1DKで快適に暮らす。おすすめインテリアやレイアウトを総チェック!

1DK

1DKに住んでいる多くの方は一人暮らしか、同棲しているカップル、あるいは結婚してまだ数年、という二人暮らしなのではないでしょうか。

1DKはワンルームの部屋とは違い、料理をする場所、そして食べるエリアであるキッチンとダイニングが、プライベートなベッドルームと完全に分かれているのが大きな魅力の間取りです。

でもふたつの異なるシーンを演出できる1DKでも、暮らしていると小さな不満も出て来がち。
特に部屋のサイズによっては、好みのインテリアが出来ない、収納が足りないなど、すぐに解決策が見つからない問題点が出て来る事もありますよね。

ここでは気になる1DKのレイアウトや、おすすめコーディネートを実例とともにご紹介します。
今住んでいる1DKでちょっぴり気になる箇所がある方は要チェック!
気になるコーデを見つけたら、是非自宅のインテリアに取り入れて下さいね。

1DKとは

1DK・間取り

1DKの間取り

1DKとはどんな間取りなのか、ご存知ですか? 1Kや1LDKとどんな違いがあるのでしょうか。
DKの意味はダイニングキッチン。つまり上記の間取りのように、ひとつの個室プラス、ダイニングキッチンの間取りが1DKと呼ばれています。

1Kはひとつの個室プラスキッチンとなり、1DKとの差は『ダイニングエリア』があるかどうか。
また1LDKとの違いはリビングに価するエリアがあるか無いか、の差になります。1Kよりは広く、1LDKよりは小さい、丁度中間の間取りが1DKとなります。

このDK、ダイニングキッチンにあたる部屋のサイズはさまざまで、小さいものは4畳ほどのサイズから。
これだとダイニングテーブルを置くと、かなりギリギリのサイズとなります。
また逆に、大きくなると8~10畳のものもあるので、このサイズだと小さめのソファや食器棚なども置けて、リビング代わりとしても使えそうです。

1DKで暮らすなら、もちろん大きなサイズのダイニングキッチンが好ましいですが、広さは自分の生活スタイルや、その家の地域や家賃などと検討して選ぶ事になるはず。

でも狭いDKでも工夫次第で居心地の良い場所に作り上げられます。レイアウトやコーディネート等、気になる点をチェックしてみましょう。

気になる1DKのレイアウト

1DKのレイアウト

1DKに住んでいる人にとって、やっぱり気になるのはレイアウトのテクニックではないでしょうか。
特にリビングスペースがない1DKでは持ち物に制約が出て来るので、居心地の良い空間にしようと思うと苦労する点が出て来るかもしれません。

知らず知らずのうちに増えてしまう荷物、お気に入りの家具を見つけても置くスペースが見つからない、住んでいてもどうも居心地が悪いなど、気になる点がある方もきっといるはず。

もしも今住んでいる1DKが使いにくいと感じたら、レイアウトについて考える時かもしれません。
ものが増えすぎて困っていたら、厳選して持ち物を減らす。これから家具を買う方は、自分の生活のスタイルを真剣に考える。


毎日過ごす場所ですから、自分の部屋は世界中で一番居心地の良い場所であって欲しいもの。
部屋のサイズと暮らし方に似合ったレイアウトを試みれば、きっと今までよりもずっと快適な毎日を送れるはず!

ここではタイプ別で見る、1DKのレイアウトを考えてみましょう。

1DKのメインルーム、ダイニングキッチンのレイアウトを考える

DKのレイアウト

1DKに住んでいたら、帰宅した時に真っ先にたどり着く部屋。そしてゲストが来た際に最初に目にする場所であるのがダイニングキッチンです。

この部屋をどうレイアウトするかで、その家の印象も大きく変わって来るはず。
まず自分のDKのサイズを良く把握しておきましょう。そして必要な家具のサイズを知る事です。
それは自分の暮らし方を真剣に考慮することから始まります。

