ベランダの掃除方法と汚れ予防方法

そういえばベランダの掃除はいつしたかしら。
と何かと忘れられがちになるベランダ掃除

気が付いたら、頑固なほこり汚れや雨による水あか汚れがついてしまっていて、ますます掃除が億劫になることも少なくないのではないでしょうか。

そんなときに役に立つ掃除方法と日々の掃除を楽にする予防策をお教えします。

目次

1.半乾拭きぞうきんを用意すると便利

2.ベランダ掃除は水洗い(水拭きまたは半乾拭き)+乾拭きが基本

3.最初に、掃除する箇所をリストアップ

4.それぞれの掃除箇所と汚れの予防方法
☞①物干し竿
☞②手すり
☞③室外機
☞④窓周りのサッシ
☞⑤植物や植木鉢
☞⑥床と排水溝

5.掃除をするべき時期を覚えておく

6.まとめ

1.半乾拭きぞうきんを用意すると便利

汚れがそんなにひどくない場合は、半乾拭きぞうきんでふくだけでも綺麗になります。
水洗い、水拭きしたあとに乾拭きが面倒なときもありますよね。

そんな時に、半乾拭きをおすすめします。
半乾拭きは、ベランダ掃除以外でも活用出来るのでおすすめです。

半乾拭きぞうきんの作り方ですが、古タオルを使用します。
薄手の浴用タオルが一番使いやすいでしょう。

そのタオルを二つ折りにして、半分だけ水で濡らします。
濡れた部分は、しっかり絞ります。

タオルをひらいて、湿った部分が内側に来るように乾いた部分で包むように重ねます。
そして、もう一度固く絞って出来上がりです。

2.ベランダ掃除は水洗い(水拭きまたは半乾拭き)+乾拭きが基本

用意するものは、バケツじょうろ、ペットボトルなど水をためておく容器ぞうきん、汚れがひどい場合は、デッキブラシや小回り掃除に役立つ歯ブラシもあると便利でしょう。

水を流しながらブラシで洗い、そのあとにぞうきんで乾拭きすると一気に簡単に綺麗になります。

花粉、黄砂などの汚れで水洗いで取れない場合は、お湯と家庭用中性洗剤(食器用洗剤など)を使用すると綺麗に汚れが落とせます。

この場合の中性洗剤の使い方ですが、そのまま使うと泡を落とすのに手間がかかるので、水に対して5%ほど混ぜたものを使用すると、泡を落とすのに手間もかからなくなります。

3.最初に、掃除する箇所をリストアップ

実は掃除する箇所が意外と多いのがベランダ掃除。
掃除を効率良くする為には、ベランダに何があるか確認してから行いましょう。

そして、掃除する順番も上にある物から下にある物の順で行うとスムーズに掃除が行えます。

大半のお宅では、以下の掃除箇所が例で挙げられ、以下の順で掃除をすることをおすすめします。

①物干し
②手すり
③室外機
④窓周りのサッシ
⑤植物や鉢植え
⑥床と排水溝

4.それぞれの掃除箇所と汚れの予防方法

掃除するのをついつい忘れがちになるのに、汚れやすいのがベランダ。
そこで綺麗に掃除した後に、その綺麗な状態を保つことが出来、次回の掃除を楽にする汚れ予防があります。

それでは、どんな予防方法があるのでしょうか。

①物干し竿

物干し竿
半乾拭きぞうきんで磨くように拭いていきます。
半乾拭きぞうきんで汚れが落ちない場合は、じょうろやバケツで水をかけながら、歯ブラシなどを使って磨いていきます。

雨風にさらされて、サビがひどい場合などは、目の細かいサンドペーパー(紙やすり)であまり力を入れず、軽くこするとサビが落ちやすくなります。
最後は、しっかり乾拭きをして完了です。

そして、気が付いたら、汚れがついてしまっている物干し竿。
予防をすることで、綺麗にする回数も手間も省けるようになります。

汚れ予防策として、ご家庭にある大きめのごみ袋を使用して物干し竿カバーを作りましょう。
使用していない時は、かぶせておき、使用するときは物干し竿の使う部分だけカバーを縮めてだして、カバーを物干し竿の端に寄せておけば、物干し竿を汚れから守ることが出来、伸ばせばすぐにカバーをかけることが出来ます。

作り方ですが、大きめな45L以上の大きめなゴミ袋を用意します。
そして、ゴミ袋の底部分をカットしてしまいます。
物干し竿の周囲プラス4cmほどの幅に縦にカットします。

