和室のアレンジに挑戦! おしゃれに変身した部屋からヒントをもらおう

インテリアを考える時に悩みの種が和室の存在。一人暮らしで和室に住む人はどんな風にアレンジすれば、おしゃれで居心地の良い部屋に出来るのかと、考えてしまいますよね。
あるいは家の中にある和室のひと部屋。他の部屋とのインテリアの雰囲気が合わなかったり、手持ちの家具としっくり来ないため、つい物置代わりのようになったり、開かずの間と化してしまうことも。
和室をカッコよく攻略するためには一体どんなコーディネートをすればいいの?
そんなインテリア泣かせの和室も、今は古民家カフェがブームになり、自らリノベーションを手掛ける人もいて、人気が高まりつつあります。
ここではセンスを生かして和室をアレンジし、おしゃれな部屋に変身させた実例集をご紹介します。真似してみたくなるヒントがいっぱいで、すぐにでも模様替えやリフォームにチャレンジしたくなるはず!

目次

1.和室の良さをそのまま残してディスプレイしてみよう

2.和室に合うカーテン・照明・ブラインドはどんなタイプ?
☞洋室向けのカーテンやライトをそのまま利用してみる
☞和室にジャストフィットのブラインド
☞純和室にぴったりなカーテン

3.和室にベッド、おしゃれにコーディネートするテクニック
☞モダンな浪漫を感じさせるコーディネート
☞押入れも見事に利用したベッドルームに
☞低めの家具を使って部屋を広くコーディネート

4.和室にソファをどう配置する? 気になるコーディネート術
☞モダンなソファも自然に調和! 和を生かしたコーディネート
☞和室へ大きめソファをレイアウト
☞和室がクールに変身! モダンファニチャーの魅力

5.障子・ふすまの自由自在なアレンジで、和室を大胆にイメージチェンジ!
☞壁紙を使って、粋を感じさせる部屋へ変身!
☞ふすまを変えて、レトロテイストを楽しもう!
☞障子だってこんなに変わる! おしゃれにキュートに、光と遊ぶ

6.和室を自分好みのテイストでディスプレイ!
☞和室にしっくり! ヴィンテージテイストを楽しむコーデ
☞和室に映える男前インテリア
☞和室に馴染む北欧テイスト

7.和室をDIYで洋室へと大胆リフォーム!
☞ナチュラル&引き締めカラーでまとまりのある部屋へ
☞床から天井までクールにリフォーム!
☞純和風から女子憧れの部屋へ変身
☞和室の良さを生かしたリビングルームへリフォーム
☞和室がDIYでリビングルームとひとつになった!

8.和室ほどアレンジが楽しい部屋はない! 自分次第で変わる和室を楽しもう

1.和室の良さをそのまま残してディスプレイしてみよう

和室をアレンジする時に、最初に決めるのが和室をそのまま残してコーディネートするか、大胆に洋室へとリフォームするかの問題です。
賃貸であまり大きく変える事が出来なかったり、DIYはちょっぴり苦手な方、また和室の雰囲気が好きと言う方はそのままの状態を生かしてデコレーションしてみましょう。
和室のアレンジで課題となるのが、時代や流行とともにどんどん変化を遂げている現代の家具を、かつての姿のままの和室にどう合わせるか。
ソファやベッド、ライトやカーテンなどは和室に合わないのではないかと不安な方は、ここでご紹介する部屋を是非参考にしてみて下さい。
和室の持つ良さを暮らしに取り入れ、センス良くコーディネートしている部屋がいっぱいです!

2.和室に合うカーテン・照明・ブラインドはどんなタイプ?

和室をそのままの状態で、灯りや窓をどうコーディネートするかは、じっくり考慮して考えたいもの。
元々日本家屋では、木や和紙で作られたもので光を利用していたため、最近店頭で見かけるタイプの照明や、カーテン、ブラインドなどのアイテムをどう使えば良いのか考えてしまいますよね。
ぼんぼりや燭台、ランプなどで和室特有のあたたかさを美しく照らしていた時代から、現代のライトを使ってどのように美しく部屋を彩ればいい?
障子から薄く淡く差し込む光から、日差しを遮蔽する目的で作られたカーテンやブラインドをどのように活用しよう?
ここではそんな疑問に答えてくれる、和室の良さを生かしながら、光を上手に暮らしの中に取り入れたインテリアをご紹介します。

