食器は毎日洗うのに、シンクはついつい掃除をし忘れてしまう方も多いのではないでしょうか。
気が付いたら、シンクがくすんでいたり、洗剤のボトルにカビがついていたり。
そういったときに、ながら掃除や空き時間を活用した掃除方法はないのでしょうか。
そう思っている方に役立つ掃除方法をお教えします。
目次
1.洗剤等の掃除用薬剤は押せば出るタイプのボトルにすべて詰め替える
2.三角コーナーは使わない
3.排水口の網かご用ネットの落とし穴と網かごのぬめり対策
4.洗剤の代わりに使って手間を減らせるもの
5.排水口と排水管掃除に加えるひと手間
6.毎日のながら掃除が定着したら、掃除用具を変える
7.シンク掃除にかかせない道具
8.あると便利な掃除アイテム
9.月に数回はクレンザーや酸素系漂白剤を使用して掃除をする
10.まとめ
1.洗剤等の掃除用薬剤は押せば出るタイプのボトルにすべて詰め替える
薬剤系のボトルはすべて押せば出るようなタイプのものに詰め替えましょう。
食器用洗剤もそうなのですが、ふたを開けて出すという類のボトルで工程が2つ以上になると後回しになったり、両手を使って開けるタイプのボトルだと使うのが億劫になりがちになります。
なので、食器を洗うついでや空いた時間に掃除出来るようにする為にボトルを押せば出るようなワンアクションで使え、片手で済むものに変える必要があります。
例えば、ジェル系液状薬剤の場合は、シャンプーなどの頭皮用洗浄剤などでよく用いられるタイプのプッシュ型ボトルを活用し、さらっとした液体薬剤の場合は、スプレータイプのボトルをおすすめします。
粉末状薬剤の場合は、化粧品でよく用いられるワンプッシュソフトボトルや、ドレッシングボトルなどがおすすめです。
あるものの応用として、空のペットボトルのふたに数か所穴をあけて、薬剤を詰めても使いやすいでしょう。
空のペットボトルの活用は、定期的に綺麗なペットボトルと交換が出来る為、衛生面でも良いでしょう。
そして、ボトルの色ですが、透明や白など明るい色味のものを選びましょう。
インテリアメーカーや100円ショップでもお洒落な詰め替え用ボトルが多く、黒や渋い色味のボトルも売られていますが、色が暗めのボトルはカビや汚れがついていてもわかりにくく、気が付いたら汚れが酷くなってしまう場合があります。
ですので、カビや汚れがわかりやすい容器の方がついたときに気にかかります。
白や透明な容器を選ぶことで、こまめに掃除をする習慣がつきやすくなります。
2.三角コーナーは使わない
台所にものが増えるとカビやぬめり汚れの温床になります。
その中でも温床になりやすいのが、排水口の網かごと三角コーナーです。
そういった温床になりやすいところは、こまめに掃除をするか無くしてしまうかどちらかにしましょう。
排水口の網かごは無くすこことが出来ませんが、三角コーナーは無くすことが出来るので、出来る限り使用しないことをおすすめします。
そうすることでシンクにある物を減り、掃除も楽になります。
三角コーナーがないと不安な方は、排水口の網かごを三角コーナーの代わりに使いましょう。
そうすることで、網かごを掃除しないと水が流れにくくなるので、毎日ゴミを捨てて掃除をする習慣がつくようにもなり、掃除をする箇所が一か所に済みます。
3.排水口の網かご用ネットの落とし穴と網かごのぬめり対策
排水口用ネットは、排水管に汚れを流さない、網かごにゴミが詰まらないようになるという利点がありますが、その変わりゴミがある程度溜まってから捨てようという気持ちになりがちになります。
ネットをかけないことで網かごにゴミが詰まったり問題が生じますが、その分こまめに掃除をする習慣がつきやすくなります。
そして、ぬめり対策として、掃除後、直径2センチ程度に丸めたアルミホイルを網かごにいれておくことをおすすめします。
排水口のぬめりは、食べ物のカスをエサに菌が繁殖することで発生するのですが、アルミホイルは化学反応によって菌が嫌がる金属イオンを発生させるため、ぬめりがつきにくくなります。
他には、100円ショップでも購入出来る網かごに設置するタイプのぬめり取りの液剤があります。
中のカートリッジを数か月おきに交換する必要がありますが、塩素系の液剤を使用している場合が多いので、殺菌抗菌の威力は強いです。
