商人や職人の町として、江戸時代から発展を続けてきた「中央区」。
歴史を感じさせる情緒あふれる街並みを残す一方、先進的なショップや複合ビル併存する、まさに日本の中心地といえます。2017年1月には松坂屋銀座店の跡地を含む2つの街区を合わせた広大な敷地に、銀座エリア最大規模の複合施設「GINZA SIX」が竣工しました。開業予定の4月には大きな話題となることでしょう。
今回マンションサプリでは、中央区のタワーマンションと呼ばれる20階以上の高層マンションを対象に、過去1年で㎡単価の上昇率が高かったマンションをランク付けしました。早速みてみましょう。
※このデータは、マンションマーケット(※1)が独自に算出したマンションスコアの、2016年1月と2017年1月の相場価格の㎡単価を比較し、価格上昇率を算出したものです。(データは2017年2月21日時点のもの)
※1㎡=約0.3坪
※1.マンション相場情報サイト「マンションマーケット」
全国約10万棟のマンションの相場価格(資産価値)や、過去の価格推移、賃料相場等を公開しています。
第10位 キャピタルゲートプレイスザタワー
第10位は「キャピタルゲートプレイスザタワー」。
キャピタルゲートプレイスザタワーは総戸数702戸で53階建ての大規模マンションです。都営大江戸線(環状部)の月島駅から徒歩2分という、駅へのアクセス抜群の立地です。また築年数も2年と新しく、新築のマンションにも見劣りしない状態です。
㎡単価の推移をみると、2016年は1~3ヵ月単位で価格の上下を繰り返しており、安定しているとは言えない状況が続いていました。しかし同時に2016年後半は前半に比べると価格差が縮まってきており、価格が安定してきている様子が読み取れます。
第9位 アイマークタワー
第9位は「アイマークタワー」。
アイマークタワーも月島駅から徒歩1分という、第10位のキャピタルゲートプレイスザタワー同様の好立地のタワーマンションです。特徴的なのは赤茶色タイル貼りの独創的なフォルム。外観だけでなくエントランスや内廊下などの共有部分も、高級感あふれるデザインとなっています。
㎡単価の動きをみてみると、2016年1月から7月にかけて㎡単価を4万円ほど上昇させています。7月以降の価格については、上昇こそしていないものの、グラフがほぼ横ばいであることから、安定感がうかがえます。実は細かくみると、わずかに㎡単価は下降傾向にありますが、2017年1月時点でも㎡単価84万円台をキープしています。
第8位 シティフロントタワー
第8位は「シティフロントタワー」。
シティフロントタワーは総戸数290戸、31階建ての大規模タワーマンションです。築年は1991年ですが、良好なメンテナンス体制により、外観・共用部ともにとても綺麗な状態が保たれています。また、マンション1階にはレストランやスーパー、銀行ATMが備わっており、日々の生活においても大変便利な環境が整っています。
グラフをみると、2016年1月には73.2万円だった㎡単価が3月には79.5万円と約6万円の価格上昇がありました。その後は第9位のアイマークタワーと同じく、2017年1月に至るまで横ばい状態が続いています。2017年1月の㎡単価は78.9万円と、価格は少し落ちてはいるものの抜群の安定感が感じられます。
マンションサプリ 編集部 - 2017年02月21日