洋室向けのカーテンやライトをそのまま利用してみる

和室をコーディネートする時に、真っ先に考えてしまいがちなのが、家具や飾るアイテムをすべて和風で揃えてしまう事。でもせっかく今の時代にあるおしゃれなものを使わない手はありません。
こちらはライトやカーテンを、洋室に向いてるものを敢えて和室へ配置、見ると驚くほどにしっくりと部屋に馴染んでいるのが分かります。
つい和風で揃えてみたくなる家具も異なるテイストで合わせてみたら、日本家屋の良さを残したままで、遊び心も感じさせるモダンな和室になりました。
和室では色使いも部屋を作る大きなポイントになりますが、こちらの和を感じさせるカラーリングのテクニックは是非ともお手本にしたいところです。

和室にジャストフィットのブラインド

<span style="font-size: 8pt;">出典:<a href="http://roomclip.jp/photo/tCWy" target="_blank">http://roomclip.jp/photo/tCWy</a></span>

和室・ブラインド

こちらは和室の書院と呼ばれる、床の間と縁側との間に設ける窓形式の座敷飾りの場所を、ベースは変えずに現代風にアレンジしている素敵なコーディネートです。
書院欄間の上部に間接照明を取り入れて、ほのかな灯りを使って情緒ある雰囲気を演出。生けられた観葉植物が繊細な和のテイストを一層盛り上げてくれそうです。
窓に使用しているのはブラインドですが、意外なほど和室にしっくりマッチ。硬質なイメージが強そうなブラインドも、こちらのコーディネートのようにプリーツスクリーンを使用すれば柔らかな触感を与えてくれます。
なんと言っても和室の良さは、その柔らかな色調とあたたかな風合い。光源を上手に利用して、その良さを存分に生かしたいですね。

純和室にぴったりなカーテン

和室をモダンにアレンジせずに、伝統美のイメージで利用する際、悩んでしまうのはカーテンの選び方。
ライトは純和風を使えば問題はありませんが、面積が大きくインパクトを与えがちなカーテンは、失敗してしまうとせっかくの和室も台無しになってしまいます。
そんな時に参考になるのが、和のテイストを壊さずにコーディネートしているこちらの和室。日本古来の美意識である侘び・寂びを感じさせる色調は、和室にぴったりのカラーリング。
茶の湯や陶芸、和菓子などに使われている繊細な色合いを参考に、エレガントさを感じさせるカーテンを選べばきっと、落ち着ける静けさを持つ美しい空間になるはず!

3.和室にベッド、おしゃれにコーディネートするテクニック

和室を寝室にしている人は、ベッドのレイアウトやコーディネートについて考えた事がきっと一度はあるに違いありません。
かつては和室と言えば布団、布団と言えば和室と言うぐらい、和室は無縁の関係であったベッドの存在。でも毎日の上げ下ろしに時間のかかる布団の利用者は減り、殆どの人がベッドを使う今日この頃。
洋室であれば問題のないベッドのレイアウトやコーディネートも、一人暮らしの部屋が和室であったり、和室をベッドルームにして利用している人には避けては通れない問題です。
和室にベッドを入れて生活しているけれど、インテリア的に今いち納得のいかない方必見! 和に洋のアイテムを取り入れて、お互いの個性を生かして暮らしている人たちの実例集をご紹介します。

モダンな浪漫を感じさせるコーディネート

こちらはシックで大人の雰囲気を演出している、モダンな浪漫を感じさせるコーディネートが特徴的な和室のベッドルームです。
和室が持つ、隙のない細やかな美しさを存分に活用し、シンメトリーに設えたディスプレイがとても素敵。灯りを柔らかく見せてくれる障子が丁度良いヘッドボード代わりになっています。
壁紙、そしてファブリックに用いられたカラーリングは、グラデーション効果を上手く使った上級者のテクニック。クールなカラーのブラックが、ピリッとスパイスの効いたアクセントになっています。
ベッドは洋室にしか似合わないという概念を見事に覆してくれるコーディネートで、こちらのように和室を良さをたっぷりと堪能できるベッドルームなら、落ち着いた安らかな睡眠を得られるに違いありません。