毎日の生活が忙しく、しっかりとした料理は週末にしかしない場合や、友人を家に招く事もあまりない、という人には大きなダイニングテーブルは不要です。
逆に家で仕事や趣味の作業を行う時や、料理が生活の息抜きであるなど、テーブルをメインとした暮らしを送る方にとっては、他の家具を省いてでも好みのテーブルを選ぶべき。

家で過ごす時、自分にとって大切にしたい時間はどんなものなのか、じっくり見極める事によって、どんなサイズの家具が必要なのか自然に分かって来るでしょう。

ダイニングキッチンに置く家具のサイズが決まったら、いよいよ次はレイアウトです。住んでいる1DKの条件からぴったりなレイアウトを見つけて下さいね。

狭いDKも怖くない!カウンターでスツールを活用する

DKでカウンター&スツールを活用する

1DKは個室がひと部屋プラス、ダイニングキッチンの間取りですが、このDKの部分がとても小さい場合もあります。
1Kとあまり変わりはないんじゃないの?と思わず聞いてみたくなるサイズの場合、ダイニングテーブルを置く事すらままならない場合も。

もしDKが狭くても、キッチンにカウンターがある場合は迷わずそこをテーブル代わりにしてしまいましょう。
こちらは小さなDKでも、脚部の長いスツールを置いた事によって空間が生まれ、スッキリと見えるレイアウト。
狭いダイニングも広く見せ、かつ空いたスペースを有効に使えます。
コツはカウンターの上を荷物置き場にしない事!

カウンターはキッチンと繋ぎの役目もあるため、ついつい細々としたものを置いてしまいがち。
ふと気付くとカウンターは雑誌やペンの類、カトラリーやカップなどの食器類などで埋め尽くされてしまうことも。

気を付けないと、食事をする事もままならない、なんて状況に陥るはめに。

カウンターをテーブル代わりにする時は、スッキリと整然とした状態にする様心がけましょう。

狭さを克服!折り畳みテーブル&チェアを利用する

折り畳みテーブル+チェア

狭いDKの場合、キッチンにカウンターがあればテーブル代わりに使えますが、オープンキッチンの場合だとそんなわけにもいきません。
ダイニングテーブルを置くスペースも厳しい場合には、折り畳みテーブル&チェアを活用するのがおすすめ!

今は一人用のガーデンテーブルや、キャンプ用のアウトドアグッズなどさまざまなアイテムを室内用としても利用出来るので、これを使わない手はありません。
折り畳む事が出来るので、使用しない時には部屋の隅に片付ける事も可能です。

表に出している時はインテリアの一部になってくれる、デザイン的にも優れて素敵なものがたくさん販売されているので、好みのデザインを見つけてみましょう。
特にキャンプ用のアウトドアグッズはしっかりとしながらも、フォルムはシンプル&シャープに設計されているので、部屋を広く使いたい時にはもってこいのアイテムです。

狭くて使いづらいと思っていたダイニングキッチンも、アイデア次第で広く見せる事が出来、居心地の良い場所にきっと変身出来るはず!

1DKに置く家具は、素材やデザインも要チェック!

素材やデザインを重視したダイニングテーブル&チェア

料理が好きな方は一人で食事を楽しむ以外にも、友達を招いて手料理を出すのが大好き、という人もいるに違いありません。

そんな料理好きの方は、もしDKにダイニングテーブルを置けるスペースがあるのなら、ちょっぴり大きめのテーブルが欲しいところ。
でもテーブルを選ぶ時はサイズ以外にも素材やデザイン、フォルムも考慮する事を忘れないようにしましょう。

テーブル、そしてチェアはデザインがとっても豊富。使っているマテリアルやシェイプによって、見た目の印象ががらりと変わる家具でもあります。
好みのデザインであることはもちろん、部屋が狭く見えないか、使いにくくないか、購入前に熟考してみましょう。

こちらはある程度のスペースを持つDKに、シャープな印象を持つモダンなテーブルを配置。それに合わせてスタイリッシュな脚部が特徴のチェアを合わせ、シンプルかつスマートな雰囲気を作り上げています。

