【港区】タワーマンション価格上昇率ランキングベスト10

六本木に白金、麻布に赤坂、青山など、東京を代表する街が集約された「港区」。高級街のイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?実際に、一目見ただけで高級感がヒシヒシと伝わる、高級マンションも多いエリアです。

そこで今回マンションサプリでは、港区のタワーマンションと呼ばれる20階以上の高層マンションに絞り、マンションスコアより算出した、㎡単価の上昇率が高かったマンションをランキングにしました。
1年でどのマンションがどれほど価格上昇したのかを早速チェックしていきましょう。

※このデータは、マンションマーケット(※1)が独自に算出したマンションスコアの2015年11月と2016年11月の相場価格の㎡単価を比較し、価格上昇率を算出したものです。(2016年12月13日時点のもの)
※1㎡=約0.3坪

※1マンション相場情報サイト「マンションマーケット」:https://mansion-market.com/
全国約10万棟のマンションの相場価格(資産価値)や、過去の価格推移、賃料相場等を公開しています。

第1位 元麻布ヒルズ

元麻布ヒルズ
<㎡単価の推移>
2015年11月時点:184.1万円(坪単価:608.6万)
2016年11月時点:220.2万円(坪単価:728万)
<上昇率>
119.61%元麻布ヒルズ

見事、第1位に輝いたのは「元麻布ヒルズ」。
2002年にできた29階建ての高級タワーマンションです。コンセプトは「森の都市」。屋上は居住者だけが利用できるルーフガーデンとなっており、都心ながらも自然を感じることができます。プールやジャグジーを備えたスパに、専用のワインセラーなど共有施設も高級感あふれるレパートリーです。

気になる㎡単価ですが、1年間で最も大きな価格変化があったのは、今年の7月から9月にかけての、約30万円の㎡単価の上昇。この上昇価格は、本ランキングのマンションの中では、とびぬけて高いものではありません。価格が急激に高騰したマンションの中には、しばらくした後に価格が急降下するケースも少なくありませんが、その点、元麻布ヒルズは安定した価格推移をたどっており、今後どこまで価格をキープできるのか、注目のマンションと言えそうです。

第2位 六本木ヒルズレジデンスB棟

六本木ヒルズレジデンスB棟
<㎡単価の推移>
2015年11月時点:195.8万円(坪単価:647.2万)
2016年11月時点:233.1万円(坪単価:770.4万)
<上昇率>
119.05%d0104fc61445ac8736be92d55bb

第2位は「六本木ヒルズレジデンスB棟」。
六本木6丁目再開発プロジェクトによって建築された43階建てのマンション。六本木ヒルズという複合施設の敷地内にあるため、レストランから映画館、ブランドショップに郵便局・銀行と、敷地内で様々な用途を満たすことができる点も魅力です。

1年間の㎡単価の動きをみると、2016年に入ってから緩やかに価格の上昇を始めています。価格上昇の波は今年の8月まで続きましたが、その後約1ヵ月で価格は20万円以上下落しています。とはいえ、過去と比較するとまだまだ高い価格をキープしており、第3位に差をつけ価格上昇率119.05%で第2位にランクインしました。10月に入ってから価格が若干上向きになりつつありましたが、再び11月に価格を落としており不安定な状況です。

第3位 マジェスタワー六本木

マジェスタワー六本木
<㎡単価の推移>
2015年11月時点:153.6万円(坪単価:429.5万)
2016年11月時点:177.8万円(坪単価:587.9万)
<上昇率>
115.82%マジェスタワー六本木

第3位は「マジェスタワー六本木」。
マジェスタワー六本木は、総戸数83戸・27階建ての中規模マンションです。徒歩圏に都営大江戸線、東京メトロ日比谷線に千代田線と、複数路線が利用可能で交通アクセスが良好です。また居住者無料のフィットネスルームや、常駐のコンシェルジュなど、快適な生活をサポートしてくれます。

マジェスタワー六本木は、昨年から今年7月にかけて㎡単価・約153万円を保っており、7月以降は順調に価格上昇を続けています。2016年11月の㎡単価も10月に比べ約10万円プラスとなっています。

第4位 プレイス白金ブライトレジデンス

プレイス白金ブライトレジデンス
<㎡単価の推移>
2015年11月時点:101.8万円(坪単価:336.4万)
2016年11月時点:116.5万円(坪単価:385.2万)
<上昇率>
114.44%プレイス白金ブライトレジデンス

第4位は「プレイス白金ブライトレジデンス」。
白金高輪駅徒歩2分という抜群の立地にある地上20階建てのマンションです。屋上にはスカイガーデン、ジャグジー付きのゲストルームなど充実の共有施設を完備しています。徒歩圏内にはコンビニ・スーパーマーケット・ファミリーレストランなどもあり快適な住環境となっています。

1年間の㎡単価の動きをみると、今年の2~3月と6月~7月において価格上昇の波がありました。この2度の価格上昇のおかげで、2016年2月~2016年7月で㎡単価が約17万円上昇しましたが、7月をピークに徐々に下降傾向にあります。

第5位 アトラスタワー六本木

アトラスタワー六本木
<㎡単価の推移>
2015年11月時点:141.3万円(坪単価:467万)
2016年11月時点:160.4万円(坪単価:530.2万)
<上昇率>
113.52%アトラスタワー六本木

第5位は「アトラスタワー六本木」。
六本木駅徒歩3分という好立地に加え、物件の北側には東京ミッドタウン、西側には国立新美術館、そして少し南に歩けば六本木ヒルズと、アーバンライフを満喫できるマンションです。