押入れも見事に利用したベッドルームに

和室にベッドを入れている場合、大いに活用したいのが押入れです。既に枕や掛布団などはベッドの上にあるので布団をしまう必要がない押入れは、収納場所として大活躍。
でも奥行きのある押入れは、後方に入れたものが取りづらいなどの問題も。そんな時はちょっと発想を切り替えれば、押入れだって華麗に変身してくれます。
こちらは和室のベッドルームにワークスペースを作り上げた見事なコーディネート。小さめの和室が寝室兼書斎になった素敵なアイデアですね。
間接照明やグリーンを活用して居心地の良い、過ごしやすい部屋になっており、家に書斎がない方や、リビングやダイニングルームでデスクワークをしたくない方におすすめしたい方法です。

低めの家具を使って部屋を広くコーディネート

和室にベッドを置いた場合、気になるのはベッドが放つ存在感。和室はもともと低い家具が似合うようになっているため、高さや奥行きがあり、ボリュームを感じさせる家具であるベッドを置くと、圧迫感を感じることも。
和室を広く見せるためにも、ベッドはロータイプのものを選ぶと良いでしょう。
こちらのコーディネートは低めのベッドを置いて、その他の家具もロータイプで統一。壁の空いたスペースにはドライフラワーを飾り、和室が持つどこか懐かしい印象と好相性で、ノスタルジックな空間へ。
雑貨やラグ、ベッドカバーなどもナチュラルなテイストでまとめ、素朴さを感じさせる趣のある部屋になりました。

4.和室にソファをどう配置する? 気になるコーディネート術

使い勝手が分からずに、家の中でないがしろになっていた和室の存在。リフォームせずにそのままの状態で和室の使い道を考える時、リビングルームとして利用するにはためらいがある方もいるかもしれません。
躊躇する理由の筆頭に挙げられるのが、リビングルームの主役の家具とも言えるソファをどう配置するかという問題。
和室の特徴的な造りである畳や障子を考えると、モダンなソファを置いてみても、そのデザイン性や重厚感を感じさせるフォルムから、あまり部屋に馴染まずに、そこだけ浮き上がってしまいそう…。
ここではネガティブなイメージを払拭してくれて、実はソファって和室にぴったり合うのかも! そんな言葉が頭に浮かぶ、モダンとクラシカルが見事に融合した和室をご紹介します。

モダンなソファも自然に調和! 和を生かしたコーディネート

こちらは畳はもちろん、床の間や床柱、長押や笹縁などの和室の良さをそのまま残した中にモダンな家具を溶け込ませ、落ち着いた空間となったコーディネート。
和がかもし出す繊細な美しさと、大人の雰囲気を感じさせるソファのフォルムが見事に調和し、ラタンとファブリック、異なるマテリアルを持つふたつのソファもしっくりと馴染んでいます。
移ろう日本の四季を感じさせるアイテムである植物の取り入れ方もお見事。日本家屋の持つ独特な家の造りを上手に利用し、エレガントな伝統を感じさせる灯りの使い方も、是非とも参考にしたいところです。
和室に置く家具で悩んでいた方は、こちらのコーディネートのように、和風でクラシカルな家具と、モダンテイストを織り交ぜてディスプレイすると、オリジナリティあふれるシックな部屋が出来上がるでしょう。

和室へ大きめソファをレイアウト

差し込む日差しが障子を通して柔らかな光に生まれ変わる和室マジック。
光の強弱で時の流れを感じる事が出来る和室を、皆が集うリビングルームとして利用すれば、家族で四季折々の変化を感じる事が出来るでしょう。
こちらは和室のふすまや丸窓、鴨居などの色調や素材感とマッチしたソファを選び、誰もが思わず長居したくなるリビングルームになったコーディネートです。
和室とフィットする優しいホワイトを基調としたカラーリングで、アクセントカラーにも淡い色合いを使っているところが魅力的。
和室に大きめのソファを置く場合は、その存在感を出来るだけ軽いものにするため、こちらのコーディネートのように和室に合った白いカラーや、アームレストや脚部を鴨居に合わせ、木の素材を利用するのがおすすめです。

和室がクールに変身! モダンファニチャーの魅力

昔ながらの和室をそのまま使用する場合でも、今の時代を取り入れてシャープに、クールにキメてみたい。そんな時に活躍してくれるアイテムがモダンファニチャーの存在です。
こちらは現代的なソファを和室の中に配置して、ピタリと決まったコーディネート。直線的でありながら柔らかな印象を持つ和室と、スタイリッシュでエッジの効いたデザインがこんなにも調和する事に驚かされます。
こちらの見事なコーディネートは、和室の鴨居や長押とソファのカラーを合わせた事が勝因。
今はジェネリック家具が多く出回り、有名デザイナーのリプロダクト製品も手に入れやすくなった時代。モダンファニチャーを取り入れて、和室を新鮮なイメージに変えてみませんか?