キッチンはただでさえ、ものが多く溢れてしまう場所。スッキリ、スマートに見せたい時に参考になるレイアウトです。

コーナーを上手に利用する

コーナーにテーブルを

DK、ダイニングキッチンは間取りによって窓が大きい場合と小さい部屋が存在します。もし窓が納得のいくサイズのDKだったら、ぜひ太陽の光を存分に楽しみたいもの。

人間だって草木や植物と同じ生き物、移り変わる季節を肌で感じていれば毎日の暮らしもきっと心地良く過ごせるでしょう。
DKで一番太陽を感じられる場所にダイニングテーブルを置けば、毎朝の目覚めも違ってくるはず。生まれたての朝日を浴びて、快適な一日をスタート出来そうです。

窓辺にテーブルを置くレイアウトでおすすめは、こちらのようにコーナーを上手に利用してテーブルを設置するタイプ。
丸いテーブルは角に使用しない部分が出て来てしまい、スペースに問題がある場合ではあまり有効的ではないのですが、こちらのように部屋のコーナーを椅子代わりにすれば、空いたエリアも無駄なく使えるので、狭い部屋でもおすすめのスタイルです。

また、流動的な曲線を持つ家具は部屋を柔らかく見せる効果あり。木目調の家具と合わせれば、優しい時間が流れる部屋作りにきっと一役買ってくれるでしょう。

 

発想を変えて、ダイニングキッチンを有効活用!

テーブルを置かないDKのレイアウト

1DKと1LDKの違いはリビングルームの有無ですが、部屋でゆっくりくつろぎたい人にとっては、リビングエリアが無い事は、とても大きなネックとなります。
仕事で疲れて帰って来たら、のんびりと過ごしてリラックスしたい…。

忙しい毎日を送る人たちにとっては、家は心と体の休ませられる、大切なオアシス。自分にとって、一番過ごしやすいレイアウトにしたいですよね。

『ダイニングキッチン』と聞くと、ついダイニングテーブルとチェアを置かなくては、と思いがち。
しかし日本人は以前は床にちゃぶ台で過ごしていたのですから、同じようにダイニングテーブルを排除して、ローテーブルとラグを用いれば、ダイニングエリアだってリビングに早変わり!

こちらは小さめのテーブルやクッションなど、小振りの家具を用いてシンプルに徹したコーディネート。
TVをメインファニチャーとして、コンパクトにまとめているので、ものが多くても決してごちゃごちゃと感じさせません。

またDKエリアが狭い場合でも、低めの家具は部屋を広く見せてくれるので、高さを感じさせるダイニングテーブルやチェアよりもスッキリとした印象を与えてくれるでしょう。

次のページ>>スッキリするキッチン収納テクニック

1DK暮らしに欠かせない!キッチン収納テクニック

キッチン収納

1DKに住んでいたら、一人暮らしの方も、同棲中のカップルも、収納で悩むのはきっと同じ。
衣類の収納ももちろんですが、リビングルームがない1DKでは、キャビネットなどを置くスペースがなく、使えるのは備え付けの収納家具だけ、と言う場合もきっとあるはず。
料理好きな方は特に、毎年増えて行くキッチングッズの収納に頭を抱えている方も多いのではないでしょうか。

1DKではスペースに制約がある場合が多いので、今ある家具以上は増やせない場合が殆どです。それでも収納テクニックさえ身に付ければ、今のサイズの部屋でもスッキリ、シンプルに暮らせるはず!

ここではささやかだけれども、キッチン収納に欠かせない大切なテクニックをご紹介します。これから1DK暮らしを始める方も、最初にこの秘訣を知っておけば、きっと後で役に立つはず!
片付け上手になって、美しいキッチンを保って下さいね。

ボックスやトロリーを活用しよう

ボックスやトロリーをキッチン収納に

スペースの限られたキッチンだと、新たな収納家具を増やす事は不可能な場合もあります。それでも増えて行くキッチングッズや調味料、食器類やカトラリー。
毎日使うものだから、使いやすい場所に収納したい…。
そんな願いを叶えてくれるのがトロリーやボックスです。