ですが、塩素系液剤の場合、酸性洗剤と合わさると有毒のガスが発生する場合がありますので、注意が必要です。
4.洗剤の代わりに使って手間を減らせるもの
掃除用ボトルのメンバーに加えておいて頂きたいのが、「お酢」「重曹」「エタノール」の3つです。
「お酢」と「重曹」「エタノール」のそれぞれの働きとして、お酢には、酸性の力で水垢などを落とす効果があります。
お酢には色々種類がありますが、穀物酢のように糖が入っていないものを使用しましょう。
糖が入っているものは、菌のエサになって逆効果になるので避けましょう。
同じような酸性の力があるものとして「クエン酸」があります。
どちらも同じような効果があるので、使いやすい方を使用するのが良いと思います。
クエン酸を使用する方は、塩素系の漂白剤や洗浄剤と合わさると有毒なガスが発生するので、同時に使用しないように注意しましょう。
次に重曹ですが、これには磨き粉や脱臭剤としての効果があります。
重曹は、野菜のあく抜きや洗浄にも使用出来るので、台所で使用するものは、掃除用重曹よりも食用でも使用可能な重曹を用意しておくと、料理の下処理と掃除どちらにも使えて便利だと思います。
重曹はパウダーとスプレー両方用意しておくと便利です。
重曹スプレーは、小さじ1杯を水100mlに入れ、よく振って溶かしたものを使用します。
最後にエタノールですが、これには除菌や殺菌効果があります。
引火性があるので、火の近くでの取り扱いには気をつけましょう。
そして、この3つをどのようなときに使用するかですが、シンク掃除で洗剤を使い慣れていなかったり、時間がなかったりすると、シンクを洗剤で洗って、それを流す手間が面倒に感じる時もあると思います。
洗剤を使う時は、汚れが目についたときだけにして、それ以外のときにこの3つを使ったおすすめの掃除方法があります。
食事の前などで、シンクが空になっているときなどにシンク全体にお酢を軽くスプレーしておきます。
食事が終わり、食器を洗い終わった後に、掃除用のスポンジでシンク全体を押し洗いしていきます。
すると、お酢の酸性成分が汚れを落としやすくしてくれます。
臭いも気になる場合やくすみも気になる場合は、重曹も併用していきましょう。
お酢をスプレーする前に重曹をスプレーします。
それからお酢をスプレーすると汚れが落ちやすくなります。
最後に、カビなどがはえやすそうなところには、エタノールを軽くスプレーしておくと、カビ防止になります。
5.排水口と排水管掃除に加えるひと手間
排水口や排水管を掃除するときは、ゴム手袋をして、キッチン用や排水管用の塩素系洗剤を使って掃除をしないといけないから掃除するのが面倒と感じている方も多いのではないでしょうか。
そんな方に日々の汚れが溜まりにくく、排水管の臭い対策にもなる、ながら掃除をお教えします。
暑い日は、そばやそうめんなどの麺類を茹でることも多いのではないでしょうか。
そうした麺類や野菜を茹でた後に、余り湯を捨てる前にひと手間加えることで、汚れが溜まりにくいようになります。
お湯を沸かし始めたくらいのタイミングで排水口に被っている菊割れゴムを外し、網かご、排水管に重曹パウダーを振りかけ、お酢をスプレーします。
すると、ぶくぶくと発砲してくるので20分程度放置したのち、余り湯を排水口と排水管に回し入れます。
そうすると、汚れや菌が落ち、消臭効果も期待できます。
そのときに、擦り洗いをすると汚れもより落ちやすくなります。
その時、ついでにシンクにも重曹とお酢をかけておくと一気に掃除することが出来ます。
6.毎日のながら掃除が定着したら、掃除用具を変える
毎日のながら掃除に慣れてきたら、スポンジで掃除していたところを手ぬぐいで掃除してみましょう。
手ぬぐいは昔、掃除用具や垢すりなど幅広い場面で使われてきた万能生地です。
手ぬぐいの織り目の凹凸が汚れを綺麗してくれます。
洗って干しておくと、すぐに乾くので衛生面を考えても使用しやすのです。
スポンジは少しの間でも放置すると菌の温床になりやすいというデメリットがあります。
菌が繁殖してしまったスポンジを使うと別のところにも菌が移ってしまうこともあります。
掃除をする際に、スポンジから手ぬぐいに切り替えることで、手ぬぐいだと掃除し終わった後で、軽く洗い、洗濯の際に一緒に洗うことも出来るので、スポンジに比べて衛生的に使うことが出来ます。