5.障子・ふすまの自由自在なアレンジで、和室を大胆にイメージチェンジ!

和室、と聞いて畳の次に頭に思い浮かべる存在は、ふすまと障子ではないでしょうか。古来どちらも日本家屋の中で間仕切りとして使われていたふすまと障子。
ふたつの違いは障子は光を採り入れるために使われ、ふすまは壁の代わりとして使用されていた点です。
しかし現代の住居では使用方法も変わり、どちらもインテリアに合わないものになりつつある存在。でも和室のイメージを変えたい場合、アレンジしやすいのがこのふたつのアイテムでもあります。
ふすまや障子の活用方法はそのままで、デザインだけを今の暮らしに合うように、自分好みにプチリフォームしてみたい!
最初はどのように手を付ければいいか分からなかった方に、参考になる素敵なアレンジをご紹介します。

壁紙を使って、粋を感じさせる部屋へ変身!

現在の住居の中に存在する和室では、ふすまは殆どの場合が白が基調。その周りを囲む縁や、引手の存在も合わせてふすまが与える印象は、ザ・和室。ここを変えると180度和室の印象が変わります。
こちらはふすまに大胆なカラーと柄を使った壁紙を貼り、和室をモダンで粋な部屋に変えた斬新なコーディネート。洋室ですら白い壁が多い中で、自由な発想を用いて新しいスタイルを生み出した好例です。
ふすまは床から天井近くまである、かなり面積が大きいものなので、変えたときのインパクトは無限大。
パッと目を惹くような色やパターンはためらいがある方も、こちらのコーディネートのように、和テイストの代表である「粋」や「自然」、「藍」などから来るイメージを元に色や柄の壁紙を選べば、きっとイメージチェンジは大成功!

ふすまを変えて、レトロテイストを楽しもう!

和室をどんなテイストのインテリアにするかによって、選ぶ家具やカラーリングは変わってくるもの。自分の好みをしっかり分かっておく事が、和室をイメージチェンジする時には重要なポイントになってきます。
こちらは家具をレトロなテイストのもので揃え、ふすまも一緒の雰囲気で統一したコーディネート。和室の造りはそのままに、ふすまを変えたら古民家カフェで見るような、大正ロマンを感じさせるおしゃれな部屋に変身しました。
チェアの渋いグリーンと、ふすまのヴィンテージ感あふれるイエローが、濃い木目調の家具とピッタリ合って、まとまりのある部屋作りに大活躍。
レトロでポップなテイストが好きな方におすすめのふすまアレンジ方法です。

障子だってこんなに変わる! おしゃれにキュートに、光と遊ぶ

障子は間仕切りとして使われていた時代を経て、扉を閉じたままでも外からの光を採り入れる事の出来るアイテムへと変化しました。
日本家屋独特の薄明りの美しさや、光の陰影を感じる事の出来る障子の存在。この特性を生かしながら、可愛くポップに変身させたコーディネートがこちらです。
障子は模様の入った和紙を新たに貼ったのではなく、裏側に手ぬぐいをタッカーで留めただけと言うからその発想に脱帽! この方法であれば障子貼りをした事がなくても安心してトライ出来ますね。
障子としてのベースはそのまま残しながら、インテリアに合わせて可愛く変身出来る障子のアレンジ。
どんな風にしていいか、今いちピンと来なかった方は早速こちらのコーディネートをヒントにしてみませんか?

6.和室を自分好みのテイストでディスプレイ!

