2017年にJRで最も資産性が上昇したのは何線?その理由にせまる

マンションや土地などの資産性は、その最寄り駅に影響されることが多いです。なぜなら、多くの人が普段利用する交通手段が「電車」なので、最寄り駅の利便性はそのエリアの利便性と直結するからです。

今回マンションサプリでは、東京都内のJR線をピックアップし、2017年2月と2018年2月のマンション価格(㎡単価)を比較し上昇率ランキングを作成しました。この結果をもとに、上位にランキングしたJR線の紹介と、上昇した理由を解説していきます。

調査概要
・対象沿線は東京23区内を所在とする駅があるJR線、かつ、駅数が多い上位10沿線
・対象マンションは、「マンションマーケット」に掲載されている2007年築の分譲マンション、かつ、駅徒歩10分(800m)圏内に存在するもの
・徒歩1分=80m換算
・データは2018年3月20日時点

調査結果

JR常磐成田線とは?

このデータのように、JR常磐成田線が上昇率トップの路線になっています。そもそもJR常磐成田線とはどのような路線なのでしょうか?「成田線」という言葉からも分かるように、成田駅が終点となっている路線であり、主要駅と成田駅をつないでいます。

具体的には、上野駅から成田駅をつなぐ路線であり、上野、日暮里三河島南千住松戸東我孫子などが停車駅になります。上野から成田まで直通時間20分程度で行け、成田スカイラインなどよりは多少時間がかかるものの、料金はJR線なので安いです。

元々直通の交通機関がなく「世界一不便な国際空港」と言われていた成田空港の状況を鑑み、成田線は急ピッチで開発され1991年に開通したという経緯があります。つまり、あくまで成田駅が主体となって考えられた路線であり、成田駅への利便性を高めるために開発されたというわけです。

どの駅が上昇したのか?

具体的に上昇率が高かった駅、および物件と上昇率は以下のとおりです。

このように、常磐成田線といいつつ常磐線の停車駅がトップ10を占めていることが分かります。日暮里や三河島、千住はいわゆる「東日本(荒川区・足立区)」に位置しており、東京駅へのアクセスが良いこともでも評価されているエリアです。

9位以降は下落していますが、そもそも全て2007年築のマンションなので、築10年を過ぎれば下落するのは当たり前の話です。「新築マンションは住んだ瞬間10%価格が落ちる」と言われている中では、築10年で12%の下落率で済んでいるのは資産価値が高いと言えるでしょう。

また、上述したマンションは、住友不動産や三井不動産などの、いわゆる「財閥系マンション」は少ないです。中には大手とは言えないマンションディベロッパーが建築したマンションも含まれているという点も特徴と言えるでしょう。

というのも、財閥系マンションの場合は、そのマンションのネームバリューがあるので、マンションに付加価値が付きます。そのため、マンション価格も比較的上昇しやすいのですが、上記のマンションはそこまでネームバリューがないと言えます。

つまり、「マンション名」というブランド価値は関係なく、商品性が評価されたということです。そして、その「商品性」の中で最も重要なポイントは「エリア」になるので、上記のランキングから純粋にエリア評価が高くなったといえるでしょう。

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- 2018年05月07日