ただ、頑固な汚れは落としにくいこととスポンジが使い慣れている方には使いづらく感じるかもしれないというデメリットはあります。
ですが、掃除用具を手ぬぐいに切り替えるとシンク周りに物が少なくなるので快適に洗い物をすることが出来ます。
手ぬぐいを数枚用意しておき、使ったらどんどん洗濯するようになると衛生的な掃除環境をつくることが出来ます。
7.シンク掃除にかかせない道具
シンク掃除にかかせない道具、それは歯ブラシです。
蛇口の根元周りや排水口周りは柄のついた小回りが利く歯ブラシが活躍します。
重曹やお酢を使って除菌、消臭するだけでなく、こすり洗いをすることでより汚れが溜まりにくくなります。
いらなくなった使い古しの歯ブラシで十分なのですが、使う前にしていただきたいことがあります。
使い古しの歯ブラシの場合、ブラシ部分が広がってしまっている場合があります。
その場合は、広がっている部分を2,3mm切りましょう。
そうすることで、ブラシが広がったままで汚れを落としにくくなってしまうことを防止出来ます。
8.あると便利な掃除アイテム
あると便利な掃除アイテムとして、街中などでよく配っているポケットティッシュなどもあると便利です。
そのポケットティッシュをエタノールと水を同量くらいに合わせたものでほんの少し湿らせたものを用意しておくと、ちょっとした汚れを拭き取るのに役に立ちます。
例えば、コンロ周りで食材や調味料が少し飛び出て汚れてしまったときについた汚れや、シンクまわりで少しカビを発見してしまったときなど、スポンジや手ぬぐいだと拭いて洗わなくてはいけないといけないから少しの汚れでするのは億劫に感じるときなどには、これを用意しておくと、拭いて捨てれば良いだけなので気後れすることなくすることが出来ます。
あと、履かなくなったストッキングもあると、ナイロンの凹凸は水垢などを落としやすいのであると便利です。
古いストッキングがない方は、メラミンスポンジがあると便利でしょう。
メラミンスポンジですと、コップや食器などについた汚れなども磨くことが出来るのでひとつ用意しておくと便利です。
9.月に数回はクレンザーや酸素系漂白剤を使用して掃除をする
ながら掃除や空き時間掃除をしていて、綺麗な状態を保てるようになって、汚れが目立たなくなったとしても、月に数回は気合を入れて掃除をすることをおすすめします。
そのことで、より綺麗な台所を維持することが出来ます。
シンクはクレンザーで定期的に磨くと、よりくすみにくくなります。
クレンザーで磨く際に、スポンジや手ぬぐいを使うよりも使用済みのサランラップを使用することをおすすめします。
スポンジや手ぬぐいだと、クレンザーがスポンジや手ぬぐいに浸み込んでしまうことがありますが、サランラップだと吸い込むことがないので、上手く摩擦して汚れやくすみを落とすこ
とが出来ます。
クレンザーを使用するときは手が荒れやすいので、ゴム手袋をはめるようにしましょう。
クレンザーがない場合は、粗塩か天塩を代用しましょう。
年季の入ったシンクだと塩をついた状態で放置すると、シンクのステンレスが錆びる場合があるので、放置せずに手早く磨きましょう。
排水口と排水管は酸素系漂白剤をパウダーを振りかけ、20分程度放置したのち擦り洗いをしましょう。
毎日掃除していても、なかなかとれなくなってしまった頑固な汚れやカビには、酸素系漂白剤と重曹と中性洗剤(食器用洗剤)を2:2:1ほどの割合で混ぜたものを水で2倍に薄めたものを添付しましょう。
30分ほど放置したのち、擦り洗いをしてみましょう。
汚れが落ちやすくなります。
それでも取れない頑固な汚れには、汚れを溜めないことが一番大事なので、威力の強い塩素系の洗浄剤を使用していきましょう。
10.まとめ
いかがでしたでしょうか。
しっかり掃除する回数を減らすためにも毎日のなにげない掃除をこまめにやることで汚れが付きにくく、菌が育ちにくい環境作りに繋がり、掃除で手を抜くことが出来るようにもなります。
自分にとって毎日ながら掃除をしやすい環境を整えることで、継続的に衛生的な台所になるようになります。
一度試してみてはいかがでしょうか。
マンションサプリ 編集部 - 2018年01月11日