トロリーは場所も取らず、移動も楽なので用途によって必要なポジションへセッティング。
またボックスは自分好みで縦にしたり横にしたり、後に数を増やしたり。スペースや目的に合わせてフレキシブルに対応してくれるのが魅力です。

こちらはスチール素材を使ったトロリーはブラックカラーでシャープな印象にキメて、ナチュラルテイストたっぷりの木材のボックスと異なるマテリアルを上手にミックス。
シンプルモダンな雰囲気を作り上げてくれる恰好のアイテムです。

ボックスやトロリーといったお役立ちアイテムは、部屋の中では目立つ存在になるため、価格重視でチープな素材を選ぶとインテリアの中で浮いてしまう事も。
他のアイテムとのコンビネーションを考えて選ぶ事を忘れずに!

食器はかたちを合わせてチョイス

食器のサイズ

料理雑誌を読むのが好きだったり、料理を綺麗に盛り付けをしたい人にとっては、可愛くおしゃれな食器をショップで見たら、すぐにでも家に連れて帰りたいと思うもの。
それはきっと、毎日作るお馴染みの料理でも、特別なお皿に盛れば見た目も味もぐっとアップする事を知っているからでしょう。

それでも1DKという限られた大きさの中では、食器類の保管も重要な問題となってくるはず。1DKに住む人の多くは一人暮らしか、カップルの人たち。
本当にその食器の量が今の暮らしに必要なのかどうか、収納で悩んでいる方は一度見直した方が良いかもしれません。

それでもどうしても食器が捨てられないという方や、これからも増えていくに違いないと確信している食器マニアの方は、器のフォルムを重視して選ぶようにしましょう。
収納個所がさほど大きくない場合には、器は重ねておけるもの、と決めておくと後に収納しやすくなります。

四角い皿やオーバル型など、スタッキング出来ない食器は、今後大きな家に引っ越した時の楽しみにとっておくこと。

積み重ねる事が出来る、今ある食器と似たようなかたちであれば、数多くの器を保管する事が出来ます。

キッチンツールはハンギング!

ハンギング収納法

サイズの決まったキッチンの中で、増殖していくのはお皿などの食器類だけではありません。料理上手な人や、新しいレシピにチャレンジするのが好きな方は、きっとさまざまなキッチングッズを持っているはず。

サイズもフォルムも数多くの種類があるキッチングッズは、たとえ大きな収納があっても上手に整理整頓するのは至難の業。
もしもあまり収納にスペースが割けない場合は、毎日の料理で使うキッチンツールはハンギング法を使ってみるのはいかがでしょう。

こちらはキッチンの壁に木材を置いて、そこへ必要なキッチングッズをハンギング。ヴィンテージ感あふれるキッチングッズと木材がぴったりマッチして、ナチュラルな雰囲気のキッチンに仕上げています。

ハンギングは表に道具が出ているだけあって、パッと目に飛び込んでくる収納法。

スッキリ、まとまりのあるキッチンを目指すなら、吊るすキッチン道具は統一感を持たせましょう。
モダンテイストやアンティーク調など、好みのスタイルや色、材質を揃えると、まとまった印象をもたらしてくれます。

1DKのベッドルーム、お手本にしたいレイアウト

ベッドルームのレイアウト

人間は人生の1/3に価する時間を眠って過ごすと言われています。どんなに疲れた一日を送っても、快適で充分な睡眠が取れれば、翌日はきっと新たな気持ちでスタート出来る。

それとは逆に、ハードな一日を過ごした後で、今ひとつ居心地の良くないベッドルームに帰る場合はどうでしょう。
いつまでも疲れは取れず、自分の家なのに帰りたくない気持ちになってしまうかもしれません。

生活の中でとても重要だからこそ、その大切な時間を送るベッドルームは家の中で一番過ごしやすい場所でなくてはなりません。

では与えられた空間の中で、どのように居心地の良いスペースを作り上げられるのでしょうか。
それはレイアウトの極意と、コーディネートのテクニックを知っていれば出来るはず。
ベッドルームを見渡して、どうも今の自分にフィットしないと感じたら、模様替えの時期かもしれません。