和室のレイアウトが決まったら、次に考えたいのがディスプレイ。雑貨やグリーンなどの、お気に入りのアイテムを飾るのはインテリアの醍醐味ですよね。
でも洋室であれば好きな雑貨のディスプレイはお手のもの、と自信のある方でも、造りが違う和室での飾り方だと戸惑うこともあるかもしれません。
畳や鴨居、ふすまなどの特徴を踏まえながら、好きな雑貨の個性も尊重したい。おしゃれでスマート、そして自分らしい和室のディスプレイってどんな感じ?
好きなインテリアのテイストが和室に似合うかどうか、ちょっぴり不安な方に見て頂きたい、インテリア上級者の和室のディスプレイをご紹介します。

和室にしっくり! ヴィンテージテイストを楽しむコーデ

もともと和室に置かれていた家具は、伝統を受け継いだ茶箪笥や文机、長火鉢や飾り棚。ならば木を素材にして作られた現代の家具だって、きっと和室に馴染むに違いありません。
こちらはディアウォールを使い新たに飾り棚を作り上げ、ヴィンテージ感たっぷりの家具を配置、サボテンやエアプランツなどのグリーンをおしゃれに飾ったディスプレイ。
インダストリアル系のライトもすんなりと和室の中に溶け込んでいます。
和室だからこそ味わえるノスタルジーを感じさせる雰囲気の中に、同様に古き時代を思わせるシャビーシックなアイテムを合わせた事で、ナチュラルな空間へ生まれ変わった素敵なコーディネートです。

和室に映える男前インテリア

和室には合わないと敬遠してしまいそうなのが、男前インテリアやブルックリンテイストのインテリア。
クールにキメた雰囲気は、和室の穏やかなイメージとはマッチしないと思うかもしれませんが、決してそんな事はありません。
こちらは和室にほんの少し手を加えただけで、見事に男前インテリアが映えた素敵なコーディネートです。和室の持ち味であるシンプルな様式美と、スタイリッシュな色使いが上手にブレンド。ワンランク上のセンスを感じさせます。
雑貨の選び方やアクセントカラーの使い方などにも、ヒントになるところがいっぱい! 和室には和風のテイストと決めつけず、自由な発想で和室だって自分好みのテイストに出来るというお手本になるコーデです。
和室のディスプレイで悩んでいた方は、是非参考にしてみてはいかがでしょう。

和室に馴染む北欧テイスト

一時的なブームだけでは終わらず、今やすっかり日本のインテリアに定着した北欧テイスト。家具だけでなく生活雑貨や食器など、少なからずどの家庭にも北欧アイテムは存在するのではないでしょうか。
おしゃれの代表選手のような北欧デザインですが、実は和室に良く馴染むのを知っていますか?
自然の風合いを感じさせるアイテムが似合う和室には、スタイリッシュでありながら、どこか素朴なあたたかさを感じさせる北欧テイストがすんなりと溶け込んでくれます。
こちらは北欧テイストをふんだんに取り入れ、モダンな印象を残しつつアットホームな空気感が素敵なコーディネート。雑貨やファブリック、ライトはどれも、和室に調和するフォルムや色彩のバランスが美しいものばかりです。
既に北欧テイストで家のインテリアを統一している方は、早速和室にも取り入れてみませんか?

7.和室をDIYで洋室へと大胆リフォーム!

日本家屋の和室はとても素敵だけれど、自分のテイストにはやっぱり合わない、と考えている方も多いはず。
和室でなければ好きなインテリアもきっともっと映えるのに…。
そんな風に思っていても、やっぱり部屋をひとつ丸ごと変えるのは大変そう、DIYは初心者だからとためらっていると、いつまでも不満を抱えたまま日常を送ることになってしまいます。
ここでは自らの手でリフォームにチャレンジしたコーディネートをご紹介。元は和室だったとは思えないほど見事な変貌を遂げた部屋で、素敵な暮らしを楽しんでいます。
いつか洋室の部屋へ引っ越したら、と考えていた方は、華麗に変身した部屋のコーディネートから、リフォームのインスピレーションとモチベーションをもらって下さいね。

ナチュラル&引き締めカラーでまとまりのある部屋へ

以前は和室だったとは思えないほど変身したお部屋がこちら。ふすまはひと目見たら忘れられないほど大胆な壁紙を使ってイメージチェンジ。黒を使ったパターンはインパクト大で、部屋を引き締める効果も抜群です。
畳の上にはクッションフロアを敷き詰めてフローリング調の床へ、そして周囲はレンガ模様を施したクロスを。時間と愛情をかけて和室から洋室へ、見違えるような素敵な部屋に生まれ変わりました。
木の香りただようナチュラルな空間には、洋書のような家具や雑貨がとってもお似合い。こんな素敵な部屋だからこそ、お気に入りのアイテムたちも、和室にいるよりももっと生き生きと輝いてくれるはず。
この部屋で過ごす時間はきっと特別なものに違いありません。

床から天井までクールにリフォーム!

