綺麗を維持出来る玄関掃除と対策

玄関を見れば、その家庭がわかるという人がいるくらいに、玄関は、実は大事な場所であります。

家の顔ともいうべき玄関は、知り合い以外の人でも荷物の配達員の方なども出入りするので、綺麗にしておきたいと思いつつ、気が付いたら床が泥だらけになっていたり、靴の臭いが気になったりと何かと気になる場所です。

小さいお子さんや外回りの仕事が多い方などは特に気になるかと思います。

そんなときに役立つ掃除方法や対策をお教えします。

目次

1.玄関は掃くだけではなく、拭く習慣をつける

2.靴箱の掃除方法と湿気と臭い防止対策

3.玄関マットの掃除

4.インターホンの掃除方法と汚れ防止対策

5.表札の掃除方法と汚れ防止対策

6.ドアの掃除方法と汚れ防止対策

7.玄関横の棚と傘立ての掃除方法と汚れ防止対策

8.床の掃除方法と汚れ防止対策

9.まとめ

1.玄関は掃くだけではなく、拭く習慣をつける

拭き掃除
玄関は、掃き掃除をする方は多いと思います。
そこに最後に拭き掃除をプラスするだけで、玄関の綺麗さが変わってきます。

拭くときに、水で濡らし、固く絞ったぞうきんでも良いのですが、重曹水を使って拭くとより綺麗になります。
重曹には磨き剤としての効果と脱臭効果もあるので、玄関周りの掃除にはうってつけのアイテムとなります。

重曹水の作り方ですが、ボトルなどに重曹小さじ1杯に対して水100mlを加え、よく振って混ぜます。
汚れが酷い場合は、40℃から45℃のお湯に混ぜることをおすすめします。

ここで気をつけたいのが、水の温度です。
60℃以上のお湯を使うと別の物質に変化してしまい、汚れを落とす力が強くなってしまうので、手が荒れたり、重曹で磨いたところが剥がれたりする恐れがあるので気をつけましょう。

掃除をする習慣がついてきたら、汚れも溜まりづらくなるので、水拭きと乾拭きだけでも綺麗になるようになります。
水拭きと乾拭きするのが面倒な方や水拭きが出来ない素材をお使いのご家庭は、半乾拭きをすると良いでしょう。

まず、薄手の浴用タオルを使用し、タオルを二つ折りにして、半分だけ水で濡らします。
濡れた部分は、しっかり絞ります。
タオルをひらいて、湿った部分が内側に来るように乾いた部分で包むように重ねます。

そして、もう一度固く絞ります。
これが半乾拭きです。

薄手の浴用タオルはよく使用するので、使わなくなった際は取って置いて、掃除のときに使用すると色々な用途で使えます。

そして、拭き掃除をする前に、細かいところのゴミやホコリは歯ブラシや綿棒を使い、かきだしておくとより綺麗になります。

そして、掃除をするタイミングですが、人が動き出す前の朝が一番良いとされます。
これは、玄関以外の掃除の場合もいえることなのですが、日中から夜にかけて、人が動いている中で舞い上がり続ける微細なホコリや細かなゴミは、床に落ちるまで数時間かかると言われています。

寝静まり空気の動きが止まると舞い上がっていたホコリや細かいゴミが床に蓄積します。
蓄積しているタイミングで掃除をすることが一番汚れを綺麗にとれるタイミングでもあります。

他の部屋は毎日掃除をすることがあっても、玄関周りを毎日掃除するのが気が進まない方は、特に朝起きてすぐに掃除することをおすすめします。

特に玄関まわりは人の出入りがあるため、他の部屋と比べても空気の動きがあるため、外からの砂や土汚れも入ってくるので、掃除の回数に比べると汚れが溜まる機会が多いのです。
そして、朝、玄関周りが綺麗になっていると気分も上がるのでおすすめです。

そして、掃除する箇所とポイントを洗い出してから掃除を行いましょう。
効率よく掃除をするためには、どこをどの順番で掃除するのが良いのか、始める前にわかっておくことが必要です。
ですので、以下に掃除ポイントを上げました。

そして、掃除をする順番ですが、上から下に掃除することで、ホコリやゴミをより取り除けるので、床掃除は最後にするようにしましょう。

そして、玄関周りはあまり掃除することがない方も多くいらっしゃると思います。
ですので、掃除後にすぐに出来るそれぞれの汚れ防止方法もご紹介いたします。

2.靴箱の掃除方法と湿気と臭い防止対策

靴箱の掃除
下駄箱掃除というと、年に数回しかやらない方も多いのではないでしょうか。
目について掃除しなければと思っても、時間があるときでいいやと後回しになってしまうもの。