クレストプライムタワー芝の上昇率113.45%と僅差の113.52%で第5位となったアトラスタワー六本木。1年間の㎡単価の動きを見てみると、今年2月~4月にかけて約20万円価格が上昇し、現在に至っても約160万円をキープしています。実はこのアトラスタワー六本木、2015年1月~4月にかけても、同様に価格を20万円押し上げ、そのままキープしていました。これからも価格を落とさず価値を上げていくのか、注目したいマンションです。

第6位 クレストプライムタワー芝

クレストプライムタワー芝
<㎡単価の推移>
2015年11月時点:102.6万円(坪単価:337.3万)
2016年11月時点:116.4万円(坪単価:384.9万)
<上昇率>
113.45%クレストプライムタワー芝

第6位は「クレストプライムタワー芝」。
地上39階建て、総戸数は約500戸を超える大規模マンションです。吹き抜けのエントランスホールをはじめ、スカイラウンジ、ゲストルーム、フィットネスジムなど充実した共用施設を完備。さらに高い防犯性で24時間有人管理を導入しています。

この1年間順調に価格上昇を続け、今年8月に過去最高の㎡単価118.1万円を記録したクレストプライムタワー芝ですが、2016年9月頃から11月にかけ価格が下降気味なようです。とはいえまだ大きな差ではないので、今後の盛り返しに期待です。

第7位 シティタワー品川

シティタワー品川
<㎡単価の推移>
2015年11月時点:68.7万円(坪単価227.2万)
2016年11月時点:77.1万円(坪単価:254.7万)
<上昇率>
112.23%シティータワー品川

第7位は「シティタワー品川」。
シティタワー品川は地上43階建てのタワーマンション。高層階からはベイエリアの夜景を楽しむことができます。また敷地内には24時間営業のスーパーマーケットを始め、美容院やクリニックもあり、外出を控えたいときにも最適な環境が整っています。

㎡単価の動きをみると、2016年11月時点で価格上昇の流れの真っ最中と言えるグラフの動きとなっています。今年の9月を境に、価格は上昇を続け現在もまだ下降の動きが見えてきていない模様。2ヵ月ほどで約13万円㎡単価が上がっており今後どこまで伸びるか楽しみです。

第8位 グランスイート虎ノ門

グランスイート虎ノ門
<㎡単価の推移>
2015年11月時点:118.2万円(坪単価:390.6万)
2016年11月時点:130.8万円(坪単価:432.3万)
<上昇率>
110.66%グランスイート虎ノ門

第8位は「グランスイート虎ノ門」。
都内有数のスポット「虎の門ヒルズ」に隣接して建つ地上21階建てタワーマンション。東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」、日比谷線「神谷町駅」、JR「新橋駅」が利用可能で交通アクセスが絶好の立地です。

グラフをみると、この1年間の㎡単価は約130万円で見事なキープ力を発揮していることが読み取れます。2015年の9月から12月にかけて約15万円、㎡単価を落とした経緯があり、その時期との比較だったことが今回第6位にランクインした背景にあるのだと考えられます。

第9位 スカイグランデ汐留

スカイグランデ汐留
<㎡単価の推移>
2015年11月時点:102.6万円(坪単価:339万)
2016年11月時点:111.7万円(坪単価:369.3万)
<上昇率>
108.87%スカイグランデ汐留

第9位は「スカイグランデ汐留」。
浜松町駅徒歩2分の駅近の好立地にあるスカイグランデ汐留は、地上22階建てのマンション。電車だけでなく羽田空港へのアクセスもよく、ビジネスや旅行の拠点にも最適。近隣には24時間営業のスーパーマーケットや、駅周辺のショッピング施設が充実しています。

㎡単価はこの一年間で大きく下降することはなく、ほぼ横ばい状態ながらも少しずつですが価格は上昇しています。2016年9月から10月にかけて約4万円、㎡単価の上昇がありましたが、今後もキープできるか注目です。

第10位 インプレストタワー芝浦エアレジデンス

インプレストタワー芝浦エアレジデンス
<㎡単価の推移>
2015年11月時点:111.6万円(坪単価:369万)
2016年11月時点:120.5万円(坪単価:398.2万)
<上昇率>
107.97%インプレストタワー芝浦エアレジデンス

第10位は「インプレストタワー芝浦エアレジデンス」。
インプレストタワー芝浦エアレジデンスは、2014年に建てられた25階建てのタワーマンション。旧海岸通りに沿いに位置し、ガラス面が多いデザインのマンションで、室内からはレインボーブリッジや東京タワー、東京スカイツリーを望むことも可能です。

㎡単価の動きをみてみると、この1年間で約2ヵ月ごとの間隔で価格の上下を繰り返しており落ち着かない状況でした。2016年8月に㎡単価約103万円まで落ちましたが、その後盛り返し2016年11月時点で約120万円となり、上昇率第10位に無事ランクインしました。グラフを見ると、価格が下降気味なので今後も注意が必要です。

まとめ

港区のタワーマンション価格上昇率ランキング、いかがでしたか?
ランキングを見ると、数か月の間隔で価格が上がったり下がったりを繰り返しているマンションが多く、先行きが読みづらい価格動向と言えそうです。一部、価格が下降しているマンションもありますが、まだ跳ね上がった過去の価格を下回るほど価格は落ちておらず、前年と比べると高い価格をキープしている模様で、現在調整の段階に入っていると言えるでしょう。

一方で、いまだ価格の上昇傾向のあるマンションや高い価格を維持しているマンションも少なくなく、今後の価格動向に注目したいところです。バブル的な価格高騰が過ぎ、今後の価格を左右するのは需要と供給のバランス。目先の東京オリンピックという大イベントに期待を膨らませる声もありますが、冷静な判断が必要となりそうです。

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- 2016年12月13日