長さが足りない場合は、ごみ袋をテープで留めて繋げましょう。
それで物干し竿を包み、下の部分をテープで数か所留めて筒状のカバーにします。

②手すり

手すり

物干し竿と同様に、半乾拭きぞうきんで磨くように拭いていきます。
それでも、落ちない汚れはじょうろなどで水をかけながら、歯ブラシなどブラシを使って磨いていきます。

マンションなどにお住まいの方などで、下の階に水が落ちるのが気になる方は、スプレーボトルなどを使用して、手すりを濡らすようにしましょう。

こちらも同じくサビがひどい場合は、目の細かいサンドペーパー(紙やすり)であまり力を入れず、軽くこすって落としていきましょう。
最後に乾拭きをしっかりしましょう。

手すりはふとんなど、直接のせることが多いので、ホコリや花粉などがついていると、逆に汚れてしまうこともあります。
ですが、毎回水拭きするのも手間がかかります。

そこで汚れ予防策として、大判のレジャーシートを手すりにかぶせて洗濯ばさみで留めておきましょう。

横から砂やホコリが入らないようにレジャーシートのサイドを小さめな洗濯ばさみで留めて、手すりと設置しているところの1,2箇所を大き目な布団用バサミで留めておきましょう。
そうすることで、雨風や砂ぼこりなどの汚れから手すりを守ることが出来ます。

見た目が気になる方は、今は色々な柄の色々な大きさのレジャーシートが売られていますし、耐水加工のしてある生地なども売られていますので、自分の家の手すりに合ったサイズで柄のものを使うのも良いでしょう。

③室外機

室外機
室外機の上には、ホコリや砂や泥、落ち葉など大きなゴミもたまりやすく汚れやすいので、拭き掃除をする前に、砂や泥をほうきでしっかり取り除いてしまいましょう。
そして、半乾拭きをして掃き掃除ではとりきれなかった汚れを綺麗にしましょう。

半乾拭きで取りきれない汚れは歯ブラシなどで擦り洗いをして落としていきます。
そして、こちらも最後にしっかり乾拭きをします。

室外機の上は特に汚れやすいので、水分が残っていると汚れが更に溜まりやすくなり、乾いたときに汚れが落ちにくくなるので気を付けましょう。

室外機の汚れ対策ですが、室外機の上に汚れ防止にシートなどをかけるのもひとつの方法ですが、使わないパラソルなどを開いてかけておくのも雨よけや汚れ予防策になります。

見た目が気になるという方もいらっしゃるかもしれませんが、夏場などは、パラソルの日陰で室外機が熱くなるのを防止してくれるので、電気代もさがりやすくなり、一石二鳥になります。

④窓周りのサッシ

窓周りのサッシ

サッシにはベランダからくる汚れやゴミが溜まりやすいです。
ですので、ベランダ掃除をする際は、一緒に掃除してしまいましょう。

ほうきなどでサッシのゴミをベランダに掃きだしてしまいましょう。
そして、ペットボトルなどで水を流しながらブラシで洗っていきましょう。

最近では、サッシ用ブラシなども100円ショップ等で販売されていますので、そちらを使うと便利です。
汚れを洗い終わったら、ぞうきんの端を使い、乾拭きしましょう。

綺麗に乾拭き出来ない場合は、ぞうきんに割りばしをまきつけて乾拭きをすると綺麗に拭くことが出来ます。
水洗いが面倒な時は、割りばしキッチンペーパー重曹水を使いましょう。

半分に折ったキッチンペーパーを割りばしにくるくると巻き付け、巻き終わったら手で形を整え、上部を手前におり、重曹水をスプレーしたもので掃除すると隅のホコリまでしっかりとることが出来ます。

汚れの予防策ですが、毎回掃除をするのが面倒な方は、サッシのレールにマスキングテープを貼っておく方法があります。
ホコリや汚れが溜まってきて気になるようになってきたら、マスキングテープを剥がして捨てるだけで綺麗になります。

最近では100円ショップなどでも色々な色や柄のものがあるので、インテリアに合ったものを選ぶことも可能です。

⑤植物や植木鉢

植物や植木鉢
植物などは、水やりの際に小まめに枯れかけた葉や花からは取ったり、剪定するようにしましょう。
床に落ちた枯葉なども掃除のときにしようとそのままにせず、片づけるようにするとベランダ掃除の際、楽になります。

植木鉢の底や受け皿は汚れや害虫が溜まりやすいので、掃除の際は、チェックします。

そして、植物を育てる上で困るのが、害虫です。
植物本体に害虫が付くと、それをエサにする生き物も寄ってくるので衛生的ではない環境になる可能性があります。

ですので、鉢植えの植物を育てる際は、害虫駆除対策をこまめにすることをおすすめします。
人体に影響はなく、水に混ぜるだけで使える害虫駆除剤も今は色々な種類が販売されています。
植物本体以外で、鉢植えはゴキブリの産卵場所や寝床になりやすいようです。

