こんにちは。朝、晩とだいぶ涼しくなってきましたが、如何お過ごしでしょうか?
気温の差が激しく体調を崩しやすい季節になりましたね。
それでは今月も2016年10月の住宅ローン金利の短観からいってみたいと思います。
まずは長期固定金利の住宅ローン商品フラット35の金利です。
フラット35(9割融資の場合)
10月 借入期間15年~20年 0.95%~1.5%(前月比-0.01%)
10月 借入期間21年~35年 1.06%~1.61%(前月比+0.04%)
借入期間15年~20年のフラット35は前月比-0.01%、21年以上の金利は+0.04%の上昇となっています。
9月、10月と2カ月連続して21年以上借り入れのフラット35は金利が上昇しました。
とはいえ過去の金利推移と比較するとまだ低い水準を維持しております。
7月から始まった30年国債の金利の上昇は9月の中旬をピークに落ち着いた感があります。
つい先日四半期毎の日銀短観が発表されました。企業業績は7月発表の内容と比べ少し悪化しているようです。
設備投資がすすんでいないんだとか。 専門家ではないので小難しい話はよく分かりませんが、しばらくフラット35の金利は今の水準(1%前後)で推移するのではないかと思います。
9月、10月、11月は秋の商戦期といわれるほど、不動産の取引が活発化する時期です。
ぼんやりと「そろそろ家が欲しいな」と考えていた方、まだ年内入居は間に合います。
住宅ローンの金利が低水準で推移しているこの時期に、購入に向けて動いてみては如何でしょうか?
各主要銀行の2016年10月の住宅ローン金利(変動金利)は以下のようになっております金利に関しては2016年10月時点で各銀行が発表しているものを参照しております。
銀行の貸し出し条件等によっては表示の金利を適用できない場合がありますのでご注意下さい。
長期固定金利のフラット35は上がりましたが、各銀行の変動金利は前月と横ばいです。
最近実務をしていて感じるのは住宅ローンの固定金利と変動金利を組み合わせたミックスプランを進めてくる担当者が多いです。
ミックスプランは何かというと、「当初〇年間は固定金利、△年以降は変動金利」というものです。
内容を見ると大体、固定金利が大幅に低く、その後変動金利に切り替わった時に、少し高めの金利になってます。
厳密にいうと、優遇金利の幅が固定金利では大きく、変動金利に切り替わったタイミングで優遇金利幅が小さくなっています。
ミックス型を選択する時は「借り換え」前提で考えるとよいと思います。
10年固定、11年目から変動という住宅ローンを選んだ場合、10年目で借り入れ金融機関の見直しを行うと良いのです。
例えばりそな銀行の場合、期間限定ではありますが、借り換えの場合の当初10年間の固定金利が0.45%なんていう商品があったりします。
基準金利は2.95%と変動金利の基準金利より0.5%高いですが、優遇金利が▲2.5%となっています。
このような住宅ローンも出てきているので、今の金利情勢にあわせて借り換えを検討しているのであれば検討してみてもいいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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