1DKは自分だけのお城、ベッドや家具をどのように動かすのかも自由自在!
お気に入りのレイアウトを見つけたら、きっと家で過ごす時間が今よりもっと楽しいものとなるに違いありません。

ベッドを壁際に寄せるレイアウト

ベッドを壁際に寄せるレイアウト

部屋のサイズに納得がいかない、部屋を広く見せたい、ベッドだけでなく他の家具も置きたい…。
そんな人たちに強い味方であるのが、ベッドを壁際、もしくは窓側に置いたレイアウト。
ベッドはサイズが大きく、布団などのファブリックも圧迫感を感じさせるアイテムなので、端に置く事によって部屋を広く見せ、かつ空いたスペースを有効に使う事が出来ますね。

こちらはガールズカラーであるピンクをメインにし、淡い色調を組み合わせた優しい雰囲気が特徴のコーディネート。
指し色であるブルーの使い方もとても効果的で、甘いだけでなく爽やかな印象をもたらしています。

ベッドルームをさらに広く見せるには、ロータイプのベッドを用いる事がおすすめ。

こちらのコーデのように、ベッドから天井までの空間が充分にあり、部屋にごちゃごちゃとした乱雑な印象を与えません。

また、ベッド以外の家具もすっきりとシャープなフォルムを選べば、たとえサイズが小さい部屋でも快適に過ごせるスペースになるでしょう。

狭いベッドルームでは中央にベッドをレイアウト

ベッドを中央にレイアウト

1DKに住んでいる人たちの中では、ベッドルームのサイズがとても狭い、という問題を抱えている方もきっといるはず。
特に1DKで二人暮らしの場合、ベッドはどんなにサイズを抑えても、セミダブルの大きさは必要なので、ベッドルームはベッドしか置けない、というケースもあるかもしれません。

そんな場合は、不自然なレイアウトにするよりもベッドルームの主役はベッドにしてしまうに限ります。
目指すはホテルライクな『快適な睡眠』を印象付けるレイアウト。ベッドを部屋の中央に置き、リゾートホテルのような居心地の良いベッドエリアを作り上げましょう。

こちらはベッドを中心に左右に同じスタイルの家具を置き、シンメトリーで部屋をまとまりのある空間に仕上げたコーディネート。
ヘッドボードとベッドカバーのカラーバランスが美しく、見るからに安らかな眠りを得られそうなムードです。

また、『眠る』ことを第一にベッドルームを作る場合、ライティングは重要な問題。暖かい光を提供し、かつインテリアとしても冴えるライトを探してみましょう。

こちらも左右対称に設置すると、スタイリッシュにキマるはず!

アシンメトリーなレイアウトでほどよい空間を

ベッドをアシンメトリーにレイアウト

ベッドルームのレイアウトでは、代表的なものは壁に沿ってベッドを置くか、中央に設置するスタイル。
でもいつも同じレイアウトでは飽きてしまうし、部屋のサイズによっては、室内での動きが何となくしっくりいかない事があるかもしれません。

そんな時はベッドをアシメントリーに置くレイアウトにチャレンジしてみませんか?
非左右対称のスペースを用いてベッドを置くのはちょっぴり上級者のテクニック。でもこれをクリアすれば、個性的な部屋作りに一役買ってくれること間違いなし!

こちらはベッドを中央より奥に設置、ベッドから壁までは歩ける分だけのスペースを作り、手前に広めの空間を持たせたレイアウト。
ベッドを壁や窓際に配置せず、ベッドと壁の間にほんの少しのスペースを作っただけで、実際よりも広々として見える効果を存分に放っています。

また、ブラック&ホワイトのシンプルなカラーリングも、パターンに
それぞれ違うものを用いているため、シンプルでありながら個性を感じさせる部屋に。
レイアウトとともに、ファブリックアイテムを選ぶ時にきっと参考になるコーディネートです。

次のページ>>ただ寝るだけじゃ勿体ない。プチ模様替えをしよう

ベッドルームのインテリア、ヒントをもらっちゃおう!