ですが、靴箱のやっかいなところは、臭いと湿気がこもりやすい点です。
湿気を放置しておくと、革靴などにカビが生えてしまったり、臭いを放置しておくと、玄関にまで臭いがしてしまったりと問題が生じやすくなります。
ですので、事前の対策が必要になります。

まずは、靴を全て外に出し、靴箱を空の状態にします。

靴は、歯ブラシなどのブラシで靴についている土や泥を落とします。
靴底は特に念入りに落とします。

次に、空になった靴箱のゴミや土を掃きだします。

掃き掃除が綺麗に出来ず苦手という方は、掃除機で一気に吸ってしまいましょう。
その時に、大半の方は直接掃除機の口をつけたくないと思います。

ですので、その対策としてペットボトルを掃除機の吸い込み口に合うようにカットしたものを装着しましょう。
そうすることで、掃除機の吸込み口が汚れる心配もありません。

そして、乾いたぞうきんに重曹水をふきかけ、隅々までてきちんと拭きましょう。
拭き終わったら、靴箱に靴を戻しましょう。

湿気が気になる方は、靴を戻す前に新聞紙を敷くことをおすすめします。
そうすることで、靴箱の湿気を防止することが出来ます。
新聞紙を敷くことに抵抗がある方は、100円ショップなどで可愛い和紙などをひいても効果があります。

そして、湿気防止対策と臭い対策の両方に効果がある方法として、小皿に重曹の粉を盛って入れておく方法があります。
それだけでも効果はありますが、ミントなどの殺菌効果のあるアロマオイルなどを三滴ほどたらしておくとより効果があります。

置く場所ですが、靴箱の下の段が一番湿気が溜まりやすいので、下の段に置いておきましょう。

そして、掃除する回数ですが、季節の変わり目にするのがおすすめです。
もし、それが難しいようであれば、年に2回程度はするようにしましょう。

3.玄関マットの掃除

玄関マットの掃除
玄関マットはお子さんがいる家庭では汚れやすいものです。
ものによっては、水洗い不可のものもあり、手入れが案外難しいものもあります。

放っておくと、汚れだけではなく、ダニが繁殖しやすいので、掃除をするのが億劫に感じる方は、マットを敷かないのもひとつの手です。

ですが、玄関から入ってくる砂汚れ防止の役目も玄関マットにはあるので、最初に掃除機でよく砂やゴミ、ホコリ汚れを吸い取りましょう。

そして、水洗いできるものに関しては重曹パウダーを振り掛け、たわしでよく擦ります。

最後に、水で汚れと重曹を洗い流した後、しっかり乾かします。

水洗い出来ないものに関しては、掃除機をかける前に、重曹パウダーをふりかけます。
手でよく全体に馴染ませた後に、掃除機でしっかり重曹を吸い取っていきます。

ダニなどが気になる方は、アイロンのスチームをマットから10cmほど放しながら当てていきます。
その後で、再度、掃除機をかけるとダニ対策になります。

4.インターホンの掃除方法と汚れ防止対策

インターホンの掃除
歯ブラシでスピーカー部分や細かいところのホコリをかきだしていきます。

そして、重曹水をふきかけたぞうきんで拭いていきます。

狭い隙間などには、割りばしにキッチンペーパーやぞうきんをあてたものを差し込み、磨いていきます。

最後に乾拭きをしましょう。

インターホンも他のところと同様に、普段あまり掃除をしない箇所になるので、汚れ防止対策をしましょう。

衣類や靴用に使用する防水スプレーを使用します。
防水スプレーは汚れ防止になるだけではなく、表面をコーティングしてくれるので、手あか汚れ防止にも効果があります。

そのままスプレーで吹き付けるとムラになってしまうので、ムラなく綺麗に塗るためにも、布や綿棒に吹き付けましょう。
そうすることで、綺麗に塗ることが出来ます。

そして、掃除回数ですが、年に1回はするようにしましょう。

5.表札の掃除方法と汚れ防止対策

表札の掃除
表札もあまり掃除しないかもしれませんが、汚れていると気になってしまうもの。
そこで、掃除出来る時に、念入りに掃除して、掃除の回数と手間を省くためにも、汚れ防止をしましょう。

表札は細かい凹凸部分が多いので、綿棒を使って汚れを拭き取っていきましょう。

そのあとに、重曹水を吹きかけたぞうきんで表札全体を丁寧に拭いていきます。

汚れがひどいところは、重曹水をふきかけながら、アクリルスポンジなどでこすっていきましょう。
綺麗になったら乾拭きをします。

そして、表札の汚れ対策ですが、ここではリンスが役に立ちます。

リンス3滴ほどを1Lの水に混ぜたものを表札の表面に薄く塗っておきます。
リンスには静電気防止効果があるので、塗っておくことで、膜が出来て、細かいゴミやホコリがつきにくくなります。