クールな印象が魅力的! 和室がカッコいい部屋に生まれ変わったコーディネートがこちらです。
部屋が狭く見えるかもとためらう人も多い中、敢えて床に濃くダークな色を施し、ドアや天井の色調も揃えた事でシャープさが際立つスタイリッシュな部屋になった見事なコーデ。
文字スタンプが押された板壁も色合いがバランスよく組み合わされて、まさに神業のカラーリング。
雑貨のディスプレイや天井近くのウォールステッカーなど、どこを見てもセンスの良さを感じさせ、細かなところにも手を抜かない姿勢は素晴らしいのひと言です。
壁や床などにインパクトのある色を使いこなすのは高度なテクニックが要求されるところですが、色使いには自信あり、と言う方は是非トライしてみたい方法ですね。

純和風から女子憧れの部屋へ変身

女子憧れの部屋はやっぱり白を基調としたシャビーシックなナチュラルテイスト。洋室だからこそ出来るインテリアを、和室をリフォームして叶えた部屋がこちらです。
本当に和室だったの? と思わず目を疑うほど見事に変身した部屋の、鴨居や窓の造りを見てみると納得です。
純和風の象徴でもある鴨居も、優しいホワイトやぬくもりのあるアイボリーカラーでペイントすれば、誰にも気付かれないほど違う部屋へ早変わり!
リフォームしても分かりやすいふすまはパーテーションで目隠しし、それが部屋の素敵なアクセントになっています。
畳の上に敷かれたクッションフロアは、部屋の雰囲気を損なわないナチュラルな風合いのカラーを選んだ事がイメージ作りの大きなポイントに。
部屋のベースカラーは床・天井・壁の色なので、こちらのコーディネートのように自分好みのインテリアのカラーを良く理解して選びたいですね。

和室の良さを生かしたリビングルームへリフォーム

和室にもさまざまな大きさの部屋があり、どんな風に和室をリメイクするのかは自分の好みとその部屋次第。
でもリビングルームに当たる大きな部屋が和室だと、一体どんな感じにリフォームすればいい? そんな疑問を答えにしたDIYのお部屋がこちらです。
和室にはつきものの床の間も、おしゃれなエリアに劇的に変化! 洋室では決して味わえない和室の良さをそのまま生かしており、ディスプレイするのが楽しくなりそうな場所ですね。
昔ながらの和室は洋室に比べ、天井が低く設計されている事がありますが、こちらのコーデのようにロータイプの家具を揃えれば、風通しの良い空気感を感じさせる部屋へ。
大きな和室をリビングルームへリフォームしたい人たちの参考になるヒントがいっぱいのコーディネートです。

和室がDIYでリビングルームとひとつになった!

最近よく見かけるタイプがリビングルームの続きに和室が配置されている間取り。
リビングから丸見えなので、洋室と和室のバランスが上手く取れず、今ひとつ納得の行かない場所になっているケースもありそうです。
特にリビングルームの広さに悩んでいた方は、和室とリビングが一緒になっていれば良かったのにと思う事もあるかもしれません。
そんな悩みを解決したのがこちらのコーディネートです。和室を完全に洋室へとDIYでリフォームし、 同じテイストのインテリアで合わせれば、悩みの種であった和室がなくなり、ひとつの大きなリビングルームになりました。
リビングの隣に配置された和室だと、家族みんなが毎日目にする場所なので、気に入らないとストレスも溜まりがち。
モチベーションをアップして、こちらのコーデのように大きなリビングルームで暮らす日々を目標に、DIYでリフォームしてみませんか?

8.和室ほどアレンジが楽しい部屋はない! 自分次第で変わる和室を楽しもう

レイアウトやコーディネートを考えると、何かと問題視されやすい和室の存在。現代では新築の場合、和室の部屋を作らない家も増えているほどです。
でも逆に、日本に昔から伝わる和室をこよなく愛する人たちがいるのも事実。
和室の良さをそのまま残し、センスを駆使してコーディネートするか、DIYの腕を使って洋室へと生き返らせるか、自分次第で驚くほど変化するのが和室であり、これほどアレンジが楽しい部屋はありません。
敬遠されがちな和室を素敵に蘇らせる方法や、新たなイメージ作りが必要な時は、是非今回の記事を参考にしてみて下さいね。

- 2016年10月06日