ベッドルームのインテリア

1DKの中でベッドルームは完全なプライベートなエリアです。ワンルームと違い、ドアを閉めれば突然の来訪でも完全にシャットアウトされているので、ひと目に晒される事もありません。

でもシークレットな場所だからこそ、その分乱雑にもなってしまいがち。忙しい毎日を言い訳に、ついつい脱いだ衣類やバッグ、雑誌や本などでベッドルームが乱れてしまってはいませんか?

快適な眠りを得るためには、快適な場所として保つ努力が必要です。せっかくの世界でたったひとつの自分専用のプライベートエリアだからこそ、美しく魅力的な場所へ変えてみましょう!

ただベッドを置いてあるだけ、ただ眠るだけ、という寝室にはさよならして、大好きなインテリアでコーディネートすれば自然と整理整頓にも身が入るはず。

今のベッドルームを少し変えたいと思っている人も、きっと今がプチ模様替えのチャンス!

ここではインテリアのヒントになるコーディネートをご紹介します。真似してみたいポイントがあったら、早速自宅のベッドルームに取り入れて下さいね。

壁の一面だけを変えるだけで、劇的に変身!

壁紙を一面だけ変える

毎日眠る場所であるベッドルームは、当然のことながら毎日目にする場所になります。
いつも同じシーンだと、大きなイメージチェンジにトライしたくなる事が出て来るかもしれません。

しかしベッドなどの大型家具は、そう簡単に買い替える事も出来ないですよね。また、部屋のサイズに問題がある時は、新たに家具を増やすわけにもいきません。

そんな時におすすめなのが、壁紙を使った方法です。今は賃貸でもOKな、楽に貼れて剥がすのもラクチン、という壁紙がたくさん出ています。
全ての壁紙を変えるより、一面だけを変えてみると、そこが強調されて部屋の素敵なアクセントになってくれるはず。

こちらは壁の一面だけをレンガ調の壁紙を使い、大胆にイメージチェンジした好例です。
シンプルだった白い壁も、NYのロフトのように早変わり!
一気におしゃれなベッドルームへ変貌を遂げました。

壁紙は大きな範囲の模様替えとなり、インパクトも大なので、どんなインテリアを目指しているのか明確にして、自分好みの素敵な柄を選んで下さいね。

DIYが苦手でもこれなら簡単! コルクボードを活用しよう

壁にコルクボードを活用

壁のイメージチェンジにトライしたくても、壁紙を貼るのはちょっと億劫、というDIYに苦手意識がある方もいるかもしれません。
また、壁のデコレーションにチャレンジしようと思っても、制約の多い賃貸では、釘を打つのも難しい場合もありますよね。

そんな時におすすめなのがコルクボードを壁に沿って貼ってしまう事。これならDIY初心者でも簡単にチャレンジする事が出来るはず。

こちらはベッドの後ろの壁にコルクボードを置いて、ナチュラルな雰囲気に仕上げたコーディネート。
コルクの持つ暖かな風合いが、ベッドルームを優しい印象に作り上げてくれています。
またコルクボードであれば、そこに釘を打ち付けても問題ありません。好きな絵を飾ったり、自由自在に楽しむ事が出来るでしょう。

コルクボードは他の色を邪魔しない素敵な脇役。

こちらのコーデのようにライティングに目立つ色を使ったり、あるいはベッドのファブリックに大胆な色合いを用いたりと、メインファニチャーでカラーリングを楽しむ事が出来るのも大きな魅力です。

オープンラックを活用しよう

小さなオープンラックで収納

日々の仕事が忙しくなると、部屋の掃除にまで気が回らない事もしばしばです。
たとえ脱いだジャケットやコートをクローゼットに仕舞う、そんな些細な事さえ億劫になってしまう事も。

でも1DKというサイズの部屋では、少しの衣類が置いてあっても何だか汚れた印象を与えがち。そんな時にきっと役立つのがオープンラックの存在です。
オープンラックはサイズの種類が豊富なので、いま必要な大きさを自由に選べるところが嬉しいポイント。

