こんにちは。残暑が続いていますが、如何お過ごしでしょうか? 今月も先月に引き続き住宅ローンについて解説したいと思います。
もうすでに8月の下旬になってしまいましたが、2016年8月の住宅ローン金利の短観からいってみたいと思います。
まずは長期固定金利の住宅ローン商品フラット35の金利です。
フラット35(9割融資の場合)
8月 借入期間15年~20年 0.83%~1.4%(前月比▲0.14%)
8月 借入期間21年~35年 0.90%~1.55%(前月比▲0.17%)
8月は7月と比べると0.03%~0.17%金利が下がり引き続き固定金利で1%以下をキープし、史上最低の金利となっております。 ただ、長期国債(30年)の金利(財務省が発表)を見ていると上昇に転じており、今の超低金利は底打ち感が見えます。
8月1日時点の30年国債の金利は0.286%で前月と比べると0.183%上昇しています。 同業他社の仲間に聞いても「今の低金利はちょっと異常」という声も上がっていて、私自身も違和感を感じています。9月は金利が上昇に転じるのではと思います。
今後金利動向に影響を与える外部要因としては、消費税の増税延期と住宅ローン減税の延長(まだ確定ではない)が挙げられます。
住宅ローン減税に関しては以前の記事にわかりやすく書いてあるのでご参照ください。
賢く活用!「住宅ローン控除(減税)」の条件や使い方を分かりやすく、まとめてみました当初予定通り消費税増税に踏み切っていれば平成31年6月居住分で終了していた制度が平成33年12月居住分まで(2年半)延期される予定です。
現時点では閣議決定されただけなのでまだ正式決定ではありませんが、過去のケースからいってほぼ延期されると見て間違いないと思います。
延長が発表されたタイミング(2013年12月と2014年12月)ではいずれも若干金利が上がっていることから、正式発表されたタイミングで金利上昇の可能性があるかもしれません。
各主要銀行の2016年8月の住宅ローン金利(変動金利)は以下のようになっております。 金利に関しては2016年8月時点で各銀行が発表しているものを参照しております。 銀行の貸し出し条件等によっては表示の金利を適用できない場合がありますのでご注意下さい。
長期固定金利のフラット35は若干下がりましたが、各銀行の変動金利は前月と横ばいです。
以上、簡単ですが2016年8月の住宅ローン金利と短観でした。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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