棚板 棚板用棚板 縦450㎜×横910㎜×厚15㎜ 1枚
 棚用支柱  縦25㎜×横60㎜×長900㎜  4本
棚用支柱 木ネジ   ステンレス製皿頭半ネジ木ネジ M4×55㎜
木ネジ]デスクの組立に使用する工具
工具市販の棚用支柱と棚板を使用すると、簡単に組み立てることができます。

使用する道具は、棚用支柱の長さ調整に使用するカット用鋸と、棚用支柱と棚板を結合する木ネジのねじ込み時に使用するプラスドライバーの2つだけです。

鋸は、替え刃のみを購入して柄の部分にダンボールをまきつけ針金を通してダンボールが動かないようにしてガムテープを巻いて養生して作ると十分使用に耐えられます。
他に鋸を使う目的のない人にとっては安価にできる方法です。

4.購入した材料を基に設計図を書く

設計図設計図を書いてから製作に取り掛かると、寸法加工や仕上がり寸法を間違えることがなくなります。
物を作るとき設計図は必要です。

デスクの場合、天板の高さが重要ですから、今回柱の高さを決める必要があります。

棚用支柱の溝の位置は、下から40、140、240、340、440、540、640、740、840㎜とあり、デスクの甲板の高さを700㎜にするためには、柱の溝の高さは、柱の溝の高さ=700-板の厚み=700-18=682㎜

棚用支柱の市販材料の溝の位置を682㎜に合わせるには、下部の部分をカットします。
カットする長さ=740-682=58㎜

甲板から上の部分の柱は邪魔になりますからカットします。
柱と甲板の結合を強固にするめに溝の上部10㎜残すと、カットする長さ=900-(58+700)=142㎜になります。

5.デスクの組み立て手順

デスクの組み立ては、次の手順で行います。

5-1 棚用支柱の両端から、上部142㎜、下部58㎜を鋸でカットします。

棚用支柱 加工

5-2 仮組をします。

最初に棚用支柱2本を下側の棚板の奥行450㎜にぴったり合うように支柱の外側間を450㎜にして置きます。
天板と棚板を棚用支柱の溝に入れ、動かないようにテープを貼り付けて仮固定をします。
さらに、天板と棚板の上に棚用支柱2本置き溝の中に天板と棚板をはめ込み、テープで固定します。
これで仮組み完了です。
仮組み

5-3 次に棚用支柱と棚板を固定します。

棚用支柱には、溝に合わせて2個の下穴が開けてあります。
棚用支柱の外側と棚板の外側を合わせ、棚用支柱の下穴に木ネジを差し込み、手でしっかり持って固定してから、ドライバーでねじ込んで行きます。

木ネジの皿頭が支柱の平面から飛び出していないようになるまで木ネジをねじ込みます。
さらにもう片方の棚用支柱も同じように外側が棚板と同じ平面になるようにしてから、ドライバーで木ネジをねじ込みます。

棚用支柱と棚板の固定箇所は全部で4箇所、木ネジ4本を使用します。
使用する木ネジは、皿頭半ネジを長さのなるべく長いものを使用すると結合力が強くなります。
組立中1

5-4 次に棚用支柱と天板を固定します。

支柱から天板の出の長さは同じにして、棚用支柱側から天板に木ネジをねじ込み結合します。
棚用支柱と天板の固定箇所は全部で4箇所、木ネジ4本を使用します。
組立中2

5-5 上側の棚用支柱と天板および棚板の木ネジ結合ができたら、全体を反転させて未固定の棚用支柱を上に持ってきます。

反転させたら、再度棚用支柱を天板と棚板の上に載せて棚板が垂直になっていることを確認します。
棚用支柱と棚板との垂直は、棚用支柱から下げ振りを下げて錘を吊り下げた糸が棚板と平行であることで確認できます。

簡易な下げ振りの作り方は、50円玉に糸を結びつけ、ぶら下げるところに画鋲を打ち、画鋲の根元に糸を結びつけ支点としてぶら下げます。
下げ振り垂直確認

5-6 5-3と同様にして、棚用支柱と棚板を固定します。

5-7 5-4と同様にして、棚用支柱と天板を固定します。

組立中3

5-8 棚用支柱と天板および棚板の木ネジによる固定が完了したら、デスクを使用できるように立てます。

これでパソコン用デスクの組立完了です。
万一、デスクの脚の長さが不ぞろいでカタカタするときは、薄いゴム板を柱の下に張りつけ調整します。
デスク完成

6.パソコンの設置

デスクパソコン設置デスクがカタカタしないことを確認したらデスクの上にデスクトップ型パソコンを設置します。
棚の上にパソコンを、天板の上にモニターとプリンターをおいて、相互に結線します。
キーボードとマウスを取り付けて、電源を差し込むと使用できます。

パソコン用デスクで大切なことは、デスクトップ型パソコン本体が熱を持ちすぎないように、周囲に放熱をさえぎるものがないようにすることです。
パソコン本体を前後左右が開放されている棚に置くことによって熱の放散が確保できるので安心して使用できます。

7.塗装

塗装はデスクの使用する人の好みです。
屋内でパソコン用デスクとして使用する場合、塗装してなくても十分使用に耐えます。
塗装したいときは、水性ペイントや水性にニスが塗りやすいです。
2回塗りすると仕上がりがムラなくきれいになります。

- 2017年10月17日