もしあまりスペースがない場合には、小さめのオープンラックを購入しましょう。
そこへは毎日の出勤などで必要なジャケットやコートだけをかける、シンプルな目的で使うのがおすすめ。
これだけでも椅子の背にかけたりせずに済むので、部屋の中を綺麗に保つのにとっても役立ちます。

通常、洋服の趣味とインテリアのテイストにはそこまで違いはないはずなので、衣類をオープンラックにかけてもインテリアから浮き上がる事はありません。

こちらのコーデのように、ぎっしり詰め込むのではなく、スッキリとしたオープンラックの使い方をトライしてみて下さいね。

自然を感じるベッドルームへ

ナチュラルテイストなベッドルーム

室内にいながらにして自然を感じる事が出来るナチュラル・インテリアは時代や年齢を問わず、いつだって大人気のスタイル。
ゆっくりと自分だけの時間を味わいたいベッドルームに取り入れている方も多いのではないでしょうか。

しかしこれからナチュラルテイストにチャレンジしたい方にとっては、ベッドルームのどこから手を付けて良いのか悩んでしまう事があるかもしれません。
今ある家具を買い替える事なく、ナチュラルな雰囲気のベッドルームにしたいなら、こちらのコーディネートがきっと参考になるはず。

ヘッドボードの代わりに木目調のボードを使い、サイドテーブルには木箱を利用。壁には流木を飾って自然がいっぱいのスタイルに。

どれもすぐにチャレンジ出来る、とても簡単でシンプルなアイデアですが、与えてくれるムードはショップのコーデにも負けていません。

インテリアのイメージチェンジは、どうも大がかりでお金がかかってしまう印象がありますが、これなら明日にでも真似出来る嬉しい方法。

ちょっと周りを見渡して、ベッドルームに活用出来る自然なアイテムがないか、探してみましょう!

大人の色彩、グレーはベッドルームぴったりなカラー

グレーを使ったベッドルーム

カラーリングはインテリアには欠かせないテクニック。上級者こそ優れた色彩感覚を持ち、部屋の中で素敵なカラーの組み合わせを見せてくれます。

もしあなただったら、ゆっくりとくつろぎたい寝室では、どんなカラーを選びますか?
ビビッドで鮮やかなカラーを使えば大胆で個性的なベッドルームに、柔らかなパステルトーンを使えばフェミニンなムード満載な寝室に。
もし、まだ自分好みのカラーが決まっていない時におすすめの色彩なのが、グレーです。

シックで大人カラーの代表とも言えるグレーは、視覚的にも落ち着かせてくれる色合い。また、他の色との相性も抜群なので、強い色調や淡いカラーともしっくりマッチしてくれます。

いつか趣味が変わったり、季節によって模様替えする時も、どんな色にも対応してくれる心強いカラーです。

こちらはグレーの柔らかな質感が感じられる大人のコーディネート。フローリングの床の色合いともしっくり馴染んでいるのが分かります。
白や黒、ブラウンなどのカラーとも素敵なマッチングで、見るからに居心地良さそうな寝室に。
ベッドルームにどんなカラーをメインとすれば良いか悩んだ時は参考にして下さいね。

住み心地の良い1DKを目指して

1DK・まとめ

1DKに住んでいるのは、一人暮らしが初めての方や、ワンルームからのステップアップ、あるいは初めて一緒に暮らす部屋として選んだカップルなど、さまざまな人がいるでしょう。
けれどどんな人であっても、自分だけのお城を住み心地の良い場所にしたいと願う気持ちはきっと一緒。

リビングスペースがない、コンパクトなサイズが気になる、収納で頭を悩ましている…。
そんな問題があっても、レイアウトのコツやコーディネートのインスピレーションを得たらきっと、今よりもっと住みやすい場所に変化するはず。

イメージチェンジを考えている方や、今のレイアウトにちょっぴり納得いっていない方は、今回の記事を参考に、今住んでいる1DKを世界で一番好きな場所に変えてみて下さいね。

- 2017年04月13日