ですので、置き型タイプでゴキブリ本体、卵等にも効く薬剤を鉢植えの近くに設置するようにしましょう。
そうすることで、ゴキブリの繁殖場所を防ぎます。

⑥床と排水溝

床と排水溝
ベランダの床は特に汚れやすいので、掃除をするときは、念入りに掃除をしましょう。
砂や泥、落ち葉やゴミを掃いて取り除きましょう。

特に目立った汚れが半乾拭きぞうきんで拭いて完了ですが、汚れがひどい場合は、床全体に水を流してブラシでこすり洗いをしていきましょう。

その際、鳥のフンなどどうしても落ちにくい汚れの場合は、汚れにティッシュを数枚乗せ、その上に熱湯をかけましょう。
10分程度置いた後、いらない割り箸などでこすり取ると綺麗に落とせます。

特に鳩のフンは、病気を媒介するため非常に危険なので、最初に消毒用エタノールを吹きかけておきましょう。

最後に床を乾拭きして終了です。
ベランダ掃除で床をぞうきんでふくのが意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ぞうきんがけをすることでより衛生的な床の状態を保つことが出来ます。

最近のマンションや一軒家では、排水溝がないお宅も多くみれらます。
排水溝がない場合は、汚れが酷くても水洗いしにくい、また排水溝があってもマンションなどに住んでいて出来ない場合、汚れ防止策として床全面に人工芝を敷くのがおすすめです。

人工芝を敷くことで床が汚れにくく、日焼け防止にもなります。
手入れも非常に簡単で良く、掃除のときも年に一回程度人工芝をお風呂場などで水洗いすれば良いので、ベランダで水を使う必要がなく、かつ衛生的に使えます。

掃除の回数を減らすことも出来るので、ベランダ掃除を忘れがちになっても床に酷い汚れが溜まっていく心配もなくなります。

そして、排水溝があるご家庭は、排水溝にもごみが溜まりやすいので、しっかり掃きましょう。

ごみが溜まると雨水なども溜まりやすくやり、雨水を放置していると夏にはボウフラが湧いてしまうので、蚊が発生する原因にもなりかねません。
ですので、ごみは溜めないようにしましょう。

排水溝にごみや水が長期的に溜まってしまっている場合は、掃除するのが大変なので、重曹のパウダーをふりかけて、水分をすわせてしまいましょう。
重曹をふりかけることで消臭効果にもなるので、臭いが気になるかたにもおすすめです。

排水溝のごみは、ちりとりではとりにくいので、そんなときにおすすめの方法があります。
空になった牛乳パックなどを斜めにカットすると、排水溝のサイズにぴったりとはまるので、ちりとり代わりに使用することが出来き、牛乳パックごとゴミ箱に捨てられるので便利です。
取りきれなかったごみは、割り箸などを使い、取り除きましょう。

5.掃除をするべき時期を覚えておく

ところで、ベランダ掃除を一番やった方が良い時期などはあるのでしょうか。
そんなに掃除しない方でもやった方が良いおすすめの時期は、秋の終わりです。

冬に向かっていく中で、植物も枯れて落ち葉も落ち、害虫の働きも弱まります。
そして、夏の終わりから秋にかけて台風が多く、砂や泥で汚れてしまっている場合も少なくないでしょう。

その時期に掃除をすると、汚れやごみ、害虫も一気に取り除くことが出来きます。
逆にいうと、そのタイミング掃除をしておかないと、後で困ることもあります。

落ち葉や砂や泥をそのままにしていて、排水溝付近に溜まり、そのことで害虫の寝床となり、次の年の夏場も上手く水が流れず、害虫や蚊が発生する環境が出来てしまうことも少なくないのです。

年を越してしまった放置されたごみや汚れは頑固になるので、年内に対処ができるかどうかが鍵となります。

最低でも一年に一回、秋の終わりのタイミングでの掃除をおすすめします。
一年に一回なら気が進まない方でもなんとなくやってみる気にならないでしょうか。

6.まとめ

いかがでしたでしょうか。
ベランダは家の掃除をこまめにしている方でも忘れがちになる場所です。

ですので、汚れをどのように防止するかということも大事になってきます。
防止対策をすることで掃除をする回数を減らせるようになるので、掃除をしたあとに一度試してみてはいかがでしょうか。

- 2017年09月26日