こちらも掃除回数ですが、表札はその家の顔ですので、季節の変わり目にはするようにしましょう。

6.ドアの掃除方法と汚れ防止対策

ドアの掃除
歯ブラシでドアノブ周りや鍵穴など細かいところのホコリやゴミをかきだします。

ドアノブというと、毎日触るところであり、実は手あかなどの汚れがかなりついています。

そこで、重曹水をぞうきんにふきつけ、ドアノブ全体を拭いていきます。

ドア全体も同じように拭いていき、最後に乾拭きをしていきます。

ドアノブ周りの汚れ防止対策として、マウスウォッシュが効果的です。
マウスウォッシュには、クエン酸とフッ素が含まれており、クエン酸には汚れを落とす効果があり、フッ素には汚れを防止する効果があります。

掃除で汚れを拭き終わった後に、キッチンペーパーにマウスウォッシュをしみ込ませたものでしっかり拭くと汚れがつきにくくなります。

ただ、ドアノブが真鍮の素材の場合は、錆びてしまう場合があるので、なんの素材で出来ているのか確認してから使用するようにしましょう。

掃除する回数ですが、ドアノブ部分に関しては良く触るところなので、2カ月に一回程度は拭くことをおすすめします。

7.玄関横の棚と傘立ての掃除方法と汚れ防止対策

玄関横の棚と傘立ての掃除
棚のものを一度すべて別の場所に移し、しっかり水拭きまたは半乾拭きをしましょう。

玄関横の棚は色々おいてしまいがちですが、必要最低限のもの以外は、出来る限りものを置かないようにしましょう。
物を置く場合は、拭き掃除をしやすいように、大きめな置き物や、鍵など小さなものを置く場合は、小さなかごなどにまとめておけるようにしましょう。

そして、傘立ての掃除ですが、傘は一度全部出してしまいます。

その時に、あまり使っていない傘や傘立てに入りきらない傘は思い切って処分してしまいましょう。
引き続き使用する傘は、ホコリなどを払い落とし、ぞうきんで乾拭きしましょう。

そして、傘立てですが、傘立ての下はゴミやホコリの貯蓄場所になりやすいです。
ですので、傘立ての下もしっかり水拭きをして、最後に乾拭きをするようにしましょう。

毎回、傘立ての掃除をするのが億劫だという場合は、傘立ての底に丁度良いサイズのプラスティック製の食品保存容器を敷いておくと、そこに汚れやホコリやゴミが溜まりやすくなるので、その容器を汚れたら綺麗にすれば良いので、楽になります。
高さのある容器を使えば、ホコリが舞い上がって床に移動することも少なくなります。

玄関を掃除しても気がついたら大きめなホコリが現れる場合は、傘立てなどの置き型の什器周りに溜まっていたホコリが流れてきている可能性があります。
ですので、可能な方は、傘立てはおかず、傘を掛けて収納できるようにした方が玄関掃除も楽になります。

他の場所の掃除でもいえるのですが、床に設置する「置き型」から壁や柱などに掛ける「掛け型」にすることで汚れにくくなります。

掃除する回数ですが、年に1回程度はするようにしましょう。

8.床の掃除方法と汚れ防止対策

床の掃除
床を掃くときに、茶殻を撒いてからほうきで掃くと綺麗に取れます。
これは、程よく湿っている茶殻にホコリやゴミがくっつき、ホコリや細かいゴミが舞い上がらず綺麗に取れるからです。

茶殻がない方は、湿らせた新聞紙を小さくちぎったものを床に撒いてからほうきで掃いても同じような効果があります。
これは、畳での掃き掃除でも使える方法です。
覚えておくと使えると思います。

そして、茶殻にゴミやホコリをつけるような感じで、床を隅からしっかり掃いてゴミを一か所にまとめたら、湿った新聞紙で拭き取るようにゴミを掴み取ると綺麗にとれます。

ゴミを綺麗に取ったら、気になる汚れがあるところは、重曹水を吹きかけて、ブラシなどでこすって汚れを落としていきます。

気になる汚れを落とした後は、乾いたぞうきんに重曹水を吹きかけて、丁寧に拭いて行きます。

床の汚れ防止対策ですが、床はこまめに拭くことが一番の対策になります。

半乾拭きのぞうぎんで2週間に一回程度、軽く拭いておくだけでも床の状態が変わってきます。

9.まとめ

いかがでしたでしょうか。

玄関掃除はついで掃除でやっても気合いをいれてやるのは大掃除の時くらいという方や、出来れば手を抜きたい方は、掃除の後に汚れ対策をすることで掃除する回数を減らすことが出来るので、一度試してみてはいかがでしょうか。

- 2017年09月22日